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小松 美智子

コマツ ミチコ  (Komatsu Michiko)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 社会福祉学科 教授
学位
学士(明治学院大学)
修士(ルーテル学院大学大学院)

J-GLOBAL ID
201701013719463016
researchmap会員ID
B000271495

論文

 8
  • ソーシャルワーク研究 39(2) 15-22 2013年7月  招待有り
    医療現場におけるリスクマネジメントの取り組みを概観し、福祉部門におけるソーシャルワーカーが取り組んだリスクマネジメントの実際を取り上げ、医療の質を向上させるためのリスクマネジメントについて述べた。
  • 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第7号) 71-84 2010年3月  
    精神疾患は慢性疾患であり、患者は病気とともに生活していくことを余儀なくされ、また家族や職場地域など患者を取り巻く多くの関係者の理解と支援を継続的に必要とする疾患といえる。病を持ちながら生活していくためには適切な医療を受けるとともに患者を支えるサポートが必要である。したがって、精神科医療チームの一員としてソーシャルワーカーは医療と生活を結ぶ接点としての役割は大きい。ソーシャルワーカーの多様な機能は医療チームにおいて十分理解されることが的確な患者支援につながる。本論分においてはソーシャルワーカーが医療チームにおいて十分な機能呉発揮するためにチームに対して社会資源情報を提供し、チーム作りを行った事例を取り上げ、ソーシャルワーカーが持つアドミニストレーション機能について論じた。
  • 武蔵野大学人間関係学部紀要 (第6号) 73-86 2009年3月  
    日本の医療は医師不足・看護師不足や国民皆保険の崩壊など、危機に瀕してており医療政策や医療供給体制の抜本的見直しが迫られている。このような現状を踏まえながら本論文においては、医療現場に求められている医療の質を高めるための重要な課題である医療安全管理対策を取り上げ、大学病院での実践例を取り上げて分析することによって医療安全管理面でソーシャルワーカーが果たす役割を明らかにした。
  • 武蔵野大学現代社会学部紀要 (第9号) 61-74 2008年3月  
    現代の医療は,疾病構造の変化などにより、求められる医療サービスは拡大し、患者の「生活」を支える視点が必要となってきている。このため,病院ボランティアの活動が注目されている。本論文では、病院ボランティア活動を支援している医療ソーシャルワーカーの活動内容を分析することにより、ミクロレベルの機能に焦点があたりやすい医療ソーシャルワーク機能のうち、組織に働きかけるメゾレベルの機能を明らかにし、現代の医療における医療ソーシャルワーク機能の有用性について論じた。
  • 武蔵野大学現代社会学部紀要 (第8号) 49-61 2007年3月  
    女性のためのメンタルヘルスクリニックで、ソーシャルワーカーとしてかかわったドメスティックバイオレンス(以下DV)当事者女性の事例調査をもとに、DV当事者女性支援ネットワークにおける医療と医療ソーシャルワーカーの役割について論じた。DVは、重大な人権侵害である。医療は発見の場として重要な位置を占め、医療ソーシャルワーカーは、直接的援助を行うとともにDV当事者女性を見逃さないシステム作りや医療スタッフによる二次的人権侵害を引き起こさないための啓発など、アドミニストレーション機能を発揮する必要がある。

MISC

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書籍等出版物

 17
  • 小松 美智子 (担当:共編者(共編著者))
    中央法規 2019年6月 (ISBN: 9784805859063)
    主催している「女性の暮らしやすさを考えるソーシャルワーク研究会」(暮らし研)として2冊目のガイドブックである。 暮らし研は医療機関においてDV当事者女性への支援を行っているソーシャルワーカーを中心に構成し、ライフサイクルごとに生きづらさを抱える女性たちを支援していくとき、その受け止め方や社会資源への活用方法などを解説したガイドブックである。
  • 小松 美智子 (担当:分担執筆)
    中央法規 2018年3月 (ISBN: 9784805856994)
    明治学院大学山崎美喜子先生をスーパーバイザーとしてゼミの卒業生を中心に30年近く実施されてきたグループスーパービジョンを事例集としてまとめたもの。 新人のソーシャルワーカーの悩み、組織に理解されない憤りや困難ケースに出会ったときにスーパ-ビジョンや仲間によってによって支えられてきた過程を共著で表している
  • 小松 美智子 (担当:分担執筆, 範囲:5章ソーシャルワーカー組織のチームビルドとマネジメント2節ソーシャルワーカー組織のマネジメント)
    中央法規 2017年6月 (ISBN: 9784805855249)
  • 小松美智子, 小俣智子, 清田敦 (担当:共著, 範囲:1章.2章を小俣智子氏と共著)
    日総研 2015年9月 (ISBN: 9784776017622)
    医療機関において退院支援に携わっているソーシャルワーカーや看護師、事務職などを対象に退院支援に対する取り組む姿勢や支援方法や社会資源の活用方法を事例を通して具体的に解説した。 退院支援は単に目の前の患者さんが退院したということで終結するのではなく、患者さんや家族が、主体的に地域で暮らしていく道筋を立てていくことであり、地域機関も含めてチームで取り組んでいく支援であることを強調した。
  • 井上美穂, 石田真理子 (担当:共著, 範囲:編集および分担執筆)
    2013年3月
    DV当事者女性など女性支援を行っているソーシャルワーカーによって、女性が抱える暮らしづらさを改善するために活用できる社会資源をライフサイクルに沿ってまとめた。 東京ウイメンズプラザDV防止等民間助成事業を活用して作成した。

