人文学部

市村 美帆

イチムラ ミホ  (Miho Ichimura)

基本情報

所属
和洋女子大学 人文学部心理学科 准教授
学位
修士(心理学)(目白大学)
博士(心理学)(筑波大学)

J-GLOBAL ID
201901008452084100
researchmap会員ID
7000028780

研究キーワード

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経歴

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論文

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  • 市村美帆, 柴田和子
    和洋女子大学紀要 65 41-52 2024年3月  査読有り筆頭著者
  • 市村, 美帆
    和洋女子大学紀要 63 169-178 2022年3月1日  
    本論文では、短期間の自尊感情の揺れ動きに注目した「自尊感情の変動性(stability of self-esteem)」について、日本における研究の動向の整理を行った。具体的には下記の手順で整理を行った。第1に、日本における「自尊感情の変動・安定に関わる研究」に注目し、研究の推移について取り上げた。第2に、自尊感情の変動・安定に関わる研究に該当した68件の研究を概観し、同一の対象者に対する測定回数と、その測定間隔について、整理を行った。第3に、日常生活の自尊感情の変化を扱った「自尊感情の変動性に注目した研究」の対象者、測定方法および測定尺度について整理した。第4に、日本における自尊感情の変動性に注目した研究から、2つの研究視点を見出した。最後に、今後の自尊感情の変動性に関する研究について議論した。
  • 市村, 美帆
    和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University 62 151-162 2021年3月31日  
    本報告では、「メディア心理学」と「産業・組織心理学」のmanabaを用いた遠隔授業について、学生がどのように受講していたのかについて、授業コンテンツの閲覧時間や、授業コンテンツの上の資料の利用、授業内容の理解度などを取り上げ、その状況について報告する。「メディア心理学」と「産業・組織心理学」は共に、配信された授業コンテンツを、学生が1週間を目安に都合のよい時間帯に確認するという非同期型であり、大学キャンパス内の教室ではなく、主に自宅で受講していたことから、非集合型の授業であった。学生の受講の状況については、以下の3点があげられる。第1に、両授業とも、第1回のオリエンテーションは授業日に授業コンテンツを閲覧した学生が多かったが、その後、授業日に授業コンテンツを閲覧した学生は徐々に減少し、1週間以内に閲覧する学生が徐々に増加した。第2に、授業コンテンツの上の資料については、第1回において、画像の閲覧やpdfの資料の利用はほぼ全員ができたものの、パワーポイントの資料については、使用できない学生もいた。その後、授業では、同じ内容について、「パワーポイントの音声付きファイル」と、「音声内容を文字化したpdf資料」を作成し、配信したところ、授業後半に向けて、若干ではあるが、パワーポイントの資料の利用学生が減少し、pdfの資料の利用学生が増加していたが、概ね、最初に学生各自が選択した資料を利用し続けていた。第3に、「音声説明学習」と「文書説明学習」の間において、授業内容の理解度、授業コンテンツ上の説明の情報量の認知、授業コンテンツ上の説明のレイアウトの認知に違いがあるかどうか検討したところ、違いはみられなかったことから、授業資料の形態としては、どちらも有効であると考えられた。
  • 市村, 美帆, 新井, 洋輔
    和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University 61 165-174 2020年3月31日  
    本研究の目的は、大学生が双子コーデ現象をどのように捉えているのか、双子コーデの経験有無による違いについて検討することである。大学生161名を対象に質問紙調査を行った。その結果、大学生は、テレビやSNSおよびインターネットで双子コーデの情報に触れたり、友だちが双子コーデをしていたり、実際に街中で双子コーデをしている人たちをみたことがあるといったように、様々な形で現象に触れていた。双子コーデは主として女性同士で行われる現象であるが、男性もしくは異性同士でも行われるものでもあることや、関係の深い2人によって双子コーデが行われると捉えられていた。また、大学生は双子コーデを、楽しく、テンションがあがることと考え、双子コーデというファッションにかわいいやほほえましいといった評価をしており、好意的に捉えていた。双子コーデをする理由については、「自分の楽しさ志向」「友だちとの関係志向」「流行・社会志向」の3つのまとまりに整理された。双子コーデの未経験者で今後経験したくない者は双子コーデをする理由を「友だちとの関係志向」で捉え、双子コーデの経験者や今後経験してみたい者は双子コーデをする理由を「自分の楽しさ志向」と考えていた。

