Curriculum Vitaes

mutsuko YOSHINAGA

  (義永 睦子)

Profile Information

Affiliation
Faculty of Education Department of Child Development, Musashino University
Degree
学士(お茶の水女子大学)
修士(お茶の水女子大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901056353755858
researchmap Member ID
5000085702

Research History

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Papers

 14
  • YOSHINAGA Mutsuko, HASEGAWA Hiromi
    THE BULLETIN OF MUSASHINO UNIVERSITY : Faculty of Education, (12) 95-106, Mar 10, 2022  Lead author
  • 小原敏郎, 義永睦子, 田中佑子
    関係学研究, 45(1) 17-30, Mar 31, 2020  Peer-reviewed
    新卒保育者対象の質問紙調査で、保育者のリアリティ・ショックの社会的スキル、コーピングとの関連を検討した。結果、「子供理解と実践の難しさ」についてリアリティ・ショックを強く経験するものが最も多かった。離職希望者は、「労働条件の厳しさ」「職場の人間関係の難しさ」についてのリアリティ・ショックが強かった。社会的スキルは「コミュニケーション能力尺度」測定により、「解読・表出の困難さ」がすべてのリアリティ尺度因子と正の相関があった。保育者に求められる実践力の視点からは、子供たちとの自発的な遊びの関係状況に即応する力を心理劇等の行為法を用いた方法の導入など、コミュニケーション・スキルコーピング技術の向上を目指した教育プログラムの提案をする必要があることが考察された。
  • Namai Ryoji, Enokita Fumiko, Yoshinaga Mutsuko
    (7) 91-102, Oct, 2019  
  • 義永睦子, 小原敏郎, 瑞穂優
    関係学研究, 42 45-55, Mar, 2017  Peer-reviewedLead author
    保育・教職実践力を養成していく上でどのような資質・能力を保育士・幼稚園教諭の養成の課程で培っていくことが必要かを知るために、保育・幼児教育の卒業生を対象に、調査研究を行った。就職3カ月時点における保育者の心身の問題、離職希望、職場のサポートについて、検討した。対象は、保育・幼児教育を専攻した4年制大学および短期大学の卒業生である。調査の結果、就職3ヶ月目の新任保育者の1/4は既に離職を考えていたが、離職希望は職場の問題からきている。新任保育者へのサポートは、保育者集団の一員として位置づくという人間関係を通してのサポートが満足をもたらす。新任保育者が職場の人間関係の中で受け入れられ日々の保育実践への助言指導が得られることにより、不安が軽減し、就業の継続を希望し、保育実践力も向上していく可能性が示唆された。
  • Ohara Toshio, Yoshinaga Mutsuko, Mizuho yuu, Tanaka Yuuko
    1 13-23, Apr, 2016  Peer-reviewed
  • 小原敏郎, 義永睦子, 神蔵幸子
    心理劇, 16(1) 57-67, Dec, 2011  Peer-reviewed
    児童学系の学科に在籍する4年制大学の学生を対象に実施した、関係学を基盤とした学生の教職実践力を育成する心理劇プログラムの実践を報告するとともに、プログラム前後の「保育行為自己評価」の変化を測定した。また、参加学生のへいくへの明確な役割意識の高さの違いによって、心理劇プログラムの効果がどのように異なるかを、質問紙調査および自由記述から分析した。結果、事後に「子どものとの関係形成・発展」「保育者や同僚との連携」因子の得点が優位に高く、プログラムの効果が確認された。また、保育への役割意識が高い群は、「自己の役割体験の意識化」カテゴリがより多く出現し、心理劇から得られた体験や気づきを自己の枠組みに再構成し、意識化しているのではないかと考えられた。
  • 義永睦子, 小原敏郎, 神蔵幸子
    関係学研究, 37(1) 17-26, Mar, 2010  Peer-reviewed
    研究Ⅰの継続研究として、心理劇を活用した理論的枠組み学習を行う「アクションガイド」の効果を質的研究により検証した。保育者を目指す4年制大学の学生を対象として、保育実習事後指導の心理劇セッションの中でアクションガイドを実施し、その直後の自由記述を素材としてKJ法により15のカテゴリを抽出した。さらにそのカテゴリの出現頻度から、アクションガイドの効果及び課題を検討した。結果、第一に、教職実践力を目的とする授業プログラムの効果の定着を図る枠組みを得ることができた。第二に、アクションガイドによる感想・気づきの全体的傾向を明らかにすることができた。第三に、アクションガイドで取り上げる内容の違いにより、強調される効果が異なることが明らかになった。
  • 神蔵幸子, 義永睦子, 小原敏郎
    関係学研究, 37(1) 5-16, Mar, 2010  Peer-reviewed
    教職実践力を育成する心理劇プログラムの試案を作成し、保育者を目指す短大及び4年制大学の学生を対象に実施、保育における教職実践力の育成についての効果を質問紙調査をもとに測定した。その結果、関係学に基づく心理劇プログラムを実施することが、学生の関係具現化、関係責任、関係連帯の向上に有効であったことが検証された。さらに、客観的に測定可能な行為レベルで保育における教職実践力を測定する一つの指標を得ることができた。
  • 主任研究者, 大戸美也子分担研究者, 大西道子, 江波諄子, 榎田二三子, 義永睦子
    68-91, Feb, 2008  
    財団法人こども未来財団の助成を受け、平成19年度児童関連サービス調査等事業報告書として、「親参加型子育て支援活動の実態調査と担当者の専門性に関する研究」として、各地の乳幼児の保育・教育に関する施設において展開している親参加型子育て支援活動の実態に注目し、調査研究を行い、ドキュメントを取り入れた活動事例集を作成した。さらに、親参加型活動の多様な内容と方法を明らかにし、活動担当者に求められる専門性を抽出した。
  • 吉川晴美編
    東京家政学院大学地域に開く子育て・発達研究会, 81-91, Mar, 2003  
    親子参加型保育活動体験の効果、子育てにかかわる親の意識やかかわり、家庭生活と子育て、高齢化社会のなかでの祖父母等の存在の意味等の課題について調査、研究を行い、報告した。
  • 吉川晴美編
    地域に開く子育て・発達支援研究会, 30-44,73-99,104-113,117-120, Mar, 2002  
    東京家政学院大学児童学研究室プレイルームを拠点として続けられてきた、親子参加型の保育活動(幼児グループ活動)の歴史、理論と方法、子どもグループ、親グループの実践活動の概要やねらい、内容、実際、学会等への研究発表などについてまとめた。
  • 加藤定夫, 畠中徳子, 矢吹芙美子, 義永睦子
    May, 1999  
    第Ⅰ部子どもを暴力から守る・・・OMEPレゾリューション(1995年横浜)プロジェクトによるアンケート調査報告・・・<br /> 日本の幼稚園・保育所の園長、保育者、保護者を対象に、幼児の人権についての意識、及び体罰を含む暴力の実態についての調査を行い、報告した。(pp.3-62)
  • 関係学研究, Vol.22, Mar, 1994  Peer-reviewed
    統合保育の集団における重相構造の性質について、保育実践例の分析と臨床的効果、臨床技法について論じた。
  • 義永 睦子
    お茶の水女子大学大学院 修士論文, Mar, 1987  Peer-reviewed

