研究者検索結果一覧 内田 康郎 内田 康郎ウチダ ヤスロウ (Yasuro Uchida) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属兵庫県立大学 大学院 社会科学研究科 教授 (名誉教授(富山大学))学位博士(学術)(1998年3月 横浜国立大学)J-GLOBAL ID200901011244987834researchmap会員ID1000243815外部リンクhttp://www.yasuro-uchida.com/ 研究キーワード 2 競争戦略論 Competitive Strategy 研究分野 1 人文・社会 / 経営学 / 経歴 6 2021年4月 - 現在 兵庫県立大学 大学院 社会科学研究科 教授 2018年4月 - 2021年3月 兵庫県立大学 大学院 経営研究科 教授 2008年4月 - 2018年3月 富山大学 経済学部 経営学科 教授 2007年4月 - 2008年3月 富山大学 経済学部 経営学科 准教授 2000年4月 - 2007年3月 富山大学 経済学部 経営学科 助教授 もっとみる 委員歴 3 - 現在 異文化経営学会 理事, 副会長 - 現在 国際ビジネス研究学会 理事、 戦略・企画委員会 委員 - 現在 多国籍企業学会 理事、 企画・出版委員会委員長 受賞 1 2002年 日本貿易学会 学会奨励賞 主要な論文 15 ユーザー主導の標準化プロセスとロイヤリティフリー : 国際標準化に向けた新たなプロセスがもたらす戦略的意味 内田 康郎 国際ビジネス研究 4(2) 93-113 2012年10月 査読有り 本稿の目的は、これまで標準化戦略研究で取り上げられてこなかった「ユーザー主導による標準化プロセス」の実態を解明し、これをもとに標準化戦略研究全体の体系化を図ることにおかれる。ここで、標準化戦略とは競争優位の確立を目的に、技術標準をもとに構築する事業戦略を意味するものだが、その意味での研究はこれまでさまざまな成果が見られるようになっている。だが、これまでの標準化戦略研究はライセンサ側から捉えたものが多かったが、近年の標準化はライセンサを巻き込みながらユーザー主導で進められる標準化プロセスも確認されるようになってきている。そこでは、ライセンスを持たない企業も積極的に標準開発作業に参画するだけでなく、標準開発メンバーの間では、ライセンサの持つ特許を無償で利用できるようライセンサに対してロイヤリティフリー(RF)での実施許諾を求めることなど、これまでの標準化戦略研究では対象とされなかった特徴が確認できる。こうした標準化プロセスは、ライセンサの事業戦略のあり方にも大きく影響するものと考えられる。本稿は、こうした知財を無償化させるユーザー主導の標準化プロセスの内容を明らかにしながら、このことがライセンサの競争戦略に対してどのような意味をもたらすのかについて検討することを目的とするものである。この目的に則って、事例分析としてインターネットで使われる技術の標準化を進めるW3CやRFIDの国際標準化を推進するEPCglobalを対象に進めていく。どちらもユーザー主導での標準化をRFで進めている標準開発機関である。これらの事例分析を通じて、ライセンサ主導の標準化プロセスとの間での相違点を見つけ出し、ユーザー主導の標準化プロセスがライセンサにどのような意味をもたらすかを明らかにする。同時に、本研究によって標準化戦略研究全体の体系化に資することを目指している。 もっとみる MISC 19 ケース 堀場製作所の成長戦略:社是と持続的成長の関係性 内田康郎 兵庫県立大学ディスカッションペーパー (No.146) 1-17 2023年12月 筆頭著者 アイリスオーヤマにみる持続的成長の本質 馬駿, 内田康郎 富山大学ワーキングペーパー (353) 1-18 2023年3月 最終著者 添付ファイル 異業種連携を通じた業際化の実態に関する考察 ―トヨタ自動車における戦略提携の変遷より― 内田康郎 兵庫県立大学政策科学研究所ディスカッションペーパー (128) 1-12 2021年9月 筆頭著者 劇論Society5.0(02)IoTの進展にみる技術の業際化 : 国際ビジネスの業際化とそのメカニズムについて 内田 康郎 世界経済評論 = World economic review 62(6) 84-92 2018年11月 Royalty Free Intellectual Propety and Inte-industrialization of MNEs Yasuro