村上香奈, 山崎浩一
日本教育心理学会第50回総会論文集 725 2008年10月
日本教育心理学会第49回総会ならびに日本発達心理学会第19回大会での報告を受け、大学での発達支援実践のため、学生のレディネスを査定する方法を開発する基礎的資料として、「悩むこと」を学生がどのように捉えているのか、「悩んだとき」どのような対処方法を実践しているのかを調査・検討したもの。既に指摘されている「悩めない大学生」の実態が、「悩む方法」「悩み方」、すなわち「悩むための道具」の未獲得であることが示唆され、この点を含めての査定方法・支援方法開発の重要性が改めて示唆された。1126