研究者業績

小西 聖子

コニシ タカコ  (KONISHI TAKAKO)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 人間科学科 教授 (副学長)
学位
博士((医学)筑波大学)

J-GLOBAL ID
200901088650971097
researchmap会員ID
1000306244

1993~1999年、東京医科歯科大学難治疾患研究所の犯罪被害者相談室で犯罪被害者の支援、対人暴力被害者の精神的なケアや周辺領域のマネージメントにかかわった。東京医科歯科大学難治疾患研究所教務職員(1993〜1996年)、東京医科歯科大学難治疾患研究所被害行動学(セコム)研究部門客員助教授(1996〜1999年)を経て1999年より現職。2015〜2021年 人間科学部長/人間社会研究科長、2021年より副学長。
専門は臨床心理学、トラウマ・ケア。現在、外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に関する研究を行っている。


研究キーワード

 1

学歴

 4

論文

 60

MISC

 288
  • 小西聖子
    精神科治療学 39(4) 433-437 2024年4月  招待有り筆頭著者
    トラウマ体験が中核となる被害者の鑑定を主に行っている立場から、専門家証人による鑑定の中立性、客観性、実証性について、ドーバート基準に基づき、一般的な精神鑑定の知見、また相対的に新しい領域の知見をどのように評価し取り扱うかを考察した。さらに、専門家における「対立的忠誠」の問題が顕現しやすい領域であるPTSDに関わる精神鑑定について述べ、社会的な偏見や差別があるときの裁判における公正性の問題を取り上げた。
  • 小西聖子
    司法精神医学 18(1) 3-11 2023年3月  招待有り筆頭著者
    トラウマが関わる精神鑑定事件例の中から典型となるような4事例を挙げて、心的外傷後ストレス障害(PTSD)だけでなくトラウマ体験が刑事事件の精神鑑定と関わっていくさまざまな局面を、論点と方法の問題及びここ20年の変化の視点を通して示した。(第18回日本司法精神医学会泰秋教育講演の発表内容をもとに加筆・修正)
  • 中山千秋, 中島聡美, 今野理恵子, 淺野敬子, 山本このみ, 大岡友子, 佐々木真由美, 小西聖子
    被害者学研究 (31) 17-33 2022年3月  査読有り
    2019年に被害者支援センター48箇所及びワンストップ支援センター49箇所を対象に、精神科医療機関等への紹介状況・紹介の際に重要なこと・行っていること・問題点・連携に関する取組・紹介促進のために望ましい条件についてアンケート調査を行い、72施設から回答を得た(回収率74.2%)。結果を2007年の同様の調査と比較して報告した。精神科医療機関等への紹介は年平均9.10件で微増とはいえあまり変化がなかった。精神科医療機関にはPTSD治療が充実していることを期待していることもあり、専門的治療が可能な機関の少なさが問題と感じられていた。
  • 佐々木真由美, 小西聖子
    武蔵野大学認知行動療法研究誌 3 34-50 2022年3月  査読有り
    4データベースから抽出した28本の日本語と英語の論文からビデオ通話による持続エクスポージャー法での心的外傷後ストレス障害治療に関する研究動向についての予備的検討を行った。介入研究は17件あり、症状低減効果を検討した12件のうち対面治療と比べ有意差がなかった研究は67%だった。ただ、介入研究の88%が退役軍人対象で、結果で中断に言及した研究が59%だった。中断予防策としてピア(仲間)支援導入の有効性等が示され、社会的サポートが有効であることが示唆された。
  • 中島聡美, 伊藤正哉, 白井明美, 須賀楓介, 黒澤美枝, 清水研, 岡崎純弥, 松田陽子, 大岡友子, 中山千秋, 林恵子, 小西聖子, 金吉晴
    日本精神神経学会総会プログラム・抄録集 118th 2022年  

