美術学部 グラフィックデザイン学科

佐賀 一郎

サガ イチロウ  (Ichiro Saga)

基本情報

所属
多摩美術大学 美術学部グラフィックデザイン学科 准教授
女子美術大学短期大学部 造形学科 非常勤講師
日本大学大学院 芸術学研究科 非常勤講師
学位
美術博士(女子美術大学)

研究者番号
30740708
J-GLOBAL ID
200901093618512610
researchmap会員ID
5000092946

外部リンク

近代日本のタイポグラフィを出発点に研究を開始しました。現在では、ビジュアルデザインとは何か/誰のための/何のためのものかを、その実務的・文化的・歴史的側面、そして機能と表現の関係に注目しつつ、少しでも明らかにしたいと考えています。近年ではデジタルアーカイヴと造形教育/デザイン教育を発想源に加えて研究しています。


受賞

 4

論文

 6
  • 伊勢克也, 影山緑, 佐賀一郎
    女子美術大学研究紀要 (43) 106-112 2013年3月  査読有り
  • 佐賀一郎
    日本デザイン学会研究論文集194号 2009年7月  査読有り筆頭著者
  • 佐賀一郎
    デザイン学研究 56(2) 53-62 2009年7月  査読有り
    明治初期に登場した近代的新聞は,1869(明治2)年から1870(明治3)年にかけてに上海美華書館からもたらされた活版印刷技術の技術的発達を牽引した。本稿では,近代的日刊新聞としてはじめて鉛活字を全面的に使用した『東京日日新聞』(1872〔明治5〕年2月21日創刊)を対象にその内容と意義を検討する。『東京日日新聞』の創業者らは,近代的新聞の発行の条件のひとつに活版印刷を数え,上海美華書館から輸入した五号相当の鉛活字を使用したが,必要字種の不足,活字の形状の問題等によって,ごく短期間で頓挫した。本稿では同紙の印刷面を確認し,その内容と,この経験が後にどのような影響を与えたのかを検討する。上海美華書館の印刷技師からもたらされた外来技術である活版印刷技術は,特に草創期においては,これをいかにして実地に利用するかが問題とされていた。短期間に終わったとはいえ,『東京日日新聞』において行われた鉛活字の使用は,競合紙と同様の自家印刷環境の整備を促しただけでなく,後に多くの新聞が追随して使用した五号活字を基準とした紙面体裁の整備を促した。
  • 佐賀一郎
    学位論文 1-256 2009年3月  査読有り
  • 佐賀一郎
    女子美術大学大学院修了論文・終了作品集 2005年3月  査読有り筆頭著者

MISC

 42

書籍等出版物

 9
  • 田川欣也, 大﨑優, 永井玲衣, 長谷川敦士, 渡邉康太郎, 佐賀一郎, 光嶋裕介, 赤羽太郎, 長﨑陸, 小橋真哉, 枌谷力, 加川大志郎, 増川信夫, 家内信好, 林規章, 吉田知哉, 脇田あすか, 室賀清徳, 長田年伸, 萩原健太郎, 上原哲郎, 沖本尚志 (担当:共著, 範囲:佐賀一郎「デザイナーの社会的責任」pp. 32–42、渡邊康太郎、佐賀一郎「対話:デザインと教育 生きるほうへ」pp. 74–99)
    コンセント 2023年8月15日 (ISBN: 9784909290038)
    編集長吉田知哉による「デザインの輪郭が捉えにくくなっている」ことを動機として創刊された年1回発行を予定する書籍/雑誌にエッセイ寄稿と対談で協力。エッセイ「デザイナーの社会的責任」(pp. 32–42)ではケン・ガーランドの「ファースト・シングス・ファースト」を素材にデザインの範囲を検討した。渡邊康太郎との対談「デザインと教育 生きるほうへ」(pp. 74–99)では、デザイン教育のありようについて、お互いのバックグラウンドを通じて検討した。
  • 東京都庭園美術館、日本経済新聞社文化事業部〔展覧会企画構成/カタログ編集〕、澤田泰廣〔アートディレクション〕、長澤昌彦〔ブックデザイン〕、佐賀一郎〔カタログ監修〕 (担当:監修, 範囲:「風景としてのポスター」pp. 8–15、各章解説 pp. 22–23, pp. 80–81, pp. 112–113, pp. 152–153, pp. 250–253他)
    日本経済新聞社 2021年1月30日 (ISBN: 9784907243135)
    2021年1月30日-4月11日に東京都庭園美術館で開催される同名の展覧会カタログ(主催=東京都庭園美術館、日本経済新聞社)。この展覧会は、多摩美術大学アートアーカイヴセンターが収蔵する竹尾ポスターコレクションによって構成され、多摩美術大学が企画協力したものである。企画・展示内容には、同大学グラフィックデザイン学科と株式会社竹尾がポスター共同研究会として行ってきた研究の成果、および「美術-デザイン史概念を共有・育成するデザインアーカイブ群の構築 」(19K12688)の研究成果が反映されている。カタログの編集制作にあたっては、「知見」ではなく「視点」を提供することに努めた。
  • 岡秀行, 目黒区美術館, 編著 (担当:分担執筆, 範囲:「岡秀行のデザイン」pp. 178–197)
    株式会社コンセント 2019年8月 (ISBN: 9784909290014)
    https://www.concentinc.jp/news-event/news/2019/07/tsutsumu-origin-of-japanese-packaging/ 伝統パッケージの紹介者として世界的に知られる岡秀行の業績を解説。すでに第2次世界大戦前にアートディレクター制をとりいれたデザインスタジオを開設し、その先進性によって戦後デザインをリードした岡秀行が「なぜ伝統パッケージに注目したのか」「なぜ伝統パッケージを必要としたのか」に注目し、岡秀行の追い求めたデザインを考察した。
  • ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン〔著, 佐賀一郎, 監訳, 解題, 村瀨庸子 (担当:監修, 範囲:自伝監訳 pp. 9–124/ポスター作品紹介 pp. 125–170/解題等執筆 pp. 171–261/書籍デザイン)
    ビー・エヌ・エヌ新社 2018年5月 (ISBN: 9784802511032)
    http://www.bnn.co.jp/books/9259/ ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンの自伝(原題 Mein Leben: spielerischer Ernst und ernsthaftes Spiel, Baden: Lars Müller Publishers, 1994)にポスター作品と解題「美学としてのグリッドシステム」を加えて出版。今日では技術として語られることの多いグリッドシステムを美学として捉えなおすことで、モダンデザインの意義を再検討した。
  • 伊勢克也, 影山緑, 佐賀一郎 (担当:共著, 範囲:「計測調査報告」pp. 72–99)
    女子美術大学〔発行〕、日本エディタースクール出版部〔発売〕 2016年3月 (ISBN: 9784888888455)
    http://www.editor.co.jp/press/ISBN/ISBN978-4-88888-845-5.htm 調査協力した弘道軒清朝活字関連資料調査(女子美術大学所蔵)の報告書の一部として「計測調査報告」を執筆。調査データをとりまとめ、データに基づいた考察として、明治10年代には新聞本文に利用されるほど隆盛した楷書活字(弘道軒清朝活字)が、なぜ明朝活字に敗退したのかを探った。

