研究者検索結果一覧 宮川 健郎 宮川 健郎ミヤカワ タケオ (MIYAKAWA TAKEO) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「教員名簿」形式 基本情報 所属武蔵野大学 文学部日本文学文化学科 教授学位学士(立教大学)修士(立教大学大学院)J-GLOBAL ID200901033185694414researchmap会員ID1000006225 研究キーワード 3 宮沢賢治 童話 児童文学 研究分野 1 人文・社会 / 日本文学 / 経歴 50 2017年4月 - 現在 武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻(博士後期課程) 教授 2016年4月 - 現在 武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻 教授 2016年4月 - 現在 武蔵野大学文学部 日本文学文化学科 教授 2015年7月 - 現在 一般財団法人・大阪国際児童文学振興財団 理事長 2016年10月 - 2017年3月 文教大学 文学部 非常勤講師 もっとみる 学歴 4 1979年4月 - 1983年3月 立教大学大学院 文学研究科 日本文学専攻 1978年4月 - 1979年3月 立教大学 文学部 1974年4月 - 1978年3月 立教大学 文学部 日本文学科 1971年4月 - 1974年3月 東京都立三田高等学校 委員歴 36 2015年6月 - 現在 JBBY(日本国際児童図書評議会) 副会長 2014年9月 - 現在 宮沢賢治学会イーハトーブセンター 理事 2013年7月 - 現在 日本子ども社会学会 『子ども社会研究』(学会紀要)編集委員 2013年2月 - 現在 日本児童文学者協会 文学賞委員、協会賞選考委員 2012年6月 - 現在 日本児童文学者協会 評議員 もっとみる 受賞 1 1981年2月 論文「宮沢賢治『風の又三郎』紀行-"二重の風景"への旅-」で雑誌『日本児童文学』300号論文佳作 入選 論文 19 (その他141)児童文学という概念、テクストとしての児童文学 日本近代文学 (91) 229-232 2014年11月 「方法論の現在」という誌面に寄稿した。児童文学研究のこれまでをふりかえり、今後の新しい可能性について提言したもの。 (その他139)研究動向 宮沢賢治(散文) 昭和文学研究 (64) 2012年3月 1980年代後半以降の宮沢賢治研究について童話を論じたものを中心に概観し、問題点を指摘した。 論文(63) 「ひろすけ童話」の運命―児童文学と子ども読者の関係史素描― 56-65 2010年1月 かつては日本を代表する童話作家のひとりといわれた浜田廣介は、1960年代以降、評価されなくなっている。「ひろすけ童話」の評価を軸に、児童文学と子ども読者の関係を素描した論考。 論文(62) 「声」の時代、「声」のわかれ 読書科学 特集論文:私の読書論・読書教育論 (206号) 193-196 2009年8月 子どもに音読してあげる文学から、子ども自身が黙読する文学へ、という読書のスタイルの変化を軸に、日本児童文学史を概観した論考。 論文(60) 仮装する乱歩-文体に関する覚書- 江戸川乱歩と大衆の20世紀に関する総合的研究 115-119 2007年5月 平成16~平成18年度科学研究費補助金〈基盤研究(B)(2)〉研究成果報告書。「屋根裏の散歩者」など乱歩の敬体の談話体の作品が、話しことばではなく、実は、むしろ、書きことばとしての特質を強くもっていることを具体的に明らかにした論考。 もっとみる MISC 107 エッセイ(14)文学の力をたぐりよせる 子どもと読書(親子読書)特集:二十一世紀に向けて-私の伝えたいこと- (313号) 6-8 1998年12月 なかがわりえこ・おおむらゆりこの絵本『そらいろのたね』の再評価なをとおして、児童文学、文学の可能性について考えた。 論文(30)ことばと沈黙、あるいは、絵本と子どものかかわりについて 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:絵本は誰のものか 44巻(2号) 22-27 1998年4月 絵本を幼児の小集団に読み聞かせた反応と、そこから得られた仮説をたしかめるための実験を通しての絵本と子どもの関わりに関する考察。 書評(22)ありふれた殺人 敍説 小特集:吉田司『宮澤賢治殺人事件』は〈事件〉か? (16号) 82-83 1998年2月 吉田司著『宮澤賢治殺人事件』(太田出版、1997年)書評。 その他(71)日本児童文学言説史20選 石井直人, 宮川健郎編 ユリイカ 特集:児童文学 29巻(12号) 230-250 1997年9月 引用と解説で構成。 その他(68)賢治の語り、絵本の視点-賢治童話の絵本化をめぐる覚書- 日本児童文学 特集:いま、賢治童話を読む 42巻(11号) 32-38 1996年11月 宮沢賢治の童話の絵本化についての考察。 