Misc.

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Books and Other Publications

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  • 鳥海 順子, 義永 睦子, 菅田公子, 叶雅之, 山﨑淳, 堀米孝尚, 野中繁, 氷室綾, 樋口昇, 川本静香, 松下浩之, 泉さわこ (Role: Joint editor, まえがき、第1章、文献案内)
    東洋館出版社, May 25, 2021
    社会情勢の急激な変化の中で子どもたちに関する課題は多様化,複雑化しており、それぞれの段階の教育の場が連携し長期的に見通しをもって,前の段階から次の段階へと円滑に移行できるようにする「連続性・一貫性」の視点が必要とされている。これらを念頭に、子どもの幼小中高の各時期の教育相談の進め方に加えて,移行期支援を重視して、保幼、小、中・高の各時期と接続期における教育相談、生徒指導論のテキストを作成した。生物心理社会モデルによる幼児児童生徒の多面的理解を軸とし、3つの資質・能力の柱を共有しながらカウンセリングマインドを保育・教育の実践,家庭・保護者との連携に生かし、組織内外での協力体制の活用が可能となることを目指した。
  • 浅野恵美子, 安藤嘉奈子, 石川淳子, 磯田雄二郎, 岩城衆子, 浮田徹嗣, 小笠原美江, 岡嶋一郎, 尾上明代, 川幡政道, 小林ひとみ, 櫻井靖史, 佐藤豊, 島谷まき子, 春原由紀, 髙原朗子, 谷井淳一, 藤堂宗継, 時田学, 中込ひろみ, 信田さよ子, 早川裕隆, 針塚進, 前田潤, 牧裕夫, 増野肇, 宮崎良洋, 武藤安子, 諸江健二, 矢吹芙美子, 横山太範, 義永睦子 (Role: Joint author, 第6章対人援助職者養成のための心理劇第2節保育者・教員養成の心理劇,pp.229-238)
    慶應義塾大学出版会, Oct 30, 2020 (ISBN: 9784766427035)  Refereed
    日本における心理劇研究、実践についての現時点での集大成であり初学者への入門書である。「心理劇」(ロールプレイング、サイコドラマ、ソシオドラマ等のアクションメソッドの総称)を活用し展開する各分野のうち、保育者・教員養成のカリキュラムの中での心理劇の活用について詳述した。①感じ方、振る舞い方が育つ心理劇、②保育・教育の技術を磨く心理劇、③理論と実践を結び付けて学びを深める「アクションガイド」理論的枠組み学習のための心理劇、④多面的な状況理解を基に組織的・協働的課題解決を目指す心理劇「可能性探索の心理劇」を紹介し、アクティブ・ラーニングPBLの要素も兼ね備えた心理劇の授業実践・展開の具体的方法と効果について述べた。
  • 榎沢, 良彦, 上垣内, 伸子, 浜口, 順子, 矢萩, 恭子, 山田, 陽子, 鈴木, 眞廣, 若松, 亜希子, 向山, 陽子, 義永, 睦子, 鈴木, 正敏, 福元, 真由美 (Role: Joint author, 第7章 現代社会の課題と保育者)
    同文書院, Apr 1, 2020 (ISBN: 9784810314960)
  • 小原, 敏郎, 三浦, 主博 (Role: Joint author, 第11章障害・発達上の課題のある子どもとその保護者への支援)
    ミネルヴァ書房, Oct 10, 2019 (ISBN: 9784623086795)
  • 小原, 敏郎, 橋本, 好市, 三浦, 主博 (Role: Joint author, 第7章保護者の理解とかかわり方)
    みらい, Aug 20, 2019 (ISBN: 9784860154905)

