(Role: Contributor, 英語に敬語はあるのか?【社会言語学】)
朝倉書店, Apr, 2016
日本語の敬語を出発点として、敬語のような形式的な言語表現から、配慮に基づいた表現までをも含む、円滑なコミュニケーションのための言語行動としてのぽライトネスについて論じた。ポライトネスには、どの言語にも共通する一定のきまりがあるという普遍的な側面と、それがどのように表現されるのかという意味で、言語や社会、文化によって異なるという個別的な側面の両方があることを説明した。日本語のメカニズムを解明することによって、外国語学習に還元していくことを視野にいれた論考であり、外国語の習得には何が困難であるのかについて示唆を与える研究である。