研究者業績

山崎 晃男

ヤマサキ テルオ  (Teruo Yamasaki)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 心理学科 教授
学位
博士(人間科学)(大阪大学)

J-GLOBAL ID
200901091335549116
researchmap会員ID
1000030194

論文

 36
  • 音楽心理学研究会論文集 16 2024年3月  招待有り
  • 山崎晃男
    心理学評論 65(2) 231-234 2022年12月  招待有り筆頭著者
  • 山崎晃男
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 12 105-113 2022年1月  筆頭著者
  • 山崎晃男
    音楽心理学研究会論文集 13 13-18 2021年3月  招待有り筆頭著者
  • 山崎 晃男, 松本茂雄, 森角香奈子
    音響技術 48(2) 82-88 2019年6月  招待有り
  • 山崎 晃男
    基礎心理学研究 35(1) 25-28 2016年9月  招待有り
    <p>Music often moves us and provides great pleasure. The origins of this ability of music remain a mystery. Recently, an increasing number of studies have proposed evolutionary theories of human musicality, although several researchers deny the adaptive value of music. In this paper, the origins of the pleasure that music provides were discussed in terms of human evolution and cultural adaptation. A possibility in which both evolutionary and cultural adaptation resulted in the pleasure of music was shown. Next, the relationship between music and visual stimuli was focused on. Owing to the development of music devices and the Internet, music is heard increasingly with visual stimuli, like background music in everyday life, films, drama, dance, computer games, music videos, etc. Based on the author's findings on the cross-modal effects between music and visual stimuli, the pleasure of listening to music with visual stimuli was discussed. It was emphasized that the meaning of music is strengthened, changed, and multi-layered by visual stimuli when it is enjoyed with the visual stimuli.</p>
  • 山崎 晃男
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 6 59-67 2016年1月  
    大阪府内の中学校と連携し、心理学科の実習科目の課題として中学校の教室環境の改善を行った。教室環境に 関する生徒たちの意識について質問紙調査を実施するとともに、改善対象となった教室を見学し、改善策について検 討していった。先行研究のレビューを行い心理学的知見を踏まえつつ、照明、収納棚、黒板周りなどに関する改善策 を策定・実施した上で、再度、質問紙調査を実施して生徒たちに改善策への評価を求めた結果、いくつかの点につい て改善の効果が示唆された。教室環境の改善が終了した後、本連携事業について学生と中学校教員に評価を求めた。 その結果、学生は実践的な心理学教育として授業を評価していた。一方、中学校教員は大学との連携に期待感を抱き ながらも、本事業についての情報不足などの理由から事業の意義について肯定的な評価を控える傾向が示唆された。
  • 山崎 晃男, ヤマサキ テルオ, Teruo YAMASAKI
    大阪樟蔭女子大学研究紀要 5 35-42 2015年1月  
