研究者業績

川上 正浩

カワカミ マサヒロ  (Masahiro Kawakami)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 心理学科 教授
学位
博士(心理学)(2017年3月 名古屋大学)

研究者番号
40242789
J-GLOBAL ID
200901066914335689
researchmap会員ID
1000023676

委員歴

 3

論文

 167
  • 齋藤洋典, 川上正浩, 増田尚史
    情報文化研究 6 115-130 1997年10月  
    JIS一種に含まれる漢字2965字のうち,上下に分離可能と見なされる漢字(上下分離漢字)807字を抽出し,これらを構成する部品(上下部品)についてのデータベース化を行った。具体的には,全ての上下部品をコード化し,その出現頻度を算出した。分析の結果,上下分離漢字を構成する部品の数は618個であること,これらのうち上位置にのみ出現する部品の数が211個,下位置にのみ出現する部品の数が321個,上下いずれの位置にも出現する部品の数が86個であることが示された。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 斎藤 洋典, 川上 正浩, 増田 尚史
    情報文化研究 1(6) 115-130 1997年10月  
    JIS一種に含まれる漢字2965字のうち,左右に分離可能と見なされる漢字(左右分離漢字)1668字を抽出し,これらを構成する部品(左右部品)についてのデータベース化を行った。左右分離漢字を構成する全ての左右部品をコード化し,その出現頻度を算出した。その結果,左右分離漢字を構成する部品の150個が,右部品としても左部品としても出現する部品であり,左部品としてのみ出現する部品が97個,右部品としてのみ出現する部品が610個存在することが示された。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 分担執筆, 齋藤洋典, 川上正浩, 増田尚史, 山崎 治
    電気通信普及財団研究調査報告書 11 294-305 1997年3月  
    漢字学習を支援するためのゲームとして,漢字部品結合ゲーム「ドナウ(DoNow)」を作成した。「ドナウ(DoNow)」は,画面上に配置された漢字部品を,それらが漢字を構成するように2個ペアにして画面上から取り除き,すべての部品を取り除くことを目的としたパズルゲームである。漢字が部品の結合によって作成されることに注意を向けさせることをゲームを通じて行えるように工夫した。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 川上 正浩, 増田 尚史, 齋藤 洋典
    電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 96(450) 13-23 1997年1月17日  
    人による漢字学習支援を考えるとき, 部品によって漢字を構造化することは, 単に形態的な学習の省力化であるのみならず, 音韻的, 意味的情報の活性化を見据えた有効な学習の手段となる. 本稿では, 漢字が部品によって構造化されることに注目し, 学習者が漢字を構成する部品の位置とその組合わせに関心を向けること, 漢字学習に対する動機づけを高めることを意図した漢字学習支援システムとして, コンピュータ・ゲーム「上川(Kamikawa)」を試作した. 「上川」は, 部品プールの中から部品を選択し, それらを結合することによって漢字を構成するゲームである. このシステムはデータ部分を差し替えることで, さらなる学習支援システムヘと拡張される可能性をも持っている.
  • 川上 正浩
    名古屋大學教育學部紀要 教育心理学科 44(44) 243-299 1997年  
    国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
  • 川上 正浩
    名古屋大學教育學部紀要 教育心理学科 43(43) 187-220 1996年12月  
    国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
  • 川上 正浩
    名古屋大學教育學部紀要 教育心理学科 42(42) 29-58 1995年12月  
    国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
  • 斎藤 洋典, 川上 正浩, 増田 尚史
    情報文化研究 2(2) 89-115 1995年10月  
    JIS一種に含まれる漢字2965字のうち,左右に分離可能と見なされる漢字(左右分離漢字)1668字を抽出し,これらを構成する部品(左右部品)についてデータベース化した齋藤・川上・増田(1995)を引き継ぎ,これらの部品の分布と漢字の音韻情報との対応について検討した。分析の結果,左右分離漢字を構成する右部品の種類は760個であり,このうち339個の部品には,各部品の音韻と一致する音韻を持つ漢字が存在することが示された。さらに左右分離漢字1668字のうち,その右部品と同じ音韻を持つ漢字は551字であることも示された。また右部品を共有する漢字群のもっとも主要な音韻と一致する音韻を持つ漢字は1159字存在し,右部品が漢字の音韻を推測する有効な手がかりであることが示された。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 斎藤 洋典, 川上 正浩, 増田 尚史
    情報文化研究 p113-134 1995年3月  
  • 分担執筆, Flores d'Arcais, G.B, Saito, H, Kawakami, M
    Journal of Experimental Psychology:Learning, Memory, and Cognition 21(1) 34-42 1995年1月  
    漢字を構成する部品を先行呈示することが,漢字の命名過程に及ぼす影響を検討した。一般的に偏と呼ばれる左部品は,漢字の意味情報を担っており,一般的に旁と呼ばれる右部品は,漢字の意味情報を担っていることが知られている。本研究では,漢字の命名課題において,左部品,右部品,あるいはランダムな画の組合せを60&lt;SUB&gt;ms&lt;/SUB&gt;あるいは180&lt;SUB&gt;ms&lt;/SUB&gt;先行呈示するプライミングパラダイムを用い,部品による音韻情報,意味情報の活性化を検討した。実験の結果,音韻情報を担った右部品を先行呈示することが,その命名潜時を促進することが明らかになった。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 齋藤 洋典, 川上 正浩, 増田 尚史
