研究者業績

坂上 明子

サカジョウ アキコ  (Akiko SAKAJO)

基本情報

所属
武蔵野大学 看護学部 看護学科 教授

J-GLOBAL ID
201801014826735464
researchmap会員ID
B000291027

研究キーワード

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経歴

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学歴

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委員歴

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論文

 118
  • 森 恵美, 前原 邦江, 岩田 裕子, 齋藤 明香, 小坂 麻衣, 木村 佳代子, 遠藤 俊子, 坂上 明子
    日本母性看護学会誌 24(1) 23-30 2023年10月30日  
    日本において超高齢妊産婦への多職種連携の必要性が高まっているが、その実践知の蓄積は殆どない。超高齢妊産婦の妊娠期から産後1年にわたり、保健医療専門職の多職種連携の経験を明らかにすることを目的とした。研究参加者は看護職24名、医師7名、医療社会福祉士1名、計32名であった。超高齢妊産婦の妊娠期から産後1年にわたる多職種連携の経験を半構成的面接法にて調査し、内容分析を行った。超高齢妊産婦の多職種連携の経験は、【既存の多職種連携システムの活用】、【日常的な交流からの円滑な連携】、【超高齢妊産婦の多様性を踏まえた連携】、【産前から産後までの切れ目のない連携】等10テーマが導出された。超高齢妊産婦に対する多職種連携は、妊娠期から出産施設退院までは既存の周産期医療システムを活用して円滑に行われていた。しかし、出産施設初診までと施設退院後の育児期の多職種連携において課題があることが示唆された。<br>
  • 森 恵美, 前原 邦江, 岩田 裕子, 齋藤 明香, 小坂 麻衣, 木村 佳代子, 遠藤 俊子, 坂上 明子
    日本母性看護学会誌 24(1) 23-30 2023年10月  
    日本において超高齢妊産婦への多職種連携の必要性が高まっているが、その実践知の蓄積は殆どない。超高齢妊産婦の妊娠期から産後1年にわたり、保健医療専門職の多職種連携の経験を明らかにすることを目的とした。研究参加者は看護職24名、医師7名、医療社会福祉士1名、計32名であった。超高齢妊産婦の妊娠期から産後1年にわたる多職種連携の経験を半構成的面接法にて調査し、内容分析を行った。超高齢妊産婦の多職種連携の経験は、【既存の多職種連携システムの活用】、【日常的な交流からの円滑な連携】、【超高齢妊産婦の多様性を踏まえた連携】、【産前から産後までの切れ目のない連携】等10テーマが導出された。超高齢妊産婦に対する多職種連携は、妊娠期から出産施設退院までは既存の周産期医療システムを活用して円滑に行われていた。しかし、出産施設初診までと施設退院後の育児期の多職種連携において課題があることが示唆された。(著者抄録)
  • 林 佳子, 白井 紀子, 大月 恵理子, 中村 康香, 松原 まなみ, 西方 真弓, 林 ひろみ, 坂上 明子, 平石 皆子, 森田 亜希子
    母性衛生 63(3) 196-196 2022年8月  
  • 林 佳子, 白井 紀子, 大月 恵理子, 中村 康香, 松原 まなみ, 西方 真弓, 林 ひろみ, 坂上 明子, 平石 皆子, 森田 亜希子
    母性衛生 63(3) 196-196 2022年8月  
  • 大月 恵理子, 林 佳子, 坂上 明子, 平石 皆子, 林 ひろみ, 高島 えり子, 森田 亜希子, 松原 まなみ
    母性衛生 63(1) 138-145 2022年4月  
    母体・胎児集中治療室(MFICU)に勤務する看護職者に必要な能力を獲得するための学習項目案の妥当性を明らかにすること目的に、デルファイ法により調査した。研究者間で検討・作成した学習項目案に対する合意の程度について、全国の総合周産期母子医療センターのMFICU管理者を対象に、2回の質問紙調査を行った。数値での回答は記述統計で、自由記述部分は内容分析を行った。なお、合意は『絶対必要』『望ましい』『できれば必要』『不要』の4段階で確認し、合意率は『できれば必要』までの累積で95%とした。回収数は、第1回目31部(回収率29.8%)であり、第2回目40部(回収率38.5%)であった。1回目の調査で合意率の低かった項目を見直し、2回目の調査ではほとんどの項目で合意を得た。合意の得られた学習項目案は、大項目《ハイリスク妊娠の看護》<産科救急》《ハイリスク妊娠分娩後の看護》《MFICUにおける倫理調整》<NICUとの連携》《多職種連携》《コミュニケーション能力》《ストレスマネジメント》の8、小項目51であった。作成した学習項目案はおおむね妥当であり、今後のMFICUでの研修企画の一助となると考える。(著者抄録)
  • 永田 亜希子, 石丸 美奈, 岡田 忍, 石橋 みゆき, 飯野 理恵, 坂上 明子, 佐藤 奈保, 眞嶋 朋子, 辻村 真由子
    日本看護科学学会学術集会講演集 41回 O6-01 2021年12月  
  • 石橋 みゆき, 佐藤 奈保, 坂上 明子, 雨宮 有子, 高橋 良幸, 岩崎 寛, 黒田 久美子, 拝田 一真
    日本看護科学学会学術集会講演集 41回 P23-09 2021年12月  
  • 森田 亜希子, 森 恵美, 坂上 明子
    日本母性看護学会誌 21(2) 53-59 2021年3月  
    目的:初めて親となる男性の父親役割適応を促進するための出生前看護介入プログラムのツールとして活用するパタニティポートフォリオを開発する。研究方法:国内外の文献を検討し、パタニティポートフォリオの原案を作成した。その後、内容妥当性の確保のために看護職者及び育児経験のある父親に聞き取り調査を行った。その結果に基づき研究者間で内容を討議し最終版を作成した。結果:パタニティポートフォリオは36ページからなる小冊子となった。これを使用することで親となる男性が達成される目標は、父親としての自己像形成、父親モデルの模索、役割期待の確認、仕事と家庭内役割の調整、妊娠・出産する妻に関する情報提供、わが子に関する情報提供、育児に関する情報提供、となった。夫婦で役割調整し記述できる欄やわが子のエコー写真を貼付できる欄も設けた。考察:児の出生前から自分なりの父親像を具体的に描くことを目的にした先駆的な小冊子が開発されたと考える。(著者抄録)
  • 森田 亜希子, 森 恵美, 坂上 明子
    日本母性看護学会誌 21(2) 53-59 2021年3月  
  • Qiongai Jin, Emi Mori, Akiko Sakajo
    Japan journal of nursing science : JJNS 17(4) e12336 2020年10月  
    AIM: We evaluated the effectiveness of a nursing intervention program for Chinese women who are giving birth in Japan to reduce cross-cultural stressors during the postpartum period and prevent postpartum depressive symptoms. METHODS: A prospective, before-and-after study incorporating a longitudinal mixed-method design was conducted. Thirty-eight participants underwent this program from August 2016 to July 2017. The program comprised a maternity class, conversation cards, and a social-network group. Data collection was initially performed using questionnaires administered in the third trimester (T1)-before the intervention-to obtain participants' basic information, stress levels, depressive symptoms, and cognitive appraisals. Then, stress levels, depressive symptoms, and social support