    集団での歌唱とダンスを中心とする3日間にわたるワークショップに参加することが共感性や自尊感情、個人志向性・社会志向性に及ぼす影響について、ワークショップ前後に実施した質問紙調査によって検討した。その結果、ワークショップへの参加が多次元的共感性尺度によって測定される共感性を有意に高めることが示された。集団での歌唱やダンスでは、他者に注目しつつ、他者と体の動きや発声を同期させていく必要がある。こうした活動に従事することが、共感性を高めたのかもしれない。また、歌唱やダンスによるこうした効果は、社会的結びつきを促進するがゆえに音楽とダンスが進化したという考えを支持するものと考えられた。さらに、ワークショップへの参加が自尊感情や肯定的な個人志向性を高めることが示された。ワークショップでの様々な課題の達成や行動への称賛といった肯定的な体験がこうした自己への肯定的態度の促進に関係した可能性がある。最後に、これらの効果をもとに、集団での歌唱とダンスの教育的意義について論じられた。It was investigated whether a workshop of group singing and dancing influenced the prosociality of the participants. Eighteen female students took part in a workshop where they were directed to sing and dance together for three days and performed on a stage in front of audience on the final day. Their sympathy, self esteem, and individual and social orientedness were measured before and after the workshop. As the results, t tests revealed that their sympathy improved through the participation at the workshop. Group singing and dancing require participants to pay attention to colleagues and to synchronize their movements. This might cause the improvement of their sympathy. Furthermore, this result was considered to support an idea that music and dance evolved in virtue of their function of social bonding. In addition, their self-esteem and positive individual orientedness also improved. Their sense of accomplishment of various tasks required in the workshop and gaining praise for their accomplishment might have relations with these improvements. These effects of group singing and dancing were discussed on their educational significance.
  • Petri Laukka, Tuomas Eerola, Nutankumar S. Thingujam, Teruo Yamasaki, Gregory Beller
    EMOTION 13(3) 434-449 2013年6月  査読有り
    We present a cross-cultural study on the performance and perception of affective expression in music. Professional bowed-string musicians from different musical traditions (Swedish folk music, Hindustani classical music, Japanese traditional music, and Western classical music) were instructed to perform short pieces of music to convey 11 emotions and related states to listeners. All musical stimuli were judged by Swedish, Indian, and Japanese participants in a balanced design, and a variety of acoustic and musical cues were extracted. Results first showed that the musicians' expressive intentions could be recognized with accuracy above chance both within and across musical cultures, but communication was, in general, more accurate for culturally familiar versus unfamiliar music, and for basic emotions versus nonbasic affective states. We further used a lens-model approach to describe the relations between the strategies that musicians use to convey various expressions and listeners' perceptions of the affective content of the music. Many acoustic and musical cues were similarly correlated with both the musicians' expressive intentions and the listeners' affective judgments across musical cultures, but the match between musicians' and listeners' uses of cues was better in within-cultural versus cross-cultural conditions. We conclude that affective expression in music may depend on a combination of universal and culture-specific factors.
