(担当:共訳)
京都図書館情報学研究会 2014年10月
協同翻訳
同論文では、インディアナ州マンシー公立図書館の受入記録と貸出記録を基に構築されたデータベースが紹介されている。このデータベースは、特定のテクストと実際の利用者を結びつけることを可能とし、これまで未検討であった一般的な人々の読書実践に迫ろうとするものである。例えば、ある図書館利用者の日記と、先のデータベースを照合することで、その利用者の読書実践を図書館の利用とともに理解することが可能となる。こうした検証の積み重ねから、図書館利用者の生活の中における図書館を明らかにすることが可能となる。