健康栄養学部 健康栄養学科

林 直哉

ハヤシ ナオヤ  (Naoya HAYASHI)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 健康栄養学科 准教授
学位
修士(栄養学)(2020年3月 甲子園大学大学院)

連絡先
hayashi.naoyaosaka-shoin.ac.jp
J-GLOBAL ID
201801012643716123
researchmap会員ID
B000339339

論文

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  • 林 直哉, 亀田 隆, 溝畑 秀隆
    Trace Nutrients Research (40) 28-33 2023年12月15日  査読有り筆頭著者
    血清中の25 -ヒドロキシビタミンD濃度(以下、25(OH)Dと略す)は、皮膚で産生されたビタミンDと食物から摂取されたビタミンDの合計量を反映して変動する。我が国においては、同一対象者に対して、25(OH)DとビタミンD摂取量を同時に評価した報告が非常に乏しい4)。日本人における日照曝露時間、ビタミンD摂取量及び25(OH)Dの相互関係を示すデータは少ない。妊婦の25(OH)DとビタミンD摂取量、日光曝露の関係は明確にされていない。本研究の目的は、妊婦を対象として、栄養素摂取量、日光曝露・紫外線対策と血清ビタミンD濃度の関連を明確にすることである。本研究では妊婦(妊娠中期)の血清ビタミンD濃度に影響する因子について調査し、摂取する食事よりも日光曝露の方が大きく関係することを明らかにした。
  • 林直哉
    神戸松蔭女子学院大学研究紀要 4 157-168 2023年3月5日  査読有り筆頭著者
    臨床栄養学の臨地実習生からみた実習前、実習後の意識の変化を明らかにすることを目 的とした。2020 年 9 月~ 2021 年 8 月、兵庫県内の病院に実習受入れ 13 大学の臨地実習 生に、実習前・実習後の気づきについて無記名自記入式のアンケート調査を実施した。同 意を得た 31 名を解析対象者とし、自由回答は質的に分析を行った。意識は、実習前「楽 しみにしていた 28 人(83%)」、実習後「参考になった 31 人(100%)」であった。実習で 学びたい内容は、実習後では「栄養の専門職としての主張能力」と「科学的態度の形成と 探求」、「生涯にわたって自主的に学ぶ姿勢」が有意に増加した。病院栄養士に求められる 素質・能力は、実習後には「コミュニケーションスキル」と「プレゼンテーション力」、「栄 養指導力」が有意に増加した。病院管理栄養士にとって大切な業務は、実習後「患者との コミュニケーション」と「食事の提供」が有意に増えた。後輩に勧めたい実習内容は、「個 人栄養指導の見学」と「院外調理の見学と体験」と回答した者が多かった。臨地実習生か らみた実習前・実習後の意識の変化が見られたのは、病院管理栄養士の日々の実践活動内 容に関することであることが明らかになった。
  • 森本 雅子, 林 直哉, 石川 和江, 塩谷 亜希子, 山本 國夫
    食料・栄養と健康 (3) 15-25 2023年3月  査読有り責任著者
    目的:我が国の病院給食は、業務の委託が認められてから35年以上が経過し、病院に委託管理栄養士が勤務するようになって久しい。そこで、養成施設の学生が、病院給食業務に携わっている直営管理栄養士と委託管理栄養士についてどのようなイメージを抱いているのかを、管理栄養士養成施設の2年生以上の学生を対象に、アンケート調査を行った。
  • 林直哉,亀田隆,溝畑秀隆
    Trace Nutrients Research (39) 21-24 2022年12月15日  査読有り筆頭著者
    本研究では,非妊娠時からの女性への生活習慣や食習慣 改善に向けて,葉酸が多く含まれる葉酸食品摂取前後にお ける血清葉酸濃度について調査した。その結果,血清葉酸 濃度は,葉酸食品摂取前と比較すると摂取後に上昇するこ とが明らかとなった。
  • 林 直哉,亀田 隆,溝畑秀隆
    Trance Nutrients Research (38) 14-17 2021年12月15日  査読有り筆頭著者
    近年、日常生活における健康志向に伴い、健康食品やサプリメント類が摂取されるようになって来ている。 妊娠後期におけるポリフェノールの過剰摂取は、胎児の早期動脈管閉鎖による心不全や新生児遷延性肺高血圧症をきたす可能性があると報告している。妊産婦109名を対象に、ポリフェノールの摂取状況について調査した。ポリフェノール食品を知っているは71%、ポリフェノール食品をどのように知りましたかはCMや広告38%、店頭で商品を見て20%、ポリフェノール摂取の効果は身体に良い39%、健康の維持18%であった。ポリフェノール入りを摂取するは、ルイボスティー、紅茶に多い傾向がみられた。

