研究者業績

小西 聖子

コニシ タカコ  (KONISHI TAKAKO)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 人間科学科 教授 (副学長)
学位
博士((医学)筑波大学)

J-GLOBAL ID
200901088650971097
researchmap会員ID
1000306244

1993~1999年、東京医科歯科大学難治疾患研究所の犯罪被害者相談室で犯罪被害者の支援、対人暴力被害者の精神的なケアや周辺領域のマネージメントにかかわった。東京医科歯科大学難治疾患研究所教務職員(1993〜1996年)、東京医科歯科大学難治疾患研究所被害行動学(セコム)研究部門客員助教授(1996〜1999年)を経て1999年より現職。2015〜2021年 人間科学部長/人間社会研究科長、2021年より副学長。
専門は臨床心理学、トラウマ・ケア。現在、外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に関する研究を行っている。


研究キーワード

 1

学歴

 4

論文

 61
  • 淺野敬子, 今野理恵子, 山本このみ, 井上美里, 正木智子, 平川和子, 小西聖子
    武蔵野大学心理臨床センター紀要 (22) 1-13 2022年12月  
    2012年6月〜2018年11月末の間にワンストップ支援センターからの紹介により精神科初心となった患者70名のカルテをもとに、対象者の属性、被害関連事項、診察および治療関連事項等の情報を収集し分析した。初診時平均年齢26.8±8.7、主診断がASDあるいはPTSD74.5%(52名)であった。CBT導入群34名と非導入群36名は、初心時年齢、種診断名、薬物療法のうむ、治療転帰において有意差があった。ASD、PTSD罹患率は前回報告と同様に高かった。ワンストップ支援センターから紹介される性暴力被害者の介入において、治療中断を防ぐことの重要性が示唆された。
  • 中島 聡美, 伊藤 正哉, 白井 明美, 須賀 楓介, 黒澤 美枝, 清水 研, 岡崎 純弥, 松田 陽子, 大岡 友子, 中山 千秋, 林 恵子, 小西 聖子, 金 吉晴
    精神神経学雑誌 124(4付録) S-499 2022年4月  
  • 佐々木真由美, 中山千秋, 大岡友子, 山本このみ, 今野理恵子, 淺野敬子, 中島聡美, 小西聖子
    武蔵野大学心理臨床センター紀要 (21) 1-10 2021年12月  査読有り
    国内29の「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」を対象に、被害者の精神科医療機関等への紹介を中心に連携の実態と、連携促進に資する取組について分析した。紹介件数年間10件以上の機関は9件以下の機関に比べ、スーパーヴァイズの依頼、紹介事例のカンファレンスの取り組みが有意に多かった。精神科医療機関等の利用促進にはセンターと医療機関等が事例を通した協力関係を構築することが重要である。
  • 牧田 潔, 片柳 章子, 大江 美佐里, 菊池 安希子, 伊藤 正哉, 中島 聡美, 小西 聖子, 堀越 勝
    日本認知療法・認知行動療法学会プログラム・抄録集 20回 169-169 2020年11月  
  • 片柳 章子, 牧田 潔, 大江 美佐里, 伊藤 正哉, 蟹江 絢子, 菊池 安希子, 大澤 智子, 中島 聡美, 小西 聖子, 佐藤 珠恵, 堀越 勝
    日本認知療法・認知行動療法学会プログラム・抄録集 19回 185-185 2019年8月  
  • 大岡友子, 小西聖子
    武蔵野大学心理臨床センター紀要 (18) 1-13 2018年12月  査読有り
    配偶者をがんで亡くした女性9名を対象に、半構造化面接を用いて、がん発病から現在までの心理について語りを得た。闘病期間1年未満と1年以上の2群に分けて分析を行った。1年未満群では死別への準備ができず、悲嘆のプロセスが阻害されていることが示唆された。早い段階から家族の死別への準備を支援する必要があると考えられる。
  • 今野, 理恵子, 淺野, 敬子, 正木, 智子, 山本, このみ, 小西, 聖子
    武蔵野大学人間科学研究所年報 = The annual bulletin of Musashino University Institute of Human Sciences 7 97-112 2018年3月1日  査読有り
  • 工藤紗弓, 和田一郎, 和田久美子, 小西聖子
    総合病院精神医学 29(2) 152-162 2017年4月  査読有り
    入院中の精神疾患患者の主観的な幼少時の困難な体験(ACE)の体験率と、ACEの有無および累積と精神科初診年齢・精神科初回入院年齢、教育歴との関連について検討した。2014年7月から2015年6月に関東圏内A病院に入院中の患者を対象とした。53名(平均年齢53.1歳)について検討を行った。ベースラインおよび10から14週後の2回調査を実施した。ACEは親の離婚および別居、虐待など8項目について尋ねた自記式のチェックリストを用いた。1つ以上ACEを体験した者は58.5%、平均累積数は1.2であった。ACEの有無および累積数は、ベースラインと再調査の比較において、高い割合で一致した。ACEの有無による2群比較を行ったところ、ACEあり群のほうが初診年齢および入院初回年齢が低かった。これらの結果は、諸外国の先行研究と一致しており、本邦においても、日常の臨床活動において、ACEの影響を考慮してアセスメントを行うことが重要であることが示唆された。
  • 今野理恵子, 淺野敬子, 正木智子, 山本このみ, 小西聖子
    女性心身医学 21(3) 295-305 2017年3月  査読有り
    性暴力被害後3カ月以内に精神科初診となった患者(急性期)とそれ以降に初診となった患者(慢性期)の転帰や症状評価の比較検討を行い、臨床の実態を明らかにした。
  • Kentaro Usuda, Daisuke Nishi, Miyuki Makino, Hisateru Tachimori, Yutaka Matsuoka, Yo Sano, Takako Konishi, Tadashi Takeshima
    BIOPSYCHOSOCIAL MEDICINE 10 2016年5月  査読有り
    Background: Common mental disorders (CMD) during pregnancy can have a clearly harmful influence on both mothers and children. Some studies have reported related factors for mental disorders, such as region-specific background. This study examined the prevalence of CMD and its related factors in mid-pregnancy in Japan. Methods: Pregnant women between 12 and 24 weeks gestation and aged >= 20 years were consecutively recruited at a maternity hospital in Japan between May 2014 and September 2014. CMD were diagnosed using the Mini-International Neuropsychiatric Interview (MINI), self-rated depressive symptoms were assessed using the Edinburgh Postnatal Depression Scale, and interpersonal traumatic experience was measured using the Life Events Checklist. Results: Among 297 eligible pregnant women, 177 participated in the study. Two participants (1.1 %) met the criteria for major depressive disorder. The most frequent diagnosis was agoraphobia (n = 7; 3.9 %). Eleven participants (6.2 %) met the criteria for one or more diagnoses, with 2 participants having two mental disorders and 3 having three mental disorders. Six participants developed CMD after gestation. Logistic regression analysis revealed history of psychiatric disorder, past interpersonal traumatic experience, and feeling pressure to have a child were associated with CMD. Conclusion: These findings indicate a lower prevalence of CMD in mid-pregnancy in Japan than reported in most other countries. Besides the related factors reported previously, feeling pressure to have a child might increase risk for CMD among pregnant women in Japan. Asian cultural background might be related to the lower CMD prevalence and risk factors identified in this study.
  • 今野理恵子, 野口普子, 淺野敬子, 坂巻郁美, 小西聖子
    武蔵野大学心理臨床センター紀要 14(14) 1-12 2014年12月  査読有り
    2010〜2013年の4年間における武蔵野大学心理臨床センター来談者のデータベース情報を元にカルテ調査研究を行い、来談者の傾向とその治療転帰を検討した。新規ケース総件数282件のうちトラウマ体験のある来談者は約56%、また、新規ケースの64%が医療機関・公共の専門機関等から紹介を受けて来談していた。トラウマ体験を持つ来談者は年々増えている。また、同一の医療機関や公共専門機関からの紹介は繰り返し行われることが多く、協力体制が整いつつあることを示していると考えられる。センターにおいて、今後はトラウマ体験に対して専門的技能を持った相談員の維持と育成が望まれる。<br /> (平成22〜24年度学院特別研究研究費助成「心理臨床センターにおける臨床記録のデータベース化およびデータベースを使用した被害者支援の研究」)
  • 嶋美香, 本田りえ, 小西聖子
    武蔵野大学人間科学研究所年報 3 23-34 2014年3月  査読有り