  • 大阪樟蔭女子大学研究紀要 3 73-81 2013年1月  
  • 音楽心理学研究会論文集 5 20-27 2012年9月  
  • 大阪樟蔭女子大学研究紀要 2 35-42 2012年1月  
  • 大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 (第8号) 221-232 2009年1月  
    心理学の領域において行われた音楽と感情についての研究を、以下の三つのカテゴリーに分類した上で、各々について概観した。三つの研究カテゴリーとは、音楽の感情的性格について研究、音楽による感情喚起についての研究、音楽を通した感情的コミュニケーションについての研究である。これらに属する研究について概説した後、各々が抱える研究上の課題について論じた。
  • 大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 (第6号) 125-135 2007年1月  
    音楽美学では、音楽の意味を音楽の形式そのものに求める立場と音楽の意味を音楽がもたらす感情に求める立場との間で長い対立の歴史がある。本論文では、現実場面での様々な人々の音楽的経験を重視する心理学的立場から、その両方の意味を認める必要性があることを指摘した。その上で、演奏者の意図として、形式的意図と感情的意図の2つを区別し、各々の表現と伝達に関わる音楽心理学的研究についてのレビューを行った。
  • 山崎 晃男
    音楽知覚認知研究 第12巻(1・2号) 1-14-14 2006年12月  査読有り
    幼児による音楽演奏を通じた感情的意図の伝達について調べるため、二つの実験を行った。実験1では、幼稚園児が聴いている人を「楽しい」「怒った」「悲しい」気持ちにさせるようにタンバリンの即興演奏を行った。演奏分析の結果、感情が音量と打間時間に影響を及ぼしていることが分かった。実験2では、大学生が実験1で得られた演奏の感情的意図を判断した。意図した感情が正しく伝わった率は、その感情においてもチャンスレベルよりも高かった。
  • 大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 (第5号) 111-122 2006年1月  
    2名のプロドラマーにタムタムの即興演奏によって「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐怖」「厳粛「優しさ」「無感情」という7つの感情を表現するよう求めるという演奏実験と、その演奏を別の聴取者に提示して感情的意図を判断してもらうという聴取実験を行った。演奏実験で得られた演奏の分析と、聴取実験における感情的意図の伝達率をもとに、プロ音楽家の感情伝達の精度と音楽としての表現などについて論じた。
  • 大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 (第3号) 97-105 2004年1月  
    タンバリンの即興演奏によって聴き手を「楽しい」「怒った」「悲しい」気持ちにさせるよう幼稚園児に求め、その演奏を分析した。その結果、「悲しい」演奏は「怒った」演奏よりも弱く叩くというように、園児は感情によって音のレベルを異なって演奏していた。また、リズム模倣能力の高い園児は、感情によって音密度も変える傾向を示した。これらのことは、幼児でも基本的な感情に関しては、音楽演奏によってそれらを表現する能力を有していることを示唆している。
  • MS Nakayama, T Yamasaki
    PSYCHOLOGIA 46(2) 104-111 2003年6月  査読有り
    In this study, we examined the process of problem solving in mailing list discussion groups. We analyzed subjects' participation in discussions and e-mail messages when solving two types of tasks (a mechanical spring problem and a catch phrase making task) by groups of three sizes (small, medium, large). Group performance was compared with the performance of non-collaborating artificial work groups. Results indicate that group size and task type influence the degree of participation and group performance. We found a significant contrast in large-groups. In the,spring problem', which is a difficult scientific task, the group process was inactive and group performance got worse as group size increased. In the 'catch phrase' task, communication was active and various opinions were proposed, and group participation and performance did not drop even in large groups.