were measured during hospitalization after having given birth (T2) and during the first month postpartum (T3). Finally, through semi-structured interviews, cognitive appraisal, coping, stress, social support, participants' evaluations of the intervention were determined. RESULTS: Post-intervention, all participants showed positive cognitive appraisals, although eight also showed some negative appraisals. At T3, 36 participants did not report experiencing stress owing to cross-cultural stressors. Furthermore, post-intervention, participants who returned scores that were suggestive of depression remained identical to that at pre-intervention (21.1%). Among the eight participants who showed postpartum depressive symptoms during T3, seven did not report experiencing cross-cultural stressors, but did report encountering maternity stressors. CONCLUSION: The nursing intervention program may be effective for preventing postpartum depressive symptoms in Chinese women who give birth in Japan. Since this was a pre-post study in which one group was measured pre-intervention and again post-intervention, we did not register in a publicly assessible database.
  • 大月 恵理子, 中村 康香, 坂上 明子, 高島 えり子, 西方 まゆみ, 平石 皆子, 林 ひろみ, 松原 まなみ, 林 佳子
    母性衛生 61(3) 235-235 2020年9月  
  • 林 佳子, 大月 恵理子, 平石 皆子, 坂上 明子, 高島 えり子, 松原 まなみ
    母性衛生 61(2) 431-438 2020年7月  
    MFICUにおける看護管理の実態と課題を明らかにすることを目的に、総合周産期母子医療センターのMFICUの看護管理者を対象に、病床および看護職者の管理について自記式質問紙調査を実施した。数値での回答は記述統計で、自由記載部の回答は帰納的内容分析を行った。MFICUには母体胎児集中管理料の対象外や算定期間外の患者が収容されていた。MFICUが独立した看護単位だったのは4施設、分娩室と同一看護単位は27施設であった。看護管理上の課題として【病床管理の困難さ】【基準に適合した看護人員配置と勤務計画】【看護職者の能力育成】【MFICU看護の曖昧さ】の4カテゴリーが認められた。MFICUは患者にとっての必要性、母体胎児集中管理料の効率的な算定、後方病床や地域の状況を考慮し、病床管理がされていた。MFICUでは分娩介助や周産期の異常に関する看護まで高度で多様な看護実践力の育成が課題であった。(著者抄録)
  • 前原 邦江, 坂上 明子, 岩田 裕子, 森 恵美
    日本生殖看護学会誌 17(1) 5-14 2020年6月  
    本研究は、高度生殖医療(ART)を受けた妊婦の母親役割獲得を促す看護介入プログラムの実践事例から、不妊・治療経験の想起・統合を促すことを意図した看護介入の方法を検討することを目的とした。ARTを受けた妊婦を対象に、研究施設の看護実践者が、妊娠期に計3回、個別の面接による看護介入を実施した。15事例の45場面の逐語録から、不妊・治療経験について語られている対話部分を抽出し、行われた看護の意味を質的帰納的に分析した。【不妊・治療経験を語ることに配慮した導入】、【不妊・治療経験を振り返り感情表出を促すための問いかけ】、【不妊・治療経験の語りの傾聴】、【不妊である自己像の再燃への専門的対応】、【不妊・治療経験の客観視の手助けと意味づけの支持】の5テーマが見出された。不妊・治療経験の語りを傾聴し、専門家としての共感的理解や客観的解釈を示すことで、妊婦自身が経験を振り返って意味づけることを支えることが重要である。(著者抄録)
  • 津田 充子, 森 恵美, 坂上 明子
    母性衛生 61(1) 159-166 2020年4月  
    本研究目的は、第2子出産後1ヵ月間における経産婦の夫からのサポート体験を明らかにすることであった。第2子出産後の母親15名を対象に半構成的面接法を用いて調査した。質的帰納的に分析した結果、【夫が家事・育児をしやすい環境を整えた上で支援を依頼する】、【夫の立場に立って考え自分に必要な支援を得る】、【自分の希望を具体的に示したり、遠回しに伝えて支援を得る】、【私たち夫婦なりに協働して家事・育児ができている】等の15体験が抽出された。産後1ヵ月間、第2子出産後の経産婦は、2人の子どもの育児や家事について多様な工夫をして夫から希望するサポートを得ていたことが明らかになった。その工夫には、夫へ要望を遠回しに伝えることや建設的なフィードバック、感謝が含まれていた。また、産後に夫と協働しながら家事や育児を行うためには、妊娠中から産後に向けた夫婦間の役割調整、夫と共に家事や育児を行うこと、産後の相互理解を促す支援の必要性が示唆された。(著者抄録)
  • 大月 恵理子, 中村 康香, 坂上 明子, 成田 伸, 高島 えり子, 西方 まゆみ, 平石 皆子, 林 ひろみ, 松原 まなみ, 林 佳子
    母性衛生 60(3) 281-281 2019年9月  査読有り
  • Mori E, Iwata H, Maehara K, Sakajo A, Ina K, Harada N
    JBI database of systematic reviews and implementation reports 17(6) 1034-1042 2019年6月  査読有り
  • 木村佳代子, 森恵美, 坂上明子
    日本母性看護学会誌 19(1) 31‐38-38 2019年3月15日  査読有り
    後期早産児を出産した初産婦の出産後から退院後1ヵ月間における母親役割獲得過程を明らかにすることを研究目的とした。後期早産をした初産・単胎児の母親8名に、児の退院前と退院後1ヵ月で半構成的面接を行い、質的帰納的に分析をした。その結果、後期早産児出産後の初産婦における母親役割獲得過程は、[わずかな触れ合いから生じる母親としての実感][小さな合図への戸惑いと試行錯誤][触れ合いを通して得られる母親としての喜びと実感][一緒に生活することへの戸惑いと試行錯誤][この子らしさに合致した応答と喜び][母親であることの成長や自信の芽生え]の6テーマに集約された。これらは出産直後から退院後1ヵ月までにこの順番で出現していることが示唆された。後期早産児を出産した初産婦の母親役割獲得を支援するため、母親としての役割に満足や自信を持つことができるよう本研究結果を基にしたアセスメントを行う必要があると考えられる。(著者抄録)
  • 青木 恭子, 森 恵美, 坂上 明子, 前原 邦江, 岩田 裕子
    日本母性看護学会誌 19(1) 47-55 2019年3月  
    本研究目的は、「高年初産婦に特化した産後1ヵ月までの子育て支援ガイドライン」に則った看護を実践した看護職者が、本ガイドラインを現場適用する上で感じた困難と対処を明らかにし、本ガイドラインをより円滑に現場適用するための看護研修会の改善の方策を検討することである。本ガイドラインの効果検証研究で看護介入を行った看護者6名を対象にフォーカスグループインタビューを行い、得られたデータを質的・帰納的に分析した。その結果、困難は【褥婦のニーズと看護者が提供したいケアとのすれ違い】、【看護介入ガイドラインに則ったケアそのものの難しさ】等の5のカテゴリーに集約された。対処は《この高年初産婦らしさを尊重したケア実践》、《施設の看護基準の改善と看護者間のコミュニケーションの活発化》等の4のカテゴリーに集約された。以上の結果から、本ガイドラインの円滑な現場適用に向けた看護研修会の改善策が示唆された。(著者抄録)
