研究者業績

北村 瑞穂

キタムラ ミズホ  (Kitamura Mizuho)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 児童教育学部 児童教育学科 教授
学位
学士(京都女子大学)
修士(京都女子大学大学院)
博士(教育学)(2005年3月 京都女子大学)

J-GLOBAL ID
200901083992596067
researchmap会員ID
5000017233

研究キーワード

 3

委員歴

 1

論文

 25

主要な書籍等出版物

 1

講演・口頭発表等

 21
  • 安谷元伸, 合田誠, 北村瑞穂
    日本情報科教育学会 第17回全国大会 2024年7月7日
  • 北村瑞穂
    子ども研究所シンポジウム 2019年6月29日
  • 北村瑞穂
    日本教育心理学会 第51回総会発表論文集 2016年10月8日
    学生から評価の高い授業と低い授業にはどのような質的違いがあるのだろうか。授業アンケートの結果をもとに教員が作成した自己点検報告書を分析した。授業評価の高い授業の報告書と低い授業の報告書を比較したところ、授業評価の高い授業は学生の実習への取り組みや自己関与の強さが特徴的であった。授業評価の低い授業では学生は書くことへの抵抗があること、穴埋め式のプリントを求めていることが明らかになった。以上の結果を教育心理学的な観点から論じた。(全文担当。)
  • 日本心理学会 第74回大会発表論文集,84. 2010年9月20日
    親切とか感謝の道徳的心情が実際の行動に繋がるかどうかを教育的介入を行うことによって検討した。親切行動や感謝の表明を心がけるように促す介入を一定期間続けた結果、感謝群の動機づけが高まり、親切群では親切行動の実行者が増える傾向が認められた。しかし1か月後に主観的評定をさせた幸福感のデータにまでこのような行動変容の効果が波及する傾向は見られず、教育心理学的見地から感情と行動の結びつきをどのように導くべきかが論じられた。
  • 北村瑞穂, 山田秀江, 鍛治谷静, 工藤真由美
    日本教育心理学会 第51回総会発表論文集,130. 2009年9月20日
    保育内容が幼児の自律性と運動能力の発達に与える影響を検討することを目的とした。幼稚園教諭に3歳から5歳の幼稚園児の観察を依頼し、自律性と運動能力を測定した。結果から、かけっこは男児が女児より速かった。25m(3、4歳)は主体性が高い幼児ほど速く走った。50m(5歳)は主体性との相関がなかった。また、規範順守とかけっこの相関もなかった。(全文担当。)
  • 北村瑞穂, 山田秀江, 鍛治谷静, 工藤真由美
    日本教育心理学会 第51回総会発表論文集,129. 2009年9月20日
    保育内容が幼児の自律性と運動能力の発達に与える影響を検討することを目的とした。幼稚園教諭に3歳から5歳の幼稚園児の観察を依頼し、自律性と運動能力を測定した。結果から、自律性は主体性と規範順守の2因子であり、年齢とともに女児は2因子の得点が高まるが、男児は規範順守が横ばいだった。運動能力は、男児より女児の体操の能力が高いことが示された。(全文担当。)
  • 北村瑞穂, 山田秀江, 鍛治谷静, 工藤真由美
    関西教育学会 第61回大会発表論集 2009年9月16日
    保育内容が幼児の自律性と読み能力の発達に与える影響を検討することを目的とした。結果から、読みは3歳では女児が男児より習熟しているが、4歳と5歳で性差がなくなった。書きは4歳で性差がないが、5歳で女児が男児より優れた。本の冊数と読み書き能力は主体性と正の相関があったが、規範順守は本の冊数と読み書き能力との間に相関がなかった。(全文担当。)
  • 北村瑞穂, 山田秀江, 鍛治谷静, 工藤真由美
    日本心理学会 第73回大会発表論文集,1115. 2009年8月26日
    保育内容が幼児の自律性の発達に与える影響を検討することを目的とした。幼稚園教諭に3歳から5歳の幼稚園児の観察を依頼し、自律性を測定した。結果から、幼児の自律性は主体性と規範順守の2因子に分かれた。幼児の自律性には性差が確認され、年齢とともに女児は主体性と規範順守の両方が高まった。男児は主体性のみが高まり、規範順守は高まらなかった。(全文担当。)
