佐居 由美, 中溝 倫子, 宇都宮 明美, 蛭田 明子, 沢口 恵, 桑原 良子, 森島 久美子, 大原 まどか, 藤田 俊介, 中嶋 秀明
聖路加国際大学紀要 4 128-131 2018年3月
聖路加国際大学看護学部実習室小委員会では,実習室を学部学生の能動的学修を推進する環境として整備するための活動を行っている。学生実習室委員会の発足による学生の意見の反映,常勤実習室助手の自己学習支援等により,一定の成果をあげている。2017年度の調査では,実習室が能動的学修に適しているか,について,10段階で回答を得たところ,平均値は7.8であった。その理由として,物的人的環境の良さがあげられ,快適性,自主性を引き出すと答えている。具体的には,「予習をして自分で考えた上で具体的に困っている点について実習室の先生が相談にのるシステムが自律を促していると思うから」等であった。今後も学生との連携とともに,自己学習スペースや物品数,使用上のマナーなどの課題を克服し,学生が能動的に学習できる実習室を目指した取り組みを継続していきたい。(著者抄録)