  • 分担執筆, 小川容子, 水浪田鶴, 山崎晃男, 桑野園子
    音楽知覚認知研究 第8巻(2号) 65-79 2002年12月  査読有り
    発車サイン音楽の音楽要素と聞き手の印象との関係に焦点をあて、心理評価実験を行った。実験1では、発車サイン音楽を音楽的特徴によって分類し、各カテゴリーと印象との関連について検討した。実験2では、同じ音楽を異なった文脈下で判断する際の、印象の違いを検討した。実験3では、実験1と2との結果を基に作成した新規旋律と印象との関連について検討した。その結果、「音楽」カテゴリーに属する音源は金属感や迫力感が強く、「音楽」よりも「合図」として判断する際、判断軸の基準が厳しくなり、音域の高さや和声進行といった特徴が音源の印象に強く関連することが分かった。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能
  • 分担執筆, 田口友康, 大槻克哉, 山崎晃男, 桑野園子
    Acoustical Science and Technology 23(5) 244-251-251 2002年9月  査読有り
    ピアノにおける止音は、弦の振動がダンパーとの接触によって止まることである。本研究では、止音の知覚的効果について調べた。コンピュータを用いて、止音のパターンのみが異なる5種類のピアノ音を作成し、それによって演奏されたフレーズの評価実験を行った。その結果、短いプラトーの後でゆっくり減衰する音、長いプラトーの後ですばやく減衰する音、短いプラトーの後ですばやく減衰する音は、各々異なった印象を生むことが分かった。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能
  • 分担執筆, 山崎晃男, 難波精一郎, 桑野園子, 荒川恵子
    音楽知覚認知研究 第8巻(1号) 5-18-18 2002年6月  査読有り
    同じ音の先行部分による後続部分へのマスキングである自己マスキングについて3つの実験によって調べた。連続する2音の先行部分の長さと重なり時間とが重なり感に及ぼす効果を調べた実験、1音を2つの部分に分けて各部分による同時マスキング量と継時マスキング量を測定した実験、時間エンベロープパターンが主観的持続時間に及ぼす効果を測定した実験の3つである。それらの結果はすべて、自己マスキングの存在を示唆するものであった。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能。
  • 山崎 晃男
    大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 1(第1号) 141-157-157 2002年3月  
    類推による算数文章題の解決に、問題に含まれる目標がどのような効果を及ぼすかを検討した。学生による類推的問題解決の過程を、類似性の判断過程とアナローグの適用過程に分け、それぞれについて実験的に検討した結果、両過程に目標が効果を及ぼしていることが示された。本論文は、算数文章題のようなよく定義された問題の解決においても、目標というプラグマティックな要因が効果を及ぼすことを示したものである。
  • 山崎 晃男
    教育心理学研究 第49巻(1号) 21-30-30 2001年3月  査読有り
    類推的問題解決に関する従来の研究では類推によって移されるべき知識を抽象形で被験者に提示しても自発的な類推を促進しない、との結果が多く得られてきた。しかし、本論文では、抽象的知識を「教訓」という位置づけで提示することにより自発的類推が促進されることを示した。「教訓」は、ある領域で得られた知識を様々な領域で広く利用するための社会的認知装置と言える。本論文は、そうした「教訓」が実験場面でも有効に働くことを示したものである。
  • 分担執筆, 桑野園子, 山崎晃男, 山内美穂, 岡澤恵子, 桜本葉子, 松本晴美, 寺田美鳥, 井口由美, 伊藤憲子
    騒音制御 第24巻(4号) 258-267-267 2000年8月  査読有り
    病院の外科病棟で、入院中の患者にアンケート調査を行うととともに、個室、4人部屋回復室、および詰所で騒音レベルの測定も実施した。その結果、どの部屋においても、LAeq,16h(昼間)もLAeq,8h(夜間)もともに環境基準の屋内指針値を上回っていることがわかった。また、もっともうるさい音として、部屋ごとに特徴のある音が指摘された。これらの結果に基づいて、病棟の音環境を改善する対策を提案した。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能。
  • ファッション環境 第7巻(3号) 3-10 1997年12月  査読有り
    インドネシアの民族音楽であるガムラン音楽は,金属製の調律打楽器を中心としたアンサンブルであるという楽器構成や音階,音楽構造などの点で西洋音楽と異なる点を多くもちながらも高度に発達した音楽である。本論文は,音楽心理学においてガムラン音楽を始めとする非西洋音楽を研究対象とすることの意義を訴えるとともに,ガムラン音楽を題材とした音楽心理学的・音響心理学的研究についてのレビューをおこなったものである。
