研究者業績

高橋 裕子

タカハシ ユウコ  (Yuko Takahashi)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 学芸学部心理学科 教授 (副学長)
学位
修士(文学)(1995年3月 関西学院大学)

J-GLOBAL ID
200901018504570511
researchmap会員ID
1000291107

論文

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  • 鈴木 朋子, 高橋 裕子, 田上 成美, 大橋美和子
    令和 4 年度 東大阪市地域研究助成金「地域におけるたばこ問題の解決に向けたネットワークづくりのための情報収集」報告書 2023年5月  責任著者
  • 高橋裕子, 永見もも子, 礒崎聖子稲村茂, 橋本千佳
    日本集団精神療法学会誌 大会特集号 2020年12月  招待有り筆頭著者
  • 高橋裕子, 奥田亮, 坂田浩之, 根本眞弓, 高橋依子
    大阪樟蔭女子大学臨床心理学専攻・附属カウンセリングセンター研究紀要 (12) 2018年3月  筆頭著者
  • 共同執筆, 松向寺真彩子, 高橋裕子
    日本集団精神療法学会誌 集団精神療法 Vol.26(No.2) 2011年6月  査読有り
    平成23年6月掲載予定 日本集団精神療法学会誌の身体疾患におけるグループの特集号に掲載。公立総合病院緩和ケアチームにおける臨床心理士の役割、また臨床心理士が運営するアートセラピー、認知行動療法を用いたグループサポートなど多種類のグループサポートを行っている現状を報告し、それぞれについて意義と役割を考察した。担当部分:共同研究につき抽出不可能
  • 日本集団精神療法学会誌 集団精神療法 Vol.27.(No.1) 2011年6月  査読有り筆頭著者
    平成23年6月掲載予定 日本集団精神療法学会誌の身体疾患におけるグループの特集号に掲載。日本においては精神科治療領域で主として発展してきた集団精神療法であるが、近年医療現場においても様々な治療においてグループが活用されている。生活習慣病の中でも罹患率が高く、治療継続に小案何をきたすことも頻繁な糖尿病に関して入院・外来治療において3種類のグループを活用している実践例を提示し、それぞれのグループの特徴、今後の課題について考察した。