書籍等出版物

 89
  • 藤森, 和美, 野坂, 祐子, 染矢, 明日香, 吉村, 拓美, 島, ゆみ, 森本, 志麿子, 浅野, 恭子, 小西, 聖子, 小形, 美妃, 小川, 恵美子, 吉田, 博美, 今井, 由樹子, 花房, 昌美, 亀岡, 智美, 高田, 紗英子, 松浦, 正一, 土岐, 祥子, 伊庭, 千惠, 笠原, 麻央, 柳谷, 和美 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 性暴力被害の長期的影響)
    誠信書房 2023年7月 (ISBN: 9784414416954)
    性暴力の被害を受けた子どもとその保護者や学校関係者への介入・支援について、心理臨床、精神科医療、法律、社会福祉の各分野から概論および実践例について述べた。第2版では法改正を開設しつつ、最新の研究と実践に基づいて各省と事例を拡充し、複雑化する状況を踏まえた支援の方法を具体的に示した。 担当部分では、幼少期に性暴力被害を受けたクライエントからの臨床心理相談事例をもとに、被害の影響がどのように現れるかについて述べた。
  • 小木曽宏, 山口修平, 小林千夏, 足立泰代, 杉浦ひとみ, 秋元義弘, 関尚美, 荘司貴代, 野坂祐子, 渡邉直, 中野宏美, 小西聖子 (担当:分担執筆, 範囲:付録1 性被害を受けた子どもに関わる児童精神科医の役割-小西聖子医師に聞く(聞き手:杉浦ひとみ))
    生活書院 2022年3月 (ISBN: 9784865001389)
    児童性虐待の精神的な影響について、どのようなものなのか、職員ら周囲の者はどのような知識を持つべきか、どのように対応すべきかについて、トラウマケアの見地から一問一答形式で述べた。
  • 福井次矢, 高木誠, 小室一成, 総編集 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:心的外傷後ストレス障害)
    医学書院 2020年1月
    的外傷後ストレス障害の病態と診断、治療方針について概説した。※ポケット版も同頁数。
  • 五十嵐禎人, 岡田幸之 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子・山本このみ: 刑事事件における被害者の鑑定.)
    中山書店 2019年3月 (ISBN: 9784521747422)
    25件の刑事事件被害者鑑定等の受嘱経験をもとに、基本的な委嘱事項、PTSD診断およびそれ以外の診断、鑑定の際の被害者への配慮について述べた。
  • 森田ゆり 編著
    築地書館 2018年6月 (ISBN: 9784806715627)
    編著者による、虐待問題に取り組んできた専門家インタビュー、および、虐待に至ってしまった親の回復支援プログラム「MY TREE ペアレンツ・プログラム」の解説書。インタビュイーの一人として、虐待家族に対する心理療法やトラウマ治療、刑法改正について述べた。
  • 奥山眞紀子, 三村將 編, 青木豊, 飛鳥井望, 大江美佐里, 亀岡朋美, 加茂登志子, 栗山健一, 小西聖子 (担当:分担執筆, 範囲:複雑性トラウマと情動調節)
    朝倉書店 2017年4月 (ISBN: 9784254106985)
    複雑性トラウマによって情動はどのような変化を受け、それは複雑性トラウマを経験した個人の情動調節の働きにどのような変化をもたらすのか、またそのような情動調節の不全が考えられるとすればそれはどのように疾病概念の中に位置づけたらよいのかについて論じた。
  • 週刊朝日 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子・本多正道:PTSD(心的外傷後ストレス障害))
    朝日新聞出版 2016年12月 (ISBN: 9784022775238)
    PTSDの治療法として現在有効性がある持続エクスポージャー療法、EMDRの概説。保険適用になった持続エクスポージャー療法について小西が、EMDRについて本多が述べた。週刊朝日8・26号「新・名医の最新治療 No.442」再録。
  • 小西聖子, 上田鼓 編著 (担当:共編者(共編著者), 範囲:小西聖子:第7章性暴力被害者支援の歴史と展望)
    誠信書房 2016年9月 (ISBN: 9784414416190)
    性暴力の被害者の現状や支援の実践について、事例を交え、知見を提供した。
  • 安藤清志, 松井豊 編 (担当:共著, 範囲:伊藤正哉・中島聡美・村上典子・小西聖子:第2章 震災により死別・離別を経験した遺族への心理社会的支援)
    誠信書房 2016年6月 (ISBN: 9784414311167)
    日本心理学会の助成による被災者支援に関わる心理学領域の実践活動や研究成果を報告した心理学叢書6。 東日本大震災後、災害での死別や離別による悲嘆のよりよいケアをめざして設立した「災害グリーフサポートプロジェクト」で行った各種情報発信、ワークショップ、今後の活動について報告した。
  • 酒井明夫, 丹羽真一, 松岡洋生監修 (担当:分担執筆, 範囲:第2章 直後・急性期における支援の実際 4.惨事ストレスと支援者のケア I総論)
    医学書院 2016年3月 (ISBN: 9784260024358)
    災害のストレスによって新たに生じた精神的問題を抱える一般住民への対応、および、支援者(地域の医療従事者、救急隊員、行政職、保健職等)の支援について、支援方法の方針を述べた。
  • 山口徹, 北原光夫監修 (担当:分担執筆, 範囲:心的外傷後ストレス障害)
    医学書院 2016年1月 (ISBN: 9784260023924)
    心的外傷後ストレス障害の病態と診断、治療方針について概説した。
  • 共同通信文化部編 (担当:分担執筆, 範囲:「ヒトラーをめぐる女たち」、「リビング・ヒストリー」、「パラサイト社会のゆくえ」)
    三省堂 2015年4月 (ISBN: 9784385151106)
    1998〜2014年16年間の共同通信配信の新聞掲載書評をまとめた書評集。掲載書名約5,000点、評者約1,600人。毎日新聞掲載の書評3点の再掲。
  • 日本精神保健福祉士養成校協会 (担当:分担執筆, 範囲:本田りえ・小西聖子・吉岡眞吾:犯罪被害者の精神保健)
    中央法規 2015年2月 (ISBN: 9784805851173)
    犯罪被害者に生じやすいストレスと精神障害についての基礎知識、犯罪被害者に対する法的な整備、精神保健対策にかかわる機関や活動について述べた。
  • 福島県立医科大学附属病院被ばく医療班, 現放射線災害医療センター, 編 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子・丹羽真一、細矢光亮、大津留晶:第6章[座談会]震災と原発事故、こころの健康にどう向き合って行くか)
    ライフサイエンス出版 2013年5月 (ISBN: 9784897753065)
    東日本大震災で発生した原子力災害対応をもとに作成した、医療関係者がいかに原子力災害に向き合うべきかに対する教科書。 福島県が実施した住民対象の「こころの健康度調査」で明らかになった事例を見ながら、メンタルヘルスの問題、対応やケアについて討論した。
  • 藤森和美, 野坂祐子編, 野坂祐子, 井ノ崎敦子, 佐藤史, 浅野恭子, 小西聖子, 藤森和美, 亀岡智美, 白井明美, 松浦正一, 山本直美, 森本志磨子 (担当:分担執筆, 範囲:第5章 性暴力被害の長期的影響)
    誠信書房 2013年3月 (ISBN: 9784414400779)
    性暴力の被害を受けた子どもとその保護者や学校関係者への介入・支援について、心理臨床、精神科医療、法律、社会福祉の各分野から概論および実践例について述べた。担当部分では、幼少期に性暴力被害を受けたクライエントからの臨床心理相談事例をもとに、被害の影響がどのように現れるかについて述べた。
  • E.B.フォア, E.A.ヘンブリー, B.O.ロスバウム 著, 金吉晴, 小西聖子 (担当:監修, 範囲:監訳)
    星和書店 2012年7月 (ISBN: 9784791108114)
    持続エクスポージャー療法の治療者用ガイドブックを翻訳した。金吉晴、小西聖子監訳、石丸径一郎、寺島瞳、本田りえ訳
  • 小西聖子
    NHK出版 2012年3月 (ISBN: 9784140815342)
    NHK「人間講座」において、2000年10月~12月に放送された「トラウマの心理学」のテキスト、および、2001年発行の「NHKライブラリー トラウマの心理学〜心の傷と向き合う方法」をもとに、最新の動向・データに基づき大幅に加筆・修正した新版。