    電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション 94(136) 15-22 1994年7月8日  
    人による文字情報の視覚処理に負荷を与えると、実際には呈示されていない語の認知が報告され、この種の現象は、illusory conjunctionやletter migrationと呼ばれている。仮名2文字語を一対のsourceとして瞬間的に先行呈示し、その後にsourceで使用された文字を含む仮名2文字語をtargetとして呈示した場合に、高い虚再認率が認められた。特に仮名語の場合には語頭文字(語の左部品)の一致・共通性がmigration反応の促進をもたらすことが確認された。これは、同一のmigrationパラダイムにおいて、左右分離構造を有する漢字材料を用いた際に、旁(語の右部品)の一致・共通性がmigration反応の促進をもたらすこととは異なる傾向であり、radical migrationにおける漢字構造の部首機能の影響を示唆する結果として解釈された。
  • 分担執筆, Flores d'Arcais, G.B, Saito, H, Kawakami, M
    Advances in the study of Chinese language processing 1, 241-254 1994年3月  
    漢字2語を水平に瞬間同時呈示した際の部品の錯合現象(radical migration)を検討した。錯合現象とは,漢字としては実際には呈示されていないが,呈示された部品を組み合わせることによって作成可能な漢字に対して,ヒトが誤って「呈示された」と反応してしまう現象を指す。実験の結果,実際に呈示された漢字2語内における4つの部品の位置関係によって,部品の錯合現象が生起する頻度が異なること,またprobeとして呈示される候補語が,実際に呈示された漢字と同音関係にあることが錯合現象を促進することが明らかになった。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 川上 正浩
    心理学研究 64(3) 235-239 1993年  査読有り
    Two experiments were conducted to investigate the effect of script familiarity in the lexical decision task with Japanese Hiragana and Katakana words. Words were printed in both familiar and unfamiliar script, and word length was varied from three to five letters. In Experiment 1, subjects were 24 undergraduate students, and effect of script familiarity and word length on reaction times was investigated. In Experiment 2, subjects were 24 undergraduate students. In this study, subjects were instructed to read letters from right to left. The results of two experiments showed that the reaction times to words printed in unfamiliar script were increased as word length increased. But the reaction times to words printed in familiar script were not affected by word length. When subjects read the letters from right to left, that was quite unusual condition, the reaction times to words printed in both familiar and unfamiliar script were increased with their word length. These results suggest that visually familiar letter sequence should be considered as one unit to read.
  • 分担執筆, 齋藤洋典, 川上正浩
    電子情報通信学会, NLC 92-1 1-8 1992年5月  
    疑似熟語(熟語としては実在しない漢字二文字組)と実在する熟語とを被験者に呈示し,それらに対する熟語らしさ評定判断を課題とした。四年制大学生(実験1),短期大学生(実験2)をそれぞれ被験者とした実験を実施し,異なる被験者集団間での熟語らしさ評定値の共通性及び差異について考察した。さらに評定判断を実施する際の教示を操作し(実験3),被験者の熟語らしさ評定判断に方略が及ぼす影響についても考察した。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 斎藤 洋典, 川上 正浩
    名古屋大学教養部紀要 B 自然科学・心理学 第36輯(36) p67-99 1992年  
    疑似熟語(熟語としては実在しない漢字二文字組)と実在する熟語とを被験者に呈示し,それらに対する熟語らしさ評定判断を課題とした。実験の結果,疑似熟語の中には,比較的多くの被験者により(誤って)熟語だと認められるものから,多くの被験者によって熟語ではないと(正しく)棄却されるものまでが段階的に存在することが示された。また,異なる被験者群と異なる課題とを通して,被験者間に共通の熟語らしさの心的評価機構の実在性が示された。<br /> 担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。
  • 川上正浩
    教育心理学論集 16 51-57 1987年  

