源城かほり, 長谷川兼一, 松本真一, 齋藤綾加
人間と生活環境 18(2) 59-66 2011年11月 査読有り
高齢夫婦世帯2軒を対象としたエネルギー消費量と室内熱環境に関する一年間にわたる実測を実施して,高齢夫婦世帯のエネルギー消費実態を明らかにするとともに,省エネルギーに配慮したライフスタイル実践の効果に関する実験を冬期,春期,夏期に実施し,省エネルギーライフスタイルの実践によるエネルギー消費量の削減効果について検討した。その結果,以下の知見が明らかになった。(1)対象住宅2軒の年間積算エネルギー消費量は45GJ/年であり,同じ地域における他の調査の2人以上世帯に比べて20%ほど少ない。しかし,室内熱環境の質は必ずしも良いとは言えない。(2)対象住宅2軒において,省エネライフスタイルの実践により,冬期のエネルギー消費量を普段の生活に比べて13%,7%ずつ削減できた事例を得た。(3)対象住宅において効果的な省エネライフスタイルメニューを明らかにした。