    DV被害者女性5名にに対し半構造化面接を行い、逐語データを質的分析方法である修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによって分析した。その結果、調停や裁判の遂行あるいは心理的支援参加の動機付けを高める要因として、本人および他者からの「症状・困難さの理解」が示され、現実場面に即した「心理教育」の重要性が見いだされた。心理的支援の一環として調停や裁判関連の段階的な「情報のインプット」と、手続きや出来事に伴う「感情のアウトプット」を繰り返すことで「馴化」が起こり、「不安・恐怖感の現象」や「客観的視点の獲得」がもたらされ、「自己肯定感の回復」や「達成感」へとつながったことが示された。DV被害者が調停あるいは裁判手続きを行うにあたって、司法領域からの支援のみならずトラウマ反応に対する心理教育など心理的支援の必要性が示唆された。
  • Noguchi H, Nishi D, Kim Y, Konishi T, Matsuoka Y
    Journal of Depression and Anxiety S4 003 2013年8月  査読有り
  • 野口普子, 野口普子, 西大輔, 西大輔, 西大輔, 中島聡美, 小西聖子, 金吉晴, 金吉晴, 松岡豊, 松岡豊, 松岡豊, 松岡豊
    不安障害研究(Web) 4(1) 2-9 (J-STAGE) 2013年  
  • 野口普子, 西大輔, 中島聡美, 小西聖子, 金吉晴, 松岡豊
    総合病院精神医学 24(Supplement) S.189 2012年11月10日  
  • 本田りえ, 野口普子, 嶋美香, 小西聖子
    総合病院精神医学 24(3) 253-260 2012年7月  査読有り
    司法手続きに関与しながら適切な行動がとれずに相談のあったDV被害者5名に、筆者らが開発した心理的サポートを行い、その後、面接において被害者が抱える困難を明らかにするとともに、心理的技法を用いたサポートの有効性を検証した。司法のプロセスで経験した困難の多くは、恐怖反応やPTSDなどの症状と関連しており、これらの症状が司法手続きを阻害する一因となっている可能性が示唆された。メンタルヘルスの専門家によって行われる心理的サポートは、症状によって自分の権利を十分に行使できない状態にある人が、行使できるようになることに一定の貢献があったと考えられた。
  • Satomi Nakajima, Masaya Ito, Akemi Shirai, Takako Konishi
    Dialogues in Clinical Neuroscience 14(2) 210-214 2012年6月  査読有り
    Violent death, such as homicide, accident, and suicide, is sudden, unexpected, and caused by intentional power. The prevalence of complicated grief among those bereaved by violent death is 12.5% to 78.0%. The factors affecting this prevalence rate are considered to be comorbid mental disorders, lack of readiness for the death, difficulty in making sense of the death, high level of negative appraisal about the self and others, and various social stressors. Post-traumatic stress disorder is, in particular, considered to contribute to the development of complicated grief by suppressing function of the medial prefrontal cortex and the anterior cingulate cortex, which works at facilitating the normal mourning process. An understanding of the mechanism and biological basis of complicated grief by violent death will be helpful in developing effective preventive intervention and treatment. © 2012, LLS SAS.
  • 淺野敬子, 小西聖子, 中島聡美
    武蔵野大学心理臨床センター紀要 (11) 1-11 2011年12月  
  • 本田りえ, 小西聖子
    トラウマティック・ストレス 9(2) 217-225 2011年9月  査読有り
    精神科クリニックを受診したDV被害者70人のカルテ調査を行った。被害者の受けていた暴力は、精神的暴力(100%)、身体的暴力(88.6%)、経済的支配(65.7%)、社会的隔離(54.3%)、性的暴力(48.6%)と、どれも高率であり重複していた。身体的暴力を受けた女性の72.6%が頭部・頸部・顔面への攻撃を経験していた。臨床的診断は、PTSD(37.1%)を含む不安障害圏が45.7%で最も多かった。シェルターや施設を利用せず、一般社会で生活する女性の間にも、学歴の高低や経済状態に関わらず深刻なDV被害が数多く存在していた。対象者の30.0%が子どもの療育や問題を抱えており、DV被害者の治療環境について特別な視点と配慮が必要である。
  • M. Katherine Shear, Naomi Simon, Melanie Wall, Sidney Zisook, Robert Neimeyer, Naihua Duan, Charles Reynolds, Barry Lebowitz, Sharon Sung, Angela Ghesquiere, Bonnie Gorscak, Paula Clayton, Masaya Ito, Satomi Nakajima, Takako Konishi, Nadine Melhem, Kathleen Meert, Miriam Schiff, Mary-Frances O'Connor, Michael First, Jitender Sareen, James Bolton, Natalia Skritskaya, Anthony D. Mancini, Aparna Keshaviah
    DEPRESSION AND ANXIETY 28(2) 103-117 2011年2月  査読有り
    Bereavement is a severe stressor that typically incites painful and debilitating symptoms of acute grief that commonly progresses to restoration of a satisfactory, if changed, life. Normally, grief does not need clinical intervention. However, sometimes acute grief can gain a foothold and become a chronic debilitating condition called complicated grief Moreover, the stress caused by bereavement, like other stressors, can increase the likelihood of onset or worsening of other physical or mental disorders. Hence, some bereaved people need to be diagnosed and treated. A clinician evaluating a bereaved person is at risk for both over-and under-diagnosis, either pathologizing a normal condition or neglecting to treat an impairing disorder. The authors of DSM IV focused primarily on the problem of over-diagnosis, and omitted complicated grief because of insufficient evidence. We revisit bereavement considerations in light of new research findings. This article focuses primarily on a discussion of possible inclusion of a new diagnosis and dimensional assessment of complicated grief We also discuss modifications in the bereavement V code and refinement of bereavement exclusions in major depression and other disorders. Depression and Anxiety 28:103-117, 2011. (C) 2011 Wiley-Liss, Inc.
  • 中島聡美, 伊藤正哉, 石丸径一郎, 白井明美, 伊藤大輔, 小西聖子, 金吉晴
    明治安田こころの健康財団研究助成論文集 (45) 119-126 2010年10月1日  
  • 白井明美, 中島聡美, 真木佐知子, 辰野文理, 小西聖子
    臨床精神医学 69(8) 1053-1062 2010年8月  査読有り
    国内の犯罪被害者遺族151人(死別から平均7.4年経過)を対象とし、複雑性悲嘆・PTSD症状に関連する要因を検討した。死因は故意の犯罪による者が88.1%であった。ロジスティック回帰分析を行った結果、被害者遺族における複雑性悲嘆のリスク要因として女性であること、死別後の二次被害体験の頻度が多いこと、PTSDのリスク要因として女性であること、事件時の衝撃の認識、子どもの死が挙げられた。このことより、犯罪被害者遺族において特に女性や親、事件時の衝撃が大きかった場合については長期的な治療が必要であり、複雑性悲嘆やPTSDを防ぐために事件後か変わる人が二次被害を与えない対応を行うことが必要であることが示唆された。
  • Yoshiharu Kim, Nozomu Asukai, Takako Konishi, Hiroshi Kato, Hideto Hirotsune, Masaharu Maeda, Hirotaka Inoue, Hiroyasu Narita, Masaru Iwasaki
    PSYCHIATRY AND CLINICAL NEUROSCIENCES 62(6) 646-652 2008年12月  査読有り