  • 分担執筆, 桑野園子, 難波精一郎, 山崎晃男, 藤原 奨
    The Journal of the Acoustical Society of Japan(E) 17(1) 21-26 1996年  査読有り
    近年,サウンドスケープ研究などの影響から,音楽心理学においても鑑賞対象としてのいわゆる「音楽」だけではなく身の回りの様々な環境音を研究対象とする傾向にある。本研究では,環境音として家電製品の騒音を取り上げ,主婦を被験者とする評価実験によって,種々の家電製品の発する音の現実の大きさ,理想的な大きさ及び耐え得る限界の大きさを確認するとともに,音の低減とコストとの関係についても実験的に検討した。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能。
  • 分担執筆, 太田耕平, 山崎晃男
    教育心理学研究 第43巻(第1号) 1-11-11 1995年3月  査読有り
    成人による類推的問題解決における目標関連的な特性が検討された。実験の結果,類推的問題解決において,目標が大きな役割を果たしていることが示された。すなわち,ベース領域が2つ与えられ,かつその2つのベース領域とターゲット領域の目標が全て一致しているときに最大の促進効果が得られた。ここで得られた成人の類推に関する知見は,子どもの類推能力の発達を考える上で基準となるものである。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能
  • 山崎 晃男, Yamasaki Teruo, ヤマサキ テルオ
    大阪大学人間科学部紀要 第21巻 223-243-243 1995年3月  
    類推は,子どもから成人にいたるまで,基本的な推論様式の一つとして重要なものであり,それゆえこれまで多くの研究がおこなわれてきた。しかし,それらの先行諸研究には問題解決者の目標や視点といったプラグマティックな要因がほとんど取り上げられていなかった。本論文では,筆者がそれまでにおこなった幾つかの実験を紹介し,類推による問題解決において目標が重要な役割を果たしていることを示した。
  • 分担執筆, 桑野園子, 難波精一郎, 山崎晃男, 西山慶子
    Perception & Psychophysics 56(2) 173-182 1994年8月  査読有り
    音楽演奏におけるなめらかさの印象に影響を与える時間的要因について,聴覚の動特性と関連づけた検討がおこなわれた。音が連続的に呈示されたときに,音と音との時間的関係についての印象に関して減衰音と定常音が示す異なった傾向は,聴覚の動特性のモデルとよく合致していることが,コンピュータ制御に基づく人工的な演奏を用いた実験とピアニストによる実際の演奏を用いた実験によって示された。
  • 分担執筆, 難波精一郎, 桑野園子, 山崎晃男, 西山慶子
    大阪大学教養部研究集録(人文・社会学科)第41輯 41 17-35-35 1993年2月  
    演奏に関する音楽心理学研究として,音楽演奏におけるなめらかさの印象に影響を与える時間的要因が検討された。実験の結果,連続的に呈示された減衰音は物理的に若干重畳しているときにちょうど接しているように感じられるのに対し,定常音は物理的に僅かに離れているときにちょうど接しているように感じられることや,連続する2音間の時間関係が音色の印象に系統的に影響することなど,多くの興味深い結果が得られた。
  • 山崎晃男
    教育心理学研究 第40巻(第3号) 237-246-246 1992年9月  査読有り
    子どもの認知発達の中でも類推能力の発達は,子どもが新しい知識をいかに獲得していくかという問題に直接関わるため,特に興味深い。本研究では,子どもの類推を考える上での基準を提供する成人の類推について調べるため,目標構造の同一性と写像類似性という2つの要因が成人による類推的問題解決にいかなる効果を及ぼすかが検討された。実験の結果,類推による問題解決には両方の要因が影響していることが示された。
  • 分担執筆, 中島義明, 山崎晃男
    大阪大学人間科学部紀要 第18巻 139-160-160 1992年3月  
    認知発達の一つである意味ネットワークの発達について調べるため,文脈と年齢(児童~大学生)が連想語の産出に及ぼす効果が検討された。実験の結果,同一の語が異なる文脈に埋め込まれた場合,異なる連想語が産出されること,高年齢群は低年齢群に比べて多くの連想語を産出することが示された。これらの結果は,連想語産出が意味ネットワークの構造に従って生じることと,意味ネットワークが年齢とともに発達することを示すものである。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能。
  • 難波 精一郎, 桑野 園子, 山崎 晃男
    基礎心理学研究 11(1) 33-33 1992年  
  • 分担執筆, 桑野園子, 難波精一郎, 山崎晃男
    The Journal of the Acoustical Society of Japan(E) 12(5) 229-232 1991年  査読有り
    ラウドネス,すなわち音の大きさに及ぼす非定常音の時間パターンの効果が検討された。実験の結果,増分が非定常音末端部にある場合以外,初頭部から中間部の何れに増分が置かれてもラウドネスに違いはなかった。音楽で用いられる楽音は,ほとんどの場合,非定常音である。本研究は,音の3要素の一つである「音の大きさ」についての音響心理学的研究であるとともに,音楽心理学に寄与する基礎的研究でもある。<br /> 担当部分:共同研究のため本人担当部分の抽出不可能。