MISC

 4
  • 林直哉 川勝祐美 松本香 野中真奈美 藪佳奈 田村未怜以
    Nutrition Care2015年11月 8(11) 1114-1119 2015年11月  
    リレー連載、第3回市立川西病院(兵庫県)として治療食アレンジレシピとして記述。内容は、「当院一般食展開の基本」、「特別治療食献立展開の基本」、「献立展開の工夫」として文書にて説明を記述。 実際のメニューと栄養量、写真を入れてメニュー紹介を記述。メニュー展開は、普通食、産褥食、エネルギーコントロール食(E1600kcal)、たんぱく質コントロール食(P30g)を記述する。文書、構成、図表、写真について担当した。 担当部分:連載治療食アレンジレシピP54~59
  • 林直哉, 川勝祐美, 松本香
    全国自治体病院協議会雑誌2015年4月 54(4) 95-98 2015年4月  
    市立川西病院の栄養科における活動や取り組みとして記述。 内容は、「当病院の沿革・概要」、「14種選択できる緩和ケア食」、無菌管理病室に伴う「低菌食」、心臓カテーテル検査後の「カテーテル検査後食」、「管理栄養士の栄養介入における入院患者栄養状態の変化」、「管理栄養士の嚥下評価における食種選択の試み」をテーマに記述した。文書、構成、図表、写真について担当した。 担当部分:えいよう95栄養科における活動や取り組みP95~98
  • 林直哉
    Nutrition Care 7(8) 69-69 2014年8月  
    西洋医学発祥の地、長崎県で初めて開催された第33回食事療法学会のレポートを執筆。 基調講演、学術講演、教育講演の内容を病院管理栄養士目線で要約紹介した。日本栄養士会の全国研修会として開催され、病院管理栄養士のシンポジウム・会員対話は大変活発となった内容を全国へ発信となった。文書・編集に携わった。 著者:林直哉 担当部分:レポートp68~69
  • 林直哉
    Nutrition Care 1(4) 65-65 2008年7月  
    ベテラン栄養士からのメッセージ「思い出の扉を開けて」のリレーエッセイを執筆した。「勉強は人と知識の出会いの場」をテーマとし、多職種との勉強会へ積極的に参加する機会と時間を作ったエピソードを紹介し、経験を積みましょうと後進する病院管理栄養士へ激励を一人で担当した。 著者:林直哉 担当部分:p65(425)