  • 森 恵美, 前原 邦江, 岩田 裕子, 坂上 明子
    日本母性看護学会誌 19(1) 23-30 2019年3月  
    本研究は、高年初産婦の産後4ヵ月における初めての子育て生活体験を記述することを目的とした。高年初産婦21名の産後4ヵ月時の半構成的面接によるデータを質的帰納的に分析し、12のテーマが導かれた。高年初産の母親は、産後4ヵ月には身体がほぼ回復したと感じ、生後4ヵ月で順調に成長発達しているわが子との絆を形成し、母親としての喜びや楽しみを感じ、子育てと産後の生活へと適応しつつあった。一方で、高年初産であるがゆえに、産後の健康問題や疲労感が続き、体力の限界を意識し無理をしない子育てや、自分なりの健康管理をしている者もいた。また、わが子の健康状態に敏感であり納得するまで専門家を探し情報を得たり、自分なりに多様なサポートを活用したりしていた。以上より、産後4ヵ月の高年初産の母親は、産後の健康問題、体力維持や子どもの健康状態への専門家による個別相談が必要であることが示唆された。(著者抄録)
  • 前原邦江, 森恵美, 岩田裕子, 坂上明子, 玉腰浩司
    母性衛生 59(4) 842-852 2019年1月  査読有り
    「高年初産婦に特化した産後1ヵ月までの子育て支援ガイドライン」のケアの有用性を評価することを目的とした。関東及び関西の4施設で母子共に異常のない高年初産婦を対象に、対照群(n=91)には標準看護を、介入群(n=108)には本ガイドラインに基づくケアを看護チームで標準看護に組み込んで、産後入院中から産後1ヵ月まで実施した。産後1ヵ月時の質問紙調査により、各ケアの有用性を4件法で尋ね、その回答の割合を介入群と対照群の間で比較しχ2検定を行った。背景要因は2群間に有意差はなかった。ガイドラインに基づくケア27項目中、14項目は全施設、4項目は一部の施設において、介入群の方が対照群よりも「役に立った」という回答の割合が有意に高かった(p<0.05)。介入群に「役に立った」割合が高かったのは、心の状態のアンケートを用いた看護面接、肩こり・腰背部痛・腱鞘炎を軽減するための対処法、授乳と寝かしつけ、産後の疲労の原因や対処法、母乳育児継続のためのサポートの活用、夫との役割調整や自分に合ったサポートの活用等であった。本ガイドラインの5つの領域全てのケアが、対象者にとって有用性が高いと評価された。(著者抄録)
  • 稲桂,森恵美, 坂上明子
    母性衛生 59(4) 745-753 2019年1月  査読有り
  • 前田 優海, 坂上 明子, 青木 恭子
    北海道母性衛生学会誌 47 19-24 2018年9月  
    夫婦が協力して育児を担っていくために、妊娠期の女性が夫に対して行っている準備行動を明らかにすることを目的に、20代〜40代で約1年前に正期産で出産している3名を対象に半構成的面接を行った。内容分析の結果、育児期の夫婦の協働に向けた妊婦の準備行動として16のカテゴリーが抽出され、それらは、1.《児に対する愛着や関わりを促す準備行動》(関心促進期)、2.《子どものいる生活や親になることを夫婦でイメージする準備行動》(イメージ期)、3.《2人で行う子育てを具体化する準備行動》(具体的準備期)の3つに分類できることが分かった。
  • 永田 亜希子, 石丸 美奈, 辻村 真由子, 飯野 理恵, 坂上 明子, 眞嶋 朋子
    日本看護学教育学会誌 28(学術集会講演集) 90-90 2018年8月  
  • 前原邦江, 森恵美, 坂上明子, 岩田裕子, 玉腰浩司
    母性衛生 59(2) 365-374 2018年7月  査読有り
    産後入院中に人工乳を補足した母親を対象に、退院後に母乳栄養が確立した影響因子を明らかにすることを目的とした。本研究は母子共に重篤な異常がない褥婦を対象としたコホート調査の一部である。質問紙に有効回答が得られた者のうち、産後退院前に混合・人工栄養であった1,129名を分析対象とし、産後1、2、4ヵ月時に母乳栄養であることの影響因子を二項ロジスティック回帰分析で検討した。退院後の母乳栄養率は、産後1ヵ月時33.5%、2ヵ月時42.8%、4ヵ月時52.7%であった。退院後の母乳栄養確立に影響した因子は、母乳栄養への意欲、8回/日以上の頻回授乳を行っていることであった。帝王切開、乳房トラブルは産後1ヵ月時の母乳栄養と負の関連が、産後6ヵ月以内の復職予定は産後4ヵ月時の母乳栄養と負の関連が認められた。産後2、4ヵ月時の母乳栄養には、それ以前に母乳栄養が確立していることが最も影響していた。母乳栄養を希望する母親に対して、退院後の継続的な支援が有用であろう。(著者抄録)
  • 前原邦江, 坂上明子, 岩田裕子, 三國和美, 青木恭子, 森恵美
    日本生殖看護学会誌 15(1) 5-14 2018年6月  査読有り
    生殖補助医療(ART)によって妊娠した女性の妊娠の受けとめを明らかにすることを目的に、妊娠初期(n=41)と妊娠後期(n=41)に縦断的質問紙調査を行い、文章完成法テストの質的内容分析を行った。ART後の妊婦の妊娠の受けとめは多様であり、肯定的受けとめ5カテゴリー、両価的受けとめ2カテゴリー、懐疑的受けとめ1カテゴリー、中性的受けとめ4カテゴリーが認められた。妊娠初期にはART後の妊婦に特徴的な懐疑的受けとめや両価的受けとめが約20%を占めていた。妊娠初期から後期を通して良好な受けとめであったケースは約57%、妊娠後期に受けとめが好転したケースが約19%、妊娠後期になってARTによる妊娠に関連付けた不安が出現したケースが約8%であった。妊娠初期には約12%が無回答だった。妊娠初期だけではなく後期にも妊娠の受けとめを確認する意義があり、不妊治療経験の意味づけや妊娠の受容を考慮した看護が必要であろう。(著者抄録)
  • Mori E, Iwata H, Maehara K, Sakajo A
    Japan Society for Reproductive Medicine 17(3) 275-282 2018年4月  査読有り
  • Hiroko Iwata, Emi Mori, Kunie Maehara, Akiko Sakajo, Kyoko Aoki, Koji Tamakoshi
    International Journal of Nursing Practice 24(Suppl 1) e12654 2018年4月1日  査読有り
    Aim: To describe changes in prevalence of shoulder stiffness, back pain, and wrist pain during the first 6 months postpartum, and to examine the association of these symptoms with maternal age and parity. Methods: Participants were recruited from 13 Japanese hospitals between 2012 and 2013. A total of 2709 (response rate 71.9%) women provided longitudinal data, using self-report questionnaires at 5 time points: during their hospital stay, and at 1, 2, 4, and 6 months postpartum. Shoulder stiffness, back pain, and wrist pain were measured, using checklists with yes-no responses. The effects of age and parity were assessed in 4 groups of younger (&lt 35 years) and older (≥35 years) mothers: 983 younger primiparas, 481 older primiparas, 649 younger multiparas, and 596 older multiparas. Chi-square tests and Cochran's Q tests were used to assess effects of group and time. Results: Prevalence of shoulder stiffness, back pain, and wrist pain during the hospital stay significantly increased up to 1 month postpartum for older primiparas, who were also the most vulnerable to back pain and wrist pain at 1 month postpartum. Conclusion: Special attention should be given to older primiparas in assessing and providing nursing care for physical symptoms, especially during the first month postpartum.