MISC

 17

書籍等出版物

 6
  • 小川, 容子, 谷口, 高士, 中島, 祥好, 星野, 悦子, 三浦, 雅展, 山崎, 晃男, 大串, 健吾, 桑野, 園子, 難波, 精一郎 (担当:共編者(共編著者), 範囲:プロローグ, 4章5節(1), 6章)
    北大路書房 2020年2月 (ISBN: 9784762830990)
  • 山崎 晃男 (担当:共著, 範囲:芸道における学び)
    ミネルヴァ書房 2019年3月
  • 星野悦子 (担当:共著, 範囲:第7章 音楽と感情)
    誠信書房 2015年3月
  • 分担執筆, 塩見愼朗, 長尾和英, 五十川正壽, 塩見剛一, 清水益治, 髙木典子, 中川千恵美, 成瀬千枝子, 山崎晃男 (担当:共著)
    昭和堂 2005年4月
    子どもは真の意味で親の愛情に包まれ、教師や地域の人に可愛がられ励まされて立派に育つ、という考えを基本としつつ、現代社会における子育て諸問題と対応について、心理・社会・教育・福祉の各分野から追究している。本書の「子どもの心と音楽」の章は、胎児期から乳児期、幼児期にかけての子どもの心の発達において音楽が果たす役割について、心理学および医学的な研究によって得られた実証的なデータに基づき論じている。総頁数211
  • 分担執筆, 森敏昭, 山崎晃男, 仮屋園昭彦, 中島実, 山祐嗣, 道田泰司, 三宮真智子, 岡本真彦, 向後千春, 南学, 清水益治 (担当:共著)
    北大路書房 2001年9月
    思考に関する認知心理学の分野で、各執筆者が自分が関心をもつ研究テーマの最新の研究動向と自身の研究成果について記述。[アナロジー]の章では、既存の知識を元にそれとは異なる領域にある事物を理解するというアナロジー(類推)について、問題解決、説明、遊び、といった様々な認知的活動と関係付けながら検討している。 総頁数225 担当部分:アナロジー

講演・口頭発表等

 41

Works(作品等)

 11

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3

作成した教科書

 1
  • 件名
    心理学(ミネルヴァ書房)
    年月日(From)
    2000/03
    概要
    心理学という学問領域で得られた知見を我々の日常生活と関係づけながら平易に解説し,心理学全体について偏りのない知識を提供する。また,読者が大学で心理学実験の講義を受ける際に,講義で取り上げられる可能性の高い各テーマについて事前学習する役にも立つ。本書の「思考のプロセス」の章は,認知発達を学ぶ上での前提ともいえる知見,すなわち認知発達の終着点である成人の認知についての基本的情報からなる。 総頁数313 分担執筆:橋本憲尚,待田昌二,河村壮一郎,佐藤浩一,山崎晃男,中村 真,和田万紀,堀田美保,川中紀子,小花

その他(教育上の能力)

 4
  • 件名
    豊中市立精神薄弱者通所更正施設みのり園「プレーセラピー」非常勤講師
    年月日(From)
    1987/04
    年月日(To)
    1991/03
    概要
    18歳から23歳までの精神発達遅滞者を園生とする精神薄弱者通所更正施設において,4年間,「プレーセラピー」の非常勤講師を勤める。「プレーセラピー」では,週1回2時間,遊びを通じて精神的安定を図るとともに,知的側面や情動的側面,社会的側面の認知発達を促すことを目的として,園生を指導した。各園生の自発性に基づく自由遊びを中心とする部分と、描画・音楽・運動等の領域で設定した遊びを行う部分を織り交ぜながらプレーセラピーを行った。
  • 件名
    大阪大学全学共通教育科目「心理学実験」助手(学内講師)
    年月日(From)
    1995/10
    年月日(To)
    2001/03
    概要
    文・法・経・医(保健学科)学部の学生を対象に、6年間「心理学実験」の講師を勤めている。 「心理学実験」は1年生対象の選択科目(医学部保健学科看護学専攻学生のみ必修科目)で、半期で2単位(6時間×15回)の実験実習科目である。 知覚や記憶、思考などの心理学諸領域における重要かつ興味深いトピックを取り上げ、実験的アプローチによるそれらの研究法を学生自らが体験、実習することで、心理学についてのより深い理解を得られるよう指導をおこなっている。
  • 件名
    大阪大学全学共通教育科目「環境評価論」助手(学内講師
    年月日(From)
    1997/04
    年月日(To)
    2000/10
    概要
    全学部の学生を対象に、4年間「環境評価論」の講師を勤めている。「環境評価論」は1年生対象の選択科目で、2単位(2時間×15回)の半期科目である。講義では、環境の中で生活する人間が示す様々なトピックを取り上げながら、人間による環境の認知・評価、環境への適応について心理学的アプローチによる考察をおこなっている。 環境という概念にはきわめて広い意味があるが、本講義では、特に、視覚環境と音環境を取り扱うことが多い。
  • 件名
    宝塚造形芸術大学造形学部美術学科・産業デザイン学科「造形心理学」非常勤講師
    年月日(From)
    1998/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    造形学部美術学科および産業デザイン学科の学生を対象に,3年間「造形心理学」の非常勤講師を勤めている。 「造形心理学」は2年生対象の選択科目で,2単位(2時間×15回)の半期科目である。 講義では,造形活動を心理学的視点から捉え,造形活動の底にある心理現象を解説するとともに造形活動への心理学的知見の応用についても検討している。造形を単に視覚的活動と捉えるのではなく,触覚や聴覚を含む全人的な芸術活動と捉えることで,音楽心理学からの知見も講義に盛り込んでいる。