書籍等出版物

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  • 井上, 靖子, 工藤, 昌孝, 三船直子, 高橋裕子, 東千冬 (担当:共著, 範囲:第7章家族関係の心理 第9章個人と集団の心理)
    八千代出版 2020年4月 (ISBN: 9784842917696)
  • 分担執筆, 松本和雄, 小原依子, 東美絵, 足立由美, 大田有希, 隠岐厚美, 奥村由美子, 小山かおり, 櫻井秀雄, 下笠幸信, 巣黒慎太郎, 園村麻紀, 高橋京子, 高橋裕子, 西村武, 西本実苗, 保坂史子, 保志場香世 (担当:共著)
    朱鷺書房 2008年11月
    本書は、音楽療法の基礎として最も重要な心理学全般について、基礎と臨床の両面から解説したものである。音楽療法の歴史と現状、音楽療法と臨床心理学、心理学的基礎知識などの内容のを持ち、ハンドブックとして実践に必要なところを読むこともでき、事典的な使い方も可能である。 総頁267 担当部分:第2楽章 第2節 2(4) 青年心理に関する箇所を担当。思春期・青年期の心理的課題について概説し、不登校、家庭内暴力、摂食障害、非行、自殺など、この発達段階に多く見られる病理的側面を含む事象について説明した。最後に思春期・青年期について全般的な心理的特徴をまとめた。
  • 分担執筆, 小林芳郎, 杉本敏夫, 遠藤和佳子, 平山義文, 高橋裕子 (担当:共著)
    保育出版社 2004年4月
    保育の専門的な学習者用の社会福祉援助技術に関するテキストである。伝統的なソーシャルワークを基礎としており,援助技術の内容を理解し,身に付けられると同時に近年の新しい理論動向も学べる構成となっている。保育所や児童福祉施設での保護者からの相談,地域における子育て支援のネットワークにおいても様々な社会福祉援助技術画活用されており,今後ますますその重要性は増していくと考えられる。 総頁198 担当部分:6章1・2節,集団援助技術の定義と諸モデル,集団援助技術の意義と特徴p.104-107,9章8節社会福祉計画p.165-167 集団援助技術が社会的に活用され始めた歴史には,時代背景や社会的要請がある。対人援助技術は,実践の中で培われた技法であり,社会や文化によって理論的な根拠にも変化が認められる。それらの定義や理論についてまとめ,対象とすべき集団や援助がもたらす意義について概説した。
  • 分担執筆, 相澤譲治, 篠原由利子, 松宮透高, 坂本智代枝, 萩野佳恵, 長崎和則, 是恒方子, 渡里千賀, 高橋裕子, 辻井誠人, 金子努, 大田久美子, 上村啓子, 杉本みどり, 萩原浩史 (担当:共著)
    久美出版 2003年3月
    精神保健福祉士養成のための演習用のテキストとして編集された。サービス利用者に対してより良い援助を展開していくためには、精神医学,精神保健学,精神科リハビリテーションや精神保健福祉援助技術などの専門知識と技能は不可欠である。援助者としての援助技術を向上させることを目的とし、学生自身が自分で学習し,考え,主体的に行動する態度を養成することができる点が特色である。 総頁186 担当部分:事例研究Ⅳ,病院・診療所 グループワークを中心に精神科病院におけるグループ・ワークの実際を例示し,理を促すことを目的とした。精神科病院の入院患者のうち,大半を占める統合失調症の陽性症状を主とする症例と陰性症状を例の2例を提示し,グループアプローチの効果について考察した。また,グループ・ワーカーとして,集団力動を効果的に利用し,メンバー一人ひとりに対する援助をも行っていくためには,ここのメンバーへの観察が重要であることをまとめた。
  • 分担執筆, 山中康裕, 徳田完二, 森岡理恵子, 国吉知子, 岡本直子, 横井裕子, 安藤嘉朗, 宮木ゆり子, 吉岡恒生, 高橋裕子 (担当:共著)
    創元社 2001年7月
    京都大学院教授山中康裕の還暦記念論文集として出版された。第1部は論文集「魂と心の知の探求‐心理臨床学と精神医学の間」,第2部は「詩・評論・エッセー」という2部構成から成り,筆者の論文は第1部第5章「方法・心理テスト・風景構成法」の第6節である。総頁725 担当部分:第5章6.コラージュ療法における『場』の変容過程 p.303-310 精神科病棟における集団精神療法の一環として行ったコラージュ療法が、導入から数年の間に臨床的な技法として、また集団における自己表現の手段として参加者が変化していく中でも定着し,自己表現手段として臨床的に意義の高いものとなっていく過程についての報告を行った。