  • 遠山房江, 森恵美, 坂上明子
    日本母性看護学会誌 18(1) 9-16 2018年3月  査読有り
    第2子誕生を迎える第1子のレディネスを高めるための親役割行動を明らかにすることを目的とした。健康な4歳未満の第1子を有する第2子妊娠中の母親24名を対象に、半構造的面接法によりデータを収集し、質的・帰納的に分析した。その結果、第1子のレディネスを高めるための親役割行動は、5つのテーマ『きょうだいの存在を知らせる』『お腹の中のきょうだいへの愛着関心の促進』『第2子妊娠によるストレス軽減への対処』『兄姉になるという意識の育成と役割準備』『きょうだい誕生後のストレス反応への予期的対処』であった。考察した結果、これらは全て、妊娠各期に、第1子のレディネスを捉え、親なりにその子の発達段階や個性に応じて行われていた親役割行動と考えられた。この結果は、妊娠中から第1子に対する親役割行動のアセスメントの視点として活用できることが示唆された。(著者抄録)
  • 三輪尚子, 森恵美, 坂上明子
    日本母性看護学会誌 18(1) 17-24 2018年3月  査読有り
  • Iwata H, Mori E, Sakajo A, Aoki K, Maehara K, Tamakoshi K
    Nursing Open 5(2) 186-196 2018年2月  査読有り
  • 岩田 裕子, 森 恵美, 坂上 明子, 前原 邦江, 森田 亜希子, 青木 恭子, 玉腰 浩司
    母性衛生 58(4) 567-574 2018年1月  査読有り
    本研究は、褥婦が有する身体症状の産後6ヵ月間の推移を明らかにすることを目的とした。母子共に重篤な異常がない褥婦を対象に13施設で実施したコホート調査の一部である。産後入院中、1、2、4、6ヵ月時の5時点において、自由意志による質問紙調査に有効回答が得られた2,709名を分析対象とした。37種類の身体症状の有無を調べ、時間の推移による割合の変化の統計学的検定には、コクランのQ検定を用いた。対象者の年齢は平均33.0歳、初産婦1,464名(54.0%)、経産婦1,245名(46.0%)であった。産後6ヵ月間の身体症状の出現パターンは、以下の5通りであった。1)出産直後の有症率が最も高く、その後産後6ヵ月まで低下、2)出産後1ヵ月間の有症率が最も高いがその値は低く、産後6ヵ月まで緩やかに低下、3)出産直後から産後1ヵ月にかけて有症率が上昇し、その後徐々に低下するか変化なし、4)出産直後の有症率は低いが、産後4ヵ月までに急激に上昇、5)出産後6ヵ月間殆ど有症率の変化なし。産後6ヵ月間に褥婦が経験する身体症状は様々であり、身体症状の出現パターンを考慮したケアが必要になると考えられる。(著者抄録)
  • 前原邦江, 森恵美, 坂上明子, 岩田裕子, 玉腰浩司
    母性衛生 58(4) 575-582 2018年1月  査読有り
    「赤ちゃんにやさしい病院」ではない施設で出産した褥婦の出産後6ヵ月間における母乳栄養率と母乳育児率を年齢・初経産別に明らかにすることを目的とした。母児共に異常がない褥婦を対象に、産後退院前および1、2、4、6ヵ月時に多施設前向きコホート調査を行い、質問紙に有効回答があった1,775名を分析対象とした。高年初産群、34歳以下初産群、高年経産群、34歳以下経産群の4群間で授乳方法の割合を比較した。全対象者の母乳栄養率の経時的変化は、産後退院前36.4%、1ヵ月時50.8%、2ヵ月時56.4%、4ヵ月時63.1%、6ヵ月時60.3%で有意な差があり、産後退院前から4ヵ月時にかけて上昇した。4群間を比較すると、母乳栄養率は全時点において4群間に有意な差があり、34歳以下経産群が最も高く、高年初産群が最も低かった。全対象者の母乳育児率の経時的変化は、産後退院前98.3%、1ヵ月時98.5%、2ヵ月時96.0%、4ヵ月時91.7%、6ヵ月時88.1%で有意な差があり、産後1ヵ月時から6ヵ月時にかけて低下した。4群間の比較では、母乳育児率は産後1ヵ月時から6ヵ月時において4群間に有意差は認められなかった。(著者抄録)
  • 岩田裕子, 森恵美, 土屋雅子, 坂上明子, 前原邦江
    千葉看護学会誌 23(1) 71-79 2017年8月  査読有り
  • Emi Mori, Hiroko Iwata, Akiko Sakajo, Kunie Maehara, Koji Tamakoshi
    INTERNATIONAL JOURNAL OF NURSING PRACTICE 23(Suppl 1) 2017年6月  査読有り
    AimTo examine the relationship between physical symptoms and depressive symptoms among new mothers during the first 6months postpartum. MethodsProspective cohort study design was used in this study. Participants were recruited in 13 Japanese hospitals between 2012 and 2013. A total of 2709 women (response rate of those invited 71.9%) provided longitudinal data using self-report questionnaires at 5 time points: during the hospital stay and at 1, 2, 4, and 6months postpartum. Depressive symptoms were measured using the Japanese version of the Edinburgh Postnatal Depression Scale. Also, 37 physical symptoms were measured using a yes-or-no checklist. To examine the association between physical symptoms and depressive symptoms, logistic regression analysis was used. ResultsThere was a significant positive association between physical symptoms and depressive symptoms during the first 6months postpartum. Fifteen physical symptoms were associated with significantly increased odds of depression at 1, 2, 4, and 6months post-partum. These symptoms included: loss of appetite, tiredness/languor, and palpitation/shortness of breath. ConclusionMultiple physical symptoms after childbirth were associated with depressive symptomatology. Health professionals should assess for postpartum depression when puerperal women report multiple physical symptoms as independent complaints.
  • Kunie Maehara, Emi Mori, Hiroko Iwata, Akiko Sakajo, Kyoko Aoki, Akiko Morita
    INTERNATIONAL JOURNAL OF NURSING PRACTICE 23(Suppl 1) 2017年6月  査読有り
