湯澤布矢子, 安斎由貴子, 高橋香子, 片岡ゆみ, 齋藤美華, 大室鮎美, 猫田泰敏, 齋藤泰子, 大野絢子, 小泉みどり, 佐藤幸子
宮城大学看護学部紀要, 第3巻(1号) 23-31, Feb, 2000
母子保健法の改正等により保健所が母子保健の2次的・専門的ケアを担当することを踏まえ、保健所保健婦が疾患児等に対して行っている専門的ケアの実態を明らかにすることを目的とした。全国の保健所706ヶ所の保健婦各2名計1,412名を対象にアンケート調査を実施した結果,保健婦が高度で専門性の高い疾患児を担当していること、ケアをしていく上で知識、技術及び他機関他職種との連携等に関する不安を抱えていること、小児保健医療の専門研修について充実向上の必要性が高いこと、総合的な母子保健ケアシステムが確立している自治体が少ないこと等の実態が明らかになり、今後の母子保健対策における課題が示唆された。担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能