研究者業績

石上 和敬

イワガミ カズノリ  (IWAGAMI KAZUNORI)

基本情報

所属
武蔵野大学 経済学部 (教養教育) 教授
学位
修士(文学)(1991年3月 東京大学大学院)
博士(文学)(東京大学大学院)
学士(文学)(1988年3月 東京大学)

J-GLOBAL ID
200901015168927989
researchmap会員ID
5000089710

研究キーワード

 1

委員歴

 7

論文

 24
  • 石上和敬
    比較思想研究 47 3-10 2021年3月  招待有り
  • 宗教研究 89(別冊(Online)) 129-131 2016年3月  
    日本宗教学会・第74回学術大会(創価大学)でのパネル「高楠順次郎とその時代-新出資料の紹介を中心に」の個人発表の要旨.なお,同パネルの代表者として「パネルの主旨とまとめ」(同誌, pp.132-133)も寄稿.
  • 石上 和敬
    武蔵野大学仏教文化研究所紀要 30(30) 1-21 2014年3月  査読有り
    <悲華経>の梵蔵漢資料について,石上和敬「Karunapundarikaの梵蔵漢資料」『武蔵野大学仏教文化研究所紀要』25号の補遺として,特に,日本国内の古写経資料を中心に資料情報を収集・整理した.
  • 宗教研究 (371) 114-115 2012年3月  
  • 中西智海先生喜寿記念文書 人間・歴史・仏教の研究 97-120 2011年12月  
  • 石上 和敬
    『インド哲学仏教学研究』東京大学文学部インド哲学仏教学研究室紀要 (第17号) 73-89-89 2010年3月  
    東大寺正倉院所蔵の聖語蔵本『悲華経』巻六・巻七に見られる朱筆の書き入れについて,関連資料との比較を通して新たな知見を提示した.
  • 石上 和敬
    『岐阜聖徳学園大学仏教文化研究所紀要』 (第10号) 85-141-141 2010年3月  
    <悲華経>の一音説法部分について,梵蔵漢を対照させ,なおかつ,蒐集した全写本版本の異読情報を提示した.それにより,<悲華経>梵蔵漢諸本の一次資料としての特徴をある程度,明らかにし得た.
  • 石上 和敬
    『武蔵野大学仏教文化研究所紀要』 (第26号) 1-42-42 2010年3月  
    <悲華経>に関連する内外の先行研究を管見の及ぶ範囲で網羅的にまとめたもの.
  • 石上 和敬
    『武蔵野大学仏教文化研究所紀要』 (第25号) 1-42-42 2009年3月  
    現時点で把握できている<悲華経>のサンスクリット語写本,チベット語訳版本・写本,漢訳の版本・写本等の諸資料の所在情報等を網羅的にまとめたもの.
  • 『宗教研究』 (第359号) 204-205 2009年3月  
    日本宗教学会・第67回学術大会でのシンポジウム発表の要旨。
  • 『せとぎわの仏教』 245-257 2005年5月  
    世襲制が一般化している現代の伝統仏教寺院において,その後継者教育を考える上で,家庭教育が大きな比重を占めるのではないかとの前提に立ち,家庭教育の重要な担い手である母親の位置付けについて考察した.
  • 『武蔵野大学仏教文化研究所紀要』 (第20号) 23-38 2004年3月  
    現代、そして将来の日本仏教を考える上で、住職配偶者を宗門、寺院内でどのように位置付けるか、という問題は避けて通ることができない。本稿では、伝統仏教の代表として、浄土真宗本願寺派、曹洞宗、浄土宗を例に取り、各宗派内での住職配偶者の位置付けについて比較考察を試みた。伝統仏教寺院の大半が世襲化しつつある今日、後継者教育を担う住職配偶者の役割は益々増大しているとの問題意識が底流にある。
  • 石上 和敬
    『岐阜聖徳学園大学仏教文化研究所紀要』 (第2号) 1-35-35 2003年3月  
    江戸時代の文化文政時代に活躍した浄土真宗の僧・雲室について、関連史料やこれまでの諸研究を収集整理し、今後の雲室研究の方向性を提示したもの。史料収集の結果、雲室は、浄土真宗の僧でありながら、儒学にも造詣が深く、また、詩画も善くするなど多様な足跡を残していることが明らかになった。雲室に関する本格的研究の嚆矢となることを目指したもの。
  • 『木村清孝博士還暦記念論集 東アジア仏教-その成立と展開』 499-515 2002年11月  
    インド成立の大乗経典<悲華経><I>KaruNApuNDarIka</I>では、経典の中心部分である釈迦仏の誓願の中で、仏が「一音」によって説法するという「一音説法」が大きな比重を占めている。本稿では、同経に見られる一音説法の概略を紹介し、他の仏典に説かれる一音説法との比較を通して、同経の一音説法の特徴を明らかにした。また、一音説法に対する漢訳者たちの解釈にも分析を加えた。
  • 石上 和敬
    『印度学仏教学研究』 第49巻(第2号) 185-189-852 2001年3月  
    インドで成立した大乗経典の一つ『悲華経』は、日本においても平安期頃から重要視された。本稿は、同経の内容の一部を別出したとされる「釈迦如来五百大願」の、京都・高山寺に所蔵される二写本の対校分析の成果をまとめたものである。また、「五百大願」が広く他文献に引用紹介されている事例にも言及している。
  • 『江島恵教博士追悼記念論集 空と実在』 65-76 2000年12月  
    仏・菩薩が「一音」によって説法するいわゆる「一音説法」について、大乗経典の<維摩経>、<三昧王経>などに見られる事例の紹介分析を行い、同時に、ジャイナ教においても「一音説法」と近似する事例が見られることを指摘、紹介したもの。各事例の分析においては、「一音」の原語、「一音」の具体的内容、前後の文脈などに特に注目した。
  • 『武蔵野女子大学仏教文化研究所紀要』 (第17号) 45-61 2000年3月  
    仏・菩薩が「一音」によって説法するいわゆる「一音説法」について、大乗仏典に見られる事例の中から、その描写が比較的詳細に及ぶ事例を中心に紹介、分析したもの。考察対象は、インド原典、乃至はチベット語訳がある事例を中心としており、<華厳経>、<十地経>、<二万五千頌般若経>などを、その漢訳とも対照させながら分析している。
  • 石上 和敬
    『印度学仏教学研究』 第48巻(第2号) 107-111-1042 2000年3月  
    仏・菩薩が「一音」によって説法するいわゆる「一音説法」について、主に部派仏教の文献に見られる事例を収集・分析したもの。『大毘婆沙論』の関連部分の紹介を中心とし、他に、『異部宗輪論』『マハーヴァストゥ』『ジャータカ』の事例にも言及している。部派によって、一音説法への評価は微妙に異なっていることなどが確認された。
  • 石上 和敬
    『仏教学』 (第40号) 85-107-107 1999年3月  
    インド成立の大乗経典<悲華経><I>KaruNApuNDarIka</I>の経の趣旨は、阿弥陀仏等の大乗諸仏の救いに与れない衆生を救済することが可能な釈迦仏こそが真の仏であるというものである。本稿では、釈迦仏のこのような衆生救済を可能にする根拠はどこにあるのか、という視点から、他者のために自らを犠牲にする「代受苦」の思想に注目した。また、釈迦亡き後、仏舎利が衆生救済のために働くという内容にも考察を加えた。
  • 『北畠典生博士古稀記念論文集 日本仏教文化論叢』 上巻 723-738 1998年6月  
    インド成立の大乗経典<I>KaruNApuNDarIka</I>の漢訳『悲華経』の日本における受容を考える上で、同経の内容の一部を別出したとされる『釈迦如来五百大願経』の存在は重要である。本稿では、漢訳『悲華経』と高山寺所蔵『五百大願経』との対応部分の比較を通して、主な相違部分を明らかにし、その相違の意味についても考察を加えた。成果の一つとして、『五百大願経』と『法華経』との関連が明らかになった点が挙げられる。
  • 石上 和敬
    『印度学仏教学研究』 第42巻(2号) 128-132-951 1994年3月  
    初期仏教聖典に説かれる「生天(死後、天界に生まれること)」は一般人には超経験的事柄に属する。この超経験的事柄の生天を、信者に理解させるために仏典はどのような便法を用いているのかを分析したもの。「天眼」による根拠付け、生天経験者の告知、天人との共通性を備えることからの類推、比喩による説示、等々の事例を紹介した。
  • 『インド哲学仏教学研究』 (第1号) 21-34 1993年9月  
    インド成立の大乗経典<悲華経><I>KaruNApuNDarIka</I>について、テキストの問題も含めてこれまでの研究史の流れを整理し、今後の研究の方向性について見通しを示したもの。また、後半では、同経の中心テーマを考える上でキーワードになっている「(浄土や穢土などの)仏国土を取る」という表現について、その意味内容を分析した。
  • 石上 和敬
    『印度学仏教学研究』 第41巻(第2号) 147-149-1014 1993年3月  
    初期仏教のパーリ語聖典・ニカーヤの中で、「死後、天界に生まれる」という意味の「生天(saggakathA)」という表現の意味するところを分析したもの。結論として、死後、天界に生まれるまでの経緯・条件に重点が置かれている場合と、天界そのものについての描写を中心としている場合との、二つの解釈があることを明らかにした。
  • 石上 和敬
    『印度学仏教学研究』 第40巻(第2号) 118-120-967 1992年3月  
    初期仏教のパーリ語聖典・ニカーヤの中から、「死後、天界に生まれる」という意味に解しうる諸表現を収集、分析したもの。結論として、場所としての天界に生まれる、という側面から表現される事例と、天界に住む天人の一員になる、換言すれば、天人と共通の資質を備えることになる、という側面から表現される事例とに大別されることを明らかにした。