Presentations

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Works

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  • 小原敏郎, 義永睦子, 瑞穂優
    Aug, 2016 Others
    保育・教職実践演習において、新卒保育者に有効な教授内容・方法を開発する必要がある。保育者の離職率の高さの背景の一つと仮定される保育者のリアリティショックを手掛かりに新卒保育者のニーズをつかむことが求められる。そこで、本研究では、「保育者のリアリティ・ショック尺度の開発(1)」(以下、研究1)の連続研究として、研究1で作成したリアリティ・ショック尺度の妥当性の研修をすることを目的とした。分析の結果、本質問紙は、RSを測定する尺度としての妥当性が示された。
  • 義永睦子, 小原敏郎, 瑞穂優
    Aug, 2016 Others
    保育・教職実践演習において、新卒保育者に有効な教授内容・方法を開発する必要がある。保育者の離職率の高さの背景の一つと仮定される保育者のリアリティショックを手掛かりに新卒保育者のニーズをつかむことが求められる。そこで、本研究では、新卒保育者のリアリティショックを「新卒の保育者が、数年間の専門教育と訓練を受け、卒業後の実社会での実践準備ができたと考えていたにもかかわらず、現場で働き始めたごく初期に、自分の持っている能力や期待・イメージと現場で要求される能力や現場の現実とのズレから生じる衝撃」と定義する。研究1では、保育者のリアリティショックを測定できるアセスメントツールの作成を試み、信頼性と妥当性を検討することを目的として、保育・幼児教育を専攻した4年制大学卒業生を対象に質問紙調査を行った。分析の結果、本質問紙は、RSを測定する尺度として妥当であると考えられた。
  • Jul, 2016 Others
    The objective of this practical study is to clarify the teaching practice development of students who participate in the childrearing support center in Japan.The third study focused the process of acquirement through the ESD-workshop at the childrearing support center, MURCEP.As a result of this study, the following became clear:1) The process of acquirement through the ESD workshop, 2) The important points for ESD practice for toddlers.
  • Mutsuko Yoshinaga, Tomomi Naito, Beppu Ryouko
    Jul, 2015 Others
    The objective of this practical study is to clarify the teaching practice development of students who participate in the childrearing support center in Japan. The first study was to clarify that they acquire and develop the ability of family support, such as concrete and effective ideas and advice for building relationships between mothers and children through training in the childrearing support center. The second study focused on the Practice of ESD through the transmission of the culture of child rearing. One of the practice activities utilizes wooden toys and seasonal interior decorations at TCU-Pippi. Another is the group activity, WARABE-UTA, Japanese Traditional Songs for Children, at Musashino University Resource Center for Empowering Parenting (MURCEP). Both are childrearing support centers affiliated with the universities.
  • 小原敏郎, 義永睦子, 神蔵幸子
    Nov, 2013 Others
    幼児教育・保育領域の大学教育において、保育者としての実践力を養成するプロセスで行われる心理劇のうち、4年制大学の1年生を対象に実施した「アクションガイド」を用いた授業を分析し、その教育的効果を考察した。子どもとの直接体験の少ない保育学生にとって、情緒と行為を伴いながら認識的理解が進み、学習課題の成立が促され、保育者としての主体的な学習に繋がる授業方法であることが示唆された。

Research Projects

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