その他(65)幼年童話=「俳句」説 日本児童文学 特集:子どもの文学この一年 41巻(7号) 26-31 1995年7月 1994年の低年齢向け児童文学の回顧と問題点の考察。 書評(21)山中恒『ぼくがぼくであること』〈児童文学名作選〉 子どもの本棚 (299号) 168-170 1993年11月 山中恒作『ぼくがぼくであること』(実業之日本社、1969年)について。 書評(20)もうひとつの「転機」〈複眼書評『夜の少年』〉 子どもの本棚 (299号) 23-26 1993年9月 ミリアム・プレスラー作『夜の少年』(さ・え・ら書房、19922年)書評。 エッセイ(12)宮城 児童文学のふるさと-47都道府県別児童文学案内-(『日本児童文学』別冊) (通巻462号) 45-49 1993年4月 宮城県の児童文学・児童文化との歴史と今日の状況の紹介。 書評(19)大岡玲『表層生活』 現代小説101篇の読み方(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第37巻(11号) 36-37 1992年9月 大岡玲作『表層生活』(文藝春秋、1990年)書評。 書評(18)井上ひさし『吉里吉里人』 現代小説101篇の読み方(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第37巻(11号) 24-25 1992年9月 井上ひさし作『吉里吉里人』(新潮社、1981年)書評。 論文(24)戦後児童文学という「愛」-あるいは「戦争児童文学」廃止のためのノート- 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:文学で描く戦争と人間 38巻(3号) 56-64 1992年3月 日本の現代児童文学を特徴づけるものでもある戦争児童文学の流れをたどりながら、現在では既に形骸化してしまった「戦争児童文学」という発想を撃つ。 論文(23)もうひとつの戦後(上)-昭和出版発行『児童文学』について- 宮城教育大学紀要 第1分冊 (26号) 19-29 1992年3月 敗戦後間もない1946年2月に大阪で創刊された雑誌『児童文学』の紹介と、その文学史的意義に関する考察。 エッセイ(11)絵本と学生たち〈研究室の窓から〉 大学と教育 (4号) 72-73 1992年3月 大学における教育実践報告。 書評(16)眠れない子-「夜」からの回復- 〈作品を読む〉 子どもと読書 (214号) 26-28 1991年9月 大石真作『眠れない子』(講談社、1990年)書評。 論文(22)「白いぼうし」を検討する〈ファンタジーの授業・これでよいか〉 文芸教育(文芸教育研究会編集)特集:ファンタジーの授業 (55号) 36-40 1991年4月 文芸研の提案する「白いぼうし」(あまんきみこ)の授業の批判的検討。西郷竹彦氏のファンタジーのとらえ方への疑問も提出した。 論文(21)『キッチン』・吉本ばなな-オルペウスたちのカツ丼- 國文學解釈と教材の研究 特集:恋愛小説 36巻(1号) 109-111 1991年1月 デビュー作『キッチン』を中心に、吉本ばななの文学の特質 エッセイ(10)ハチベエ、ハカセ、モーちゃん三人組のズッコケ精神-子どもたちの支持をうけ20冊に達したシリーズとその魅力を探る書の刊行- 週刊読書人 1990年7月 石井直人・宮川健郎編『ズッコケ三人組の大研究-那須正幹研究読本』(ポプラ社、1990年)の紹介。 その他(36)星新一 現代作家便覧(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第35巻(6号) 164-165 1990年5月 その他(35)小林恭二 現代作家便覧(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第35巻(6号) 80-81 1990年5月 論文(20)「やまなし」(六年) 国語の授業(児童言語研究会編集)特集:教科書文学作品の研究 (97号) 70-73 1990年4月 小学6年生の教科書に長く掲載されながら、現場の教師たちに非常にあつかいにくい「難教材」だとされてきた宮沢賢治の「やまなし」について、あらためて考えた。「やまなし」をつくっていることばは、「伝達性」よりも「含意性」が強いとして、作品をとらえ直す視点を示した。 論文(19)ネロのいない夏-森忠明『少年時代の画集』再読- 日本児童文学 特集:論戦・話題作をめぐって 35巻(3号) 60-66 1989年3月 日本の現代児童文学は、光に満ちた、子供時代の明るい部分を好んで書いてきたけれども、森忠明は、あえて影の部分を描き出す。だが、光と影とで子供時代の全体なのである。森の代表的作品集『少年時代の画集』(1985年)そのほかを論じながら、彼の仕事を現代児童文学の中に位置づけることを試みた。 論文(18)余白の抒情-須藤克三を読む- もんぺの子(山形童話の会) (82号) 21-29+p,14 1989年1月 戦後、山形で活躍した児童文化運動家・須藤克三の児童文学作品『出かかぎ村のゾロ』(1968年)ほかを再読し、その文学的特質を解明した。 