    The present study was a 52-week, non-comparative, open-label study of flexible dose paroxetine (20-40 mg) in 52 Japanese post-traumatic stress disorder (PTSD) patients in order to obtain clinical experience regarding efficacy and safety in regular clinical practice. Efficacy was measured using the Clinician-Administered PTSD Scale One Week Symptom Status Version (CAPS-SX). The mean change from baseline in CAPS-SX total score was -19.1, -22.8 and -32.3 at weeks 4, 12 and 52, respectively, and that in the Clinical Global Impression (CGI) Severity of Illness score was -1.1 at week 12 and -1.7 at week 52. A total of 46.9% were CGI responders at week 12, while 67.3% were improved on the CGI at week 52. Of 52 subjects who entered into the drug treatment, 25 completed the study. Only one patient withdrew from the study due to lack of efficacy. In patients who were rated as &apos;moderately ill&apos; or less at baseline, the proportion of CGI responders at end-point was higher at a dose of 20 mg/day than at higher doses, whereas in patients rated as &apos;markedly ill&apos; or more, it was higher at 30 and 40 mg/day, suggesting that severely ill patients could benefit from higher doses. Paroxetine appeared generally tolerated in short- and long-term use, and the safety profile in this study was consistent with international trials and other Japanese populations (i.e. patients suffering from depression, panic disorder or obsessive-compulsive disorder). Although the study was not conducted in double-blind fashion, the current findings suggest that paroxetine may contribute to clinically meaningful improvement that is maintained during long-term use and is generally well tolerated.
  • 吉田博美, 小西聖子, 井口藤子, 加茂登志子
    心理臨床学研究 26(3) 325-335 2008年8月  
    「女性に対する暴力」の典型である性暴力とドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者に対して、Prolonged Exposure Therapy(PE療法)の適用とその有用性について検討した。性的暴力、あるいはDVの影響で外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患している10例を対象にPE療法を施行した。被害以前に他の外傷体験を経験していた者は7例であり、精神科既往歴があったものは3例であった。被害以降8例は薬物療法を行い、そのうち6例はPE療法時に薬物療法を併用していた。PE療法を完遂した9例中8例は、治療前よりもPTSD症状、抑うつ症状、解離症状が軽減し、うち5例はPTSD診断が消失した。さらに、PE療法後のフォローアップ時でも治療効果は持続した。PE療法は、PTSD症状と解離症状に有効で、特に PTSDの回避症状や再体験症状に効果があった。
  • 中島 聡美, 辰野 文理, 小西 聖子
    社会安全 (68) 22-31 2008年4月  
  • 橋爪きょう子, 辰野文理, 中島聡美, 小西聖子, 中谷陽二
    司法精神医学 3(1) 20-28 2008年3月  査読有り
    全国の医療機関2,879機関を対象とした精神科医による犯罪被害者の診療と法的な問題へのかかわりの実態調査の結果を分析・考察した。回答者の多くが支援に必要な情報や知識がないままに、犯罪被害者の診療や法的な問題への対処を迫られていると推測された。精神科の日常臨床の中で行える法的な問題への関与には一定の限度があると考えられ、今後は日常臨床で行えるものと専門家を育成した上で行うべきものを区別すること、関与をよりスムーズにするために被害者に関わる他機関との連携を確立することなどが必要である。
  • 吉田博美, 小西聖子, 加茂登志子
    総合病院精神医学 20(1) 55-62 2008年1月  査読有り
    大学付属の心理臨床センターおよび精神科病院を訪れた慢性PTSDの女性14名を対象としてPE療法を実施し、CAPS, IES-R, SDS, DESで治療効果を測定した。12名はPTSD症状、併存する抑うつ症状、解離症状が軽減した。6名(42.9%)のPTSD診断が消失した。2名(14.3%)に有効、4名(28.6%)にやや有効、1名(7.1%)に無効であり、治療中断は1名であった。PE療法は回避症状と再体験症状の軽減に有効であった。薬物療法による症状軽減がみられなくなった8名について、PE療法後6名にPTSD症状の軽減がみられた。PE療法は日本においても慢性PTSDに有効かつ実施可能な治療法であることが示唆された。
  • Takashi Izutsu, Mihoko Shibuya, Atsuro Tsutsumi, Takako Konishi, Noriyuki Kawamura
    INTERNATIONAL JOURNAL OF SOCIAL PSYCHIATRY 54(1) 83-89 2008年1月  査読有り
    Background: Past traumatic experiences have been reported to lower stress tolerance, thereby increasing job strain. However, the relationship between past traumatic experiences and employee sickness absence is poorly understood. Aims: This study explores the relationship between sickness absence and past traumatic experience with regard to the amount of time lapsed after the experience, job strain and other mental health states such as depression and anxiety. Methods: A total of 3238 workers were assessed for levels of traumatic stress, depressive status, anxiety and job stress. Results: Odds ratios of the presence of traumatic experiences to sickness absence, adjusted for sex, age and depressive and anxiety states, were presented according to the length of time that had passed since the traumatic events. The odds ratio in the 0-1 Years Group was 1.75 (p &lt; 0.05), and the odds ratio for the 19+ Years Group was 1.46 (p &lt; 0.1). Conclusions: Past traumatic events are related to sickness absence. Sickness absence resulting from a past traumatic experience is important with respect to industrial health.
  • 畑中美穂, 松井豊, 丸山晋, 小西聖子, 高塚雄介
    立正大学心理学部研究紀要 5(5) 23-30 2007年3月  査読有り
    無作為抽出された日本全国の消防職員1,914名を対象に職務上の体験がもたらす急性ストレス反応を検討し、PTSDの発症を予測しうる急性ストレス反応の測定尺度「PTSD予防チェックリスト」の作成を試みた。
  • 真木佐知子, 笹川真紀子, 廣常秀人, 寺師榮, 小西聖子
    日本救急看護学会雑誌 8(2) 43-52 2007年3月  査読有り
    看護職の中でも直接的・間接的に外傷性ストレスを被るおそれのある救急領域の看護師を対象に、外傷性ストレスならびに精神健康状態の実態把握を行い、その関連要因について検討した。予備調査として、三次救急医療に従事する看護師11例に面接調査を、45例に質問紙調査を行った。その後、三次救急医療に従事する看護師195例を対象に本調査を実施した。96.1%が職務上で衝撃的な出来事に遭遇し、中でも子どもの死が最も衝撃的な出来事として認識されていた。16.9%がIES-RによるPTSDハイリスク群に該当し、62.3%がGHQ12で精神健康度の低い状態にあった。職場での評価的サポートは外傷性ストレスの低減、精神健康悪化の防止に有用であることが示唆された。
  • 中島聡美, 野口普子, 松岡豊, 西大輔, 小西聖子, 本間正人, 大友康裕
    明治安田こころの健康財団研究助成論文集 (41) 156-165 2006年10月1日  
  • 橋爪きょう子, 小西聖子, 柑本美和, 中谷陽二
    トラウマティック・ストレス 4(1) 31-37 2006年2月  査読有り
    日本におけるPTSDに関連した67の事例を類型化した。刑事事件では責任能力要件としてPTSDを主張するもの、被害者のPTSDが傷害罪などを構成すると主張するもの、加害者に不利な情状として被害者のPTSDを主張するものの3つに分類された。刑事事件以外では、不法行為において損害としてPTSDを主張するもの、PTSDに対する補償と年金の請求、DVや虐待、難民において保護を目的にPTSDを主張するものに分類された。それぞれの類型において、精神科医がPTSDの評価を行う際の留意点に注目して考察を加えた。
  • 白井明美, 木村弓子, 小西聖子
    トラウマティック・ストレス 3(2) 181-188 2005年9月  
