研究者業績

北村 瑞穂

キタムラ ミズホ  (Kitamura Mizuho)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 児童教育学部 児童教育学科 教授
学位
学士(京都女子大学)
修士(京都女子大学大学院)
博士(教育学)(2005年3月 京都女子大学)

J-GLOBAL ID
200901083992596067
researchmap会員ID
5000017233

研究キーワード

 3

委員歴

 1

論文

 25
  • 北村瑞穂, 安谷元伸, 合田誠
    大阪樟蔭女子大学樟蔭教職研究 8 60-68 2024年3月  筆頭著者
  • 北村瑞穂
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 13 181-190 2023年1月31日  
  • 北村瑞穂
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 12 203-208 2022年1月31日  
  • 北村瑞穂
    子ども研究 10 10-17 2019年8月  
  • 北村瑞穂
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 9 243-251 2019年1月  
  • 北村瑞穂
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 8 179-188 2018年1月  
  • 北村瑞穂, 鍛治谷静, 榊原和子
    四條畷学園短期大学紀要 50 87-97 2017年12月  筆頭著者
  • 北村瑞穂
    四條曙学園短期大学紀要 49(49) 47-56 2016年5月  
    教育改善に関する教育心理学のフィールド研究が進みつつあるが、授業担当者と研究者の連携が難しいことなどの問題点が指摘されてきた。そこで研究者自身が授業者でもある短期大学において実践的研究を行ったところ、対話や協調が盛んになり、授業改善に向けての具体的な取り組みの第一歩を確認することができた。しかし改善の戦略やその成果を評価する方法などが残された課題であり、心理学的な客観性のある方法を今後追求すべきであると論を結んでいる。<br /> (データ収集と分析の一部を分担)
  • 北村瑞穂
    四條曙学園短期大学紀要 49 57-47 2016年5月  
    教育評価では授業目標に対応した学習成果を評価すべきであるが、それには目標を具体的に明確化する必要があるといわれている。この仮説を実証するために短期大学のシラバスの改善を実施する前と後とで成績評価の実際的な方法を比較した。この改善によって複数の評価項目への曖昧な配点が減少し、評価の厳密さが高くなる傾向が認められた。この結果について教育心理学の評価理論に基づいた論考が行われた。
  • 仁平章子, 三木大史, 奥田純, 北村瑞穂, 奥田玲子, 河口祐子, 荊木治恵, 新田眞一
    四條曙学園短期大学紀要 47 1-7 2014年5月  
    四條畷学園短期大学ライフデザイン総合学科は、平成25年度より、「キャリア教育フィールド」を創設した。学生の社会人基礎力を高め、キャリア形成を推進するためである。この教育課程の設計方針、全国大学実務教育協会の資格称号「実践キャリア実務士」との関連、および実践報告と今後の課題について論じた。「6.心理学の知見からの課題」を分担。)
  • 北村瑞穂
    四條曙学園短期大学紀要 45 30-38 2012年5月  
    親切とか感謝の道徳的心情が実際の行動に繋がるかどうかを教育的介入を行うことによって検討した論文である。親切行動や感謝の表明を心がけるように促す介入を一定期間続けた結果、感謝群の動機づけが高まり、親切群では親切行動の実行者が増える傾向が認められた。しかし1か月後に主観的評定をさせた幸福感のデータにまでこのような行動変容の効果が波及する傾向は見られず、教育心理学的見地から感情と行動の結びつきをどのように導くべきかが論じられた。
  • 北村瑞穂
    四條曙学園短期大学紀要 43 57-64 2010年5月  