    AimThis cross-sectional and longitudinal study explored primiparous mothers' functioning and parenting stress on the basis of infant-feeding method over the first 6months postpartum. MethodsParticipants were Japanese primiparae who delivered live singleton infants (N=1120). Questionnaires, completed at 1, 2, 4, and 6months postpartum, included demographics, feeding method, frequency of feedings, time required from infant's feeding to falling asleep, mother's sleep time, Postnatal Accumulated Fatigue Scale, and the original Japanese version of Parenting Stress Short-Form Scale. Chi-square tests and Welch F tests for one-way analysis of variance were conducted. ResultsExclusively breastfeeding mothers fed their infants more frequently, but required less time from infant's feeding to falling asleep than either mixed or formula-feeding mothers. Mixed feeding mothers required more time for infant feeding and reported more severe fatigue and greater parenting stress than breastfeeding mothers at 1 and 2months postpartum. Exclusively formula-feeding mothers required more time to get their infant back to sleep and reported greater parenting stress than the other groups at 6months postpartum. Nearly 25% of mothers continued breastfeeding exclusively through the first 6months postpartum. Mothers often changed feeding methods, with many exclusively breastfeeding by 6months. ConclusionFeeding methods may affect maternal functioning and parenting stress across the postpartum period.
  • Emi Mori, Miyako Tsuchiya, Kunie Maehara, Hiroko Iwata, Akiko Sakajo, Koji Tamakoshi
    INTERNATIONAL JOURNAL OF NURSING PRACTICE 23(1) 2017年2月  査読有り
    The aim of the study was to assess fatigue, depressive symptoms, and maternal confidence or satisfaction among older primiparae during the first month postpartum. The number of older Japanese primiparae has rapidly increased. Older primiparae are believed to be at high risk for puerperal morbidity. A multicentre prospective cohort study design was used. Data were examined from 2854 Japanese women who participated in a 6-month prospective cohort study conducted between May 2012 and September 2013. The women were classified into 4 groups based on maternal age and parity. All participants completed the Postnatal Accumulated Fatigue Scale, Japanese Edinburgh Postnatal Depression Scale, Postpartum Maternal Confidence Scale, and Postpartum Maternal Satisfaction Scale. Primiparae in all age groups were more severely fatigued and had a higher risk of postpartum depression than multiparous mothers during the first month postpartum. Older primiparae had significantly lower scores on maternal confidence and maternal satisfaction than the other 3 groups at 1month postpartum. These findings suggest that postpartum nursing should focus on promoting adequate sleep, providing emotional support, and fostering the process of maternal role adaptation among older Japanese primiparae, particularly during the first postpartum month.
  • 前原邦江, 森恵美, 岩田裕子, 坂上明子, 玉腰浩司
    母性衛生 57(4) 607-615 2017年  査読有り
  • 飯島佳子, 森恵美, 坂上明子
    日本母性看護学会誌 17(1) 37-44 2017年  査読有り
  • Iwata H, Mori E, Tsuchiya M, Sakajo A, Maehara K
    千葉看護学会誌 23(1) 71-79 2017年  査読有り
  • 青木恭子, 森恵美, 坂上明子
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 39(39) 35-42 2017年  査読有り
    【目的】看護職者が性感染症女性患者に対して看護を提供するために、患者-看護師関係をどのように構築しているかを明らかにする。【方法】産婦人科の外来・病棟で3年以上勤務経験がある看護職者6名を対象に半構成的面接を実施し、得られたデータを質的・帰納的に分析した。【結果】性感染症女性患者の看護において、看護師は、【出会いから場面を重ねて患者像を探っていく】、【患者像を明確化し、看護の方向性を見極めようとする】、【患者の受診行動を受け止め寄り添い振り返る】、【患者像と照らし合わせて患者の反応をみながら性感染症の説明を行う】、【看護に向けてこの患者の環境調整や準備をする】、【患者との関係を築きかかわりを持てない障壁や困惑を感じる】の6カテゴリーから、患者-看護師関係を構築していた。【考察】性感染症女性患者-看護師関係の構築における以下の4つの特徴が明らかになった。(1)患者からの強い訴えに応じて患者-看護師関係が受動的に始まる。(2)看護師は患者像を明確化し、看護の方向性を見極めるが、患者のセクシュアリティに対する躊躇によって、患者と看護ニーズを共有し、共に問題解決に向かうような患者-看護師関係が構築されないことがある。(3)患者と看護目標を共有できるような患者-看護師関係でないため、看護評価が曖昧になり、次回の看護につながらない。(4)プライバシーを保護してセクシュアリティに配慮することで、患者-看護師関係が構築され、患者の行動を方向付けることができる。(著者抄録)
