研究者業績

沢口 恵

sawaguchi megumi

基本情報

所属
和洋女子大学 看護学部 看護学科
学位
博士(看護学)

J-GLOBAL ID
201501034091455118
researchmap会員ID
B000247019

経歴

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論文

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  • Noyuri Yamaji, Megumi Sawaguchi, Erika Ota
    2020年6月4日  査読有り
    <title>Abstract</title> Background To tell children that they are diagnosed with cancer is challenging for any healthcare professional and family. Pictures books are one of the communication tools for talking with children about severe diseases. However, little research is available about the contents and appropriateness of picture books about cancer for children. Methods This study aimed to examine the contents of children's picture books about cancer and explore the advantages and disadvantages of using picture books to communicate with children about cancer. We searched the picture books about cancer written for children aged under ten years old on the Amazon.com Web site on 5 July 2019 and hand-searched on the cancer-related institutes' Web site. We extracted the texts of relevant picture books and conducted a contents analysis of them. Two researchers independently coded the patterns and contents and calculated the agreement between the codings of two researchers using Cohen's kappa coefficient. Results We identified 2,555 picture books and included 30 of them. We identified three main contents, (a) cancer-related knowledge, (b) impacts of cancer, and (c) dealing with cancer. Cancer-related knowledge refers to the information about what is going on and what children have to do. Impacts of cancer refer to the impact of having a child with cancer. Dealing with cancer relates to the actions to reduce or minimize stressful events that had been described. These contents were written with simple words and illustrations. Some of them included the essential contents, which might be misunderstood by children. Conclusions Picture books use plain language with illustrations and might be helpful for children to understand about cancer. However, as these books do not include all contents, it is necessary to select and use multiple books depending on the content which is wanted to tell the child. Moreover, there was no picture book which was developed based on children's information needs and validated. Further research should evaluate the impacts of these books as a communication tool when talking with children diagnosed with cancer.
  • 中溝 倫子, 佐居 由美, 樋勝 彩子, 鈴木 彩加, 高妻 美樹, 中田 諭, 沢口 恵
    聖路加看護学会学術大会講演集 24回 65-65 2019年9月  査読有り
  • 中溝 倫子, 佐居 由美, 樋勝 彩子, 鈴木 彩加, 高妻 美樹, 中田 諭, 沢口 恵
    聖路加看護学会学術大会講演集 24回 65-65 2019年9月  査読有り
  • 沢口 恵, 山路 野百合, 大田 えりか, 田村 正徳
    日本在宅ケア学会誌 23(1) 47-53 2019年9月  査読有り
    医療的ケアを必要としている小児(以下、医療的ケア児)の数や医療的ケアの内容を明らかにすることで、医療的ケア児に必要な支援について示唆を得るため、訪問看護事業所4,972ヶ所にFAXによるアンケート調査を行った。返信数は2,023ヶ所(回収率40.7%)であり、小児の訪問看護を実施している事業所数は882ヶ所(43.6%)であった。小児の訪問看護利用者数は4,272人で、0〜6歳未満が55.1%、6〜18歳未満が44.9%であった。訪問看護利用者数を都道府県別にみると、神奈川県、東京都、愛知県の順で多かった。訪問看護利用者のうち医療的ケア児は72.4%であり、うち運動機能が座位までの小児は88.9%、歩行可能な小児は11.1%であった。医療的ケアを必要としない小児は27.6%であった。医療的ケアの内容は、経管栄養、吸引、気管切開の順で多く、その他では機械による排痰ケア、浣腸、人工肛門管理があった。医療的ケア児への支援として地域や学校との間での健康に関する情報共有といった連携が求められる。(著者抄録)
  • 沢口 恵, 西垣 佳織, 小林 京子
    聖路加国際大学紀要 5 89-94 2019年3月  
    2016年度小児看護学演習において、写真を用いた患者安全教育を実施したが、実際の状況とはほど遠く、実践に結びつけるには限界があると考えた。そこで実践に向けた効果的な演習方法を検討するため、2017年度の学部3年生に対して、映像資料を用いた患者安全教育を実施し、実施後アンケート調査を実施した。小児看護学II演習後の学びとしては、【発達段階に合わせて危険を予測すること】【多くの視点があることの気づき】があった。小児看護学実習への活用としては、実習に役立ったと答えた学生が多かった。学習全体の感想としては【様々な状況を想定した多くの場面設定の必要性】【実習初日での演習による安全な療養環境への支援の再確認】【演習方法の検討の必要性】があった。学生は小児看護学II演習と小児看護学実習初日演習での学びにより、安全な療養環境への支援を意識して患者に関わることができ、患者への支援につなげていた。(著者抄録)
  • 沢口 恵
    聖路加国際大学紀要 5 117-122 2017年3月  
  • 沢口 恵
    日本重症心身障害学会誌 38(3) 507-514 2013年12月  査読有り