  • 町野朔, 岩瀬徹 編 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:第6章第1節 性的虐待児の治療とケア)
    有斐閣 2012年2月 (ISBN: 9784641136106)
    平成23年度科学研究費補助金「研究成果公開促進費」(日本学術振興会)の助成を受け、「児童虐待防止法研究会」の研究成果をまとめた書籍。 性的虐待のトラウマの影響、および、トラウマに対する実証的な心理治療効果研究について概説し、治療事例を1例提示した。
  • 日本精神保健福祉士養成校協会 (担当:分担執筆, 範囲:本田りえ・小西聖子:犯罪被害者の精神保健)
    中央法規 2012年2月 (ISBN: 9784805835753)
    犯罪被害者に生じやすいストレスと精神障害についての基礎知識、犯罪被害者に対する法的な整備、精神保健対策にかかわる機関や活動について述べた。
  • 上島国利, 三村将, 中込和幸, 平島奈津子編, 筆者数 (担当:分担執筆, 範囲:外傷後ストレス障害に持続エクスポージャー療法(Prolonged Exposure Therapy)は有効か?)
    中外医学社 2011年3月 (ISBN: 9784498129344)
    PTSD治療として持続エクスポージャー療法を主とした心理療法の効果についてエビデンスを検討したレビュー文献を紹介し、治療の適用について述べた。
  • 上島国利監修, 平島奈津子編著, 総著者数 (担当:分担執筆, 範囲:白井明美・小西聖子:第7章暴力被害女性とうつ)
    金剛出版 2010年6月 (ISBN: 9784772411387)
    女性における暴力被害尾経験率,PTSD,うつなどの精神疾患有病率を概観し,国内の暴力被害の動向について述べた。PTSD症状とうつ症状の重複と相違の視点から臨床における注意点について事例を交えて述べた。
  • 斉藤こずゑ, 氏家達夫編著, 著者数 (担当:分担執筆, 範囲:PTSD)
    金子書房 2010年6月 (ISBN: 9784760899500)
    過去1年間の乳児から高齢者までの発達研究の動向を紹介するため毎年刊行される書籍において、PTSDに関する心理的領域,社会的領域での研究の内外の動向、および、PTSDの心理治療の内外の動向を紹介した。
  • 日本心理臨床学会監修, 同支援活動プロジェクト委員会 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:二次被害、犯罪被害者等基本法、性犯罪被害と支援のあり方2)
    遠見書房 2010年6月 (ISBN: 9784904536148)
    これまでの実践を通して構築された支援理論や支援法,社会資源活用法,予防法等を91のキーワードで解説したハンドブック。 二次被害、犯罪被害者等基本法といったキーワードを解説し、性犯罪被害とトラウマ回復への専門的支援について解説した。
  • 小西聖子
    武蔵野大学出版会 2009年10月 (ISBN: 9784903281131)
    1999年から2009年に毎日新聞「今週の本棚」欄で掲載された書評から56編を選び、一部加筆、修正した。
  • E.B.フォア, E.A.ヘンブリー, B.O.ロスバウム 著, 金吉晴, 小西聖子監訳 (担当:監修, 範囲:監訳)
    星和書店 2009年3月 (ISBN: 9784791106981)
    持続エクスポージャー療法の治療者用ガイドブックを翻訳した。金吉晴、小西聖子 監訳、石丸径一郎、寺島瞳、本田りえ 訳
  • 小西聖子 (担当:編者(編著者), 範囲:小西聖子:第1章犯罪被害者支援とメンタルヘルス、小西聖子:第7章犯罪被害者の実践的治療、小西聖子:第11章DV被害者のメンタルヘルスと対応」、小西聖子:第17章司法と犯罪被害者―鑑定書と証言の実際」)
    誠信書房:東京 2008年11月 (ISBN: 9784414400472)
    地域における犯罪被害者支援を行う実践家を主な対象とし、メンタルヘルス機関における犯罪被害者支援の現状、治療についての基礎的な枠組み、支援の各論、地域精神保健機関においてのケア実践、犯罪被害者と司法に関わる実際の問題を取り上げた実践書。
  • 中谷陽二, 丸山雅夫, 山本輝之, 五十嵐禎人, 柑本美和 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:犯罪被害者支援の連携の課題―メンタルヘルス領域と司法領域における犯罪被害者の像)
    弘文堂: 東京 2008年8月 (ISBN: 9784335354229)
    町野朔先生還暦記念論文集。刑法と精神医学の専門家18名が精神科医療と法のクロスオーバーを形にした論集の一編として、メンタルヘルスと司法2つの領域から見える犯罪被害者の像にどのような違いがあるのか検討した。ひとつの領域からだけでは見落としてしまう支援対象もあることから、充実した支援には支援対象の設定を十分に意識すべきことを指摘した。
  • 丹治光浩 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:第4章PTSD治療の最新技法)
    ゆまに書房 2008年3月 (ISBN: 9784843318270)
    被害者支援について心理学的な視点から考察し実践的な支援法を紹介する「シリーズ こころとからだの処方箋 第15巻」において、実証的に効果が証明されているPTSD治療として長時間曝露法の理論と実践を紹介した。
  • 小西聖子, 白井明美 (担当:共著, 範囲:小西聖子:第7章トラウマとは何か、第8章トラウマ反応からPTSDへ、第9章トラウマへの反応、第10章トラウマ反応と解離、第11章子どものトラウマ、第12章トラウマのケア、第13章PTSDの治療)
    角川学芸出版 2007年5月 (ISBN: 9784046516138)
    悲嘆とトラウマのケアを初歩から学ぶための教科書。「悲しみの後遺症」に苦しむ人々の快復を正確にアシストするための理論と実践を系統的に紹介した。第7~13章を担当。
  • 小西聖子
    白水社 2006年6月 (ISBN: 9784560049778)
    犯罪被害者の心理について、及び、被害者援助の方法について解説した1996年版同書の増補新版。殺人事件遺族、強姦、性被害のPTSDの事例、2004年制定の犯罪被害者等基本法、2005年策定の犯罪被害者等基本計画について述べた。
  • 田口守一, 井上正仁, 井田良, 椎橋隆幸 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:精神医学におけるPTSD概念の変遷―それはどのように司法とかかわっているか―)
    有斐閣 2006年5月 (ISBN: 9784641042360)
    渥美東洋先生古稀記念論文集。犯罪の今日的現状を刑法、刑事手続、刑事政策などの立場から多角的に解明した論集の一編として、裁判や補償とかかわりを持つ外傷後ストレス障害PTSDについて、精神医学的な疾患概念の変遷のうち、特に外傷体験についての定義の変遷について述べ、考察した。
  • 金吉晴 編 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:トラウマへのケアの基本、小西聖子:性暴力被害、小西聖子:MPSC)
    じほう 2006年3月 (ISBN: 9784840735438)
    厚生労働省精神・神経疾患委託費による「外傷ストレス関連障害の病態と治療ガイドラインに関する研究」をまとめた、事件や災害の現場に携行し危機介入やその後のケアに役立てることができるハンドブック(2001年刊)の改訂第2版。
  • 山内俊雄, 山上皓, 中谷陽二 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:強姦被害者の精神状態の鑑定例)
    中山書店 2006年2月 (ISBN: 9784521672915)
    国内外の歴史的鑑定例、および、各著者が実際に行った鑑定例を紹介する巻において、強姦被害者が事件によってPTSDに罹患したことが刑法上の傷害にあたるとされた刑事裁判被害者鑑定の一例を挙げた。
  • 山内俊雄, 山上皓, 中谷陽二 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:性犯罪被害者の心理とケア)