  • 前原邦江, 坂上明子, 岩田裕子他
    日本生殖看護学会誌 14(1) 41-49 2017年  査読有り
    本研究は、生殖補助医療を受けた妊婦の母親役割獲得過程を促す看護介入プログラムを実践した看護職者が経験した看護実践上の困難と工夫を明らかにすることを目的とした。スペシャリストである看護実践者3名を参加者としてフォーカスグループインタビューを行い、質的内容分析を行った。看護実践上の困難のテーマは、【対象者に語ってもらうまでの関係性を作ること】【不妊・治療経験を聴き、想起・統合を促すこと】【流産・死産の不安が強く、妊娠を喜んで受け入れられない場合や育児準備が進まない場合のかかわり方】【自分らしい母親像の形成や育児のイメージの具体化を促すこと】【分娩・育児にこだわりがある人や極端な認知・行動をする人への情報提供や保健指導】【夫や家族との関係性に働きかけること】の6つが抽出され、実践上の工夫が明らかになった。スペシャリストは、生殖補助医療を受けた妊婦の特徴をふまえた個別性の高いケアを行っていた。(著者抄録)
  • 前原邦江, 森恵美, 岩田裕子, 坂上明子 他
    日本生殖看護学会誌 14(1) 5-12 2017年  査読有り
  • 大月恵理子, 平石皆子, 坂上明子 他
    母性衛生 57(4) 752-759 2017年  査読有り
    MFICU看護管理者が考えるMFICU看護スタッフに必要とされる能力と研修の実際を明らかにすることを目的として、全国の総合周産期母子医療センターにおけるMFICUの看護管理者に対し、自記式質問紙調査法によって、MFICUの看護職者に求められる能力および研修会の開催・参加状況などを調査した。配布75施設、回収31施設(回収率41%)であった。MFICUの看護職者に求められる能力として、知識・技術に関しては、【母性看護・助産の知識・技術】、【ハイリスク・異常への対応の知識・技術】、【新生児看護の知識・技術】、【家族・精神的看護の知識・技術】、【産科以外疾患・症状への対応の知識・技術】、【多様な知識・技術】の6カテゴリに集約された。人間性・倫理観としては、【他者を受け入れ、支える能力】【看護倫理に基づく行動を実践できる能力】【自己コントロール能力】の3カテゴリに分類・集約された。また、その他の能力として、【より高度な倫理観と調整能力】【より高度な看護実践能力】の2カテゴリに分類集約された。院内研修のテーマとしては、[妊婦管理]、[分娩管理]、[乳房ケア]、[合併症妊娠]、[多胎の看護]、[産科救急]、[グリーフケア]、[胎児管理]など、14のテーマがあげられていた。さらに、院外研修としては、[新生児の蘇生]、[母乳育児支援]、[看護研究]、[胎児モニタリング]、[分娩介助]などに参加していた。(著者抄録)
  • 駒形 朋子, 佐藤 奈保, 坂上 明子, 山本 あい子
    日本看護科学学会学術集会講演集 36回 235-235 2016年11月  査読有り
  • Hiroko Iwata, Emi Mori, Akiko Sakajo, Kyoko Aoki, Kunie Maehara, Koji Tamakoshi
    JOURNAL OF AFFECTIVE DISORDERS 203 227-232 2016年10月  査読有り
    Background: Depressive symptoms are common in postpartum women. The present study aimed to describe changes in the prevalence of depressive symptoms during the first 6 months postpartum, and their association with maternal age and parity. Methods: A prospective cohort study was conducted with 3769 women at 13 hospitals in Japan. Depressive symptoms were measured during hospital stay and at 1, 2, 4, and 6 months postpartum, using the Japanese version of the Edinburgh Postnatal Depression Scale (EPDS). The effects of maternal age and parity were assessed by comparing four groups: younger primiparas (aged &lt;35 years); older primiparas (&gt;= 35 years); younger multiparas (&lt;35 years); and older multiparas (&gt;= 35 years). Data were analyzed using a mixed between/within-subjects analysis of variance, Cochran's Q tests, and chi-square tests. Results: Mean EPDS scores significantly decreased from 1 to 2 months postpartum in all groups. The proportion of women with EPDS scores &gt;= 9 significantly decreased during the same period for primiparas but not for multiparas. Primiparas also had significantly higher EPDS scores than multiparas during hospital stay and at 1 month postpartum. Limitations: As we used convenience sampling, our study sample was not fully representative of Japanese mothers. This study was also limited by our focus on the postpartum period. Conclusions: The first month postpartum represented peak prevalence for depressive symptoms. Primiparity was a risk factor for depressive symptoms only during the first month postpartum. Healthcare professionals should be sensitive to postpartum duration and parity when monitoring depressive symptoms. (C) 2016 Elsevier B.V. All rights reserved.
  • Kunie Maehara, Emi Mori, Miyako Tsuchiya, Hiroko Iwata, Akiko Sakajo, Harumi Ozawa, Akiko Morita, Tomoko Maekawa, Miyuki Makaya, Koji Tamakoshi
    Japan Journal of Nursing Science 13(4) 424-436 2016年10月  査読有り