    外傷的死別者の精神健康を把握するために49名の犯罪被害者遺族を対象にCAPS, BDI-II, 複雑性悲嘆尺を施行した。生涯診断PTSD者は37名(75.5%)であった。死別からの経過期間が3年未満の群は3年以上の群より侵入症状が高く、PTSD群は非PTSD群よりPTSD、抑うつ、悲嘆に高値を示した。回避症状、過覚醒症状と抑うつ、悲嘆に有意な相関が示された。進入症状は抑うつや複雑性悲嘆との関連は見られず、PTSDに固有な症状であり時間経過とともに軽快することが確認された。回避症状は遷延化し抑うつや悲嘆を併発しやすいことが示され、回避症状治療の際は、根底にある喪失の否認としての回避や、死者へのとらわれ、思慕による探索行動に留意する必要がある。
  • 畑中美穂, 松井豊, 丸山普, 小西聖子, 高塚雄介
    トラウマティック・ストレス 2(1) 67-75 2004年2月  査読有り
    無作為抽出された日本の消防職員1,914名に改訂出来事インパクト尺度IES-R他の調査を実施した。職務上衝撃的な体験をした者は有効回答者の58.1%で、そのうち15.6%がPTSDの可能性が高いとみなされた。IES-R得点予測因は、ストレス症状を自覚するような災害との遭遇頻度、災害現場での活動時の症状、勤続年数で、職務の特性が消防職員の外傷性ストレス反応を悪化させていることが示唆された。
  • Ishii T, Asukai N, Konishi T, Kojimoto M, Kishimoto J
    Family Violence & Sexual Assault Bulletin 19(1) 12-26 2003年4月  査読有り
    321人の日本の女子大学生を対象に症状チェックリストSCL-90R、ストレスコーピングインベントリーSCI、改訂出来事インパクト尺度IES-Rを施行した。48%になんらかの性被害があり、そのうち17.1%は重篤な被害であった。重篤な被害を受けた群はそうでない被害群よりIES-R得点が有意に高く、不安、恐怖症、トラウマティック・ストレスの症状得点も有意に高かった。これは米国での調査と同様の結果で、性被害の精神的影響が大きい事が明らかになった。性的被害を受けると被害者は自分の行動によって精神安定を図ることが示唆された。
  • 飛鳥井望, 廣幡小百合, 加藤寛, 小西聖子
    トラウマティック・ストレス 1(1) 47-53 2003年2月  査読有り
    PTSD構造化面接尺度として各国で使用されているCAPSの日本語版の尺度特性、ことに信頼性と妥当性を検証した結果、優れた信頼性と各症状項目に関する十分な内部一貫性が確かめられた。CAPS日本語版は専門職が一定のトレーニングを受けた上で使用すれば、高い評価者間信頼性と臨床診断としての妥当性が得られる尺度である。
  • 西表美智代, 簑下成子, 井口藤子, 小西聖子, 岡田幸之, 佐藤親次
    武蔵野女子大学心理臨床センター紀要 2 1-14 2002年12月  査読有り
    東海村臨海事故地点の半径10km県内にある専門学校生981名を対象に、事故後の行動と事故に対する認知についての質問項目、および不安、精神健康度、出来事インパクトに関する心理尺度による質問紙調査を事故後15日後と3ヶ月後に行った。得られた回答のうち自由記述の内容を整理し、全般的特徴・事故の心理的影響との関連について考察した。
  • 廣幡小百合, 小西聖子, 白川美也子, 浅川千秋, 森田展彰, 中谷陽二
    精神神経学雑誌 104(6) 529-550 2002年6月  
    性暴力被害を原因とする精神障害の臨床的特徴を調べるため、PTSD、抑うつ、身体症状の観点から評価を行い、各症状の関連について検討を加えた。
  • 稲本絵里, 安藤久美子, 影山隆之, 岡田幸之, 石井朝子, 飛鳥井望, 笹川真紀子, 小西聖子
    精神保健研究 48(15) 35-41 2002年3月  
    1999年実施した性暴力被害調査で得られたPTSD臨床診断尺度IES-Rの得点から、サブスケール「回避」は他の2サブスケール「侵入」「過覚醒」と有意に相関が高く、この3つがともにPTSD症状に大きく寄与することが検証された。なかでも「回避」は被害体験がある者において高い得点を示すことが明らかになった。「回避」には、否認や解離を招く可能性がある防衛機制としての面と、症状を遷延化させる可能性があるコーピングとしての面があるとされ、被害体験後に適切な精神的援助を受けられるようにするには、さらに「回避」を検討する必要がある。
  • 石井朝子, 飛鳥井望, 小西聖子, 稲本絵里, 影山隆之
    精神保健研究 48 23-28 2002年3月  
    住民台帳に基づき無作為抽出した東京都在住の一般成人女性を対象に、無記名式質問紙による郵送調査を行なった。対象者2,400名のうち459名(19.1%)から有効回答を得た。回答者の55%が19歳以前の児童期に何らかの性的被害を経験していた。児童期の被害は頻度も高く、犯罪性の高い被害も少なくなかった。被害者にとっては性的被害が苦痛な記憶として長期間保持されていた。
  • 簑下成子, 井口藤子, 西表美智代, 土井真知, 安藤久美子, 小西聖子, 岡田幸之, 佐藤親次
    精神保健研究 48(15) 11-21 2002年3月  
    1999年に起きた東海村臨界事故の現場から半径10km以内のA校と100km以上離れた同系列校B校の2校で思春期の学生を対象に介入と調査を行った。臨界事故のように身体被害や物理的被害が直接目に見えない災害の場合、情報が多く伝えられる近隣地域のほうが他地域に比べ精神健康度が高い傾向が見られた。
  • 小西聖子
    久留米大学医学部精神神経科同門会誌 45(第45号) 15-36-36 2000年12月  
    平成12年7月に精神科医を対象に行った夏季セミナー講演録。犯罪被害者と医療的な関わりを持つ際に重要となる解離やPTSDなどの概念、診断、治療について解説した。
  • 安藤久美子, 岡田幸之, 影山隆之, 飛鳥井望, 稲本絵里, 柑本美和, 小西聖子
    精神医学 42(6) 575-584 2000年6月  
    都下在住女性2400人を無作為抽出し性被害とPTSD症状に関する調査を行った。回答者の84%に性被害経験があった。IES-R得点からは性被害体験者の15.6%がPTSDハイリスク群(PH)であった。侵襲性の高い被害、12歳未満と20歳以降に受けた被害、6月以内のライフイベントの数などの要因によりPHオッズ比が高くなる傾向があった。
  • S Satoh, S Naito, T Konishi, M Yoshikawa, N Morita, T Okada, T Kageyama, Matsuzaki, I
    JOURNAL OF MUSCULOSKELETAL PAIN 5(2) 71-84 1997年  査読有り
    Objectives: There is disagreement over the roles of biological and psyche-social factors in the prolongation of whiplash symptoms. The issue of whether differences in recovery time result from differences in the severity of physical injury or from non-physiological social variables, such as insurance compensation, remains unresolved. We examined, for one year, the circumstances of Japanese receiving treatment who had been in rear-end collisions during a specified time period, and were presumed to have whiplash injuries. Methods: Subjects were 6,167 adults over 20 years of age who had been examined at an emergency center or a general hospital for symptoms such as neck pain presumed to be the result of cervical hyperextension caused by rear-end collision. No abnormalities were detected by neurological examinations, nor by X-rays. Data collected included the following items: gender, age, area of residence, date of accident, date of initial examination, occupation, seat belt use, whether they were driver or passenger, awareness of impending collision, behavior after accident, method of transportation to initial examination, whether there was loss of consciousness, and duration of medical treatment. We calculated the odds-ratios [OR] of those who continued to receive treatment and those who did not at 1.5 months, 3 months, and 6 months post-trauma. Results: Factors such as: female gender, use of emergency vehicle transportation, and early complaint of symptoms were significantly correlated with persistence of symptoms at six months posttrauma, while employment status had no significant association with continued treatment. Conclusions: Our results suggest that although both biological and social factors increased the probability of short- and medium-term prolongation [1.5 months and 3 months], the biological variables were mainly found to influence long-term prolongation of whiplash symptoms [6 months].
  • 小西聖子
    日本=性研究会議会報 8(2) 28-47 1996年11月  
    東京都下全430名の大学生・看護学校・短期大学生を対象に、質問紙による性被害実態調査を行い、結果を分析した。意に反する性交の被害率は約2%であり、児童期に広範で深刻な被害が報告された。<br /> (JASE第6回学術研究補助金対象研究)
  • 井上俊宏, 吉川和男, 小西聖子, 山上皓
    犯罪学雑誌 61(5) 207-215 1995年10月  査読有り
    1980年に法務省に報告された触法精神障害者946例について11年間の追跡調査を行い再犯について分析した。累犯数が最多の二事例について報告し、処遇の問題を検討した。共同研究者として資料収集データ分析に関わった。

