研究者業績

大山 みち子

オオヤマ ミチコ  (OHYAMA MICHIKO)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 人間科学科 教授
学位
学士(横浜国立大学)
修士(横浜国立大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901022540422526
researchmap会員ID
1000306249

論文

 1
  • 大山 みち子
    日本トラウマティック・ストレス学会誌 11(1) 19-26-26 2013年6月  査読有り
    外傷的体験がある事例を挙げ、困難さの特徴と対応の工夫を紹介した。自分の葛藤に直面し打ち明けることが困難で、中断につながる。心を豊かにする象徴やイメージが損なわれやすい。外傷的体験は世代間で継承され、他の外傷的体験の意味づけに関係する。コミュニティや家庭内の事件では、互いに傷つけあう傾向が起こりやすく、二次被害や家庭内の暴力につながる。援助者はほかの社会的な問題も解決すべきと思い込むことがあり、心理的援助の目標としては不適切である。他職種での事例検討は、多面的に検討でき重要である。ひとりのセラピストが長期に担当することができなくても、できる範囲で援助することは意義がある。事件以外の話題にも留意し、クライエントは不合理な気持ちや人に言えない気持ちがあることを前提にし、ことばの齟齬を防ぐため確認しあう態度が重要である。

MISC

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  • 心理学ワールド (67) 2014年  
    武蔵野大学において、心理学がどのように位置づけられているかを、人間科学科を中心に解説した。その際、認定心理士資格に必要な科目を学生に伝えることで、学生が心理学の基本的な科目を系統的に履修できることを紹介した。この他、2カ所あるキャンパスに特徴があることと、卒業後、心理学の素養を生かして一般企業などに就職する例、進学し専門職となる例なども述べた。
  • 更生保護 64(11) 6-12 2013年11月  
    犯罪被害者は、大きなできごとを経験しているため、周囲に心を開いて自分の気持ちを説明することが困難であり、また疑念や恐怖を感じやすい。保護司は、加害者側の者であるととられやすいことから、これらの点に一層配慮し、段階を踏んで誠実に手続きを行うことが重要である。
  • 武蔵野大学心理臨床センター紀要 (第9号) 2009年12月  
    臨床心理士養成の訓練の一環として、環境のメンテナンスを行うことが、どのような効果を持つかを指摘した。たとえば記録の管理業務に携わることは、通常はだれがどのように行っているかを知ることでもあり、守秘の管理ともつながるだけでなく、他の職種と連携するための目配りをする姿勢を育てる。
  • 武蔵野大学心理臨床センター紀要 (第8号) 2008年12月  
    臨床心理士養成大学院において、実際の心理療法を行っている場面に、陪席者として訓練生を入れることの重要性を、訓練としての視点と、心理療法における治療者-患者関係の取り扱いの視点から指摘した。
  • 『トラウマティック・ストレス』 2008年2月  
    標記の事例発表に関連して、事例の解釈とその関与観察についてコメントした。発表者の思いも重要な観察対象であることを述べ、発表の形式として無理のない方法を提案した。また、救命救急の場ではおろそかにされがちな、家族への対応について、今後の課題として議論した。さらに、家族による危害たとえば虐待や家族間暴力のおそれと、安易な保証の危険について、それにかかわる医療関係者の立場についても議論した。このほか担当者は川名典子・田中晶子。共同執筆につき本人担当部分抽出不可能。司会と発言担当。(総頁数124頁中、P79~P83を担当)