MISC

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  • 福冨 理佳, 西垣 佳織, 沢口 恵, 三森 寧子, 山本 光映, 小林 京子
    聖路加国際大学紀要 5 111-115 2019年3月  
    2003年より聖路加国際大学では、市民が主体となり専門家と協働しながらコミュニティにおける健康を増進していくことを目指すPeople-Centered Care(以下、PCC)の創生に取り組んできた。2004年より聖路加国際大学小児看護学教室では、PCC事業の一環として「子どもと家族中心のケア子どもの健康、知ろう、考えよう〜子どもの健康を家族と考える学習・交流会(以下、学習・交流会)」を開催している。過去5年間(2013〜2017年度)で、学習・交流会は年間3〜5回開催された。参加者は、年間64〜136名であり、参加者の内訳は保育士(26.7%)、主婦・歯科衛生士・児童館職員などその他(20.9%)、会社員(14.9%)、保育園看護師(12.1%)などであった。学習・交流会のテーマは、「齲蝕予防(開催回数:5回)」「心肺蘇生法(5回)」「アレルギー(4回)」「感染症と予防接種(4回)」「子どもへの対応(2回)」であり、小児科の医師と歯科医を講師とし、主に大学教員、大学院生、大学生で運営している。実施後のアンケート調査によると、学習・交流会の内容が「役立った」と回答する参加者の割合はほぼ100%であり、満足度を測定する10段階のビジュアルアナログスケールのテーマ毎の平均は8.68〜9.33であった。(著者抄録)
  • 佐居 由美, 中溝 倫子, 高妻 美樹, 中田 諭, 沢口 恵, 桑原 良子, 馬場 香里, 森島 久美子, 大原 まどか, 藤田 俊介
    聖路加国際大学紀要 5 84-88 2019年3月  
    聖路加国際大学実習室小委員会は、学生実習室委員会と共同で、看護実習室の環境改善を目的に、看護学部生を対象にアンケート調査を行っている。2018年度は5〜6月に調査を実施し、312件の回答を得た(回収率70.7%)。結果は、「物品不足:5%(2015年度33%)」、「使用したいときに使用できた:73%(昨年54%)」、「ベッドは足りていた:65%(昨年48%)」など、前年度より物的環境が改善されていた。「実習室満足度(10段階)」は、平均値8.13(±1.47)であり、前年の7.36(±1.79)より高値であった。一方で、利用者マナーは、約15.1%(前年16.5%)の学生が「よくない」と回答し、その理由は「片付けが不十分」という意見が多数みられた。人的環境については、81%の学生が「実習室助手の支援が行き届いていた」と回答した(前年83%)。今回明らかになった課題に取り組み、看護学生の看護実践能力向上に資するよう、今後も学習環境を整備していく必要がある。(著者抄録)
  • 吉田 千文, 佐居 由美, 川上 千春, 池口 佳子, 沢口 恵, 蛭田 明子, 福島 鏡, 宇都宮 明美, 森 明子, 中村 めぐみ
    聖路加国際大学紀要 4 68-73 2018年3月  
    看護学教育においては,専門職としての倫理観や情報管理能力が不十分な学生が,学習のために病院等の情報システムを利用し個人情報を扱う。一方,学生のソーシャルネットワークシステムの利用は常態化している。したがって,個人情報漏えいや情報セキュリティのリスク回避策を取りつつ,学生が多様な状況の中で主体的に行為の善悪を判断し情報管理する力の育成が必要である。本論文において,本学の情報管理体制とこれまでの学生への情報倫理教育の概要を整理し,実習記録検討ワーキングで取り組んだ情報倫理教育の体系化と,新しい教育方法としての情報倫理セミナーの概要を報告した。今後に向けた課題として,看護学生に求められる情報倫理能力を明確化し入学前教育と連動させ学習進度に合わせた段階的能力育成,および倫理的能力にとって重要な情意領域の学びを促進する教育方法開発の必要性について検討した。(著者抄録)
  • 佐居 由美, 中溝 倫子, 宇都宮 明美, 蛭田 明子, 沢口 恵, 桑原 良子, 森島 久美子, 大原 まどか, 藤田 俊介, 中嶋 秀明
    聖路加国際大学紀要 4 128-131 2018年3月  
    聖路加国際大学看護学部実習室小委員会では,実習室を学部学生の能動的学修を推進する環境として整備するための活動を行っている。学生実習室委員会の発足による学生の意見の反映,常勤実習室助手の自己学習支援等により,一定の成果をあげている。2017年度の調査では,実習室が能動的学修に適しているか,について,10段階で回答を得たところ,平均値は7.8であった。その理由として,物的人的環境の良さがあげられ,快適性,自主性を引き出すと答えている。具体的には,「予習をして自分で考えた上で具体的に困っている点について実習室の先生が相談にのるシステムが自律を促していると思うから」等であった。今後も学生との連携とともに,自己学習スペースや物品数,使用上のマナーなどの課題を克服し,学生が能動的に学習できる実習室を目指した取り組みを継続していきたい。(著者抄録)
  • 中溝 倫子, 佐居 由美, 宇都宮 明美, 蛭田 明子, 沢口 恵, 桑原 良子, 森島 久美子, 大原 まどか, 藤田 俊介, 中嶋 秀明, 聖路加国際大学看護学部実習室小委員会
    聖路加国際大学紀要 3 73-78 2017年3月  

共同研究・競争的資金等の研究課題

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