MISC

 289
  • 小西聖子
    精神科治療学 39(4) 433-437 2024年4月  招待有り筆頭著者
    トラウマ体験が中核となる被害者の鑑定を主に行っている立場から、専門家証人による鑑定の中立性、客観性、実証性について、ドーバート基準に基づき、一般的な精神鑑定の知見、また相対的に新しい領域の知見をどのように評価し取り扱うかを考察した。さらに、専門家における「対立的忠誠」の問題が顕現しやすい領域であるPTSDに関わる精神鑑定について述べ、社会的な偏見や差別があるときの裁判における公正性の問題を取り上げた。
  • 松田 陽子, 伊藤 正哉, 白井 明美, 小西 聖子, 大岡 友子, 中山 千秋, 林 恵子, 中島 聡美
    武蔵野大学認知行動療法研究誌 = Journal of Musashino University of cognitive behavioral therapy and research 5 34-44 2024年  
  • 小西聖子
    司法精神医学 18(1) 3-11 2023年3月  招待有り筆頭著者
    トラウマが関わる精神鑑定事件例の中から典型となるような4事例を挙げて、心的外傷後ストレス障害(PTSD)だけでなくトラウマ体験が刑事事件の精神鑑定と関わっていくさまざまな局面を、論点と方法の問題及びここ20年の変化の視点を通して示した。(第18回日本司法精神医学会泰秋教育講演の発表内容をもとに加筆・修正)
  • 中山千秋, 中島聡美, 今野理恵子, 淺野敬子, 山本このみ, 大岡友子, 佐々木真由美, 小西聖子
    被害者学研究 (31) 17-33 2022年3月  査読有り
    2019年に被害者支援センター48箇所及びワンストップ支援センター49箇所を対象に、精神科医療機関等への紹介状況・紹介の際に重要なこと・行っていること・問題点・連携に関する取組・紹介促進のために望ましい条件についてアンケート調査を行い、72施設から回答を得た(回収率74.2%)。結果を2007年の同様の調査と比較して報告した。精神科医療機関等への紹介は年平均9.10件で微増とはいえあまり変化がなかった。精神科医療機関にはPTSD治療が充実していることを期待していることもあり、専門的治療が可能な機関の少なさが問題と感じられていた。
  • 佐々木真由美, 小西聖子
    武蔵野大学認知行動療法研究誌 3 34-50 2022年3月  査読有り
    4データベースから抽出した28本の日本語と英語の論文からビデオ通話による持続エクスポージャー法での心的外傷後ストレス障害治療に関する研究動向についての予備的検討を行った。介入研究は17件あり、症状低減効果を検討した12件のうち対面治療と比べ有意差がなかった研究は67%だった。ただ、介入研究の88%が退役軍人対象で、結果で中断に言及した研究が59%だった。中断予防策としてピア(仲間)支援導入の有効性等が示され、社会的サポートが有効であることが示唆された。

書籍等出版物

 89
  • 藤森, 和美, 野坂, 祐子, 染矢, 明日香, 吉村, 拓美, 島, ゆみ, 森本, 志麿子, 浅野, 恭子, 小西, 聖子, 小形, 美妃, 小川, 恵美子, 吉田, 博美, 今井, 由樹子, 花房, 昌美, 亀岡, 智美, 高田, 紗英子, 松浦, 正一, 土岐, 祥子, 伊庭, 千惠, 笠原, 麻央, 柳谷, 和美 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 性暴力被害の長期的影響)
    誠信書房 2023年7月 (ISBN: 9784414416954)
    性暴力の被害を受けた子どもとその保護者や学校関係者への介入・支援について、心理臨床、精神科医療、法律、社会福祉の各分野から概論および実践例について述べた。第2版では法改正を開設しつつ、最新の研究と実践に基づいて各省と事例を拡充し、複雑化する状況を踏まえた支援の方法を具体的に示した。 担当部分では、幼少期に性暴力被害を受けたクライエントからの臨床心理相談事例をもとに、被害の影響がどのように現れるかについて述べた。
  • 小木曽宏, 山口修平, 小林千夏, 足立泰代, 杉浦ひとみ, 秋元義弘, 関尚美, 荘司貴代, 野坂祐子, 渡邉直, 中野宏美, 小西聖子 (担当:分担執筆, 範囲:付録1 性被害を受けた子どもに関わる児童精神科医の役割-小西聖子医師に聞く(聞き手:杉浦ひとみ))
    生活書院 2022年3月 (ISBN: 9784865001389)
    児童性虐待の精神的な影響について、どのようなものなのか、職員ら周囲の者はどのような知識を持つべきか、どのように対応すべきかについて、トラウマケアの見地から一問一答形式で述べた。
  • 福井次矢, 高木誠, 小室一成, 総編集 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子:心的外傷後ストレス障害)
    医学書院 2020年1月
    的外傷後ストレス障害の病態と診断、治療方針について概説した。※ポケット版も同頁数。
  • 五十嵐禎人, 岡田幸之 (担当:分担執筆, 範囲:小西聖子・山本このみ: 刑事事件における被害者の鑑定.)
    中山書店 2019年3月 (ISBN: 9784521747422)
    25件の刑事事件被害者鑑定等の受嘱経験をもとに、基本的な委嘱事項、PTSD診断およびそれ以外の診断、鑑定の際の被害者への配慮について述べた。
  • 森田ゆり 編著
    築地書館 2018年6月 (ISBN: 9784806715627)
    編著者による、虐待問題に取り組んできた専門家インタビュー、および、虐待に至ってしまった親の回復支援プログラム「MY TREE ペアレンツ・プログラム」の解説書。インタビュイーの一人として、虐待家族に対する心理療法やトラウマ治療、刑法改正について述べた。