書籍等出版物

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  • (担当:共著)
    丸善出版 2011年8月
    被害者支援・当事者関連団体の項目担当。
  • (担当:共著)
    丸善出版 2011年1月
    司法・矯正カウンセリングの理論と実際~犯罪被害者の心の傷
  • 日本心理臨床学会監修 (担当:共著)
    遠見書房 2010年6月
    第8章の1 グリーフカウンセリングを担当。
  • 小西聖子, 中島聡美, 辰野文理, 橋爪きょう子, 山下俊幸, 大山みち子, 白井明美, 吉田博美, 白川美也子, 堀越勝, 山下由紀子, 竹之内直人, 柑本美和, 有園博子 (担当:共著)
    誠信書房 2008年11月
    担当部分「犯罪被害者の実践的心理カウンセリング」。犯罪被害者の相談を受ける際に必要な注意を、電話相談と面接に分けて記述した。見立ての重要さ、安全の確認や、あいづちの仕方など具体的に示した。またその流れをフローチャートで示した。
  • 生島浩, 村松励編, 著者このほか桑原尚佐, 金子陽子, 吉川由香, 菊池生之, 村尾博司, 小栗正幸, 西田達朗, 西野務正, 戸川江美, 西岡純子, 阿部真紀子, 南元英夫, 安藤久美子, 近藤日出夫, 市村彰英 (担当:共著)
    金剛出版 2007年9月
    第2部8章「犯罪被害者への心理的援助」担当。はじめに・歴史的背景・犯罪被害者が取り戻せていないもの・心理臨床家としての援助・被害者相談で特に留意すべきこと、おわりにの順。近年犯罪被害者の権利が当然のこととして語られるようになった一方で、その援助には制約が多いことを指摘し、特に保安や援助の構造、過度の退行を防ぐくふうなどについて具体的に言及した。(総頁数255頁中、P236~P250を担当)
  • 編集 外傷ストレス関連障害に関する研究会, 金吉晴, 共著者 飛鳥井望, 岩井圭司, 岩切昌宏, 大澤智子, 岡田幸之, 岡野憲一郎, 加藤寛, 加茂登志子, 金吉晴, 小西聖子, 佐藤志穂子, 白井明美, 白川美也子, 田中究, 中島聡美, 長尾喜代治, 西大輔, 野田文隆, 廣常秀人 (担当:共著)
    株式会社 じほう 2006年3月
    担当部分 付録① 「家族・友人が被害にあったとき」 家族や友人など親しい者が、犯罪や災害の被害にあったときに、どのように接するとよいかを解説した。内容は、被害者と周囲の者との関係のあり方の特徴をはじめとして、治療機関の探し方、気になることがあった場合の治療者への報告や治療セッションへの参加について、また、接している自分自身もストレスを感じていながら無理をしてケアを試みる場合があることへの注意などである。(総頁数350頁中、P293~P297を担当)
  • (担当:共著)
    財団法人女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金) 2005年10月
    アドバイザー。アドバイザーはほかに西澤哲。総頁数64ページ。著者名はなしく、大山と西澤のアドバイザーのみ掲載。家庭内での暴力を目撃した子どもに対してどのような援助が可能か、また援助する者は自分自身を含めどのようなことに気をつければよいかを、具体的な保護手続きや心理療法なとを挙げて示した。たとえば、子どものか抱えるリスク、暴力被害女性の子どものためのグループワーク、保護命令の要件と手続きなど。
  • 編者乾吉佑, 氏原寛, 亀口憲治, 成田善弘, 東山紘久, 山中康裕 (担当:共著)
    創元社 2005年9月
    担当部分第3部「領域と対象」の25「被害者ケア」 主として心理臨床家を対象に、実際に被害者への心理的援助を行う際に必要な視点と、対応の方法を解説した。読者がおおむね心理臨床の基礎的な訓練を受けていることを前提とし、一般的な心理療法のテクニックとの異同について、たとえば危機介入としての枠付けや安全の確保の問題、対象者の家族への留意が必要性、行動化の危険性への対処、身体症状を取り上げることの必要性などについて論じた。(総頁数606頁中、P458~P463を担当)
  • 編者日本ブリーフサイコセラピー学会。著者吉川悟, 遠山宜哉, 児島達美, 白木孝二, 森山敏文, 宮田敬一, 井村修, 大多和二郎, 大山みち子, 長瀬信子, 足立智昭, 和田憲明, 坂本真佐哉, 山田秀世, 村上雅彦, 大河原美以, 東豊, 廣井亮一, 黒沢幸子, 森俊夫, 濱田恭子, 吉川吉美, 高工弘貴, 日下伴子, 加来洋一, 曽我昌其 (担当:共著)
    金剛出版 2004年8月