MISC

 64

書籍等出版物

 13
  • 編者, 速水敏彦, 分担執筆, 速水敏彦, 氏家達夫, 藤村宣之, 橘 春菜, 小塩真司, 小平英志, 平石賢二, 中西良文, 西田裕紀子, 川上正浩, 清河幸子, 中谷素之, 石井秀宗, 吉田俊和, 鈴木有美, 西口利文, 高井次郎, 金井篤子, 浦上昌則, 本城秀次, 河野荘子, 永田雅子, 金子一史, 窪田由紀, 森田美弥子, 松本真理子 (担当:共著)
    名古屋大学出版会 2013年4月
    ときどきの政策や潮流に左右されない,教育心理のもっともベーシックな知識とは何か。「教える-学ぶ」 関係の心理を丁寧に解説し,基礎の確実なマスターを通じて応用力を養うことを目指す。教員・子どもをめぐる環境変化を超えて,その発達支援を支える知恵の詰まった信頼のテキスト。本人は第7章「学習の基礎を考える」を担当し,学習を支える心理学的理論や,記憶,思考の過程について解説した。担当部分:第7章 学習の基礎を考える(p.98-111.)
  • 編者, 水野りか, 分担執筆, 水野りか, 柳谷啓子, 清河幸子, 川上正浩 (担当:共著)
    ナカニシヤ出版 2011年6月
    実験心理学・臨床心理学・知識工学・情報工学・心理言語学・社会学などさまざまな領域で活用できる,3モーラの漢字・ひらがな・カタカナ表記語300語の刺激語とその連想語の最新データベースである。延べ934名を対象とした大規模調査から作成された。表を収めた書籍であるが,このデータベース(Excelファイル)を収録したCD-ROM付として刊行された
  • 編者, 大野木裕明, 宮沢秀次, 二宮克美, 新美明夫, 分担執筆, 鈴木 聡, 澤田忠幸, 赤澤淳子, 土肥伊都子, 齊藤誠一, 宮沢秀次, 林 文俊, 岡本真一郎, 河合優年, 高橋晋也, 大野 久, 川上正浩, 田中俊也, 荷方邦夫, 三和 優, 中島 実, 千野美和子, 大野木裕明, 津村俊充, 宮川充司, 杉下守男, 諸井克英, 林 洋一, 金井篤子, 前田基成, 宇田 光, 林 潤一郎, 宗方比佐子, 浅野敬子, 松井 豊, 山岸明子, 二宮克美
    ナカニシヤ出版 2007年4月
    心理学に興味を持つ人が,自分で「やってみる」ことにより心理学のおもしろさを実感できるよう意図されたテキスト。本人は第2部B4「言語の理解(漢字と仮名の処理)」を担当し,日本語における言語情報処理について,特に漢字と仮名という表記の親近性の観点から解説した。 総頁149 担当部分:第2部B4言語の理解(漢字と仮名の処理)
  • 編者, 石田 潤, 谷口 篤, 分担執筆, 石田 潤, 谷口 篤, 川上正浩, 松浦 均, 森上幸夫, 岩原昭彦
    北大路書房 2004年4月
    心の仕組みや心の働きに関する知識を濃縮したエッセンスを単文で示し,素早く知識の要旨がつかめることを目的として編集された心理学のテキストである。担当部分である1章,2章では,知覚心理学および学習心理学のトピックを解説した。入門書のレベルにこだわらず,専門性が高いものであっても知っていれば有益だと思われる内容は積極的に取り入れた。 総頁205 担当部分:1章 見る,聞く p.1-16。 2章 学ぶ,身につく p.17-28
  • 編者, 大野木裕明, 中澤 潤, 分担執筆, 大野木裕明, 中澤 潤, 三嶋博之, 浜崎隆司, 内山伊知郎, 二宮克美, 白石敏行, 羽成隆司, 曽我祥子, 岡田圭二, 松崎 学, 川上正浩, 中島 実, 高橋 綾, 竹原卓真, 植村善太郎, 榎本淳子, 大河内祐子, 柳瀬亮太, 関塚麻由, 日下部典子, 柴橋祐子
    北大路書房 2002年8月
    本書では,心理学で卒業論文を書くことを目指している大学生,特に心理学研究法の「勘どころ」をマスターしたいと願っている読者を対象に,心理学の研究法の基礎的な力をレッスンすることを意図して編集されている。担当部分である第12章「データ収集をめぐる落とし穴」では,心理学におけるデータ収集段階で陥りやすいミスと,それへの対象法について問題形式で解説を行った。 総頁174 担当部分:12章 データ収集をめぐる落とし穴