    中山書店:東京 2006年1月 (ISBN: 9784521672618)
    犯罪と犯罪者にかかわる精神医学的研究分野の知見を概観する巻において、国内外の性暴力被害の研究を概観し、性暴力被害者に関する現状、被害者の心理、心理的ケアの前に考慮すべき事項、心理的ケアの原則について述べた。
  • 山内俊雄, 山上皓, 中谷陽二 (担当:分担執筆, 範囲:橋爪きょう子・小西聖子:外傷性ストレス関連の刑事(民事)の精神鑑定にかかわる診断の問題)
    中山書店:東京 2005年12月 (ISBN: 9784521672519)
    刑事事件と精神鑑定をめぐる法律制度、理論、鑑定の実際的手法、各種の精神疾患における問題点などについて解説する巻において、外傷後ストレス障害(PTSD)の診断・疾患の特徴、司法とのかかわりの歴史、国内外の司法における現状と課題について述べた。
  • 藤岡淳子 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:被害者支援の立場からVOMを考える)
    誠信書房 2005年6月 (ISBN: 9784414400199)
    Victim Offender Mediation (VOM) の具体的イメージや実践上の課題をわかりやすく伝え、今後の共通理解や議論の基盤を提供することと、今後日本に適切に修復的司法を導入し、言って井の役割を果たす社会的システムとして機能させるためにはどのような実践が望まれるのかについて考えることを目的とした論考書。
  • 町野朔, 中谷陽二, 山本輝之 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:被害者の遺族は精神障害をもつ加害者にどのような感情を抱いているか―犯罪被害者相談の経験から―、小西聖子・柑本美和:各施設における処遇)
    信山社:東京 2005年6月 (ISBN: 9784797222890)
    精神障害者の他害行為への対応とその防止に関する法政策の研究(厚生科研費平成11、12年度)、刑事司法と精神医療-刑罰・医療・保安処分(文部科研費平成13、14年度)、『心神喪失者等医療観察法案』後の刑事司法と精神医療-精神障害者、薬物中毒者の処遇-(平成15、16年度)での研究を通して得られた知見の論考集。
  • 保坂隆 編 (担当:分担執筆, 範囲:堀隆文・小西聖子:急性ストレス障害)
    メジカルビュー社 2005年5月 (ISBN: 9784758302289)
    神経症性障害およびストレス関連障害臨床に役立つことを目的とした総論、治療戦略、各障害の症状特徴と治療についての各論のうち、急性ストレス障害の症状特徴と治療について述べた。
  • 作田明, 福島章 編 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:近親姦、児童虐待、女性犯罪、ストックホルム症候群、ドメスティック・バイオレンス(DV)、PTSD(外傷後ストレス障害)、被害者学、メディア、猥褻)
    新書館 2005年2月 (ISBN: 9784403250828)
    平成7年刊「犯罪ハンドブック」改定版。被害化に関する項目など9項目について解説した。
  • 藤岡淳子, 小西聖子, 田中康雄, 安岡誉, 小林隆児, 佐藤眞理, 吉田里日, 大塲令子, 妹尾栄一, 中村攻 (担当:共著, 範囲:藤岡淳子・小西聖子・田中康雄:青少年の被害体験と加害行動をめぐって)
    星和書店 2004年2月
    ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、摂食障害、薬物非行、リストカット、自他の「境界」、母子コミュニケーションなど、現代の青少年を取り巻くタイムリーな話題を取り上げ解説する。暴力をめぐる加害/被害の問題をテーマにした座談会採録。
  • 金吉晴, 飛鳥井望, 加藤寛, 廣幡小百合, 小西聖子, 綱島浩一, 加藤進昌, 白川美也子, 元村直靖, 大山みち子, 加茂登志子, 笠原麻里, 前田正治, 佐藤志穂子, 野田哲朗, 岩井圭司 (担当:共著, 範囲:廣幡小百合・小西聖子:トラウマの後遺症)
    星和書店 2004年2月 (ISBN: 9784791105298)
    震災、交通事故、犯罪、虐待などによって心に傷を抱える病としてのPTSDの概念とその歩みから、さまざまな症例の病態や治療経過などを紹介する本書において、トラウマ受傷後に起きる症状を解説した。
  • 小西聖子, 伊藤普二 (担当:共著, 範囲:小西聖子:第7章犯罪心理学における被害者の問題、第8章被害者のトラウマ、第9章被害者とPTSD、第10章性暴力被害、第11章家庭の中の暴力、第12章被害者の心理的支援の基本と支援者のメンタルヘルス)
    角川書店 2003年4月 (ISBN: 9784046515865)
    犯罪心理学において、犯罪行為と加害者、被害者と被害回復についての概説のうち、被害者にかかわる第7~12章を担当した。
  • 小西聖子, 樋口輝彦, 神庭重信, 染矢俊幸, 宮岡等 編著 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:ドメスティック・バイオレンス)
    先端医学社 2003年4月 (ISBN: 9784884070960)
    精神医学全体を対象にとくに重要と思われる用語とそれをめぐる最近の研究成果やデータの詳しい解説書。1997年第1版、2000年第2版に次ぐ3版目。ドメスティック・バイオレンスの定義と日本におけるケアの現況について述べた。
  • B.H. スタム編, 小西聖子, 金田ユリ子訳 (担当:共訳)
    誠信書房 2003年2月 (ISBN: 9784414402957)
    トラウマ・ケアに関わる支援者等の間接的トラウマ受傷の予防と治療について、アメリカの臨床家・研究者からの提言書を翻訳。
  • 小西聖子
    白水社 2002年7月 (ISBN: 9784560073599)
    1991~1992年週刊朝日連載の精神医学・心理学に関わる日常のことがらについてのエッセイ集。平成5年朝日新聞社刊の同書を白水uブックスで新書化。
  • 藤澤敏雄 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:『トラウマと被害』試論)
    批評社 2002年1月 (ISBN: 9784826503389)
    「精神医療」第15号の特集「トラウマ」を中心に、新たな論考、ブックガイドを加えて編集しなおした、メンタルヘルスライブラリー。traumatization=victimizationという図式の反証として戦争神経症をとりあげ、PTSDの社会的な成立と、戦争における被害加害のトラウマの問題を検討した。
  • B.A.ヴァン・デア・コルク, L. ウェイゼス、A.C, マクファーレン編, 西澤哲監訳 (担当:共訳, 範囲:小西聖子訳:第3章精神医学におけるトラウマの歴史、第11章外傷後ストレス障害における解離と情報処理過程、第17章外傷後ストレス障害の精神薬理学的治療)
    誠信書房 2001年9月 (ISBN: 9784414402865)
    記憶、解離、文化とトラウマの問題、生理学的および心理学的プロセスの複雑な関係など、外傷性のストレスとその治療についての研究成果・臨床的知識の集大成を分担翻訳。
  • 小西聖子
    NHK出版 2001年9月 (ISBN: 9784140841396)
    NHK「人間講座」において、2000年10月~12月に放送された「トラウマの心理学」のテキスト再録本。
  • J. K, ローリング, リンゼイ・フレイザー 著, 松岡佑子 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:魅力的で楽しい細部の描写)
    静山社 2001年7月 (ISBN: 9784915512421)
    ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ著者のJ.K.ローリングの特集本。シリーズの書評抄に2000年1月8日毎日新聞書評を再掲。
  • 諸澤英道, 小西聖子編著 (担当:共編者(共編著者), 範囲:小西聖子:第3章犯罪被害者のトラウマ、第6章性暴力被害者への支援)
    東京法令出版 2001年7月 (ISBN: 9784809010101)
    講座被害者支援第4巻。犯罪被害者支援に関わる際の基礎知識として、被害者学、被害者対策、被害者の心理やトラウマ、被害者への支援について述べた。