    第2回環太平洋ブリーフサイコセラピー会議の演目の中から選んで、記録としてまとめたものである。その中から、第2章となる、シンポジウム「被害に対する治療・援助・支援のあり方」の報告を行った。精神分析、EMDR、社会的支援などの面から、どのような治療が行われ、どのような困難を抱えているかを討論したのが内容であり、筆者は、当日の座長のひとりとして発言していることから報告者となったものである。(総頁数220頁中、P97~P107を担当)
  • 編著者吉田弘道, 共同執筆者吉田弘道, 千葉浩彦, 下垣光, 松永しのぶ, 蒲生としえ, 佐々木敦, 上別府圭子, 大山みち子, 菅原千代子, 蓑下成子, 青木聡, 高田夏子 (担当:共著)
    八千代出版 2004年4月
    担当章第9章「子育て支援・虐待予防(育児不安の対応)」一般の読者や学生にも理解しやすいように解説を試みた。現代の子育て事情とその対応のさまざまな試みを紹介した。まず現状の理解を促し、それを基礎として実際の生活において、虐待につながる危険を回避し、援助を求められるよう啓発した内容である。第1節として「子育ての中の育児不安と児童虐待」、第2節として「子育て支援と虐待予防の実際」がある。
  • 大山みち子, 金 吉晴, 飛鳥井 望, 廣幡 小百合, 小西 聖子, 綱島 浩一, 加藤 進昌, 白川 美也子, 元村 直靖, 加茂 登志子, 笠原 麻里, 前田 正治, 佐藤 志穂子, 野田 哲朗, 岩井 圭司 (担当:共著)
    星和書店 2004年2月
    「こころの臨床ア・ラ・カルト」第21巻2号2002年6月発行の再掲。性犯罪被害によるPTSDに罹患した女性の心理療法の経過を解説し、援助するうえで必要な留意点を考察した。(総頁数250頁中、P131~P146を担当)
  • 2003年12月
    検察実務者が被害者心理の学習するにあたって、抵抗を軽減させるように試みた。臨床心理学の知見を用いて、被害者支援の実務に当たる者の抱きがちな心理について解説した。
  • 編者, 宮田 敬一, 分担執筆者, 宮田 敬一, 白木 孝二, 井上 薫, 藤代 富広, 高橋 幸市, 大山 みち子, 柴田 健, 永島 正治, 井上 直美, 宮井 研治, 春原 由紀, 揖斐 哲臣, 村上 雅彦 (担当:共著)
    金剛出版 2003年7月
    児童虐待への援助に関わる者は、無力感をいだきがちである。本書を読むにあたって、日頃の無力感の安易な解消をねらうものであってはならない。児童虐待にかかわる援助においては、クライエントとの信頼関係をもとに治療を行うことは期待できず、危機介入的な側面も重要である。まずは最優先のことを行い、その後の長期的な援助につなげることが重要である。それはブリーフサイコセラピーの枠組みに沿うものである。(総頁数236頁中、P89~P104を担当)
  • 監訳 西澤 哲, 訳 稲川美也子, 大山みち子, 岡田幸之, 小西聖子, 長井 進, 中島聡美, 西澤 哲, 藤岡淳子, 柳田多美 (担当:共著)
    誠信書房:東京 2001年9月
    担当「第5章トラウマ性ストレス因子の本質とトラウマ後反応の疫学」、「第18章外傷後ストレス障害の精神分析的心理療法─治療関係の本質」。Traumatic Stress ; The Effects of Overwhelming Experience on Mind Body and Society Van der Kolk, B.A. et al The Guilford Press 1996(総頁数653頁 P133~P166 P564~P580)
  • 宮澤浩一, 國松孝次監修, 諸澤英道, 小西聖子編, 諸澤英道, 西村春夫, 辰野文理, 小西聖子, 大山みち子, 佐藤志穂子, 中島聡美, 富田信穂, 土井真知 (担当:共著)
    東京法令出版:東京 2001年7月
    犯罪被害者支援に関わる際の基礎知識として、これまでの被害者相談活動が表立って認められなかった経緯、被害者であるクライエントの心理の特徴と、ケアの実際について述べた。担当部分タイトル:「第4章被害支援と被害者心理」(総頁数283頁 P121~P148)
  • (担当:共著)
    誠信書房 2000年8月
    平成12年 8月 5日。性犯罪被害者の社会的な立場や、被害を受けた場合の心理的な影響について、事例を挙げながら解説した。担当部分:「第11章性犯罪被害者の心的外傷」(総頁数291頁中、P213~P229頁を担当)
  • 中村留貴子, 渋沢田鶴子, 小倉清編, 提供者, 生島浩, 磯網正子, 執筆者この他, 笠井さつき, 滝村裕子, 滝口俊子, 大林純, 深津千賀子, 讃岐真佐子 (担当:共著)
    岩崎学術出版社 2000年1月
    平成12年 1月15日。提供された、少年院を出院し保護観察中の女子少年に対して行った処遇についてコメントした。(総頁数146頁中、P29~P35を担当)