その他(職務上の実績)

 16
  • 件名
    兵庫県音楽療法士会研修会講師
    年月日(From)
    2003/02
    概要
    兵庫県音楽療法士会主催による研修会において講師を務めた。音楽を通じた心理的・精神的援助を目指す音楽療法に対して、人間の音楽行動に関する知見はその基礎となるものである。音楽心理学的研究がこれまでに明らかにしてきた人間の音楽行動に関する知見について講義した。特に、音楽がもたらす印象の測定、社会において用いられているサイン音楽、音楽演奏を通じた感情の表現と伝達といったテーマについて、自らの研究を含む実証的研究について紹介した。
  • 件名
    (財)大阪市教育振興公社「キッズプラザ大阪」ワークショップ講師
    年月日(From)
    2003/02
    年月日(To)
    2003/03
    概要
    子どものための博物館である「キッズプラザ大阪」で小学校〜中学校までの子どもを対象に、インドネシアの民族音楽であるガムラン音楽の連続ワークショップを行い、講師を務めた。音楽を通じた異文化理解のための具体的実践として、ガムラン音楽演奏体験を通じて音楽の多様性と豊かさを感じてもらうことを目的として子どもたちを指導した。ワークショップの中では、音楽だけではなく、現地の生活を紹介するスライドを見せたり、現地のお茶とお菓子を味わったりすることで、多面的・多感覚的にインドネシアの文化を体感できるよう試みた。
  • 件名
    松原市立恵我南小学校 校内鑑賞会およびワークショップ講師
    年月日(From)
    2003/03
    概要
    松原市立恵我南小学校が異文化理解をテーマに開催した校内鑑賞会においてインドネシア、中部ジャワの民族音楽であるガムラン音楽の演奏を行うとともに、ガムラン音楽を取り巻く文化について講演した。また、ガムラン音楽演奏体験ワークショップを実施、子どもたちを指導した。音楽演奏を聴き、演奏体験を行うとともに、現地の生活を紹介するスライドを見せることで、インドネシアの文化に聴覚と視覚の両方から触れることができるよう試みた。
  • 件名
    豊中市立新田南小学校PTA主催ガムランコンサートおよびワークショップ講師
    年月日(From)
    2003/11
    概要
    豊中市立新田南小学校PTAが主催した、インドネシア、中部ジャワの民族音楽であるガムラン音楽コンサートにおいて、企画・進行・演奏を行うとともに、演奏体験ワークショップを実施し、子どもたちを指導した。
  • 件名
    神童幼稚園 ガムランコンサートおよびワークショップ講師
    年月日(From)
    2004/02
    概要
    豊中市の私立神童幼稚園において、園児を対象とするガムラン音楽のコンサートを行い、企画・進行・演奏を担当するとともに、楽器体験コーナーの講師を務めた。
  • 件名
    (財)大阪市教育振興公社「キッズプラザ大阪」ワークショップ講師
    年月日(From)
    2004/11
    概要
    子どものための博物館「キッズプラザ大阪」において、ガムラン音楽の演奏体験ワークショップを行い、講師を務めた。
  • 件名
    (財)大阪市教育振興公社「キッズプラザ大阪」ワークショップ講師
    年月日(From)
    2005/12
    概要
    子どものための博物館「キッズプラザ大阪」において、ガムラン音楽の演奏体験ワークショップを行い、講師を務めた。