  • 北村瑞穂
    日本心理学会 第71回大会発表論文集,944. 2007年9月20日
    検索時の構えが自伝的記憶の想起に及ぼす影響を、感情の役割をもとに検討した。自己高揚や失敗を繰り返さないという教訓を目的として、自伝的記憶を想起させた場合、現在に近いエピソードはポジティブ感情が生起し、遠いエピソードはネガティブ感情が生起するかを検討した。結果から、自己高揚や教訓のために、意図的に過去のネガティブエピソードを想起するという方略は、あえてとられることはないことが明らかになった。
  • 北村瑞穂
    日本心理学会 第70回大会発表論文集,1062. 2006年11月5日
    わが国の子どもの自己肯定感(自尊心)が諸外国に比べて低いことが教育問題になっているが、この問題を自分の過去の出来事に関する記憶の特徴を手掛りに検討した論文である。想起される出来事の感情タイプを比べると、“悲しみ”などの感情を持つ出来事の方が“嬉しさ”“楽しさ”などの感情を持つ出来事より多く想起されることが明らかになった。どの時期の想起かによる変動もあるが、この自己否定的な感情の想起体験を肯定的なものに変容させる必要がある。その助言や支援の教育心理学的な側面について論じた。
  • 北村瑞穂, 田端拓哉
    日本心理学会 第69回大会発表論文集,198. 2005年9月11日
    平均以上効果は、自己を平均よりもよいものと捉える傾向である。気分誘導によって実験参加者の気分状態をネガティブ気分やポジティブ気分に誘導し、平均以上効果への影響を捉えることを目的とした。さらに実験参加者の自尊感情が平均以上効果に及ぼす影響も検討した。結果、社交とまじめさにおいて気分誘導の効果があった。さらに自尊感情が平均以上効果に影響しやすいことが確認された。(共同研究・共同執筆のため本人担当部分の抽出は不可能。)
  • 田端拓哉, 北村瑞穂
    日本心理学会 第69回大会発表論文集,87. 2005年9月10日
    平均以上効果は、望ましい特性は平均的他者より自己にあてはまり、望ましくない特性は自己より平均的他者にあてはまるというように、自己を平均よりもよいものととらえる傾向である。入学直後と夏休み前で平均以上効果がどのように時間経過とともに変化するかを検討した。結果から、2時点で平均以上効果には差がなく、前期という短い期間では平均以上効果は変動しなかった。(共同研究・共同執筆のため本人担当部分の抽出は不可能。)
  • 北村瑞穂
    日本基礎心理学会第22回大会 合同大会,63. 2003年10月31日
    「上着」などの中性語と「自殺」などの負の情緒刺激の記憶過程を検討した。健常者に4種類の情緒語の対(負-負、負-中性、中性-負、中性-中性)を提示し自由再生を求めた。結果は、記憶するように求めた中心学習では負の情緒刺激と中性刺激で再生成績に違いがなかった。一方、記憶を求めなかった偶発学習では、負の情緒刺激は中性刺激より再生成績が優れた。このことから、記憶意図がない偶発学習で負の情緒刺激は記憶されやすいことが分かった。
  • 北村瑞穂
    関西心理学会第115回大会発表論文集,67. 2003年10月19日
    情緒不安定群が情緒安定群に、ポジティブ語、ニュートラル語、ネガティブ語をそれぞれ5回反復提示し、刺激語の記憶量と頻度判断がどのように異なるかを検討した。実験は、ターゲットが1語ずつ提示される条件と(実験1)、中心・偶発学習課題を設けた(実験2)。その結果、実験2において情緒不安定群が情緒安定群よりネガティブ語をより多く再生した。しかし、頻度判断には情緒安定群と情緒不安定群で差がなかった。
  • 北村瑞穂
    関西心理学会第114回大会発表論文集,48. 2002年12月1日
    中心・偶発学習課題を用い、中心刺激をニュートラル語、偶発刺激をポジティブ語、ニュートラル語、ネガティブ語の3種類用意し、対提示した。刺激語は反復提示(ランダム提示と集中提示)し、記憶量を測定した。情緒不安定群は集中提示よりランダム提示で刺激語を多く再生した。一方、情緒安定群は集中提示とランダム提示で再生量に差がなかった。つまり、情緒不安定群は記憶する必要がない偶発刺激でも、新奇性が高い場合は注意を奪われることが示された。