講演・口頭発表等

 177
  • 小西聖子, 今野理恵子
    第22会日本トラウマティック・ストレス学会 2023年8月5日 日本トラウマティック・ストレス学会  招待有り
    大会企画シンポジウム「PTSDの心理療法の今とこれから」シンポジストとして、Edna Foaによって1980年代に構想され1991年に最初のRCT論文が公表されたProlonged ExposureのPTSD治療法としての国内外での歩みを治療研究および臨床家養成と実践について振り返り、将来を展望した。 座長:岩切昌宏・中島聡美、シンポジスト:小西聖子、伊藤正哉、亀岡智美、市井雅哉
  • 小西聖子
    第25回日本母性看護学会学術集会 2023年5月28日 日本母性看護学会  招待有り
    性暴力被害者支援について、多様性と継続性を持った支援モデルと問題について提示した。また、性暴力被害のトラウマに対する医学的臨床実践と研究について触れ、若年被害者についての問題も述べた。刑法改正など性暴力被害を取り巻く状況のここ数年の変化についても述べた。
  • 小西聖子
    第18回日本司法精神医学会大会 2022年7月9日 日本司法精神医学会  招待有り
    トラウマが関わる鑑定自験例の中から典型となるような4事例を挙げて、心的外傷後ストレス障害(PTSD)だけでなくトラウマ体験が刑事事件の精神鑑定と関わっていくさまざまな局面を、論点と方法の問題およびここ20年の変化といった視点を通して示し、今後の検討の材料として供した。
  • 小西聖子
    第19回日本トラウマティック・ストレス学会 2020年9月21日 日本トラウマティック・ストレス学会  招待有り
    トラウマやPTSDなど誰も知らなかったことが、どのように社会に登場し、何が起点となって、変化が起こったのか。制度や施策の変更が、臨床的な治療やケア、また研究にどのような影響を及ぼしたのか。現在生じている問題は何か。犯罪被害者の精神医学的心理的支援活動を行ってきたこの25年以上の経験から、この間の社会の変化、研究上の主題の変遷をたどった。
  • 小西聖子
    日本フォレンジック看護学会第7回学術集会 2020年8月30日 日本フォレンジック看護学会  招待有り
    トラウマ・インフォームド・ケアの理念について説明し、精神科クリニックにおける被害者治療・介入の実践のなかで、トラウマ・インフォームド・ケアの視点からみた時に課題の残る具体的状況について検討した。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 49