講演・口頭発表等

 180
  • 小西聖子
    第1回日本外来精神医学会学術総会 2024年9月23日
    シンポジウム14「あらためて、高齢女性のメンタルヘルスを考える」シンポジストとして、先行研究と臨床経験をもとに高齢者のPTSDについて述べた。高齢者は加齢による変化でトラウマの影響による症状が埋もれ精神科を訪れることは稀であるが60代くらいまでの女性はDVや虐待の被害者として外来に現れることがあること、暴力被害という被害者支援からの高齢者研究が少ないことを指摘した。 座長 宮内和瑞子;山田尚吾;シンポジスト 加茂登志子;小西聖子;長谷川直美;指定発言;三原伊保子
  • 小西聖子
    第23回日本トラウマティック・ストレス学会 2024年8月11日
    シンポジウムA4「性犯罪に関する刑法改正による司法・支援現場の現状と課題-改正から1年を経てー」 改正から1年を経て、その後、特に成立要件として追加された8つの類型等を含め、司法や心理社会的支援等における現場ではどのように性暴力被害者を取り巻く状況や理解・対応が変わってきたのかについて、実際の運用状況とともに、そこから見えてきた課題等について、法・心理・医療保健の立場から被害者支援に携わる当事者及び専門家らで検討した。 座長 大岡由佳・成澤知美 シンポジスト 小西聖子、齋藤梓、山本潤、長谷川桂子
  • 企画・座長 井野敬子 シンポジスト 大江美佐里 井野敬子 利重裕子 指定討論者 小西聖子
    第23回日本トラウマティック・ストレス学会 2024年8月11日
    模擬事例への対応を通して、実臨床における心理療法共通して重要であるコツと,事例ごとの「柔軟」性を解説した。大江は総論および保険診療を行う立場から,井野は持続エクスポージャー療法を実践している立場から,そして利重は対人関係療法を実践している立場から発表し,本シンポジウムの企画のきっかけを作った小西が指定討論を行う。
  • 小西聖子, 今野理恵子
    第22会日本トラウマティック・ストレス学会 2023年8月5日 日本トラウマティック・ストレス学会  招待有り
    大会企画シンポジウム「PTSDの心理療法の今とこれから」シンポジストとして、Edna Foaによって1980年代に構想され1991年に最初のRCT論文が公表されたProlonged ExposureのPTSD治療法としての国内外での歩みを治療研究および臨床家養成と実践について振り返り、将来を展望した。 座長:岩切昌宏・中島聡美、シンポジスト:小西聖子、伊藤正哉、亀岡智美、市井雅哉
  • 小西聖子
    第25回日本母性看護学会学術集会 2023年5月28日 日本母性看護学会  招待有り
    性暴力被害者支援について、多様性と継続性を持った支援モデルと問題について提示した。また、性暴力被害のトラウマに対する医学的臨床実践と研究について触れ、若年被害者についての問題も述べた。刑法改正など性暴力被害を取り巻く状況のここ数年の変化についても述べた。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 49

学術貢献活動

 3
  • パネル司会・セッションチェア等
    日本福祉大学、日本フォレンジックヒューマンケアセンター (ウェビナー開催) 2021年11月20日
    シンポジスト:小西聖子、片岡笑美子、シンシア・ヘルナンデス、エイミー・ミード、キャサリン・ビューラー
  • パネル司会・セッションチェア等
    日本福祉大学、日本フォレンジックヒューマンケアセンター (ウェビナー開催) 2021年5月29日
    JST、RISTEX、JPMJRX19I4支援研究シンポジウム「性暴力撲滅にむけてエビデンスを蓄積する」 シンポジスト:長江美代子、小西聖子、間瀬健二、榎堀優、片岡笑美子
  • 沖縄県医師会 (ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城) 2019年9月28日
    性暴力に対する刑法が2017年に改正されたことや、児童や若年層が多いという性暴力被害の実情について概観し、被害を受ければ調子が悪くなって当然であること、被害からの回復には周囲からのサポートが欠かせないことを述べた。

社会貢献活動

 32

メディア報道

 44
  • 朝日新聞 東京14版28面 2024年9月12日 新聞・雑誌
    精神科医の立場から、性暴力の被害者がPTSDを発症する確率が20〜50%と事故や災害の被害経験者に比べ高く症状も長期間に及ぶこと、回復には被害者を支え気にかけ理解する人が必要であること、および、性暴力被害者に生じるさまざまな症状や反応やその治療について述べた。
  • 放送大学教養学部教養学科 今日のメンタルヘルス('23) 24分29秒〜38分33秒 2023年12月20日 テレビ・ラジオ番組
    担当講師によるインタビュー形式で、トラウマティック・ストレス(心的外傷性ストレス)による症状はどのようなものか、それへの対応・周囲はどのように気遣ったらよいか、治療について述べた。(担当講師:高橋晶)
  • AERA 2023.10/30 Vol.36 No. 50 pp.14-15 2023年10月30日 新聞・雑誌
    巻頭特集「性加害を考える」 性暴力被害はトラウマ体験であり、もっともPTSDを生みやすいこと、身体症状にも影響を与えること、子どもはトラウマに対して脆弱であること、男性と女性を比べると男性のほうが偏見にさらされやすく性被害のPTSD発症率が高くなるというデータもあることを述べた。また、PTSDの治療には認知行動療法がもっとも効果があるが専門家の数に地域差あり国の医療体制の構築が今後の課題であること、性被害をなくすには被害者に責めを負わせる現在の社会的認識を変える必要があることを述べた。
  • NHK Eテレ ハートネットTV 2023年10月9日 テレビ・ラジオ番組
    2023年5月のDV防止法改正で精神的DVが接近禁止命令の対象に加えられたことを受け、被害者を取材した特集で、精神的DVを被害者当人が被害と認識しづらいのは洗脳状態で自責的になるよう仕向けられ被害と認識できていないこと、子どもの面前精神的DVでは子どもも無力感に苛まれ自責的になるという影響があることを解説した。
  • 毎日新聞 社会面 2023年2月23日 新聞・雑誌
    性犯罪の公訴時効延長に関する記事で、精神科臨床で相談を受ける立場から、幼少期に受けた性的虐待被害を申告するまでには時間がかかることを簡略に説明した。児童相談所など第三者の発見がない場合は本人がすぐに「被害」として認識できない。打ち明けにくい話であることや責めるような言動を浴びせられる2次被害が多いことも影響している。