講演・口頭発表等

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  • 共同研究, 高橋裕子, 渡里千賀, 栃尾順子, 友岡尚子, 青山雅美
    日本集団精神療法学会 第15回大会 1998年3月
    臨床心理学や社会福祉学を専攻する学生が病院実習という形で継続的に来院し,精神科臨床を学ぶ制度がある。本研究は,施設実習の経験のない学生4名がデイケアに参加し,実習を続けて行った過程について,スタッフ,参加メンバー(患者)そして学生自身の内的・外的変化をまとめたものである。一般に,プライバシーの問題などから精神科臨床には部外者が参加しにくいが,適切な管理と指導の下では双方が良い結果を得られることが明らかとなった。
  • 共同研究, 栃尾順子, 佐々木裕子, 渡里千賀
    日本心理臨床学会第16回大会 1997年9月
    本研究は,Loevingerの自我発達理論に基づいて,精神科的な問題を持つ被験者を対象に,発達段階を測定する調査を行い,自我と精神症状との関係について検討することを目的とした。精神科に入院中,及び外来通院中の患者を対象として記述式の投影法によるテストを行い,その結果の分析を行ったが,先行研究に示されている自我発達段階が入院期間に影響を与えるという事実は認められなかった。
  • 共同研究, 皆川真凡, 筧 美香, 国家順子, 白木ひとみ, 高橋裕子, 滝沢美彩, 山崎勝之
    日本保育学会第50回大会 1997年5月
    これまで,保育者や保育学生がどのような行為を思いやり行動と見なし,どの程度思いやりを感じるかを調査してきた。今回は幼児教育に直接関わっていない学生を対象として同様の質問紙法による調査を行い,保育者及び保育学生との比較検討を行った。その結果,成人の行動に対する思いやりの程度の評定に関しては,乳幼児の行動の評定とは異なり,教育・保育経験の影響をあまり受けないことがわかった。
  • 共同研究, 渡里千賀, 青山雅美, 高橋裕子
    日本集団精神療法学会 第14回大会 1997年3月
    精神科のデイケアは,精神科的な治療を継続しながら,社会復帰を目指す重要な治療ログラムである。参加者は主として精神分裂病の患者であるが,デイケアに集うことによって,生活リズムを整え,集団における対人関係を経験し,社会生活における技能を修得することもその重要な目的となっている。本研究は,デイケアのメンバーによって,一つの民話を朗読,ちぎり絵,演劇という形式の異なる形に発展させて行った過程を報告するものである。
  • 共同研究, 栃尾順子, 佐々木裕子, 渡里千賀
    日本教育心理学会第88回総会 1996年11月
    精神的な問題を理解するために,発達的な観点は重要なものを考えられている。Loevingerの自我発達論に基づいて精神科の病院に入院,または通院中の被験者を対象として自我発達段階を測定し,それぞれのグループの被験者パーソナリティーが,どの段階で機能しているかについて検討することを目的とした。その結果,臨床群の自我発達段階は前同調的段階が多く,入院病棟によって多少の差異が認められていることがわかった。
  • 共同研究, 佐々木裕子, 国家順子, 平井美香, 滝沢美彩, 藤田ひとみ, 皆川真凡山崎勝之
    日本保育学会第49回大会 1996年5月
    思いやり行動の発達的変化において,保育の現場では幼年児に関わる保育者の態度が大きく影響を及ぼすと考えられる。そこで,保育学生と保育者を対象に,思いやり行動に対する基本的態度を調査する目的で,質問紙法を行った。その結果,思いやり行動に対する評価は保育者のほうがより厳しく,実行頻度も高かった。これは,思いやり行動が社会的経験と深く関わり,役割意識も関与していることが推察された。
  • 共同研究, 皆川直凡, 国家順子, 佐々木裕子, 平井美香, 滝沢美彩, 藤田ひとみ, 山崎勝之
    日本保育学会第49回大会 1996年5月
    心理学的に向社会的行動と呼ばれる思いやり行動のうち,乳幼児期においてどの部分がどのような形で芽生え,どのように発達していくのかについて調べることを目的とした。保育者,保育実習を経験した保育学生を対象に,子どもの思いやり行動に対する評定を行ってもらい,子どもの年齢別に思いやり行動の種類ごとの生起頻度,及び保育経験による思いやり行動に対する認知の差異についても考察した。
  • 共同研究, 大蔵真彩子, 栃尾順子, 佐々木裕子
    日本集団精神療法学会 第13回大会 1996年3月
    急性期の入院患者の受け入れを主とする女子閉鎖病棟におけるグループワークについての報告を行った。このグループワークの対象となったのは,入院後間もない症状の不安定な緊張の高い患者達であった。常に入退院による入れ替わりがある中,メンバーの固定化を図れない点を補い,グループの維持を目的としたプログラムの選択が重要な課題となった。その結果,非言語的な芸術療法の導入を試みることとなったが,その過程について考察した。
  • 共同研究, 栃尾順子, 佐々木裕子, 島千賀, 友岡尚子, 大蔵真彩子
    日本教育心理学第37回総会 1995年9月
    自我発達の様相は,心理的な健康と関連があると考えられており,精神家的な問題を理解する上で様々な示唆を与えてくれる。精神科に入院中の患者を対象として,Loevingerによる自我発達測定のための文章完成テストを用いて,自我発達段階の検討をおこなった。調査方法としては,先のテストに加えて,問紙GHQ(精神健康調査票),及び質問紙SDS(自己評価式抑うつ性尺度)との相関を求めたが,有意な差は認められなかった。
  • 高齢者の生命の質とケアシンポジウム Japanese Center for Quality of Life Studies, Divisionof the Foundationof Thanatology,Columbia Presbyterian Medical Center 1995年5月
    高齢化社会を目前にして,地域における高齢者のケアについて医療と福祉の連携が密接に行われなければならない時代が来ている。大阪のベットタウンとして知られる吹田市における高齢者に関する痴呆相談や受診のある精神科医療と,隣接する特別養護老人ホーム及び吹田市の様々な機関との協力関係の実際について報告を行い,今後の高齢者ケアに関わる課題について検討を行った。
  • 共同研究, 平井美香, 滝沢美彩, 藤田ひとみ, 元恒真織, 佐々木裕子, 皆川直凡, 柏原栄子, 山崎勝之, 国家順子
    日本保育学会第48回大会 1995年5月
    保育者を対象として,大人から見たこどもの思いやりという観点から,日常の保育活動において認められる子ども達の思いやり行動について調査を行った。本調査では,思いやり行動の中で比較的客観的に捉えやすい「援助行動」に限定して回答をまとめた。その結果,保育対象となる子どもの年齢によって援助行動の対象や内容が変化し,保育者自身についても子どもの行動のうち援助行動であると捉える内容が変化していることがわかった。
  • 共同研究, 国家順子, 佐々木裕子, 藤田ひとみ, 平井美香, 滝沢美彩, 元恒真織, 柏原栄子, 山崎勝之
    日本保育学会第48回大会 1995年5月
    成人の日常生活における思いやり行動について行った調査を「思いやりがある」と感じる行動と「思いやりがない」と感じる行動とに着目してその詳細に関する分析を行った。また,現在の自分自身に対する思いやり行動実践への満足度や,他者および社会に対する期待内容についても整理を行った。その結果,満足度はいずれもどちらともいえないがやや不満足,他者に期待する思いやり行動は非常に個別的であることがわかった。
  • 共同研究, 皆川直凡, 平井美香, 国家順子, 柏原栄子, 佐々木裕子, 藤田ひとみ, 元恒真織, 滝沢美彩, 山崎勝之
    日本保育学会第48回大会 1995年5月
    保育所保母と幼稚園教諭を対象にして,乳幼児の思いやり行動についての調査を行った。日常の保育実践の中で認められる1歳から5歳までの乳幼児の思いやり行動をあげてもらい,その内容(種類)や度数と年齢との相関について検討を行った。また,その内容が言語的,動作的のいずれであるかについても分類を行い,子どもの言語発達と思いやり行動の内容の変化について考察した。
  • 共同研究, 佐々木裕子, 辻本太郎, 関山守洋, 松本和雄
    第19回近畿地方会 1995年2月
    心理臨床の治療関係においては,転移が治療の展開を左右することが知られているが,その概念の定義や取り扱いについては変遷が見られ,明確に捉えがたい面がある。発表者が精神病院の臨床において心理療法を担当した重篤な境界型人類障害の女性患者の症例をもとに,心理療法の過程における病状と転移の変化について,身体症状の移り変わりを指標として考察を行った。
  • 共同研究, 藤田ひとみ, 平井美香, 国家順子, 佐々木裕子, 滝沢美彩, 元恒真織, 柏原栄子, 山崎勝之
    日本保育学会第47回大会 1994年5月
    人間の行動形成に重要な影響を与える可能性のある保育者を目指す学生は,この思いやり行動をどの様に認識しているのかを明らかにすることを目的として,幼児教育科の学生を対象に調査を行った。その結果,自由記述によると,日常場面において既存の分類にはない「挨拶」に相当するような簡単な言葉かけなども思いやり行動として認識されている事がわかった。