    わが国の子どもの自己肯定感(自尊心)が諸外国に比べて低いことが教育問題になっているが、この問題を自分の過去の出来事に関する記憶の特徴を手掛りに検討した論文である。想起される出来事の感情タイプを比べると、“悲しみ”などの感情を持つ出来事の方が“嬉しさ”“楽しさ”などの感情を持つ出来事より多く想起されることが明らかになった。どの時期の想起かによる変動もあるが、この自己否定的な感情の想起体験を肯定的なものに変容させる必要がある。その助言や支援の教育心理学的な側面について論じた。
  • 北村 瑞穂, 山田 秀江, 鍛治谷 静, 工藤 真由美
    日本心理学会大会発表論文集 73 1EV120-1EV120 2009年8月26日  
  • 北村瑞穂
    四條曙学園短期大学紀要 42 64-71 2009年5月  
    検索時の構えが自伝的記憶の想起に及ぼす影響を、感情の役割をもとに検討した。自己高揚や失敗を繰り返さないという教訓を目的として、自伝的記憶を想起させた場合、現在に近いエピソードはポジティブ感情が生起し、遠いエピソードはネガティブ感情が生起するかを検討した。結果から、自己高揚や教訓のために、意図的に過去のネガティブエピソードを想起するという方略は、あえてとられることはないことが明らかになった。
  • 北村瑞穂
    感情心理学研究 13(1) 30-37 2006年3月  査読有り
    平成18年3月31日<br /> 中心・偶発学習課題を用い、中心刺激をニュートラル語、偶発刺激をポジティブ語、ニュートラル語、ネガティブ語の3種類用意し、対提示した。刺激語は反復提示(ランダム提示と集中提示)し、記憶量を測定した。結果から、情緒不安定群は集中提示よりランダム提示で刺激語を多く再生した。一方、情緒安定群は集中提示とランダム提示で再生量に差がなかった。つまり、情緒不安定群は記憶する必要がない偶発刺激でも新奇性が高い場合は注意を奪われることが示された。
  • 北村瑞穂
    四條畷学園短期大学紀要 40 64-69 2006年3月  
    名詞に感情的な形容詞を付加することで刺激語の情緒性を操作し、符号化時の処理の深さが情緒語の記憶に及ぼす影響を検討した。結果から、形態的処理ではポジティブ語とニュートラル語とネガティブ語の再生に差がなく、意味的処理ではポジティブ語がネガティブ語とニュートラル語より再生が少なかった。自伝的記憶処理では、刺激語の情緒性の効果が生じず、ポジティブ語とニュートラル語とネガティブ語の再生に差がないことが確認された。
  • 北村瑞穂
    未公刊 2005年3月  
    中心・偶発学習課題を用いて選択的注意を実験的に検討した。この課題では記憶するように求める中心刺激と記憶を求めない偶発刺激が対提示され、注意がどれほど選択的に中心刺激に向けられ、偶発刺激をどの程度無視できたかを記憶成績の比較から検討した。アイマーク・レコーダによる注視量の測定、情緒語への選択的注意、刺激語の分散提示条件と集中提示条件の比較、実験参加者の情緒不安定性と選択的注意の検討などを行った。
  • 北村瑞穂
    基礎心理学研究 23(2) 170-176 2005年3月  査読有り
    平成17年3月31日<br /> ポジティブ語とネガティブ語を対提示し、意味的弁別(良いまたは悪い意味の単語を選択)で、記憶意図のない偶発学習に分散効果が現れるか検討した。結果から偶発学習に分散効果は現れず、分散学習で記憶を試みるなら記銘時に意味的処理をするだけでは不十分で、意図的注意が必要であることが示された。またアイマーク・レコーダで測定した注視量から、分散提示したネガティブ語は、記憶する必要がないと教示されていても注意を引くことを確認した。
  • 北村瑞穂
    四條畷学園短期大学研究論集, 37 27-41 2004年5月  
    限られた量の刺激を選択的に認知し、反応する機能を選択的注意と呼ぶ。本論では選択的注意の定義、研究の流れを選択的注意の処理段階、注意の資源、性格特性と注意バイアスの順に概説し、これらの研究の問題点について述べた。選択的注意を測定する方法の一つである中心・偶発学習課題について概説した。
  • 北村瑞穂
    四條畷学園短期大学研究論集, 37(37) 95-107 2004年5月  
    情緒不安定群が情緒安定群に、ポジティブ語、ニュートラル語、ネガティブ語をそれぞれ5回反復提示し、刺激語の記憶量と頻度判断がどのように異なるかを検討した。実験は、ターゲットが1語ずつ提示される条件と(実験1)、中心・偶発学習課題を設けた(実験2)。その結果、実験2において情緒不安定群が情緒安定群よりネガティブ語をより多く再生した。しかし、頻度判断には情緒安定群と情緒不安定群で差がなかった。