書籍等出版物

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  • 栗原伸公, 今本美幸, 辻秀美, 林直哉(他18名) (担当:共著, 範囲:3.5腎・尿路疾患における栄養ケア・マネジメント,3.13感染症における栄養ケア・マネジメント)
    株式会社 学文社 2024年3月30日 (ISBN: 9784762033483)
  • 松木道裕, 今本美幸, 小宮山百絵, 林直哉(他19名) (担当:共著, 範囲:22感染症)
    ㈱学文社 2020年4月
    利用対象者は、管理栄養士養成施設学生や病院管理栄養士。 臨床栄養学は、傷病者の栄養管理・栄養指導を担う管理栄養士にとって重要な学問である。当書は、医学的アプローチし栄養学的アプロ―チの協働よって制作されている。医学と栄養学の知識を有機的に結びつけながら、管理栄養士に必要な知識と実際をイメージしやすい内容である。22感染症(食中毒・院内感染症)の栄養管理を担当した。 林直哉担当部分:22感染症p243-243
  • 著者:川崎英二編, 執筆者23名 著者:林直哉 (担当:共著)
    2014年11月
    利用対象者は、管理栄養士養成施設学生や病院管理栄養士。 検査値が読めないと適切な栄養管理はできない。身体計測値や検査値を正しく理解し読み解くことは、患者の栄養指導にも必要である。上腕周囲長、上腕筋囲長、上腕筋面積、上腕三頭筋皮下脂肪厚の検査値からわかること、検査の方法(タイミング・頻度)、異常値に対する考え方と対応、検査値から読み解き方ついて記述。管理栄養士養成施設学生が理解しやすいことを意識して執筆した。 担当部分:第1章04上腕周囲長AC p20-22、第1章05上腕筋囲長 AMC p23-25、第1章06上腕筋面積 AMA p26-27、第1章07上腕三頭筋皮下脂肪厚 TSF p28-30
  • 著者:本田佳子編 執筆者41名 著者:林直哉 (担当:共著)
    メディカ出版 2012年11月
    利用対象者は、管理栄養士養成施設学生や病院管理栄養士。 管理栄養士は、栄養補給や栄養評価などへの専門性を発揮する。栄養を食事として供給する知識と技能は「食事」としての治療食提供と献立立案である。 「検査食」テーマにさまざまな病院検査食の内容と種類を説明、「選択メニュー」をテーマに1日3食(朝・昼・夕)の選択メニュー実例を紹介、「祝い膳」をテーマに出産祝い膳の導入方法を説明、「サイクルメニュー市立川西病院」テーマに常食28日サイクルメニューを紹介した。テーマに沿って病院管理栄養士業務の執筆を担当した。 担当部分:第2章04検査食p70-75、第2章05選択メニューp72-74、第2章06祝い膳p75、第6章03サイクルメニュー市立川西病院p232-237
  • 林直哉, 社団法人, 兵庫県栄養士会 (担当:共著)
    2008年4月
    (社)兵庫県栄養士会にて、平成13年1月から編集会議を立ち上げ、編集委員長を務める。 病院職域における医療制度の進展は早く、編集しては制度が変わるので時間が多く要しました。 平成3年以来発行が止まっていた食事療養必携を発行させました。(平成13年1月~平成20年3月)

講演・口頭発表等

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  • 溝畑 秀隆, 林 直哉, 福井 相香
    第71回日本栄養改善学会 2024年9月8日
  • 溝畑秀隆, 亀田隆, 林直哉
    第41回日本微量栄養素学会 2024年6月22日 日本微量栄養素学会
    カフェインは、脳の神経細胞を刺激して、眠気を防ぐ、疲労回復、集中力を高めると報告している。また、短時間で1g以上摂取すると、中枢神経系や心臓が過剰に刺激され、めまいや過呼吸、頻脈、興奮状態、激しい嘔吐および動悸などの症状がでると報告している。妊婦は1日のカフェイン摂取量が300mgを超えると、流産や新生児の低体重リスクがあり、カフェイン摂取200mg/日以下であれば、胎児に健康リスクは生じないとしている。特に妊娠中の過剰摂取は母親の血液からのカフェイン消失が著しく遅くなり、胎児の成長遅延、出生児の低体重、早産する可能性があると報告している。健康な成人のカフェイン摂取400mg/日以下であれば健康リスクは生じないとしている。本研究では妊婦、学生を対象にカフェインの摂取状況について調査した。
  • 林直哉
    今日から始めるフレイル対策 2024年3月7日 社会福祉法人 猪名川町社会福祉協議会
    フレイル予防について 栄養とは、栄養素の働き、栄養不良、高齢期における栄養について 講演・グループワークをしながら楽しく学びました。
  • 林直哉
    川西地区給食研究会 給食を通じた食育実践事業 「高齢者元気アップ講習会」 2023年11月21日 川西地区給食研究会
    地域高齢者のフレイル対策と患者・入所者の低栄養対策について
  • 林直哉
    (公社)兵庫県栄養士会 神戸圏域部会打ち合わせ会 2023年9月15日 (公社)兵庫県栄養士会
    BCP(ビー・シー・ピー)とは Business Continuity Plan の略称で、業務継続計画などと訳されます。不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方針、体制、手順等を示した計画のことを事業継続計画(Business Continuity Plan、BCP)の取り組みについて講演する。