    Aim: To compare the factors that affect maternal confidence at 1 month post-partum between older (&gt;= 35 years old) and younger (20-34 years old) primiparous Japanese mothers. Methods: A multicenter prospective study of mothers who gave birth to live singleton infants in Japan was conducted. Following ethics approval, the participants completed questionnaires 1 day before discharge and 1 month after childbirth. The questionnaires included the Postpartum Maternal Confidence Scale, demographics and background information, prenatal and obstetric data, situational variables and perceptions of daily life, and social support. The obstetric data were extracted from the hospital medical records. Data from the older primiparae (n = 479) and the younger primiparae (n = 1033) were analyzed by using multiple stepwise regressions, controlling for the delivery mode. Results: Maternal confidence at 1 month post-partum was positively associated with emotional support for the older primiparae and appraisal support and exclusive breastfeeding for younger primiparae. In both groups, feeling overwhelmed by daily life, a lack of communication with their partner about the parenting role, and a lack of prior experience in caring for babies were negatively related to maternal confidence. Family budget instability was negatively related to maternal confidence in the younger group. Conclusion: Providing care that is based on an understanding of the unique support needs of first-time mothers in different age groups could promote more effective parenting.
  • 大月 恵理子, 坂上 明子, 林 ひろみ, 平石 皆子, 森田 亜希子, 高島 えり子
    母性衛生 57(3) 271-271 2016年9月  
  • Miyako Tsuchiya, Emi Mori, Akiko Sakajo, Hiroko Iwata, Kunie Maehara, Koji Tamakoshi
    INTERNATIONAL JOURNAL OF NURSING PRACTICE 22 5-13 2016年4月  査読有り
    This study examined the psychometric properties of a 13-item fatigue scale for postpartum mothers. Japanese mothers (n = 2026) from a cohort study completed questionnaires (e.g. fatigue scale, Japanese version of the Edinburgh Postnatal Depression Scale, demographics) during their hospital stay after childbirth (baseline) and at 1, 2, 4 and 6 months postpartum. Initial factor analysis of baseline data revealed that the fatigue scale had three factors or subscales (physical, emotional and cognitive). Within-group analysis across each measurement time revealed the same three-factor structure with acceptable fit. Between-group analysis also showed longitudinal factorial invariance across time. The fatigue subscales had acceptable divergent and convergent validities with the depression scale. The subscale scores differed significantly based on participant background. The Japanese Fatigue Scale is a concise and informative tool for assessing aspects of fatigue in clinical settings and in the community.
  • Qiongai Jin, Emi Mori, Akiko Sakajo
    INTERNATIONAL JOURNAL OF NURSING PRACTICE 22(Suppl.1) 38-47 2016年4月  査読有り
    The purpose of this mixed-method design study was to examine factors contributing to depression among immigrant Chinese women (primipara and multipara) (n = 22) delivering a child for the first time in Japan. Data were obtained just after hospital discharge by using the Edinburgh Postnatal Depression Scale (EPDS), the Social Support Scale, a new scale to measure cross-cultural stressors in the postpartum setting and a visual analogue scale for stress and a demographic survey. The average EPDS score was 9.0 (SD +/- 3.7) at 1-3weeks postpartum; yet, more than half of the subjects (n = 12; 54.5%) were high risk for depression (EPDS &gt;= 10). Low household income and primiparous status were associated with depression scores. New mothers with depression also reported more general stress and more cross-cultural stress in the postpartum setting, although social support appeared to mediate cross-cultural stressors. Semi-structured interviews were held with two immigrant women at high risk for depression; these new mothers described additional stress because they could not follow Zuoyuezi, an important postpartum Chinese tradition, in the Japanese hospital. These findings suggest that immigrant Chinese women are at higher risk for postpartum depression when they give birth for the first time in Japan.