論文(17)「風の歌を聴け」論-余白の出現-〈村上春樹の幻影宇宙〉 國文學解釈と教材の研究 特集:現代小説の方法的制覇-古井・筒井・津島龍・春樹- 33巻(10号) 125-127 1988年8月 村上春樹のデビュー作品「風の歌を聴け」を中心とする初期作品論。作家が語り始めた時、同時に、語ることのできない何かが生み出される。語ることのできない何かは、テクストの「余白」となってあらわれる、とした。 書評(13)栗原彬『学校化社会のストレンジャー=子どもの王国』〈新刊紹介〉 立教大学日本文学 (60号) 211-212 1988年7月 栗原彬他著『学校化社会のストレンジャー=子どもの王国』(新曜社、1988年)書評。 書評(11)村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』-かかげられなかった一行- 幻想文学の手帖(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 33巻(4号) 84-87 1988年3月 村上春樹作『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮社、1985年)書評。 論文(16)筒井康隆、そのSF的児童文学の発想-《ミラーマンの時間》を生きる- 國文學解釈と教材の研究 特集:児童文学の生成・児童文学事始 32巻(12号) 62-67 1987年10月 SF作家筒井康隆が執筆した児童文学作品について概観。筒井児童文学の幻想を、現実ととなりあわせにある可能性の形象化と読もうとした。 エッセイ(9)31合研の日々 文学と教育研究報告書(鳥取大学) 4集 331-334 1987年10月 大学における教育実践報告。 論文(15)時の翳り-『車の色は空のいろ』再読- 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:日本の戦後児童文学・ロングセラーの秘密 33巻(3号) 52-55 1987年4月 あまんきみこの最初の作品集 『車のいろは空のいろ』(1968年)の文学的特質について考察、「時が翳るような」瞬間を作品に定着させようとしていると評価した。 論文(14)『童苑』学徒出陣号をめぐって-前川康男と早大童話会の戦中戦後- 宮城教育大学国語国文 (16号) 22-30 1987年1月 早大童話会の機関誌『童苑』に作品を書きのこして学徒出陣した前川康男や今西祐行が戦中から戦後にかけてどういう問題をどういう文学的方法によって見つめようとしたか考察した。また、彼らの動きを1959年の現代児童文学の成立の前史として位置づけた。 エッセイ(8)おそくなったけれど、清水真砂子『子どもの本の現在』について-『季刊児童文学批評』再刊予告- 日本児童文学 32巻(9号) 62-64 1986年9月 清水真砂子『子どもの本の現在』(大和書房、1984年)をめぐる議論。 論文(12)坪田譲治『子どもの四季』「子ども」-無垢の鏡- 國文學解釈と教材の研究 子どもの文学博物誌 30巻(12号) 118-120 1985年10月 坪田譲治の「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」の三部作は、小説でありながら、大人の世界が子どもの視点で、子どもの視界の内のりをなぞるようにして書かれている。そのことの意味を作品に即して考察した。 論文(11)「連合関係」の不安-坪田譲治論ノート- 宮城教育大学国語国文 (15号) 32-41 1985年8月 坪田譲治の童話や小説に見られる不安の本質を作品の構造や表現に即して解明した。 エッセイ(7)〈ある平和な日に〉 日本児童文学 特集:戦争児童文学の40年 31巻(8号) 56-57 1985年8月 戦争児童文学の今後に関する提言。 その他(16)長崎源之助〈作家カタログ〉 飛ぶ教室 (19号) 72 1985年8月 児童文学作家・長崎源之助についての小論。 エッセイ(6)作家に聞く-「教材としての児童文学」をめぐるふたつの午後- 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:教材の中の児童文学 31巻(4号) 14-21 1985年4月 作家・今西祐行とあまんきみこへの自作をめぐるインタビューのまとめ。 論文(10)竹山道雄『ビルマの竪琴』試論-語っているのはだれか- 宮城教育大学紀要 19巻(第1分冊) 15-28 1985年3月 『ビルマの竪琴』の語り手である「ひとりの兵隊さん」が必ず「われわれは」と言い、「私は」と言わないことに着目し、作品の問題点を浮かび上がらせようとした論文。 論文(9)失語の時代に-現代児童文学の方法・覚書- 特集:現代児童文学の方法 30巻(4号) 44-49 1984年4月 古田足日『ぬすまれた町』(1961年)の方法に関する分析を中心に、児童文学が現代の状況を描き出そうとする試みについて考察した。 書評(10)『子どもの領野から』〈あの本この本〉 日本児童文学 30巻(4号) 87 1984年4月 本田和子著『子どもの領野から』(人文書院、1983年)書評。 