講演・口頭発表等

 253

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

作成した教科書

 2
  • 件名
    アカデミックスキルズAワークブック
  • 件名
    アカデミックスキルズBワークブック

教育上の能力に関する大学等の評価

 1
  • 件名
    教員活動評価(2020年度)学長顕彰
    年月日(From)
    2021/03/05
    年月日(To)
    2021/03/05
    概要
    教員活動評価に関して学長顕彰を受けた。

その他(職務上の実績)

 5
  • 件名
    樟蔭学園100周年記念プレイベント講師
    年月日(From)
    2016/08/21
    年月日(To)
    2016/08/21
    概要
    標記イベントにおいて,心理学ミニ講座「トリックの心理学」の講師を務めた。
  • 件名
    香芝市立二上小学校育友会主催教育講演会講師
    年月日(From)
    2019/11/19
    年月日(To)
    2019/11/19
    概要
    標記講演会において,講演「思い込みの心理学」の講師を務めた。
  • 件名
    香芝市市民公開講座講師
    年月日(From)
    2019/10/30
    年月日(To)
    2019/10/30
    概要
    標記講座において,講演「ケータイ依存の心理学」の講師を務めた。
  • 件名
    香芝市保健・養護教育研究会及び香芝市健康・安全教育研究会夏季合同研修会講師
    年月日(From)
    2021/08/02
    年月日(To)
    2021/08/02
    概要
    標記研修会において,講演,「ケータイ依存の心理学」の講師
    を務めた。
  • 件名
    上宮高校PTA対象講演会
    年月日(From)
    2021/06/12
    年月日(To)
    2021/06/12
    概要
    「ケータイ依存の心理学」について講演を行った。

学会や研究会等での役職

 1
  • 学会名
    東海心理学会
    役職名
    理事
    期間(開始)
    2018/06
    期間(終了)
    2021/07