MISC

 40

書籍等出版物

 6
  • 森, 恵美, 工藤, 美子, 香取, 洋子, 堤, 治 (担当:共著, 範囲:出生前診断を受ける人への看護・遺伝カウンセリング,不妊治療を受けている女性の心理・社会的特徴、妊娠期の心理・社会的特徴)
    医学書院 2021年2月 (ISBN: 9784260042239)
  • 森恵美, 高橋眞理, 工藤美子, 堤治, 石井邦子, 島袋香子, 上別府圭子, 岩田裕子, 坂上明子 (担当:共著, 範囲:母子看護における災害時の中長期・備えの支援)
    医学書院 2016年1月
  • 森恵美, 高橋眞理, 工藤美子, 堤治, 定月みゆき, 坂上明子他 (担当:共著, 範囲:出生前診断を受ける人への看護・遺伝カウンセリング、不妊治療と看護、妊娠期の心理・社会的特性、妊婦と胎児の経過の診断とアセスメント)
    医学書院 2016年1月
  • 小島操子編著, 濱松加寸子, 鈴木和代, 坂上明子 (担当:共著, 範囲:女性のライフサイクル各期の看護)
    オーム社 2008年
  • 後藤節子編, 森田せつ子, 鈴木和代, 大村いづみ, 坂上明子他, 名坂上明子
    名古屋大学出版会 2005年3月

講演・口頭発表等

 129

共同研究・競争的資金等の研究課題

 24