MISC

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  • 石上和敬
    日本佛教學會年報 (87) 209-214 2023年8月  
  • 石上 和敬
    高楠順次郎『釈尊の生涯』ちくま学芸文庫 173-185 2019年11月  
  • 築地本願寺新報 2012年4月-2013年3月 2012年4月  
    1年間の連載.仏教起源の日常語12語を,その語源や意味の変遷などをたどりながら解説した.紹介したのは次の諸語.有学と無学,旦那,四苦八苦,億劫,刹那,奈落,有頂天,金輪際,醍醐味,我慢,不退転,塔.
  • 『ブッダ』 173-176 2009年12月  
    川西蘭著・長尾みのる絵『ブッダ』に解説文を寄稿した.同書の特筆すべき価値を明らかにし,また,同書では触れられていない,ある程度,専門的な事項を補足的に解説した.
  • 『岐阜聖徳学園大学仏教文化研究所紀要』 (第4号) 44-57 2004年12月  
    紀要発行主体である岐阜聖徳学園大学の建学精神「和を以って貴しと為す」を第一条に掲げる聖徳太子の「十七条憲法」全体の現代語訳である。類書は多数に上るが、先行諸研究を参照しつつ、学生向けを意識しながら、わかりやすい現代語訳を心がけたものである。

書籍等出版物

 14

講演・口頭発表等

 1

Works(作品等)

 16

社会貢献活動

 10