社会貢献活動

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作成した教科書

 1
  • 件名
    経験と理論をつなぐ心理学
    年月日(From)
    2020/04/06

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 3
  • 件名
    障害児・慢性疾患児を持つ親のケアグループ
    年月日(From)
    2004
    概要
     
  • 件名
    難病地域支援事業 ハートの訪問
    年月日(From)
    2004
    概要
    在宅難病者およびその家族の訪問面接による心理的援助
  • 件名
    難病地域支援事業 当事者・家族交流会 講師
    年月日(From)
    2005
    概要
    在宅難病支援事業における保健所主催の難病当事者・家族交流会・研修会の開催においてファシリテーターを務める

学会や研究会等での役職

 1
  • 学会名
    日本ロールシャッハ学会
    役職名
    理事
    期間(開始)
    2020/04/01

学会や研究会への参加

 5
  • 学会名
    日本ロールシャッハ学会
    大会名
    第24回大会
    期間(開始)
    2020/11/14
    期間(終了)
    2020/11/15
  • 学会名
    日本心理臨床学会
    大会名
    第39回大会
    期間(開始)
    2020/11/20
    期間(終了)
    2020/10/26
  • 学会名
    日本難病医療ネットワーク学会
    大会名
    第25回日本難病看護学会第8回日本難病医療ネットワーク学会 合同学術集会
    期間(開始)
    2020/11/20
    期間(終了)
    2020/11/21
  • 学会名
    日本集団精神療法学会
    大会名
    第38回大会
    期間(開始)
    2021/03/20
    期間(終了)
    2021/03/21
  • 学会名
    日本心理臨床学会
    大会名
    第39回大会
    期間(開始)
    2021/08/27
    期間(終了)
    2021/08/30