  • 藤森和美編, 西澤哲, 大澤智子, 小西聖子, 藤岡淳子, 市井雅哉, 岡田幸之, 生島浩, 藤森立男, 大山みち子 (担当:共著)
    誠信書房 1999年6月
    平成11年 6月 3日。トラウマを受けた子どもに対して、目配りをする際の留意点や援助の方法について論じた。ことに、日常生活を中心にすることの必要性と、専門家の援助の有用性を述べた。また、子ども自身ばかりでなく、相談に訪れた両親や教師に対する支持も不可欠であるとを事例を紹介し論じた。担当部分「第6章トラウマを受けた子どものケア」(総頁数229頁中、P101~P128を担当)
  • 林潔, 滝本孝雄, 鈴木乙史, 大山みち子 (担当:共著)
    ブレーン出版 1998年11月
    平成10年11月 10日。カウンセラーの業務の紹介の章の一部として、犯罪被害者相談室出の相談業務の実際を述べた。そこで、業務上の課題・クライエントの回復のようす・カウンセラーとなる上での指針などについて、実務の紹介をとおして論じた。担当部分「第2章第2節犯罪被害者の回復のために」(総頁数217頁中、P30ーP31を担当)
  • 青木孝悦他, 名編集企画, 大村政男他, 名編集委員, 北村晴朗, 大山みち (担当:共著)
    福村出版 1998年1月
    平成10年 1月20日。犯罪や非行から立ち直ることを援助する「更正援助者」の職務内容や、援助の対象となる人々の理解と援助について、事例を挙げて解説した。担当部分タイトル「第3部第15章第8節更正援助者の対象者理解」(総頁数1064頁中、P659~P680を担当)
  • 宮前理, 大山みち (担当:共著)
    ブレーン出版 1997年8月
    平成 9年 8月15日。心理臨床の現場を目指す人にたいして、心理臨床の専門家としてどのような訓練を経てどのような仕事につくのか解説した。また、各領域の職務内容や、援助の対象となる人々の理解と援助について、事例を挙げて解説した。担当部分タイトル「第3章第9節どのような仕事・職場があるか-少年鑑別所・少年院など」「第4章第7節事例集-非行」(総頁数245頁中、P162~P169、P226~P230を担当)
  • 岩井勇児, 大山みち子 (担当:共著)
    金子書房 1993年2月
    平成 5年 2月 5日。非行少年の事例を挙げて、両親の養育において、叱ることの是非について論じた。大学生の覚醒剤乱用の事例と、虐待を受けた少年の性非行の例を挙げ、個別に考察した。担当部分タイトル「非行少年にみる叱り方-事例をもとに-」(総頁数174頁中、P117~P123を担当)
  • 高野清純監修, 佐々木雄二編, 安東末廣, 大山みち子, 森山敏文 (担当:共著)
    福村出版 1991年11月
    平成 3年11月 1日。非行とは何か、非行少年をどのように扱うか、少年事件の処遇の流れ、非行の現代的傾向などについて解説した。それに伴い、少年鑑別所や少年院などの紹介のほか、事例の解説、保護観察・内観療法などの処遇方法の解説を行った。担当部分第11章アウトサイダーの子供たち「非行」(総頁数176頁中、P113~P122を共著)
  • 林潔, 滝本孝雄, 鈴木乙史, 大山みち子 (担当:共著)
    ブレーン出版 1989年11月
    平成 1年11月20日。カウンセラーの業務の紹介の章の一部として、刑務所の心理技官としての業務を述べた。そこで、業務上の課題・担当する受刑者の成長の様子・カウンセラーとなる上での指針などについて、実務の紹介をとおして論じた。担当部分第2章第2節「重い交通事故・違反者の社会復帰のために」(総頁数148頁中、P20~P21を担当)
  • 水島恵一, 小川捷之編著, 柴田出, 大山みち (担当:共著)
    誠信書房 1984年9月
    昭和59年 9月 5日。イメージを用いた治療法である「イメージ分析療法」は、イメージを媒介としながら、行動療法の技法である脱感作法と、理論的背景に精神分析療法を用いていることが特徴である。その実際の技法を紹介し、表出するイメージについての理論的な考察を述べた。第2章第3節イメージ分析療法を担当(総頁数275頁中、P70~P80を共著)
  • 小川捷之編, 秋山さと子, 大山みち子 (担当:共著)
    至文堂 1981年5月
    昭和56年 5月10日。臨床心理学の用語を網羅し、解説したもの。担当部分タイトル第1巻「アイオーン」「圧縮・置き換え」「合理化」「時代精神」「昇華」「知性化・観念化」「同一視-同一化」「ベッテルハイム」「防衛・防衛機制」「山あらしのジレンマ」「抑圧」、第2巻「恐怖症」「赤面恐怖」計13項目(総頁数第1巻428頁、第2巻452頁中各項目1~2頁)