MISC

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  • 市村美帆
    日本社会心理学会第64回大会 2023年9月  
  • 市村美帆
    産業組織心理学会第38回大会発表論文集 2023年9月  筆頭著者
  • 心理学ワールド 2021年7月  
  • 市村 美帆, 新井 洋輔
    日本心理学会大会発表論文集 85 PC-081-PC-081 2021年  
    おそろいであることを好む現象については,様々な視点から研究が行われている。市村・新井(2020)は,同性の友人関係にある2人が同じ洋服や装飾アイテム,もしくは同じ洋服の色や柄違いを用いて,同一であるように全身をコーディネートする双子コーデ現象について検討している。市村・新井(2020)によれば,大学生は双子コーデというファッションについて,かわいくほほえましいという肯定的な評価をしているものの,双子コーデの経験有無によって,その捉え方には違いがあることが明らかになっている。本研究の目的は,双子コーデ現象と類似した家族内・親子間のリンクコーデの現象について,心理学的な視点から検討することである。研究1では,現象が身近にあり,実際に経験があると想定される乳幼児期を育てる母親に面接調査を行い,その現象の実態などについて検討した。研究2では,大学生を対象に質問紙調査を行い,リンクコーデの現象を第3者的な視点から,どのように捉えているのか検討した。各研究を踏まえて,家族内・親子間のリンクコーデの現象について心理学的な視点から考察する。

書籍等出版物

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  • 日本キャリア教育学会(日本キャリア教育学会情報委員会:家島明彦・市村美帆・京免徹雄・高丸理香・竹内一真・長尾博暢・橋本賢二・本田周二・渡部昌平) (担当:共編者(共編著者))
    実業之日本社 2023年6月 (ISBN: 9784408416823)
  • 鈴木 公啓, 大坊 郁夫, 九島 紀子, 木戸 彩恵, 市村 美帆, 菅原 健介, 大久保 智生, 三木 芽衣, 田中 勝則, 矢澤 美香子, 涌井 佐和子, 岡本 悦美, 荒川 歩, 太幡 直也, 島本 健太郎, 牟田 季純, 浅沼 季沙, 家島 明彦, 池山 和幸, 野澤 桂子, 山宮 裕子, ヴィーレン・スワーミ, 牛田 好美
    北大路書房 2020年4月13日 (ISBN: 4762831034)
  • 編者(責任者):福島哲夫(他4名の編者含む) 執筆者:市村美帆 ※共著者については27名いる (担当:分担執筆, 範囲:12章「社会および家族・集団に関する心理学」 2.人の態度や行動についてのさまざまな理論(227~236頁) 3.家族や集団および文化が個人に及ぼす影響(237~243頁))
    学研メディカル秀潤社 2020年3月23日 (ISBN: 4780913721)
  • 監修:松井豊 編者:高橋尚也・宇井美代子・畑中美穂 共著者:市村美帆・小浜駿・小城英子・竹中一平・高本真寛・渡邊寛・上瀬由美子・浅井真理子・小林麻衣子・兪善英・藤代富広・高橋幸子・立脇洋介 (担当:分担執筆, 範囲:1章「自尊感情の揺れ動きと適応」(1~17頁))
    サイエンス社 2019年2月1日 (ISBN: 4781914381)
  • 編者(責任者, 福島哲夫, 名の編者含む, 執筆者, 市村美帆, 他の共著者については, 名いるため, 省略する。 (担当:分担執筆, 範囲:12章「社会および家族・集団に関する心理学」 2.人の態度や行動についてのさまざまな理論(236~244頁) 3.家族や集団および文化が個人に及ぼす影響(245~250頁))
    学研メディカル秀潤社 2018年4月20日 (ISBN: 478091292X)

担当経験のある科目(授業)

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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