学術貢献活動

 3
  • パネル司会・セッションチェア等
    日本福祉大学、日本フォレンジックヒューマンケアセンター (ウェビナー開催) 2021年11月20日
    シンポジスト:小西聖子、片岡笑美子、シンシア・ヘルナンデス、エイミー・ミード、キャサリン・ビューラー
  • パネル司会・セッションチェア等
    日本福祉大学、日本フォレンジックヒューマンケアセンター (ウェビナー開催) 2021年5月29日
    JST、RISTEX、JPMJRX19I4支援研究シンポジウム「性暴力撲滅にむけてエビデンスを蓄積する」 シンポジスト:長江美代子、小西聖子、間瀬健二、榎堀優、片岡笑美子
  • 沖縄県医師会 (ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城) 2019年9月28日
    性暴力に対する刑法が2017年に改正されたことや、児童や若年層が多いという性暴力被害の実情について概観し、被害を受ければ調子が悪くなって当然であること、被害からの回復には周囲からのサポートが欠かせないことを述べた。

社会貢献活動

 32

メディア報道

 42
  • 放送大学教養学部教養学科 今日のメンタルヘルス('23) 24分29秒〜38分33秒 2023年12月20日 テレビ・ラジオ番組
    担当講師によるインタビュー形式で、トラウマティック・ストレス(心的外傷性ストレス)による症状はどのようなものか、それへの対応・周囲はどのように気遣ったらよいか、治療について述べた。(担当講師:高橋晶)
  • AERA 2023.10/30 Vol.36 No. 50 pp.14-15 2023年10月30日 新聞・雑誌
    巻頭特集「性加害を考える」 性暴力被害はトラウマ体験であり、もっともPTSDを生みやすいこと、身体症状にも影響を与えること、子どもはトラウマに対して脆弱であること、男性と女性を比べると男性のほうが偏見にさらされやすく性被害のPTSD発症率が高くなるというデータもあることを述べた。また、PTSDの治療には認知行動療法がもっとも効果があるが専門家の数に地域差あり国の医療体制の構築が今後の課題であること、性被害をなくすには被害者に責めを負わせる現在の社会的認識を変える必要があることを述べた。
  • 毎日新聞 社会面 2023年2月23日 新聞・雑誌
    性犯罪の公訴時効延長に関する記事で、精神科臨床で相談を受ける立場から、幼少期に受けた性的虐待被害を申告するまでには時間がかかることを簡略に説明した。児童相談所など第三者の発見がない場合は本人がすぐに「被害」として認識できない。打ち明けにくい話であることや責めるような言動を浴びせられる2次被害が多いことも影響している。
  • 内閣府男女共同参画局 共同参画 148号 i 頁 2021年9月 会誌・広報誌
    巻頭言
  • 西日本新聞 朝刊9面(19版) 2021年7月16日
    13歳以上の未成年が性的行為についてみずから判断できるのかについて、子どもの未熟な判断力が大人にたやすく利用されること、10代は性行為はできても脳は未発達で精神的に脆弱であり、性的な判断を全面的に本人に負わせるのはおかしいことを精神科医として指摘した。