  • 北村瑞穂
    基礎心理学研究 22(2) 174-179 2004年3月  査読有り
    平成16年3月31日<br /> 「上着」などの中性語と「自殺」などの負の情緒刺激の記憶過程を検討した。健常者に4種類の情緒語の対(負-負、負-中性、中性-負、中性-中性)を提示し自由再生を求めた。結果は、記憶するように求めた中心学習では負の情緒刺激と中性刺激で再生成績に違いがなかった。一方、記憶を求めなかった偶発学習では、負の情緒刺激は中性刺激より再生成績が優れた。このことから、記憶意図がない偶発学習で負の情緒刺激は記憶されやすいことが分かった。
  • 北村瑞穂
    教育学・心理学論叢 215-232 2001年3月  
    平成13年3月31日<br /> 注意は特定の情報を選択する選択的側面と、その情報に注意を向け続ける維持的側面の2つに分けることができる。本研究では、国語と算数の学習促進児と学習困難児を比較し、小学生(4~6年生)の維持的注意と学習困難について調査した。その結果、学習成績が落ち込んでいる小学生は維持的注意が持続しにくい傾向が見られた。学習困難児の学習不適応の原因の一つに注意時の困難が関係していると考えられる。
  • 北尾倫彦, 北村瑞穂
    基礎心理学研究 19 77-82 2001年3月  査読有り
    平成13年3月31日<br /> 集中的に学習するより、時間をおき繰り返し学習する方が記憶が優れる分散効果は頑健な現象である。中心・偶発学習課題を用い、対提示された刺激語のうちアンダーラインがひかれた方のみ記憶するよう求め、記憶する必要のない偶発刺激に分散効果が生じるか検討した。この時アイマーク・レコーダで注視量を測定し、偶発刺激に注意を向けていないことを確認した。結果から偶発学習に分散効果は現れず、分散効果には記銘時に意図的注意が必要であることが示された。(方法と結果を分担)
  • 北村瑞穂
    京都女子大学大学院文学研究科教育学専攻 博士課程完成記念論文集, 223-234 2000年3月  筆頭著者
    平成12年3月31日<br /> 情緒安定性が選択的注意に及ぼす影響をアイマーク・レコーダで測定した眼球運動を指標として検討した。YG性格検査で情緒安定群と情緒不安定群を選別し、中心・偶発課題を用いて高情緒語-中程度情緒語、低情緒語-中程度情緒語を提示し、注視量と再生量を測定した。情緒不安群は注視する必要のない高情緒語を注意する傾向が著しいことを実証し、不安傾向の強い児童生徒には刺激的な環境要因のコントロールに配慮する必要が示唆された。
  • 北村瑞穂
    京都女子大学教育学科紀要 38 62-69 1998年2月  
    選択的注意を眼球運動を指標として実験的に検討したが、そこで得られた知見は児童生徒の学習の改善に役立つものである。論文1から10の多くは成人被験者を用いたが、アイマーク・レコーダの装着時の負担から止むを得ない処置であり、論文3では、その一部を児童を用い再検証している。

主要な書籍等出版物

 1

講演・口頭発表等

 21

担当経験のある科目(授業)

 7

所属学協会

 6

共同研究・競争的資金等の研究課題

 1

教育上の能力に関する大学等の評価

 2
  • 件名
    授業アンケートの評価
    年月日(From)
    2014/04
    年月日(To)
    2015/03
    概要
    平成26年度に四條畷学園短期大学で、単独で担当した10科目の授業アンケートの結果は以下の通りである(5点満点)。10科目の平均は4.33点である。平成27年度と28年度は、全学で授業アンケートを実施していないため、26年度が最新の評価である。 【前 期】       【後 期】 人間関係論    4.40 人間関係論    4.43 臨床心理学    5.00 臨床心理学    4.42 心理学演習    3.50 ピアヘルパー演習 5.00 自分探しの心理学 3.94 恋愛の心理学  
  • 件名
    FDポイント最多による表彰
    概要
    2017年度のFDポイントの獲得数が最多だったため、学長から表彰を受けた。