Uchida Japan MNE Insight 4 1-8 2017年12月 招待有り責任著者 マルチ・スズキに見るインド市場開発に関する戦略事例 内田康郎 富山大学ワーキングペーパー (309) 1-12 2017年12月 責任著者 IoTの進展と国際ビジネスの関係について:技術標準の業際化への取り組みを中心に 内田康郎 富山大学ワーキングペーパー (304) 1-13 2016年12月 責任著者 アイリスオーヤマ株式会社の競争戦略 内田 康郎 富大経済論集 62(1) 173-185 2016年7月 本稿はケーススタディ用の教材として作成されているが,前稿ではアイリスオーヤマ株式会社の成長プロセスについてみてきた。本稿では,主に同社の競争戦略について記述していく。地方の町工場から始まったアイリスオーヤマ。19歳で同社の代表者となった大山健太郎氏は,その後独自のポリシーをもとに同社を成長させていく。他社の持たない商品を,顧客目線で発掘し,数々のヒット商品を生み出してきた。同社の出す新商品は年間1千点。すべてが「ユーザーイン」の発想から生み出されていく。同社では,売上高のうち発売から3年以内の商品による売上の比率を「新商品比率」と呼んでいるが,60%が同社の目標として設定されている。一度,ヒット商品が生まれると,長期間その商品に依存しようとする企業も少なくない中,同社のこの数字は,数年のうちには売れ筋の商品群を入れ替えることを意味する。実際,2014年度はわずかながら目標に及ばなかったものの,55.8%となっている。果たしてどのようなメカニズムによって,こうした活動が進められているのだろうか。 アイリスオーヤマ株式会社の成長プロセスに関する戦略ケース (清家彰敏教授退職記念号) 内田 康郎 富大経済論集 61(3) 487-500 2016年3月 本稿は,地方にある企業がどのような過程を経て成長していくかという視点のもと,ケーススタディ用の教材として作成した。特に,大手企業と比べ,十分な経営資源に恵まれることの少ない地方の中小企業が,どのように企業間競争を乗り越えていくかという視点から本稿は作成されている。こうした視点を持つとき,アイリスオーヤマ社のこれまでの取り組みが参考になると考えた。アイリスオーヤマと言えば仙台市に本社を構える企業で,もともとはプラスチック製品を作っていた企業として知られている企業だ。だが,近年では同社製家電のCMが目立つようになってきているなど,さまざまな製品分野に進出し,事業を拡大させてきている。図1にも示すように,世界中の企業を苦しめたリーマンショック,そして同社にとっては東日本大震災という逆境にもめげず,順調に業績を伸ばしてきている。LED 照明に至っては,今やわが国を代表する企業である。スタート時は小さな町工場だった同社はどのようにして成長してきたのだろうか。その過程には,単に大手企業の製品を模倣し,それを大手よりも安く提供することによって成長の機会を掴んでいく企業とは異なる独自の考え方が感じられる。本ケースは公開された資料,および同社関係者へのインタビュー調査をもとに,同社の成長過程に注目しながら成長の戦略,競争の戦略についてまとめたものである。 巻頭言 内田 康郎 国際ビジネス研究 4(2) i 2012年 日本の製造業における新たな課題--「標準化のジレンマ」をどう乗り越えるか (国際ビジネスにおける新動向--新興国市場開発を中心として) 内田 康郎 財団法人貿易奨励会貿易研究会研究報告書 10 102-119 2010年 デジュール標準の追求と戦略的課題 (特集 技術標準化とビジネス戦略) 内田 康郎 世界経済評論 52(8) 22-32 2008年8月 バイオメトリクスにおける標準化の戦略 内田康郎 平成19年度 標準化経済性研究会報告書 2008年 責任著者 標準化と競争優位の関係について (国際ビジネスにおける経営品質の探求) 内田 康郎 財団法人貿易奨励会貿易研究会研究報告書 8 217-227 2008年 自動認識技術における標準化の戦略 : バーコード・RFID・バイオメトリクスを中心に 内田康郎, 梶浦雅己 研究・技術計画学会 年次学術大会講演要旨集 21 933-936 2006年10月 査読有り筆頭著者 わが国企業のデファクト・デジュール戦略 内田康郎 わが国機械産業の国際競争力強化策 2 2005年6月 責任著者 グローバル競争と戦略提携 内田康郎 日本企業のグローバル市場開発 2005年 デファクト・スタンダード形成プロセスにおける多様化の本質--業界標準から業際標準へ (特集 日本企業再生への戦略と課題) 内田 康郎 フジ・ビジネス・レビュ- 12(1) 25-32 2002年1月 製造業におけるビジネスモデルの進化と革新 内田康郎, 寺本義也 2000年7月 査読有り筆頭著者 1 書籍等出版物 14 業際化時代の競争戦略: 異業種連携を通じた事業探索の仕組み 内田 康郎 文眞堂 2024年8月7日 (ISBN: 483095261X) Transformation of Japanese Multinational Enterprises and Business: The 50th Anniversary of the Japan Academy of Multinational Enterprises Shige Makino, Yasuro Uchida, Tamiko Kasahara (担当:共編者(共編著者)) Springer 2024年3月 (ISBN: 9789819986156) 生まれ変わる日本 : 多様性が活きる社会へ 馬越, 恵美子, 内田, 康郎, 異文化経営学会 (担当:共編者(共編著者)) 文眞堂 2024年3月 (ISBN: 9784830952500) 未来の多国籍企業 : 市場の変化から戦略の革新、そして理論の進化 多国籍企業学会, 浅川, 和宏, 伊田, 昌弘, 臼井, 哲也, 内田, 康郎 文眞堂 2020年1月 (ISBN: 9784830950605) 国際マーケティング・ケイパビリティ : 戦略計画から実行能力へ 諸上, 茂登, 橋本, 雅隆, 内田, 康郎, 内堀, 敬則, 馬場, 一, 臼井, 哲也, 深澤, 琢也, 鈴木, 仁里 同文舘出版 2019年5月 (ISBN: 9784495649814) もっとみる 講演・口頭発表等 20 技術開発コンソーシアムの動向にみる多国籍企業の競争行動:標準必須特許に対するFRAND解釈の方向性からの考察 内田康郎 多国籍企業学会第14回全国大会 2022年6月25日 招待有り 添付ファイル 事業の業際化とイノベーションの関係 内田康郎 多国籍企業学会西部部会 2018年12月8日 技術の業際化がもたらす知財の無償化 内田康郎 組織学会2019年度年次大会 2018年9月23日 知財の無償化と多国籍企業の業際化 内田康郎 多国籍企業学会第10回全国大会 2017年7月15日 招待有り The Relationship Between Technology and Diffusion Process Yasuro Uchida International Academy of Business and Ecnomics 2015 2015年6月 もっとみる 所属学協会 6 貿易学会 日本経営学会 組織学会 国際ビジネス研究学会 研究・イノベーション学会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 15 地域企業の国際化に関する研究-同族経営と地域連携 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月 岸本 壽生, 大東和 武司, 今井 雅和, 馬 駿, 内田 康郎, 竹之内 秀行, 山本 崇雄, 竹之内 玲子, 清水 さゆり, NURHAIZAL AZAM, 尾山 真 進展する「知財の無償化」の要因とそれがもたらす戦略的意味に関する実証的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2023年3月 梶浦 雅己, 内田 康郎 国際事業活動の業際化と知財の無償化との関係性に関する実証的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2018年4月 - 2022年3月 内田 康郎 地方企業の国際ビジネスのパラダイムシフトに関する多角的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2018年4月 - 2021年3月 岸本 壽生, 馬 駿, 櫻田 貴道, 高木 修一, NURHAIZAL AZAM, 李 瑞雪, 山本 崇雄, 大東和 武司, 鳥羽 達郎, 清水 さゆり, 今井 雅和, 竹之内 秀行, 内田 康郎 知財の業際化の進展と技術優位性との関係性に関する実証的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2017年4月 - 2020年3月 梶浦 雅己, 内田 康郎 もっとみる