講演・口頭発表等

 13
  • 佐賀一郎, 吉田知哉
    「包む──日本の伝統パッケージ」 開催記念トークイベント 2021年7月25日 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団  招待有り
    吉田知哉氏(株式会社コンセント)とともに企画協力した目黒区美術館主催の展覧会「包む──日本の伝統パッケージ」の関連イベントとして、掲題のテーマで岡秀行を検討した。イベントの内容はYouTubeで公開された。 また、以下から当日のハンドアウト資料をダウンロードできる: https://drive.google.com/file/d/1SV6oJkXt8hQtgrEeX8E2NJhKG_ZwM5t2/view
  • チロン・トリュー, チビン・トリュー, エリオット・グリューネヴァルト, キム・ナヨ
    2021年3月18日 主催:東京都庭園美術館、協力:在日スイス大使館、ローザンヌ州立美術学校(ECAL)、多摩美術大学グラフィックデザイン学科
    「20世紀のポスター[図像と文字の風景]ビジュアルコミュニケーションは可能か?」展(会期=2021年1月30日〜4月11日、主催=東京都庭園美術館、企画協力=多摩美術大学)の開催を契機とし、在日スイス大使館の協力を得て、ローザンヌ州立美術学校(ECAL)の関係者を講師に、また多摩美術大学大学院生を参加者に迎えた3日間連続のオンライン・ワークショップ「TamaEcal Workshop」のコーディネーション。ローザンヌ、パリ、ソウルに在住する4名の講師(チロン & チビン・トリュー、エリオット・グリューネヴァルト、キム・ナヨ)と教室をネットワーク接続して行った本オンライン・ワークショップは、非常に実験的なものだったが、モダニズムに依拠した書体デザインが、今なお有効な技法・教育手段であることを示す実り豊かなものとなった。
  • 佐賀一郎
    2021年3月12日 東京都庭園美術館  招待有り
    同名の展覧会のために行ったギャラリートーク映像のインターネットを通じた配信(47'16'')。Instagram, YouTubeを利用。 20世紀のポスター[図像と文字の風景]──ビジュアルコミュニケーションは可能か? 会期:2021年1月30日(土)~4月11日(日) 会場:東京都庭園美術館 主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、日本経済新聞社 企画協力:多摩美術大学 特別協力:株式会社竹尾 後援:在日スイス大使館 年間協賛:戸田建設株式会社、ブルームバーグ・エル・ピー
  • 佐賀 一郎, 塚田優
    第3回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム──メディウムとしてのアートアーカイヴ 2020年12月5日 主催:多摩美術大学アートアーカイヴセンター 協力:多摩美術大学メディアネットワーク推進委員会
    第3回 多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「メディウムとしてのアートアーカイヴ」のための発表。2020年3月に多摩美術大学アートアーカイヴセンターに寄贈された和田誠アーカイヴについて、寄贈の経緯、内容と特徴、およびその可能性と考えられる研究の方向性について、塚田優氏とともに概要をプレゼンテーションした。
  • 佐賀 一郎
    第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム──アートアーカイヴとは何か 2019年12月7日 主催:多摩美術大学アートアーカイヴセンター、 多摩美術大学図書館、多摩美術大学芸術人類学研究所 協力:多摩美術大学美術館、メディアセンター
    第2回 多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「アートアーカイヴとは何か」のための発表。多摩美術大学が所蔵するデザインコレクションの連携をめざした取り組みを発表。竹尾ポスターコレクション・データベースを通じて開発したデータ構造、タグ構造をもとにアーカイヴをスケールアウトするための考え方を提示した。あわせて、登録されたタグデータをもとに作図したインフォグラフィクスの特徴と可能性、およびコレクションを素材にした学生の研究会活動の可能性を検討した。

所属学協会

 1

Works(作品等)

 4

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3