小田兼三, 杉本敏夫, 斉藤千鶴, 久田則夫, 大崎広行他 (担当:共著, 範囲:6章)
勁草書房 1999年4月
本書は、施設閉鎖とコミュニティケアの政策と実践の起源を見直すものであり、本書の中では、さまざまな領域における施設ケアの過去、現在そして未来がコミュニティケアの政策と実践を背景にして検討されている。分担翻訳をした6章では、居住施設のある特定の機能、つまり高齢者のレスパイトケアに焦点が合わされている。とりわけ施設ケア政策と実践にかんする世界各地の調査が紹介され、コミュニティケアにおける良質な居住施設の役割にかんする証拠に基づいた結論づけがなされている。