  • 北村瑞穂
    日本心理学会 第66回大会発表論文集,918. 2002年9月27日
    大学生の情緒安定性が選択的注意に及ぼす影響をアイマーク・レコーダで測定した眼球運動を指標として検討した。中心・偶発課題を用いてポジティブ語とネガティブ語を対提示し、集中提示条件と分散提示条件を設け刺激語の新奇性を操作し、注視量と再生量を測定した。分散提示時に周辺提示された新奇なネガティブ刺激には注意が向けられるが、次に出現するネガティブ刺激が何であるかを予測できる集中提示条件では、ネガティブ刺激への注意の偏りが解消されることが分かった。
  • 北村瑞穂
    日本基礎心理学会第19回大会プログラム・研究発表要旨集,20. 2000年12月2日
    ポジティブ語とネガティブ語を対提示し、意味的弁別(良いまたは悪い意味の単語を選択)で、記憶意図のない偶発学習に分散効果が現れるか検討した。結果から偶発学習に分散効果は現れず、分散学習で記憶を試みるなら記銘時に意味的処理をするだけでは不十分で、意図的注意が必要であることが示された。またアイマーク・レコーダで測定した注視量から、分散提示したネガティブ語は、記憶する必要がないと教示されていても注意を引くことを確認した。
  • 北村瑞穂
    関西心理学会 第112回大会発表論文集,35. 2000年11月19日
    注意は特定の情報を選択する選択的側面と、その情報に注意を向け続ける維持的側面の2つに分けることができる。本研究では、国語と算数の学習促進児と学習困難児を比較し、小学生(4~6年生)の維持的注意と学習困難について調査した。その結果、学習成績が落ち込んでいる小学生は維持的注意が持続しにくい傾向が見られた。学習困難児の学習不適応の原因の一つに注意時の困難が関係していると考えられる。
  • 北村瑞穂
    関西心理学会 第110回大会発表論文集,34. 1998年12月6日
    情緒安定性が選択的注意に及ぼす影響をアイマーク・レコーダで測定した眼球運動を指標として検討した。YG性格検査で情緒安定群と情緒不安定群を選別し、中心・偶発課題を用いて高情緒語-中程度情緒語、低情緒語-中程度情緒語を提示し、注視量と再生量を測定した。情緒不安群は注視する必要のない高情緒語を注意する傾向が著しいことを実証し、不安傾向の強い児童生徒には刺激的な環境要因のコントロールに配慮する必要が示唆された。
  • 北村瑞穂
    関西心理学会 第109回大会発表論文集,11. 1997年10月20日
    刺激の意味的な関連の度合いが選択的注意に及ぼす影響を、アイマーク・レコーダで測定した眼球運動を指標として検討した。同カテゴリー条件と異カテゴリー条件では、眼球運動と記憶成績に差が見られず、それは実験参加者が選択的注意の方略を身につけていたためではないかと考えられた。

担当経験のある科目(授業)

 7

所属学協会

 6

共同研究・競争的資金等の研究課題

 1

教育上の能力に関する大学等の評価

 2
  • 件名
    授業アンケートの評価
    年月日(From)
    2014/04
    年月日(To)
    2015/03
    概要
    平成26年度に四條畷学園短期大学で、単独で担当した10科目の授業アンケートの結果は以下の通りである(5点満点)。10科目の平均は4.33点である。平成27年度と28年度は、全学で授業アンケートを実施していないため、26年度が最新の評価である。 【前 期】       【後 期】 人間関係論    4.40 人間関係論    4.43 臨床心理学    5.00 臨床心理学    4.42 心理学演習    3.50 ピアヘルパー演習 5.00 自分探しの心理学 3.94 恋愛の心理学  
  • 件名
    FDポイント最多による表彰
    概要
    2017年度のFDポイントの獲得数が最多だったため、学長から表彰を受けた。