所属学協会

 6

学術貢献活動

 1

社会貢献活動

 14

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 4
  • 件名
    市立川西病院 栄養科 フード管理
    年月日(From)
    1989/07/01
    年月日(To)
    2022/08/31
    概要
    市立川西病院の栄養科・管理栄養士33年の実務経験を有す。

    入院患者食(平成26年度で一般食22種95,693食、特別加算食37種31,474食)を提供し、献立作成・発注・調理・配膳・下膳までの給食管理運営を行う。

    給食サービスは、選択メニュー(朝食2種・昼食2種・夕食4種)を毎日導入、行事食・創作膳(毎月各1食以上)、産褥食(専用メニュー、すべて陶器食器使用、毎日お祝い膳提供)、14種類より選択可能な緩和ケア食「りんどう食」、造血幹細胞移植後の2段階低菌食、術前補水食、PEG造設後食、5種類の嚥下食(温食・冷食)、遅延食、嚥下評価食、VE検査食、人間ドック食などの導入、運営を行う。

    給食提供は、直営給食(22年)、委託給食(4年)の移行切換えを実施。その後、急性期病院として関西初めての院外調理への切換え、導入・管理するシステムを立ち上げ、多数の近隣病院スタッフからの見学受入れ・講演等を実施した。
  • 件名
    市立川西病院 栄養科 クリニカル管理
    年月日(From)
    1989/07/01
    年月日(To)
    2022/08/31
    概要
    市立川西病院の栄養科・管理栄養士33年の実務経験を有す。

    栄養食事指導は、個別(入院・外来)栄養食事指導、集団栄養食事指導(糖尿病・マザークラス教室)、特定保健指導、糖尿病透析予防外来指導、人間ドック指導など毎年1,000人以上(平成26年度1,212人、平成27年度1,241人、平成28年1,012人)の指導を行う。

  • 件名
    臨地実習学生・インターン学生の指導
    年月日(From)
    1989/07/01
    年月日(To)
    2022/08/31
    概要
    市立川西病院の栄養科・管理栄養士33年の実務経験を有す。

    2002年から2022年8月末まで受け入れた管理栄養士養成大学は、甲子園大学、武庫川女子大学、神戸女子大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸学院大学、大阪青山大学、大阪樟蔭女子大学、高知女子大学、兵庫県立大学、帝塚山大学、東大阪大学、大手前大学、千里金蘭女子大学、園田学園大学などを受け入れ指導した。

    平成28年度16大学59名、平成29年度20大学53名、平成30年度18大学35名受入れ指導した。
  • 件名
    市立川西病院 チーム医療 
    年月日(From)
    1989/07/01
    年月日(To)
    2022/08/31
    概要
    市立川西病院の栄養科・管理栄養士33年の実務経験を有す。

    チーム医療は、糖尿病チーム、NSTチーム(NST稼働施設認定施設)、褥瘡チーム、緩和ケアチーム、摂食嚥下チーム、呼吸ケアチーム、地域医療連携などの設立・運営に関わった。