内田 康郎ウチダ ヤスロウ (Yasuro Uchida) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属兵庫県立大学 大学院 社会科学研究科 教授 (名誉教授(富山大学))学位博士(学術)(1998年3月 横浜国立大学)J-GLOBAL ID200901011244987834researchmap会員ID1000243815外部リンクhttp://www.yasuro-uchida.com/ 研究キーワード 2 競争戦略論 Competitive Strategy 研究分野 1 人文・社会 / 経営学 / 経歴 6 2021年4月 - 現在 兵庫県立大学 大学院 社会科学研究科 教授 2018年4月 - 2021年3月 兵庫県立大学 大学院 経営研究科 教授 2008年4月 - 2018年3月 富山大学 経済学部 経営学科 教授 2007年4月 - 2008年3月 富山大学 経済学部 経営学科 准教授 2000年4月 - 2007年3月 富山大学 経済学部 経営学科 助教授 もっとみる 委員歴 3 - 現在 異文化経営学会 理事, 副会長 - 現在 国際ビジネス研究学会 理事、 戦略・企画委員会 委員 - 現在 多国籍企業学会 理事、 企画・出版委員会委員長 受賞 1 2002年 日本貿易学会 学会奨励賞 主要な論文 15 ユーザー主導の標準化プロセスとロイヤリティフリー : 国際標準化に向けた新たなプロセスがもたらす戦略的意味 内田 康郎 国際ビジネス研究 4(2) 93-113 2012年10月 査読有り 本稿の目的は、これまで標準化戦略研究で取り上げられてこなかった「ユーザー主導による標準化プロセス」の実態を解明し、これをもとに標準化戦略研究全体の体系化を図ることにおかれる。ここで、標準化戦略とは競争優位の確立を目的に、技術標準をもとに構築する事業戦略を意味するものだが、その意味での研究はこれまでさまざまな成果が見られるようになっている。だが、これまでの標準化戦略研究はライセンサ側から捉えたものが多かったが、近年の標準化はライセンサを巻き込みながらユーザー主導で進められる標準化プロセスも確認されるようになってきている。そこでは、ライセンスを持たない企業も積極的に標準開発作業に参画するだけでなく、標準開発メンバーの間では、ライセンサの持つ特許を無償で利用できるようライセンサに対してロイヤリティフリー(RF)での実施許諾を求めることなど、これまでの標準化戦略研究では対象とされなかった特徴が確認できる。こうした標準化プロセスは、ライセンサの事業戦略のあり方にも大きく影響するものと考えられる。本稿は、こうした知財を無償化させるユーザー主導の標準化プロセスの内容を明らかにしながら、このことがライセンサの競争戦略に対してどのような意味をもたらすのかについて検討することを目的とするものである。この目的に則って、事例分析としてインターネットで使われる技術の標準化を進めるW3CやRFIDの国際標準化を推進するEPCglobalを対象に進めていく。どちらもユーザー主導での標準化をRFで進めている標準開発機関である。これらの事例分析を通じて、ライセンサ主導の標準化プロセスとの間での相違点を見つけ出し、ユーザー主導の標準化プロセスがライセンサにどのような意味をもたらすかを明らかにする。同時に、本研究によって標準化戦略研究全体の体系化に資することを目指している。 もっとみる MISC 19 ケース 堀場製作所の成長戦略:社是と持続的成長の関係性 内田康郎 兵庫県立大学ディスカッションペーパー (No.146) 1-17 2023年12月 筆頭著者 アイリスオーヤマにみる持続的成長の本質 馬駿, 内田康郎 富山大学ワーキングペーパー (353) 1-18 2023年3月 最終著者 添付ファイル 異業種連携を通じた業際化の実態に関する考察 ―トヨタ自動車における戦略提携の変遷より― 内田康郎 兵庫県立大学政策科学研究所ディスカッションペーパー (128) 1-12 2021年9月 筆頭著者 劇論Society5.0(02)IoTの進展にみる技術の業際化 : 国際ビジネスの業際化とそのメカニズムについて 内田 康郎 世界経済評論 = World economic review 62(6) 84-92 2018年11月 Royalty Free Intellectual Propety and Inte-industrialization of MNEs Yasuro Uchida