  • 件名
    (財)大阪市教育振興公社「キッズプラザ大阪」ワークショップ講師
    年月日(From)
    2006/11
    概要
    子どものための博物館「キッズプラザ大阪」において、ガムラン音楽の演奏体験ワークショップを行い、講師を務めた。
  • 件名
    日本心理学会第71回大会ワークショップ開催
    年月日(From)
    2007/09
    概要
    日本心理学会聴覚心理学研究会代表として、日本心理学会第71回大会において「音が認知的課題に及ぼす影響」と題するワークショップを企画、開催した。当該テーマに関して、岡本健久(日本板硝子環境アメニティ)、山田真司(金沢工業大学)、篠原一光(大阪大学)の三氏より話題提供をいただき、指定討論者の重野純氏(青山学院大学)とともに討議を行った。
  • 件名
    日本心理学会第72回大会ワークショップ開催
    年月日(From)
    2008/09
    概要
    日本心理学会聴覚心理学研究会代表として、日本心理学会第72回大会において「音と感情」と題するワークショップを企画、開催した。当該テーマに関して、中村真氏(宇都宮大学)、桑野園子氏(大阪大学)、重野純氏(青山学院大学)とともに話題提供者も務め、指定討論者の谷口高士氏(大阪学院大学)を交えて討議を行った。
  • 件名
    (財)大阪市教育振興公社「キッズプラザ大阪」ワークショップ講師
    年月日(From)
    2009/02
    概要
    子どものための博物館「キッズプラザ大阪」において、ガムラン音楽の演奏体験ワークショップを行い、講師を務めた。
  • 件名
    (財)大阪市教育振興公社「キッズプラザ大阪」ワークショップ講師
    年月日(From)
    2009/06
    年月日(To)
    2009/07
    概要
    子どものための博物館「キッズプラザ大阪」において、ガムラン音楽の演奏体験ワークショップを行い、講師を務めた。
  • 件名
    日本心理学会第73回大会ワークショップ開催
    年月日(From)
    2009/08
    概要
    日本心理学会聴覚心理学研究会代表として、日本心理学会第73回大会において「音と安全−信号としての音、コミュニケーション手段としての音−」と題するワークショップを企画、開催した。当該テーマに関して、羽藤律氏(桐朋学園芸術短期大学)、水浪田鶴氏(産業技術総合研究所)、上田麻里氏(九州大学)、蓮花一己氏(帝塚山大学)、垣本由紀子氏(立正大学)より話題提供いただき、討議をおこなった。
  • 件名
    西宮市認定保育ルームぽかぽか「子育てをもっともっと楽しくする講座」講師
    年月日(From)
    2009/10
    概要
    幼児から小学校低学年の子どもおよびその保護者を対象に音のワークショップを行い、音遊びや音具作りを指導した。
  • 件名
    神童幼稚園音遊びワークショップ
    年月日(From)
    2010/03
    概要
    豊中市の私立神童幼稚園にて、園児を対象に音のワークショップの講師として、音具と民族楽器の紹介、音具作りの指導を行った。
  • 件名
    大阪樟蔭女子大学附属幼稚園保護者会講演会講師
    年月日(From)
    2014/06/08
    概要