講演・口頭発表等

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  • 講師は舘盛宣行, 曹洞宗梅宗寺副住職
    「東洋思想と心理療法」研究会第15回研究会 2014年6月7日
    医療少年院で宗教教誨師をつとめる僧侶として非行少年の実際のようす、発達障害や知的障害への配慮などを講師が語った。この講演について司会をした。
  • 上田鼓, 小西聖子, 斉藤梓, 中島聡美, 山下由紀子
    日本心理臨床学会大32回大会自主シンポジウム 2013年8月25日 日本心理臨床学会
    外傷的体験をした者への心理的介入は、専門家による長期的な方法と予後について必ずしも共有されていない。そこで、演者は、中長期的ケアの実際について、場の設定や他の訴えの場合との臨床感覚の比較を通じて考えを述べた。10年以上を心理療法の経過を持つ事例について複数あげ、その中での外傷体験の意味あいと回復への手掛かりについて述べた。なお、事例の匿名性を保つため、できるだけ限定したエピソードのみの提示とした。
  • 座長。シンポジストは羽昶, 賀陽濟, 佐藤憲昭, 指定討論者西園昌久, 座長はほかに本橋弘子
    「東洋思想と心理療法」研究会 2012年5月26日
    能やシャーマニズム、神道ともの狂いについて討論した。
  • 症例提供は丸岡隆之, ほかに司会および指定討論者は, 広常秀人
    日本トラウマティック・ストレス学会第9回大会プレコングレス 2010年3月
    司会および指定討論者。長期間にわたって治療を行った事例に対して、症状の悪化や行動の変化のきっかけをどう予測し、その力動的に見合いをどう読み取るかについてコメントした。
  • 司会はほかに本橋弘子, シンポジスト 高橋徹, 石山一舟, 西田正法, 指定討論, 西園昌久
    東洋思想と心理療法研究会第12回研究会 2010年3月
    シンポジウム司会。 曹洞宗での禅堂生活、わが国と、アメリカおよびカナダの対人恐怖心性の研究から、集団と個のあり方を討論した。