Japan MNE Insight 4 1-8 2017年12月 招待有り責任著者 マルチ・スズキに見るインド市場開発に関する戦略事例 内田康郎 富山大学ワーキングペーパー (309) 1-12 2017年12月 責任著者 IoTの進展と国際ビジネスの関係について:技術標準の業際化への取り組みを中心に 内田康郎 富山大学ワーキングペーパー (304) 1-13 2016年12月 責任著者 アイリスオーヤマ株式会社の競争戦略 内田 康郎 富大経済論集 62(1) 173-185 2016年7月 本稿はケーススタディ用の教材として作成されているが,前稿ではアイリスオーヤマ株式会社の成長プロセスについてみてきた。本稿では,主に同社の競争戦略について記述していく。地方の町工場から始まったアイリスオーヤマ。19歳で同社の代表者となった大山健太郎氏は,その後独自のポリシーをもとに同社を成長させていく。他社の持たない商品を,顧客目線で発掘し,数々のヒット商品を生み出してきた。同社の出す新商品は年間1千点。すべてが「ユーザーイン」の発想から生み出されていく。同社では,売上高のうち発売から3年以内の商品による売上の比率を「新商品比率」と呼んでいるが,60%が同社の目標として設定されている。一度,ヒット商品が生まれると,長期間その商品に依存しようとする企業も少なくない中,同社のこの数字は,数年のうちには売れ筋の商品群を入れ替えることを意味する。実際,2014年度はわずかながら目標に及ばなかったものの,55.8%となっている。果たしてどのようなメカニズムによって,こうした活動が進められているのだろうか。 アイリスオーヤマ株式会社の成長プロセスに関する戦略ケース (清家彰敏教授退職記念号) 内田 康郎 富大経済論集 61(3) 487-500 2016年3月 本稿は,地方にある企業がどのような過程を経て成長していくかという視点のもと,ケーススタディ用の教材として作成した。特に,大手企業と比べ,十分な経営資源に恵まれることの少ない地方の中小企業が,どのように企業間競争を乗り越えていくかという視点から本稿は作成されている。こうした視点を持つとき,アイリスオーヤマ社のこれまでの取り組みが参考になると考えた。アイリスオーヤマと言えば仙台市に本社を構える企業で,もともとはプラスチック製品を作っていた企業として知られている企業だ。だが,近年では同社製家電のCMが目立つようになってきているなど,さまざまな製品分野に進出し,事業を拡大させてきている。図1にも示すように,世界中の企業を苦しめたリーマンショック,そして同社にとっては東日本大震災という逆境にもめげず,順調に業績を伸ばしてきている。LED 照明に至っては,今やわが国を代表する企業である。スタート時は小さな町工場だった同社はどのようにして成長してきたのだろうか。その過程には,単に大手企業の製品を模倣し,それを大手よりも安く提供することによって成長の機会を掴んでいく企業とは異なる独自の考え方が感じられる。本ケースは公開された資料,および同社関係者へのインタビュー調査をもとに,同社の成長過程に注目しながら成長の戦略,競争の戦略についてまとめたものである。 巻頭言 内田 康郎 国際ビジネス研究 4(2) i 2012年 日本の製造業における新たな課題--「標準化のジレンマ」をどう乗り越えるか (国際ビジネスにおける新動向--新興国市場開発を中心として) 内田 康郎 財団法人貿易奨励会貿易研究会研究報告書 10 102-119 2010年 デジュール標準の追求と戦略的課題 (特集 技術標準化とビジネス戦略) 内田 康郎 世界経済評論 52(8) 22-32 2008年8月 バイオメトリクスにおける標準化の戦略 内田康郎 平成19年度 標準化経済性研究会報告書 2008年 責任著者 標準化と競争優位の関係について (国際ビジネスにおける経営品質の探求) 内田 康郎 財団法人貿易奨励会貿易研究会研究報告書 8 217-227 2008年 自動認識技術における標準化の戦略 : バーコード・RFID・バイオメトリクスを中心に 内田康郎, 梶浦雅己 研究・技術計画学会 年次学術大会講演要旨集 21 933-936 2006年10月 査読有り筆頭著者 わが国企業のデファクト・デジュール戦略 内田康郎 わが国機械産業の国際競争力強化策 2 2005年6月 責任著者 グローバル競争と戦略提携 内田康郎 日本企業のグローバル市場開発 2005年 デファクト・スタンダード形成プロセスにおける多様化の本質--業界標準から業際標準へ (特集 