公園や広場,街路樹などオープンスペースの計画からマネジメントの手法について,多様な主体の協働による新しい質の創出を含めて研究・実践しています。阪神・淡路大震災以降の5~10年間は,協働の手法やコミュニティ形成の効果を中心に扱ってきましたが,近年は協働が生み出す景観そのものや社会的な価値など,新たな質について広く扱う機会が増えてきました。特に街路樹が一部の苦情によって強剪定される問題に対して,地域と行政が一体となって計画・管理する手法について研究を進めています。近年は,立地適正化計画に伴う,中心市街地のオープンスペースの創出や,周辺の空き地活用方策についても研究を始めています。
社会活動としては,自治体の都市計画・景観・公園・環境関連の審議会や,各種委員会において,緑の存在効果,利用効果,媒体効果を向上させることを支援しています。公園の管理運営においては,市民・企業・行政と共に活動もさせていただいています。また,まちづくり協議会の立ち上げなど,コミュニティづくりそのものを支援する機会も増えています。