論文(8)日本児童文学のきのうときょう 特集:現代児童文学の流れ 30巻(2号) 45-55 1984年2月 理想的世界を書こうとした現代日本児童文学の試みと挫折について、後藤竜二、古田足日、佐藤さとるらの作品の分析をとおして考えた。 エッセイ(5)印刷機のひびきのなかから-『季刊児童文学批評』のこと- 児童文学評論 (20号) 84-86 1984年2月 児童文学評論誌『季刊児童文学批評』の紹介と今日の児童文学状況に対する提言。 書評(9)『昔話の魔力』〈新刊紹介〉 宮教大図書館ニュース (31号) 3 1983年10月 ブルーノ・ベッテルハイム著『昔話の魔力』(評論社)書評。 書評(8)『子どもたちのいる宇宙』〈あの本この本〉 日本児童文学 29巻(8号) 88 1983年7月 本田和子著『子どもたちのいる宇宙』(三省堂選書、1982年)書評。 論文(7)現代日本のファンタジー-あるいは、「原風景」の考古学について- ファンタジーと現代 29巻(7号) 42-49 1983年6月 現代日本のファンタジーをささえている想像力について、乙骨淑子、斎藤惇夫、天沢退二郎らの作品の分析を通して考えた。 エッセイ(4)一九八二年に出版された気になる本三冊〈アンケート〉 今江祥智他編『児童文学アニュアル1982』 143 1983年6月 アンケートにこたえるかたちでの1982年の児童文学の回顧。 書評(6)『夜の鳥』〈今、わたしが子どもにすすめたい一冊の本〉 親子読書 (136号) 20 1982年12月 トールモー・ハウゲン作『夜の鳥』(旺文社、1982年)書評。 論文(5)宮沢賢治童話論 (上)(下) 季刊児童文学批評 2巻(1・2号) 1982年3月 (pp.8~26)(上)は副題は「しかけられたわな-『どんぐりと山猫』」<br /> (pp.32~38)(下)副題は「分裂する作品像-『注文の多い料理店』-」小学4年生~中学2年生の子ども読者7人への面接調査と、そこから導き出された仮説を立証するために行った約300人の児童・生徒へのアンケートをふまえた、賢治童話の読者論的研究。 エッセイ(2)大阪の二日間-日本児童文学学会に参加して-〈ジャーナル〉 日本児童文学(日本児童文学者協会編集) 28巻(3号) 84 1982年3月 日本児童文学学会大会の回顧と児童文学研究の状況についての展望。 書評(4)遠くまで行くための覚書 季刊児童文学批評 1巻(2号) 82-84 1981年12月 恩田逸夫著『宮沢賢治論』全3巻(東京書籍、1981年)書評。 論文(4)箱舟物語再説-"生きられた空間"としての児童文学- 季刊児童文学批評 1巻(1号) 25-40 1981年9月 いぬいとみこ『木かげの家の小人たち』、大石真『教室二〇五号』、那須正幹『ぼくらは海へ』などいくつかの児童文学作品をとりあげ、それらを作中人物たちによって「生きられた空間」と考え、論じた。結果的に浮かびあがってきたのは、日本の児童文学が直面している問題だった。 «123» 書籍等出版物 89 詩の絵本 教科書にでてくる詩人たち 岩崎書店 2017年 監修。全5巻。1『かん字のうた』(川崎洋・詩、久住卓也・絵)、2『わかれのことば』(阪田寛夫・詩、田中六大・絵)、3『竹とんぼ』(金子みすゞ・詩、松成真理子・絵)、4『朝の歌』(小泉周二・詩、市居みか・絵)、5『だいち』(谷川俊太郎・詩、山口マオ・絵)。各巻末に、4~6ページの解説「この絵本の詩について」を執筆した。 ハンドブック 日本近代文学研究の方法 (担当:共著, 範囲:第Ⅴ章「視角の多様性」のうち「児童文学」、237~243pp) ひつじ書房 2016年11月 日本児童文学の研究の歴史と現在について略述し、今後の可能性について提言した。 はじめてよむ日本の名作絵どうわ 岩崎書店 2016年 編著。全6巻。1『野ばら・月夜とめがね』(小川未明・作、中川貴雄・絵)、2『くもの糸』(芥川龍之介・作、深見春夫・絵)、3『あめ玉・でんでんむしのかなしみ』(新美南吉・作、後藤範行・絵)、4『きつねの窓』(安房直子・作、あおきひろえ・絵)、5『わらぐつのなかの神様』(杉みき子・作、加藤美紀・絵)、6『名前を見てちょうだい・白いぼうし』(あまんきみこ・作、阪口笑子・絵)。本文を小学生の読者に十分に理解させるために、わかりやすい脚注をほどこし、各巻末には、4ページの解説を執筆した。 (著書80)近代童話作家資料選集(全7巻) クレス出版 2015年4月 日本の代表的な童話作家である巌谷小波、小川未明、宮沢賢治、新美南吉らに関する資料(作家の自叙伝や基本的な研究書)を複製し、全7巻に編集したシリーズ。各巻に1~2冊を収録した。編集および各巻末の解説の執筆を担当した。 (著書79)「場所」から読み解く世界児童文学事典 藤田のぼる, 宮川健郎, 目黒強, 川端有子, 水間千恵 (担当:共著) 原書房 2014年6月 物語に描かれた「場所」、物語の背景になっている「場所」に着目して編んだ世界児童文学事典。200項目のうち、「駅」など40項目を分担執筆した。全454pp. もっとみる 講演・口頭発表等 22 その他(136)シンポジウム 絵本を語る「ことば」をもとめて 報告者は, 石井直人, 村中李衣, 灰島かり, 宮川は司会 子ども学論集(日本児童教育専門学校)第2号 2009年3月 (pp.18~35)2008年12月7日に行われたシンポジウムの記録。 