日本企業再生への戦略と課題) 内田 康郎 フジ・ビジネス・レビュ- 12(1) 25-32 2002年1月 製造業におけるビジネスモデルの進化と革新 内田康郎, 寺本義也 2000年7月 査読有り筆頭著者 1 書籍等出版物 14 業際化時代の競争戦略: 異業種連携を通じた事業探索の仕組み 内田 康郎 文眞堂 2024年8月7日 (ISBN: 483095261X) Transformation of Japanese Multinational Enterprises and Business: The 50th Anniversary of the Japan Academy of Multinational Enterprises Shige Makino, Yasuro Uchida, Tamiko Kasahara (担当:共編者(共編著者)) Springer 2024年3月 (ISBN: 9789819986156) 生まれ変わる日本 : 多様性が活きる社会へ 馬越, 恵美子, 内田, 康郎, 異文化経営学会 (担当:共編者(共編著者)) 文眞堂 2024年3月 (ISBN: 9784830952500) 未来の多国籍企業 : 市場の変化から戦略の革新、そして理論の進化 多国籍企業学会, 浅川, 和宏, 伊田, 昌弘, 臼井, 哲也, 内田, 康郎 文眞堂 2020年1月 (ISBN: 9784830950605) 国際マーケティング・ケイパビリティ : 戦略計画から実行能力へ 諸上, 茂登, 橋本, 雅隆, 内田, 康郎, 内堀, 敬則, 馬場, 一, 臼井, 哲也, 深澤, 琢也, 鈴木, 仁里 同文舘出版 2019年5月 (ISBN: 9784495649814) もっとみる 講演・口頭発表等 20 技術開発コンソーシアムの動向にみる多国籍企業の競争行動:標準必須特許に対するFRAND解釈の方向性からの考察 内田康郎 多国籍企業学会第14回全国大会 2022年6月25日 招待有り 添付ファイル 事業の業際化とイノベーションの関係 内田康郎 多国籍企業学会西部部会 2018年12月8日 技術の業際化がもたらす知財の無償化 内田康郎 組織学会2019年度年次大会 2018年9月23日 知財の無償化と多国籍企業の業際化 内田康郎 多国籍企業学会第10回全国大会 2017年7月15日 招待有り The Relationship Between Technology and Diffusion Process Yasuro Uchida International Academy of Business and Ecnomics 2015 2015年6月 もっとみる 所属学協会 6 貿易学会 日本経営学会 組織学会 国際ビジネス研究学会 研究・イノベーション学会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 15 地域企業の国際化に関する研究-同族経営と地域連携 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月 岸本 壽生, 大東和 武司, 今井 雅和, 馬 駿, 内田 康郎, 竹之内 秀行, 山本 崇雄, 竹之内 玲子, 清水 さゆり, NURHAIZAL AZAM, 尾山 真 進展する「知財の無償化」の要因とそれがもたらす戦略的意味に関する実証的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2023年3月 梶浦 雅己, 内田 康郎 国際事業活動の業際化と知財の無償化との関係性に関する実証的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2018年4月 - 2022年3月 内田 康郎 地方企業の国際ビジネスのパラダイムシフトに関する多角的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2018年4月 - 2021年3月 岸本 壽生, 馬 駿, 櫻田 貴道, 高木 修一, NURHAIZAL AZAM, 李 瑞雪, 山本 崇雄, 大東和 武司, 鳥羽 達郎, 清水 さゆり, 今井 雅和, 竹之内 秀行, 内田 康郎 知財の業際化の進展と技術優位性との関係性に関する実証的研究 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2017年4月 - 2020年3月 梶浦 雅己, 内田 康郎 もっとみる