教育内容・方法の工夫

 3
  • 件名
    平成9年度放送大学特別講義  「災害被災者の精神保健」(ラジオ)
    年月日(From)
    1997/04
    年月日(To)
    1998/03
    概要
    全1回。PTSDの歴史・症状・治療・予防について概説し、阪神淡路大震災を例に、自然災害における精神保健活動とその中のPTSDの位置づけについて解説した。
  • 件名
    ラジオたんぱ・これからのメンタルヘルス
    年月日(From)
    2000/05/14
    年月日(To)
    2000/05/28
    概要
    全3回。日本精神病院協会、日本精神神経科診療所協会が企画・編集する15分番組で、3回にわたりPTSDの歴史、症状、治療について概説した。
  • 件名
    NHK人間講座・2000年10月〜12月期 「トラウマの心理学」(教育テレビ)
    年月日(From)
    2000/10/05
    年月日(To)
    2000/12/20
    概要
    全12回。被害とは何か、犯罪被害を受けた人の心理や反応を解説し、被害者を支える周囲の者や援助者にできることについて述べた。また、加害者への取組みについても言及した。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 562
  • 件名
    鳥取県性暴力被害者支援協議会・性暴力を考える公開講座「性暴力被害者に必要な支援とは」講師
    年月日(From)
    2018/03/13
    概要
    鳥取県民および県市町村の被害者相談・支援関係職員等や被害者支援に関わる機関・団体関係者を対象に、性暴力被害者に必要な支援について述べた。
  • 件名
    鳥取県性暴力被害者支援協議会・「性暴力被害者支援に関する医療関係者向け研修会」講師(西部会場)
    年月日(From)
    2018/03/12
    概要
    鳥取県内で性暴力被害者支援にかかわる医療関係者を対象に、精神科医療提供時診察の際の留意事項や適切な心理的支援について、事例を交えながら述べた。
  • 件名
    とやまパープルネットワーク研修会「DV被害者のトラウマ反応への対処」講師
    年月日(From)
    2018/03/10
    概要
    富山県医師会員、富山県DV対策推進強化事業とやまパープルネットワーク登録医療機関等に勤務する精神科医・臨床心理士・精神保健福祉士等を対象に、DV被害者が呈するトラウマ反応を概説し、それへの対処について述べた。
  • 件名
    女のスペース・ながおか主催長岡市共催・支援者養成連続講座フォローアップ講座第2部公開講座「発達障害傾向が及ぼす関係性への影響−DV、虐待、母子関係の不調、対人関係問題、その背景と支援とは−」講師
    年月日(From)
    2018/02/25
    概要
    「DVや虐待家庭で育つ・育った子供と親へのケアと支援」支援者のフォローアップ連続講座。支援に資するために、発達障害傾向がもたらす対人関係への影響全般を概説し、DVや虐待、母子関係、対人関係の問題においてどのようなことが起こるのか、具体的な臨床例に言及した。
  • 件名
    東京地方裁判所立川支部・専門訴訟事件等特殊事件のための研究会「PTSDの診断の実情について」講師
    年月日(From)
    2017/12/19
    概要
    立川支部裁判官34名・本庁裁判官49名(テレビ会議経由)を対象に、司法に関わる点におけるPTSD診断基準および適正な診断方法、鑑定の際の供述の信用性や被害事実の立証とPTSD症状との関わり、PTSDとほかの非器質性精神障害の治療方法や予後の差異などについて述べた。
  • 件名
    東京都総務局人権部・大田区・平成29年度犯罪被害者週間行事パネルディスカッションパネリスト
    年月日(From)
    2017/11/13
    概要
    性暴力被害についてのパネルディスカッションにおいて、臨床の場における性暴力被害者の実情について述べた。コーディネーター:飛鳥井望、パネリスト:小西聖子、遠藤智子、小澤雅人
  • 件名
    東京都病院薬剤師会・吉富薬品・第4回精神科専門薬剤師養成研究会「不安障害の診断と治療−PTSD治療を中心に−」講師
    年月日(From)
    2017/10/21
    概要
    薬剤師約80名を対象に、急性ストレス障害およびPTSDの症例を挙げて症状と処方についてディスカッションを行った。
  • 件名
    男女共同参画センター横浜(フォーラム)相談センター・スーパービジョン
    年月日(From)
    2017/10/17
    概要
    相談センター相談員等約20名を対象に、提示された被害者対応ケースについてスーパービジョンを行った。
  • 件名
    持田製薬主催女性とメンタルヘルス研究会・「傷ついた人の支援に必要なこと?PTSDの認知行動療法やうつ病の治療を含め?」講師
    年月日(From)
    2017/10/11
    概要
    医師・コメディカル約30名を対象に、PTSDの治療における症状の緩和および認知行動療法の実際について述べた。
  • 件名
    法務省刑事局・平成29年度被害者支援担当者中央研修「犯罪被害者等の心情に配慮した支援について」講師
    年月日(From)
    2017/10/04
    概要
    検察庁の犯罪被害者支援員約50名および検察事務官27名を対象に、性犯罪被害者や遺族などの事例を通して被害者等の心理を解説し、被害者等が抱える困難に配慮した対応について述べた。
  • 件名
    かけこみあいち・2017年度スキルアップ学習会「DVによる精神疾患を踏まえての支援のあり方」講師
    年月日(From)
    2017/09/13
    概要
    DV相談にあたる支援者約30名を対象に、DVによるトラウマの深刻さを理解し、精神疾患への対応、医療機関との繋がり方、エンパワメントなど支援者としての対応、支援者自身のメンタルヘルスについて詳説した。
  • 件名
    名古屋市男女平等参画推進センター相談室専門相談員研修講師
    年月日(From)
    2017/09/13
    概要
    暴力被害をめぐる女性支援に関して、専門相談員から提出された事例を検討した。
  • 件名
    大阪被害者支援アドボカシーセンター・相談員研修講師
    年月日(From)
    2017/09/11
    概要
    9/11-12の2日間に渡り、被害者支援を行う相談員を対象に、支援者の役割について最新のトピックスをまじえ述べた。また、個人面談を行った。
  • 件名
    北海道家庭生活総合カウンセリングセンター・北海道被害者相談室・犯罪被害直接支援活動員養成講座「被害者の心理」講師
    年月日(From)
    2017/09/04
    概要
    養成講座受講生約20名を対象に、犯罪被害者が受ける心理的影響について概説し、臨床でよく聞く被害者の要望をもとに、必要な知識・対応について述べた。
  • 件名
    函館市性暴力被害防止対策協議会・研修会「医療現場における暴力被害者への急性期介入と支援の重要性」講師
    年月日(From)
    2017/09/03
    概要
    性暴力被害対応拠点病院を含めた医療期間関係者・支援者・警察・検察・弁護士等を対象に、ワンストップ支援センターである性暴力救援センターSARC東京の活動を紹介した。支援の課題についても言及した。
  • 件名
    函館市性暴力被害防止対策協議会・講演「性犯罪被害の実態と被害者への支援」講師
    年月日(From)
    2017/09/03
    概要
    教育関係者を含め一般約100人を対象に、性犯罪被害の実情、性犯罪被害が心身に与える影響について概説し、性犯罪被害者に対して必要な支援、身近な人が性犯罪被害を受けた場合の理解と対応について述べた。
  • 件名
    西東京市男女平等推進係・平成29年度女性相談事業スーパーバイズ研修講師
    年月日(From)
    2017/08/08
    概要
    女性相談事業相談員を対象に、困難事例の検討とスーパービジョンを行った。
  • 件名
    横浜YWCA・暴力をうけた女性のための支援事業『ゆう』支援者向け講座「統合失調症」講師
    年月日(From)
    2017/08/05
    概要
    被害者支援に関わる14名を対象に、統合失調症について概説し、被害者支援の場における被害・精神障害・症状の関わり、医療へのつなげ方について述べた。
  • 件名
    全国被害者支援ネットワーク平成29年度支援活動会議(情報交換会)・「心のケアについて、被害者の質問から考える」講師
    年月日(From)
    2017/08/05
    概要
    加盟する48センターの支援責任者らを対象に、被害者への支援を行う上で、支援センターとしてどのように精神的ケアを行っていくか、どのように専門家と連携していくか、留意すべき点は何か等について、支援の現場で出る被害者からの問いを元に述べた。
  • 件名
    科研費16H05611『暴力の世代伝達を断ち切るケアに関する研究:-PTSD予防・治療・回復と周産期支援-』による精神医療関係者向け研修・「性暴力被害者の治療―性暴力被害者支援ワンストップセンターと連携した被害者の精神科治療―」講師
    年月日(From)
    2017/07/31
    概要
    性暴力救援センター日赤なごやなごみと連携し性暴力被害者支援治療にかかわる可能性がある近隣地域の健康医療福祉機関の精神科医師および医療福祉関連専門職を対象に、ワンストップセンターのメンタルヘルス部門を支える精神医療機関の対応と実際、および、多職多種多機関連携における精神科医師の役割と実践に焦点をあてて概説した。