Works(作品等)

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  • 2005年4月 その他
    酒井肇・酒井智恵・池埜聡・倉石哲也著「犯罪被害者支援とは何か」の書評を行った。犯罪被害の当事者・遺族と支援者との協同による稀有な書物であることや、当事者としての表現と専門家の解説を組み合わせた点を評価したうえで、最後に掲載されている解説「なんの落ち度もない」といったことばは援助する側が安易に用いるべきではなく、被害者の自責や孤立感を高めやすく、偏見を生みやすいことを指摘した。(総頁数96頁中、P87~P88を担当)
  • 穴田富美子, 木村弓子, 白井明美, 大山みち子
    1999年3月 その他
    平成11年 3月 1日。心理的援助の専門家による被害者への働きかけについて、心理援助活動および調査活動を構造的に論じた。心理療法の経過に特有の治療者-患者関係についての留意が必要であること、その一方で危機介入はどのように行われるのがよいかを考察した。(総頁数183頁中、P97~P103を担当)
  • 1998年3月 その他
    平成10年 3月 1日。現在の自分自身に不満を抱きつつも、心理療法の経過の中では、自分が変化することに恐れや抵抗がある場合がしばしばあることを指摘した。疾病利得を手放し、成長することは苦しみを伴うが、喜びも大きいことを論じた。(総頁数96頁中、P58~P59を担当)
  • 1998年2月 その他
    平成10年 2月 1日。自分の悩みをことばにすることで意識化し、乗り越えることができる仕組みについて解説した。また、自分自身のプライバシーを打ち明けることの功罪や、それにまつわる迷いについて、カウンセリングの場合を例にとって解説するとともに、勢いに乗って行動化することの危険性について論じた。(総頁数96頁中、P58~P59を担当)
  • 小西聖子, 大山みち子, 穴田富美
    1998年 その他
    犯罪被害者相談における被害者の現況について概観し、心的外傷や適応の有様について述べた。強姦被害者の急性解離症状についての対応や、症状の経過について述べ、性的な被害者は、他の被害者と比較してPTSDの発症がより多く見られることが臨床的な印象であることも論じた。(総頁数168頁中、P126~P141を担当)