研究発表(15) 『小学生全集』の世界観 宮川(代表, 久米依子, 藤本恵, 和田敦彦 日本近代文学会秋季大会 2007年10月 パネル発表。児童文学・児童文化史のなかでとりあげられることの少なかった『小学生全集』(1927年~30年)に関する共同研究の成果発表。宮川は、「『小学生全集』と二十世紀の思想-博覧会と戦争-」と題して発表した。 研究発表(14) The Imagination of kenji Miyazawa-゛The dual sight゛-reality and dream IBBY(国際児童図書評議会)世界大会 2006年9月 英語によるスピーチ。宮沢賢治の想像力の独自性を童話「風の又三郎」における現実と空想の重なり合いについて論じることをとおして明らかにした。 研究発表(13) 「南吉地名」考-「語りの場」 と地域共同体- 日本児童文学学会例会 2004年4月 新美南吉の童話には、愛知県半田地方に実在する細かい地名が数多く使われている。これらの地名が、作品の背後に地域共同体が存在することを暗示し、物語の内容に独特のリアリティをあたえることに成功している。 研究発表(12)1960年代児童文学を読み直す-現代日本児童文学史の再構想- 日本児童文学学会例会 1999年7月 1960年代の児童文学作品を読み直すことをとおして、現代日本児童文学史を再構想した。 もっとみる 所属学協会 9 絵本学会 昭和文学会 日本国語教育学会 宮沢賢治学会イーハトーブセンター 日本子ども社会学会 もっとみる Works(作品等) 156 物語さらにもっと深読み教室 2016年7月 その他 広島大学大学院国語文化教育学講座主催の「国語教育カフェ夏―前期学内研究発表会―」(2015年7月11日)での講演の内容をあらためて原稿化したもの。 その他(138) 「びわ」の甘さ、「びわ」の苦さ 2009年11月 その他 まど・みちおの童謡「びわ」をめぐるエッセイ。 その他(137) 「声の文化」としての「伝統的な言語文化」 2009年10月 その他 新学習指導要領に新たに設けられた項目「伝統的な言語文化」を「声の文化」ととらえ、考察した小論。 書評(58) 子供の心の中を映す木 2009年3月 その他 平成21年3月31日。椎名誠文、及川賢治絵『めしもり山のまねっこ木』(国書刊行会、2009年)書評。 その他(135) 宮沢賢治ビブリオグラフィー(二〇〇八年一月~一二月) 秋枝美保 2009年3月 その他 共編。宮沢賢治研究文献目録の2008年分。 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 1 児童文学作品の教材化に関する研究 文科省 奨励研究 1989年4月 - 1990年3月 社会貢献活動 21 国会図書館国際子ども図書館「児童書ギャラリー」監修 2016年2月 - 現在 小川未明文学賞最終選考委員 2011年 - 現在 森三郎記念童話賞(愛知県刈谷市立図書館主催)選考委員 2005年6月 - 現在 全国学習塾協会「読書作文コンクール」最終審査員 2004年9月 - 現在 産経児童出版文化賞選考委員 2000年2月 - 現在 もっとみる 教育上の能力に関する大学等の評価 1 件名 大学の評価 1 その他(教育上の能力) 2 件名 「キャリアデザイン」模擬授業 年月日(From) 2008/03/21 概要 現代GP採択事業「専任教員によるキャリア教育の実践」の報告として、「キャリアデザイン」の模擬授業を公開で行った。(於:武蔵野大学) 件名 研究発表「「専門」とつなぐキャリア教育―大学における専任教員によるキャリア基礎科目の実践―」 年月日(From) 2009/09/26 概要 日本キャリアデザイン学会第6回研究大会主催校企画部会「学校教育におけるキャリア教育推進の根源的な取組〜自立的キャリアを高めるために〜」で、武蔵野大学のキャリア基礎科目における飛び込み授業の実践をもとに報告した。(於:千葉商科大学) 1 資格・免許 2 件名 教員免許状 中学校教諭1級国語 概要 (昭和58中1普第276775) 件名 教員免許状 高等学校教諭1級国語 年月日 1983/03 概要 (昭和58高1普第1762) 1
宮川 健郎ミヤカワ タケオ (MIYAKAWA TAKEO) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 「教員名簿」形式 基本情報 所属武蔵野大学 文学部日本文学文化学科 教授学位学士(立教大学)修士(立教大学大学院)J-GLOBAL ID200901033185694414researchmap会員ID1000006225 研究キーワード 3 宮沢賢治 童話 児童文学 研究分野 1 人文・社会 / 日本文学 / 経歴 50 2017年4月 - 現在 武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻(博士後期課程) 教授 2016年4月 - 