研究代表者, 山中康裕, 分担執筆, 岡田康伸, 皆藤 章, 秦真理子, 奥田 亮, 鶴田英也, 山崎玲奈, 安立奈歩, 中野祐子, 山川裕樹, 桑原晴子, 西堀智香子, 松山真弓, 飯野秀子
平成12年度科学研究費補助金(特定領域研究(A)(2))研究成果報告書研究課題番号12040222 1-4 2001年3月
心理療法面接で得られた描画を中心とする心理臨床素材を画像データとして集積し,閲覧・検索を可能にしたデータベースを用いて,心理臨床家の教育訓練に資するようなシステムを構築することを目指した研究の報告である。 全33頁<br />
担当部分:「Ⅰ.問題 心理療法における画像データ,データベース構築の理念,教育訓練システムの構想」(単著)<br />
本論では,非言語的な心理臨床素材を扱うための教育訓練の問題点を指摘し,そこから描画を中心とした心理臨床素材のデータベース及び教育訓練システムを構築する上での基本的な理念について論じた。そしてデータベース構築により,一次資料としての画像データを効率よく保存できること,データの共有化と閲覧により臨床例を豊富に提供できること,その結果個人が独自な臨床的視点を発見し探索することを支援しうること,これらが非言語的心理臨床素材を用いた臨床家教育訓練に資すること,等について述べ,