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

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  • 件名
    山梨臨床心理研究会講師
    年月日(From)
    1995/10/24
    概要
    「治療的処遇を中心とする少年院の教育について」−当所の事例を中心として−情緒的未成熟などの問題のある非行少年の治療的教育について論じた。
  • 件名
    少年警察カウンセリング研究会研修会講師
    年月日(From)
    1996/11/16
    年月日(To)
    1996/11/17
    概要
    11月16日「被害者対策の歴史的経緯と実践例」講演、11月17日活動事例研究の助言。
  • 件名
    警察庁・全国少年補導職員研修会講師
    年月日(From)
    1996/12/11
    概要
    「被害少年の特質とカウンセリングのあり方」について応援した。
  • 件名
    横浜市北部児童相談所主催職員研修講師
    年月日(From)
    1997/02/27
    概要
    犯罪や虐待により、精神的外傷を負った児童及び家族の援助についての講演を行った。
  • 件名
    東京弁護士会・人権擁護委員会夏季合同研修講師
    年月日(From)
    1997/07/14
    概要
    「犯罪被害者の人権と報道」について講演した。
  • 件名
    相模原市公立保育園職員研修会講師
    年月日(From)
    1997/09/17
    概要
    「ストレスと上手に付き合うために、生き生きすごすには」という題目で、保育園主任保母を対象に講演した。
  • 件名
    青年法律家協会東京支部総会講演講師
    年月日(From)
    1997/10/25
    概要
    犯罪被害者の支援について、法律家の立場と対照して心理的援助について講演した。
  • 件名
    横浜家庭裁判所横須賀支部調査官研修講師
    年月日(From)
    1997/10/28
    概要
    「犯罪被害者のカウンセリング技法について」調査官を対象に講義した。
  • 件名
    横浜いのちの電話基礎講義講師
    年月日(From)
    1998/01/29
    概要
    「心的外傷後の心のケア」について、いのちの電話の研修として行った。
  • 件名
    子ども虐待関連フォーラム「虐待を受けた子どもたち」シンポジスト
    年月日(From)
    1998/02/12
    概要
    「虐待を受けた子どもが大人になったとき」について述べた。
  • 件名
    シンポジウム・プログラム「子どもの心の傷とそのケア」司会
    年月日(From)
    1998/03/21
    概要
    「子どもとトラウマ−コミュニティとの連携を考える」について司会を行った。話題提供者:藤森和美・大澤智子・大島剛。後援朝日新聞東京厚生文化事業団
  • 件名
    法務省・矯正研修所法務技官研修課程特別科第2回研修講師
    年月日(From)
    1998/05/18
    概要
    犯罪被害者相談について、法務技官を対象に講義した。
  • 件名
    フェミニストセラピイ“なかま”特別講演会講師
    年月日(From)
    1998/05/23
    概要
    家庭内における暴力−夫と妻、親と子の虐待の心理と援助−について講演した。
  • 件名
    警視庁被害者相談実務講習講師
    年月日(From)
    1998/05/29
    概要
    「被害者の心理と被害者相談の実際」の題目で講義を行った。
  • 件名
    子どもの虐待防止センター主催セミナー講師
    年月日(From)
    1998/06/06
    概要
    「PTSDとは何か」について講演を行った。
  • 件名
    女性への暴力相談等関係機関連絡会講師
    年月日(From)
    1998/07/28
    概要
    「暴力被害女性のトラウマとカウンセリング」について関係機関職員を対象に講演を行った。
  • 件名
    カウンセリング講座(1998年秋季講座)講師
    年月日(From)
    1998/10/12
    年月日(To)
    1998/10/19
    概要
    平成10年10月12、19日。ボランティアリーダー育成のために、被害者心理について講義した。
  • 件名
    栃木県社会福祉教育センター平成10年度母子・寡婦福祉行政担当職員研修会講師
    年月日(From)
    1998/11/06
    概要
    非暴力女性に対するアプローチについて講義した。
  • 件名
    警視庁被害少年サポーター研修会講師
    年月日(From)
    1998/12/05
    概要
    「被害少年の心理と対応」の題目で講演を行った。
  • 件名
    鹿児島県犯罪被害者支援ネットワーク研修講師
    年月日(From)
    1999/02/02
    概要
    九州地区の関係機関職員を対象に被害者支援の研修を行った。

その他(教育上の能力)

 1
  • 件名
    厚生労働省厚生労働科学研究 分担研究
    年月日(From)
    2005/04
    年月日(To)
    2008/03
    概要
    平成17〜19年度。「犯罪被害者の精神健康の状況とその回復に関する研究」  分担研究「犯罪被害者支援の現状とその回復〜臨床心理士による犯罪被害者への心理相談活動の実態に関する研究〜」」 主任研究者:小西聖子、分担研究者:大山みち子・堀越勝、研究協力者:吉川麻衣子、中島聡美、道家木綿子、磯辺花映、木下留美子、星崎裕子、福森崇貴、樫村正美、丹羽まどか、片岡玲子、冨永良喜 助成金1500,000円

資格・免許

 3
  • 件名
    小学校教諭1級普通免許取得
    年月日
    1980/03
  • 件名
    臨床心理士
    年月日
    1991/03
  • 件名
    教育学修士
    年月日
    1982/03