教育内容・方法の工夫

 3
  • 件名
    平成9年度放送大学特別講義  「災害被災者の精神保健」(ラジオ)
    年月日(From)
    1997/04
    年月日(To)
    1998/03
    概要
    全1回。PTSDの歴史・症状・治療・予防について概説し、阪神淡路大震災を例に、自然災害における精神保健活動とその中のPTSDの位置づけについて解説した。
  • 件名
    ラジオたんぱ・これからのメンタルヘルス
    年月日(From)
    2000/05/14
    年月日(To)
    2000/05/28
    概要
    全3回。日本精神病院協会、日本精神神経科診療所協会が企画・編集する15分番組で、3回にわたりPTSDの歴史、症状、治療について概説した。
  • 件名
    NHK人間講座・2000年10月〜12月期 「トラウマの心理学」(教育テレビ)
    年月日(From)
    2000/10/05
    年月日(To)
    2000/12/20
    概要
    全12回。被害とは何か、犯罪被害を受けた人の心理や反応を解説し、被害者を支える周囲の者や援助者にできることについて述べた。また、加害者への取組みについても言及した。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 562
  • 件名
    鳥取県性暴力被害者支援協議会・性暴力を考える公開講座「性暴力被害者に必要な支援とは」講師
    年月日(From)
    2018/03/13
    概要
    鳥取県民および県市町村の被害者相談・支援関係職員等や被害者支援に関わる機関・団体関係者を対象に、性暴力被害者に必要な支援について述べた。
  • 件名
    鳥取県性暴力被害者支援協議会・「性暴力被害者支援に関する医療関係者向け研修会」講師(西部会場)
    年月日(From)
    2018/03/12
    概要
    鳥取県内で性暴力被害者支援にかかわる医療関係者を対象に、精神科医療提供時診察の際の留意事項や適切な心理的支援について、事例を交えながら述べた。
  • 件名
    とやまパープルネットワーク研修会「DV被害者のトラウマ反応への対処」講師
    年月日(From)
    2018/03/10
    概要
    富山県医師会員、富山県DV対策推進強化事業とやまパープルネットワーク登録医療機関等に勤務する精神科医・臨床心理士・精神保健福祉士等を対象に、DV被害者が呈するトラウマ反応を概説し、それへの対処について述べた。
  • 件名
    女のスペース・ながおか主催長岡市共催・支援者養成連続講座フォローアップ講座第2部公開講座「発達障害傾向が及ぼす関係性への影響−DV、虐待、母子関係の不調、対人関係問題、その背景と支援とは−」講師
    年月日(From)
    2018/02/25
    概要
    「DVや虐待家庭で育つ・育った子供と親へのケアと支援」支援者のフォローアップ連続講座。支援に資するために、発達障害傾向がもたらす対人関係への影響全般を概説し、DVや虐待、母子関係、対人関係の問題においてどのようなことが起こるのか、具体的な臨床例に言及した。
  • 件名
    東京地方裁判所立川支部・専門訴訟事件等特殊事件のための研究会「PTSDの診断の実情について」講師
    年月日(From)
    2017/12/19
    概要
    立川支部裁判官34名・本庁裁判官49名(テレビ会議経由)を対象に、司法に関わる点におけるPTSD診断基準および適正な診断方法、鑑定の際の供述の信用性や被害事実の立証とPTSD症状との関わり、PTSDとほかの非器質性精神障害の治療方法や予後の差異などについて述べた。
  • 件名
    東京都総務局人権部・大田区・平成29年度犯罪被害者週間行事パネルディスカッションパネリスト
    年月日(From)
    2017/11/13
    概要
    性暴力被害についてのパネルディスカッションにおいて、臨床の場における性暴力被害者の実情について述べた。コーディネーター:飛鳥井望、パネリスト:小西聖子、遠藤智子、小澤雅人
  • 件名
    東京都病院薬剤師会・吉富薬品・第4回精神科専門薬剤師養成研究会「不安障害の診断と治療−PTSD治療を中心に−」講師
    年月日(From)
    2017/10/21
    概要
    薬剤師約80名を対象に、急性ストレス障害およびPTSDの症例を挙げて症状と処方についてディスカッションを行った。
  • 件名
    男女共同参画センター横浜(フォーラム)相談センター・スーパービジョン
    年月日(From)
    2017/10/17
    概要
    相談センター相談員等約20名を対象に、提示された被害者対応ケースについてスーパービジョンを行った。
  • 件名
    持田製薬主催女性とメンタルヘルス研究会・「傷ついた人の支援に必要なこと?PTSDの認知行動療法やうつ病の治療を含め?」講師
    年月日(From)
    2017/10/11
    概要
    医師・コメディカル約30名を対象に、PTSDの治療における症状の緩和および認知行動療法の実際について述べた。
  • 件名
    法務省刑事局・平成29年度被害者支援担当者中央研修「犯罪被害者等の心情に配慮した支援について」講師
    年月日(From)
    2017/10/04
    概要
    検察庁の犯罪被害者支援員約50名および検察事務官27名を対象に、性犯罪被害者や遺族などの事例を通して被害者等の心理を解説し、被害者等が抱える困難に配慮した対応について述べた。
  • 件名
    かけこみあいち・2017年度スキルアップ学習会「DVによる精神疾患を踏まえての支援のあり方」講師
    年月日(From)
    2017/09/13
    概要
    DV相談にあたる支援者約30名を対象に、DVによるトラウマの深刻さを理解し、精神疾患への対応、医療機関との繋がり方、エンパワメントなど支援者としての対応、支援者自身のメンタルヘルスについて詳説した。
  • 件名
    名古屋市男女平等参画推進センター相談室専門相談員研修講師
    年月日(From)
    2017/09/13
    概要
    暴力被害をめぐる女性支援に関して、専門相談員から提出された事例を検討した。
  • 件名
    大阪被害者支援アドボカシーセンター・相談員研修講師
    年月日(From)
    2017/09/11
    概要
    9/11-12の2日間に渡り、被害者支援を行う相談員を対象に、支援者の役割について最新のトピックスをまじえ述べた。また、個人面談を行った。
  • 件名
    北海道家庭生活総合カウンセリングセンター・北海道被害者相談室・犯罪被害直接支援活動員養成講座「被害者の心理」講師
    年月日(From)
    2017/09/04
    概要
    養成講座受講生約20名を対象に、犯罪被害者が受ける心理的影響について概説し、臨床でよく聞く被害者の要望をもとに、必要な知識・対応について述べた。
  • 件名
    函館市性暴力被害防止対策協議会・研修会「医療現場における暴力被害者への急性期介入と支援の重要性」講師
    年月日(From)
    2017/09/03
    概要
    性暴力被害対応拠点病院を含めた医療期間関係者・支援者・警察・検察・弁護士等を対象に、ワンストップ支援センターである性暴力救援センターSARC東京の活動を紹介した。支援の課題についても言及した。
  • 件名
    函館市性暴力被害防止対策協議会・講演「性犯罪被害の実態と被害者への支援」講師
    年月日(From)
    2017/09/03
    概要
    教育関係者を含め一般約100人を対象に、性犯罪被害の実情、性犯罪被害が心身に与える影響について概説し、性犯罪被害者に対して必要な支援、身近な人が性犯罪被害を受けた場合の理解と対応について述べた。
  • 件名
    西東京市男女平等推進係・平成29年度女性相談事業スーパーバイズ研修講師
    年月日(From)
    2017/08/08
    概要
    女性相談事業相談員を対象に、困難事例の検討とスーパービジョンを行った。
  • 件名
    横浜YWCA・暴力をうけた女性のための支援事業『ゆう』支援者向け講座「統合失調症」講師
    年月日(From)
    2017/08/05
    概要
    被害者支援に関わる14名を対象に、統合失調症について概説し、被害者支援の場における被害・精神障害・症状の関わり、医療へのつなげ方について述べた。
  • 件名
    全国被害者支援ネットワーク平成29年度支援活動会議(情報交換会)・「心のケアについて、被害者の質問から考える」講師
    年月日(From)
    2017/08/05
    概要
    加盟する48センターの支援責任者らを対象に、被害者への支援を行う上で、支援センターとしてどのように精神的ケアを行っていくか、どのように専門家と連携していくか、留意すべき点は何か等について、支援の現場で出る被害者からの問いを元に述べた。
  • 件名
    科研費16H05611『暴力の世代伝達を断ち切るケアに関する研究:-PTSD予防・治療・回復と周産期支援-』による精神医療関係者向け研修・「性暴力被害者の治療―性暴力被害者支援ワンストップセンターと連携した被害者の精神科治療―」講師
    年月日(From)
    2017/07/31
    概要
    性暴力救援センター日赤なごやなごみと連携し性暴力被害者支援治療にかかわる可能性がある近隣地域の健康医療福祉機関の精神科医師および医療福祉関連専門職を対象に、ワンストップセンターのメンタルヘルス部門を支える精神医療機関の対応と実際、および、多職多種多機関連携における精神科医師の役割と実践に焦点をあてて概説した。