現在 武蔵野大学大学院文学研究科 日本文学専攻 教授 2016年4月 - 現在 武蔵野大学文学部 日本文学文化学科 教授 2015年7月 - 現在 一般財団法人・大阪国際児童文学振興財団 理事長 2016年10月 - 2017年3月 文教大学 文学部 非常勤講師 もっとみる 学歴 4 1979年4月 - 1983年3月 立教大学大学院 文学研究科 日本文学専攻 1978年4月 - 1979年3月 立教大学 文学部 1974年4月 - 1978年3月 立教大学 文学部 日本文学科 1971年4月 - 1974年3月 東京都立三田高等学校 委員歴 36 2015年6月 - 現在 JBBY(日本国際児童図書評議会) 副会長 2014年9月 - 現在 宮沢賢治学会イーハトーブセンター 理事 2013年7月 - 現在 日本子ども社会学会 『子ども社会研究』(学会紀要)編集委員 2013年2月 - 現在 日本児童文学者協会 文学賞委員、協会賞選考委員 2012年6月 - 現在 日本児童文学者協会 評議員 もっとみる 受賞 1 1981年2月 論文「宮沢賢治『風の又三郎』紀行-"二重の風景"への旅-」で雑誌『日本児童文学』300号論文佳作 入選 論文 19 (その他141)児童文学という概念、テクストとしての児童文学 日本近代文学 (91) 229-232 2014年11月 「方法論の現在」という誌面に寄稿した。児童文学研究のこれまでをふりかえり、今後の新しい可能性について提言したもの。 (その他139)研究動向 宮沢賢治(散文) 昭和文学研究 (64) 2012年3月 1980年代後半以降の宮沢賢治研究について童話を論じたものを中心に概観し、問題点を指摘した。 論文(63) 「ひろすけ童話」の運命―児童文学と子ども読者の関係史素描― 56-65 2010年1月 かつては日本を代表する童話作家のひとりといわれた浜田廣介は、1960年代以降、評価されなくなっている。「ひろすけ童話」の評価を軸に、児童文学と子ども読者の関係を素描した論考。 論文(62) 「声」の時代、「声」のわかれ 読書科学 特集論文:私の読書論・読書教育論 (206号) 193-196 2009年8月 子どもに音読してあげる文学から、子ども自身が黙読する文学へ、という読書のスタイルの変化を軸に、日本児童文学史を概観した論考。 論文(60) 仮装する乱歩-文体に関する覚書- 江戸川乱歩と大衆の20世紀に関する総合的研究 115-119 2007年5月 平成16~平成18年度科学研究費補助金〈基盤研究(B)(2)〉研究成果報告書。「屋根裏の散歩者」など乱歩の敬体の談話体の作品が、話しことばではなく、実は、むしろ、書きことばとしての特質を強くもっていることを具体的に明らかにした論考。 もっとみる MISC 107 エッセイ(14)文学の力をたぐりよせる 子どもと読書(親子読書)特集:二十一世紀に向けて-私の伝えたいこと- (313号) 6-8 1998年12月 なかがわりえこ・おおむらゆりこの絵本『そらいろのたね』の再評価なをとおして、児童文学、文学の可能性について考えた。 論文(30)ことばと沈黙、あるいは、絵本と子どものかかわりについて 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:絵本は誰のものか 44巻(2号) 22-27 1998年4月 絵本を幼児の小集団に読み聞かせた反応と、そこから得られた仮説をたしかめるための実験を通しての絵本と子どもの関わりに関する考察。 書評(22)ありふれた殺人 敍説 小特集:吉田司『宮澤賢治殺人事件』は〈事件〉か? (16号) 82-83 1998年2月 吉田司著『宮澤賢治殺人事件』(太田出版、1997年)書評。 その他(71)日本児童文学言説史20選 石井直人, 宮川健郎編 ユリイカ 特集:児童文学 29巻(12号) 230-250 1997年9月 引用と解説で構成。 その他(68)賢治の語り、絵本の視点-賢治童話の絵本化をめぐる覚書- 日本児童文学 特集:いま、賢治童話を読む 42巻(11号) 32-38 1996年11月 宮沢賢治の童話の絵本化についての考察。 その他(65)幼年童話=「俳句」説 日本児童文学 特集:子どもの文学この一年 41巻(7号) 26-31 1995年7月 1994年の低年齢向け児童文学の回顧と問題点の考察。 書評(21)山中恒『ぼくがぼくであること』〈児童文学名作選〉 子どもの本棚 (299号) 168-170 1993年11月 山中恒作『ぼくがぼくであること』(実業之日本社、1969年)について。 書評(20)もうひとつの「転機」〈複眼書評『夜の少年』〉 子どもの本棚 (299号) 23-26 1993年9月 ミリアム・プレスラー作『夜の少年』(さ・え・ら書房、19922年)書評。 エッセイ(12)宮城 児童文学のふるさと-47都道府県別児童文学案内-(『日本児童文学』別冊) (通巻462号) 45-49 1993年4月 宮城県の児童文学・児童文化との歴史と今日の状況の紹介。 