その他(教育上の能力)

 26
  • 件名
    厚生科学研究費補助金厚生科学特別研究事業 採択(主任研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2002/03
    概要
    海外での災害・テロの被災者の精神的支援及びストレス反応に関する研究(共同:金吉晴他4名)5,000,000円(班全体)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。心的外傷体験による後遺障害の評価と援助技法の研究(共同:金吉晴他4名)13年度500,000円、14年度500,000円、15年度500,000円(いずれも分担研究者分)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 採択(主任研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。DV被害者における精神保健の実態と回復のための援助の研究(共同:平川和子他3名)13年度10,349,000円、14年度8,300,000円、15年度8,300,000円(いずれも班全体)
  • 件名
    厚生労働省精神・神経疾患研究委託費 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。外傷ストレス関連障害(PTSD)に関する研究(共同:金吉晴他)13年度1,000,000円、14年度925,000円、15年度900,000円(いずれも分担研究者分)
  • 件名
    武蔵野女子学院学院特別研究費 採択
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。性被害に関する日米国際比較調査(単独)13年度3,000,000円、14年度900,000円、15年度530,000円
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B)(1) 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2005/03
    概要
    平成15、16年度。「心神喪失者等医療観察法案」後の刑事司法と精神医療-精神障害者、薬物中毒者の処遇(共同:町野朔他5名)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(C) 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    DV被害を受けた母子の表情認知の研究(共同:簑下成子他3名)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2004/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    平成16、17、18年度.ストレス性精神障害の予防と介入に携わる専門職のスキル向上とネットワーク構築に関する研究(共同:加藤寛他)16年度500,000円、17年度800,000円、18年度800,000円(いずれも分担研究者分)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2004/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    平成16,17年度。家庭内暴力被害者の自立とその支援に関する研究(共同:石井朝子他5名)
  • 件名
    (財)長寿科学振興財団こころの健康科学研究推進事業、外国人研究者招へい事業 助成金
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    サウス・キャロライナ医科大学/全米犯罪被害者研究・治療センター所長ディーン・キルパトリック教授招聘(2006.3.7-14)助成金546,001円
    (招聘費用 355,690円
    航空券代実費 190,311円)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B)海外学術調査 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    平成17,18年度。集団交通災害における救急医療および精神保健活動のあり方について(共同研究)加藤寛、広常秀人、飛鳥井望、前田正治、金吉晴、守田嘉男、小西聖子、高岡道雄、鵜飼卓 申請額1,400万円 分担研究者分80万円
  • 件名
    厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    平成17,18年度。児童虐待への法的介入(共同:岩瀬徹他9名)
  • 件名
    厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    集団交通災害における救急医療および精神保健活動のあり方について(共同:加藤寛他8名)800,000円(分担研究者分)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(主任研究者)
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2008/03
    概要
    平成17,18,19年度。犯罪被害者の精神健康の状況とその回復に関する研究(共同:他8名)17年度10,000,000円、18年度15,000,000円、19年度12,000,000円(いずれも班全体)
  • 件名
    (財)精神・神経科学振興財団 外国人研究者招へい事業(こころの健康科学) 助成金
    年月日(From)
    2006/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    ペンシルベニア大学エドナ・フォア教授招聘(2007.3.5-14)助成金1,194,546円(招聘費用389,080円 航空券代実費805.466円)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(A) 採択(連携研究者)
    年月日(From)
    2006/04
    年月日(To)
    2009/03
    概要
    平成18,19,20年度。心神喪失者等医療観察法-その運用と理念-(共同:山本輝之他5名)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B) 採択(連携研究者)
    年月日(From)
    2007/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    平成19,20,21年度。児童虐待の予防と対応--法的検討と医学的・心理学的・社会学的考察(共同:町野朔他)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B) 採択(研究分担者)
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成20、21、22年度。犯罪の被害にあった女性・児童のための政策に関する総合的研究 研究代表者矢野恵美、研究分担者小名木明宏、上瀬由美子、小西聖子、坪野吉孝(20年度のみ) 20年度交付予定額直接経費500万円間接経費150万円研究分担者分直接経費40万円間接経費6万円、21年度交付予定額直接経費230万円間接経費69万円研究分担者分直接経費40万円間接経費12万円
  • 件名
    厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(平成20、21年度分担研究者)
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成20,21,22年度。大規模災害や犯罪被害等による精神科疾患の実態把握と介入方法の開発に関する研究(共同研究) 金吉晴、川上憲人、前田正治、加茂登志子、小西聖子、松本俊彦、松岡豊、中島聡美、鈴木友理子、栗山健一 20年度分担研究者分50万円、21年度分担研究者分45万円
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B) 採択(研究分担者)
    年月日(From)
    2010/04
    年月日(To)
    2013/03
    概要
    平成22、23、24年度。複雑性悲嘆の認知行動療法の効果の検証およびインターネット治療プログラムの開発 研究代表者中島聡美、研究分担者金吉晴、小西聖子、白井明美。22年度交付決定額直接経費190万円間接経費57万円研究分担者分直接経費20万円間接経費6万円、23年度交付予定額直接経費200万円間接経費60万円研究分担者分直接経費50万円間接経費15万円

資格・免許

 5
  • 件名
    医師免許取得
    年月日
    1988/06
    概要
    医籍登録 第312984号
  • 件名
    精神保健指定医
    年月日
    1995/02
    概要
    第9678号
  • 件名
    日本精神神経学会認定資格 精神科専門医
    年月日
    2008/10
    概要
    12068470号
  • 件名
    日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士
    年月日
    2000/04
    概要
    登録番号7776
  • 件名
    公認心理師
    年月日
    2019/02/05
    概要
    第19936号