研究代表者, 山中康裕, 分担執筆, 森田 慎, 國吉知子, 久野晶子, 奥田 亮, 足立正道, 西隆太郎, 松下姫歌, 安立奈歩, 中野祐子
平成9年度科学研究費補助金(重点領域研究)研究成果報告書研究課題番号09204211 7-10 1998年3月
心理臨床面接でとられた描画を画像データとしてデータベース化し,多量の描画を閲覧検索できるシステムを構築したことに関して報告を行った。 全39頁<br />
担当部分:「Ⅲ.描画システム共有指標分類のためのマニュアルについて」(単著)<br />
心理臨床の現場でとられる描画をそのままの形で画像データとして保存・集積しデータベース化する際に,それをシステムとして有効に活用する為に閲覧・検索機能が重要になってくる。そこで,蓄積されたバウムテストの画像データを用い,個々の描画特徴の検索を可能にするための分類指標の標準化・マニュアル作成を試みた。その結果,使用者の主観や印象を排し客観的指標を作成しようとすることで,逆に指標を臨床的に活用し難くなることが見出され,共有指標分類化の困難さが確認され課題とされた。