書評(19)大岡玲『表層生活』 現代小説101篇の読み方(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第37巻(11号) 36-37 1992年9月 大岡玲作『表層生活』(文藝春秋、1990年)書評。 書評(18)井上ひさし『吉里吉里人』 現代小説101篇の読み方(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第37巻(11号) 24-25 1992年9月 井上ひさし作『吉里吉里人』(新潮社、1981年)書評。 論文(24)戦後児童文学という「愛」-あるいは「戦争児童文学」廃止のためのノート- 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:文学で描く戦争と人間 38巻(3号) 56-64 1992年3月 日本の現代児童文学を特徴づけるものでもある戦争児童文学の流れをたどりながら、現在では既に形骸化してしまった「戦争児童文学」という発想を撃つ。 論文(23)もうひとつの戦後(上)-昭和出版発行『児童文学』について- 宮城教育大学紀要 第1分冊 (26号) 19-29 1992年3月 敗戦後間もない1946年2月に大阪で創刊された雑誌『児童文学』の紹介と、その文学史的意義に関する考察。 エッセイ(11)絵本と学生たち〈研究室の窓から〉 大学と教育 (4号) 72-73 1992年3月 大学における教育実践報告。 書評(16)眠れない子-「夜」からの回復- 〈作品を読む〉 子どもと読書 (214号) 26-28 1991年9月 大石真作『眠れない子』(講談社、1990年)書評。 論文(22)「白いぼうし」を検討する〈ファンタジーの授業・これでよいか〉 文芸教育(文芸教育研究会編集)特集:ファンタジーの授業 (55号) 36-40 1991年4月 文芸研の提案する「白いぼうし」(あまんきみこ)の授業の批判的検討。西郷竹彦氏のファンタジーのとらえ方への疑問も提出した。 論文(21)『キッチン』・吉本ばなな-オルペウスたちのカツ丼- 國文學解釈と教材の研究 特集:恋愛小説 36巻(1号) 109-111 1991年1月 デビュー作『キッチン』を中心に、吉本ばななの文学の特質 エッセイ(10)ハチベエ、ハカセ、モーちゃん三人組のズッコケ精神-子どもたちの支持をうけ20冊に達したシリーズとその魅力を探る書の刊行- 週刊読書人 1990年7月 石井直人・宮川健郎編『ズッコケ三人組の大研究-那須正幹研究読本』(ポプラ社、1990年)の紹介。 その他(36)星新一 現代作家便覧(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第35巻(6号) 164-165 1990年5月 その他(35)小林恭二 現代作家便覧(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 第35巻(6号) 80-81 1990年5月 論文(20)「やまなし」(六年) 国語の授業(児童言語研究会編集)特集:教科書文学作品の研究 (97号) 70-73 1990年4月 小学6年生の教科書に長く掲載されながら、現場の教師たちに非常にあつかいにくい「難教材」だとされてきた宮沢賢治の「やまなし」について、あらためて考えた。「やまなし」をつくっていることばは、「伝達性」よりも「含意性」が強いとして、作品をとらえ直す視点を示した。 論文(19)ネロのいない夏-森忠明『少年時代の画集』再読- 日本児童文学 特集:論戦・話題作をめぐって 35巻(3号) 60-66 1989年3月 日本の現代児童文学は、光に満ちた、子供時代の明るい部分を好んで書いてきたけれども、森忠明は、あえて影の部分を描き出す。だが、光と影とで子供時代の全体なのである。森の代表的作品集『少年時代の画集』(1985年)そのほかを論じながら、彼の仕事を現代児童文学の中に位置づけることを試みた。 論文(18)余白の抒情-須藤克三を読む- もんぺの子(山形童話の会) (82号) 21-29+p,14 1989年1月 戦後、山形で活躍した児童文化運動家・須藤克三の児童文学作品『出かかぎ村のゾロ』(1968年)ほかを再読し、その文学的特質を解明した。 論文(17)「風の歌を聴け」論-余白の出現-〈村上春樹の幻影宇宙〉 國文學解釈と教材の研究 特集:現代小説の方法的制覇-古井・筒井・津島龍・春樹- 33巻(10号) 125-127 1988年8月 村上春樹のデビュー作品「風の歌を聴け」を中心とする初期作品論。作家が語り始めた時、同時に、語ることのできない何かが生み出される。語ることのできない何かは、テクストの「余白」となってあらわれる、とした。 書評(13)栗原彬『学校化社会のストレンジャー=子どもの王国』〈新刊紹介〉 立教大学日本文学 (60号) 211-212 1988年7月 栗原彬他著『学校化社会のストレンジャー=子どもの王国』(新曜社、1988年)書評。 書評(11)村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』-かかげられなかった一行- 幻想文学の手帖(『國文學解釈と教材の研究』臨時増刊) 33巻(4号) 84-87 1988年3月 村上春樹作『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮社、1985年)書評。 