その他(教育上の能力)

 26
  • 件名
    厚生科学研究費補助金厚生科学特別研究事業 採択(主任研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2002/03
    概要
    海外での災害・テロの被災者の精神的支援及びストレス反応に関する研究(共同:金吉晴他4名)5,000,000円(班全体)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。心的外傷体験による後遺障害の評価と援助技法の研究(共同:金吉晴他4名)13年度500,000円、14年度500,000円、15年度500,000円(いずれも分担研究者分)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 採択(主任研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。DV被害者における精神保健の実態と回復のための援助の研究(共同:平川和子他3名)13年度10,349,000円、14年度8,300,000円、15年度8,300,000円(いずれも班全体)
  • 件名
    厚生労働省精神・神経疾患研究委託費 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。外傷ストレス関連障害(PTSD)に関する研究(共同:金吉晴他)13年度1,000,000円、14年度925,000円、15年度900,000円(いずれも分担研究者分)
  • 件名
    武蔵野女子学院学院特別研究費 採択
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成13、14、15年度。性被害に関する日米国際比較調査(単独)13年度3,000,000円、14年度900,000円、15年度530,000円
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B)(1) 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2005/03
    概要
    平成15、16年度。「心神喪失者等医療観察法案」後の刑事司法と精神医療-精神障害者、薬物中毒者の処遇(共同:町野朔他5名)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(C) 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    DV被害を受けた母子の表情認知の研究(共同:簑下成子他3名)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2004/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    平成16、17、18年度.ストレス性精神障害の予防と介入に携わる専門職のスキル向上とネットワーク構築に関する研究(共同:加藤寛他)16年度500,000円、17年度800,000円、18年度800,000円(いずれも分担研究者分)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2004/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    平成16,17年度。家庭内暴力被害者の自立とその支援に関する研究(共同:石井朝子他5名)
  • 件名
    (財)長寿科学振興財団こころの健康科学研究推進事業、外国人研究者招へい事業 助成金
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    サウス・キャロライナ医科大学/全米犯罪被害者研究・治療センター所長ディーン・キルパトリック教授招聘(2006.3.7-14)助成金546,001円
    (招聘費用 355,690円
    航空券代実費 190,311円)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B)海外学術調査 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    平成17,18年度。集団交通災害における救急医療および精神保健活動のあり方について(共同研究)加藤寛、広常秀人、飛鳥井望、前田正治、金吉晴、守田嘉男、小西聖子、高岡道雄、鵜飼卓 申請額1,400万円 分担研究者分80万円
  • 件名
    厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    平成17,18年度。児童虐待への法的介入(共同:岩瀬徹他9名)
  • 件名
    厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 採択(分担研究者)
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2006/03
    概要
    集団交通災害における救急医療および精神保健活動のあり方について(共同:加藤寛他8名)800,000円(分担研究者分)
  • 件名
    厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(主任研究者)
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2008/03
    概要
    平成17,18,19年度。犯罪被害者の精神健康の状況とその回復に関する研究(共同:他8名)17年度10,000,000円、18年度15,000,000円、19年度12,000,000円(いずれも班全体)
  • 件名
    (財)精神・神経科学振興財団 外国人研究者招へい事業(こころの健康科学) 助成金
    年月日(From)
    2006/04
    年月日(To)
    2007/03
    概要
    ペンシルベニア大学エドナ・フォア教授招聘(2007.3.5-14)助成金1,194,546円(招聘費用389,080円 航空券代実費805.466円)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(A) 採択(連携研究者)
    年月日(From)
    2006/04
    年月日(To)
    2009/03
    概要
    平成18,19,20年度。心神喪失者等医療観察法-その運用と理念-(共同:山本輝之他5名)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B) 採択(連携研究者)
    年月日(From)
    2007/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    平成19,20,21年度。児童虐待の予防と対応--法的検討と医学的・心理学的・社会学的考察(共同:町野朔他)
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B) 採択(研究分担者)
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成20、21、22年度。犯罪の被害にあった女性・児童のための政策に関する総合的研究 研究代表者矢野恵美、研究分担者小名木明宏、上瀬由美子、小西聖子、坪野吉孝(20年度のみ) 20年度交付予定額直接経費500万円間接経費150万円研究分担者分直接経費40万円間接経費6万円、21年度交付予定額直接経費230万円間接経費69万円研究分担者分直接経費40万円間接経費12万円
  • 件名
    厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業 採択(平成20、21年度分担研究者)
    年月日(From)
    2008/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成20,21,22年度。大規模災害や犯罪被害等による精神科疾患の実態把握と介入方法の開発に関する研究(共同研究) 金吉晴、川上憲人、前田正治、加茂登志子、小西聖子、松本俊彦、松岡豊、中島聡美、鈴木友理子、栗山健一 20年度分担研究者分50万円、21年度分担研究者分45万円
  • 件名
    科学研究費補助金基盤研究(B) 採択(研究分担者)
    年月日(From)
    2010/04
    年月日(To)
    2013/03
    概要
    平成22、23、24年度。複雑性悲嘆の認知行動療法の効果の検証およびインターネット治療プログラムの開発 研究代表者中島聡美、研究分担者金吉晴、小西聖子、白井明美。22年度交付決定額直接経費190万円間接経費57万円研究分担者分直接経費20万円間接経費6万円、23年度交付予定額直接経費200万円間接経費60万円研究分担者分直接経費50万円間接経費15万円

資格・免許

 5
  • 件名
    医師免許取得
    年月日
    1988/06
    概要
    医籍登録 第312984号
  • 件名
    精神保健指定医
    年月日
    1995/02
    概要
    第9678号
  • 件名
    日本精神神経学会認定資格 精神科専門医
    年月日
    2008/10
    概要
    12068470号
  • 件名
    日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士
    年月日
    2000/04
    概要
    登録番号7776
  • 件名
    公認心理師
    年月日
    2019/02/05
    概要
    第19936号