講演・口頭発表等

 70

担当経験のある科目(授業)

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

教育内容・方法の工夫

 2
  • 件名
    100人規模の学生に対する双方向授業の実践
    年月日(From)
    2001
    年月日(To)
    2001
    概要
    看護学部4年生を対象。看護師は患者が発するさまざまな情報・要求・痛みをキャッチし、適時、必要な専門職につなぐ役割がある。社会的な痛み、生活障害についても、きちんと把握し、適時ソーシャルワーカーにつなぐ役割がある。この役割を果すためには、生活障害を見る視点・ソーシャルワーカーの機能・ソーシャルサポートの概観をつかむ必要がある。講義ではソーシャルサポートネットワークの理論を概説したのち、面接技法をロールプレイによって体験し、受けとめた内容をアセスメントし、サポート計画を立てるケアマネジメントを講義を通して体験
  • 件名
    ゼミ論文作成を目標とした2年間を通したゼミ指導
    年月日(From)
    2006
    年月日(To)
    2006
    概要
    卒業研究の選択科目化に伴い、卒業論文を書く学生が激減し、研究・調査し、結果を論文のまとめるという体験がないまま卒業する学生が増加している。また社会福祉学科の学生は卒業後、福祉関係の職場についたとき、チームを組み、連携し、協働することが重要な業務であり、その能力が求められている。
    大学4年間の集大成としてゼミ論文を作り上げることによって、「論文を書く」という体験と学業の面でお互いに力を発揮し、協力して1つのもの作り上げる機会を通して「協働」を体験する目的で3・4年の必修である専門演習1・2を2年間の連続授

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 3
  • 件名
    看護研修講師
    年月日(From)
    1978/01
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    病棟単位の看護師研修会、主任看護師研修会などの講師を勤め、ソーシャルワーカーとの連携が円滑に行なわれるように講義を行っている。
  • 件名
    社会福祉系大学及び大学院実習生指導
    年月日(From)
    1980/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    大学病院医療社会福祉部内に毎年、2名から4名の実習生を受け入れ、実習指導を行っている。最近では実習指導するソーシャルワーカーのスーパービジョンを担当し、福祉室における実習指導マニュアル作成した。
  • 件名
    新入医局員研修
    年月日(From)
    1992/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    毎年、100人〜150人入局する医師に対して、医療社会福祉的視点と、連携について講義している。

資格・免許

 6
  • 件名
    精神保健福祉士
    年月日
    1999/05
    概要
    登録番号 02037
  • 件名
    介護支援専門員
    年月日
    2001/03
    概要
    登録番号 139908486
  • 件名
    社会福祉士
    年月日
    2001/04
    概要
    登録番号 24289
  • 件名
    高等学校教諭一種(地理・歴史、公民)
    年月日
    2005/12
  • 件名
    認定医療社会福祉士
    年月日
    2014/04/01
    概要
    登録番号4028
  • 件名
    認定社会福祉士制度経過措置期間におけるスーパーバイザー
    年月日
    2014/08/01
    概要
    登録番号第S14-002号

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 3
  • 件名
    東京女子医科大学病院ソーシャルワーカー
    年月日(From)
    1978
    年月日(To)
    1978
    概要
    入職当初よりソーシャルワーカーとして勤務している。各科を担当しソーシャルワーカーとして業務を行ってきたが、主に女性関連の母子総合医療センター・小児科・メンタルケアとHIV・眼科を担当した。ソーシャルワーカーとして直接支援を行なう一方で、ソーシャルワーカー部門の管理職として、リスクマネジメント、患者にやさしい病院作りなど、病院運営実務者会議メンバーとして病院組織に働きかけて、医療社会福祉的環境整備を行なったり、ソーシャルワーカーのスーパーバイザーとして業務を行った。現在は、女性のためのメンタルヘルスクリニッ
  • 件名
    ボランティア支援
    年月日(From)
    1978/01
    年月日(To)
    1978/01
    概要
    ソーシャルワーカーによる医療社会福祉的環境作りの一環として25年間ボランティア支援を行っている。病院内に病院職員とボランティアで構成したボランティア委員会を組織し、受け入れ体制を整え、毎年開催するボランティア講習会ではその企画と講師を受け持っている。また、平成15年度東京都健康局医療社会事業従事者研修においては、「社会的支援一つの方法ボランティアについて」の講師として、病院にボランティアがいる意味や病院としてボランティア活動への支援をどのように行なう必要があるかなど講義を行なった。現在は、ボランティア講習
  • 件名
    看護教育
    年月日(From)
    1978/01
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    看護専門学校・看護学部・看護大学院の講師として講義を受け持っている。看護師は、患者さんが発するさまざまなサインを読み取り、適切につなぐ役割を担っている。患者さんが発する社会的痛みをきちんとキャッチし、ソーシャルワーカーにつなぐためには、ソーシャルワーカーは何をするのか、社会資源はどんなものがあるのか、アウトラインを押さえる必要がある。それぞれの講義において、事例をあげ、連携の実際を学ぶ機会を多く持っている。

その他(職務上の実績)

 1
  • 件名
    相談援助実習 実習指導者講習会修了
    年月日(From)
    2008/12
    概要
    受験番号2008010055