論文(16)筒井康隆、そのSF的児童文学の発想-《ミラーマンの時間》を生きる- 國文學解釈と教材の研究 特集:児童文学の生成・児童文学事始 32巻(12号) 62-67 1987年10月 SF作家筒井康隆が執筆した児童文学作品について概観。筒井児童文学の幻想を、現実ととなりあわせにある可能性の形象化と読もうとした。 エッセイ(9)31合研の日々 文学と教育研究報告書(鳥取大学) 4集 331-334 1987年10月 大学における教育実践報告。 論文(15)時の翳り-『車の色は空のいろ』再読- 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:日本の戦後児童文学・ロングセラーの秘密 33巻(3号) 52-55 1987年4月 あまんきみこの最初の作品集 『車のいろは空のいろ』(1968年)の文学的特質について考察、「時が翳るような」瞬間を作品に定着させようとしていると評価した。 論文(14)『童苑』学徒出陣号をめぐって-前川康男と早大童話会の戦中戦後- 宮城教育大学国語国文 (16号) 22-30 1987年1月 早大童話会の機関誌『童苑』に作品を書きのこして学徒出陣した前川康男や今西祐行が戦中から戦後にかけてどういう問題をどういう文学的方法によって見つめようとしたか考察した。また、彼らの動きを1959年の現代児童文学の成立の前史として位置づけた。 エッセイ(8)おそくなったけれど、清水真砂子『子どもの本の現在』について-『季刊児童文学批評』再刊予告- 日本児童文学 32巻(9号) 62-64 1986年9月 清水真砂子『子どもの本の現在』(大和書房、1984年)をめぐる議論。 論文(12)坪田譲治『子どもの四季』「子ども」-無垢の鏡- 國文學解釈と教材の研究 子どもの文学博物誌 30巻(12号) 118-120 1985年10月 坪田譲治の「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」の三部作は、小説でありながら、大人の世界が子どもの視点で、子どもの視界の内のりをなぞるようにして書かれている。そのことの意味を作品に即して考察した。 論文(11)「連合関係」の不安-坪田譲治論ノート- 宮城教育大学国語国文 (15号) 32-41 1985年8月 坪田譲治の童話や小説に見られる不安の本質を作品の構造や表現に即して解明した。 エッセイ(7)〈ある平和な日に〉 日本児童文学 特集:戦争児童文学の40年 31巻(8号) 56-57 1985年8月 戦争児童文学の今後に関する提言。 その他(16)長崎源之助〈作家カタログ〉 飛ぶ教室 (19号) 72 1985年8月 児童文学作家・長崎源之助についての小論。 エッセイ(6)作家に聞く-「教材としての児童文学」をめぐるふたつの午後- 日本児童文学(日本児童文学者協会編集)特集:教材の中の児童文学 31巻(4号) 14-21 1985年4月 作家・今西祐行とあまんきみこへの自作をめぐるインタビューのまとめ。 論文(10)竹山道雄『ビルマの竪琴』試論-語っているのはだれか- 宮城教育大学紀要 19巻(第1分冊) 15-28 1985年3月 『ビルマの竪琴』の語り手である「ひとりの兵隊さん」が必ず「われわれは」と言い、「私は」と言わないことに着目し、作品の問題点を浮かび上がらせようとした論文。 論文(9)失語の時代に-現代児童文学の方法・覚書- 特集:現代児童文学の方法 30巻(4号) 44-49 1984年4月 古田足日『ぬすまれた町』(1961年)の方法に関する分析を中心に、児童文学が現代の状況を描き出そうとする試みについて考察した。 書評(10)『子どもの領野から』〈あの本この本〉 日本児童文学 30巻(4号) 87 1984年4月 本田和子著『子どもの領野から』(人文書院、1983年)書評。 論文(8)日本児童文学のきのうときょう 特集:現代児童文学の流れ 30巻(2号) 45-55 1984年2月 理想的世界を書こうとした現代日本児童文学の試みと挫折について、後藤竜二、古田足日、佐藤さとるらの作品の分析をとおして考えた。 エッセイ(5)印刷機のひびきのなかから-『季刊児童文学批評』のこと- 児童文学評論 (20号) 84-86 1984年2月 児童文学評論誌『季刊児童文学批評』の紹介と今日の児童文学状況に対する提言。 書評(9)『昔話の魔力』〈新刊紹介〉 宮教大図書館ニュース (31号) 3 1983年10月 ブルーノ・ベッテルハイム著『昔話の魔力』(評論社)書評。 書評(8)『子どもたちのいる宇宙』〈あの本この本〉 日本児童文学 29巻(8号) 88 1983年7月 本田和子著『子どもたちのいる宇宙』(三省堂選書、1982年)書評。 論文(7)現代日本のファンタジー-あるいは、「原風景」の考古学について- ファンタジーと現代 29巻(7号) 42-49 1983年6月 現代日本のファンタジーをささえている想像力について、乙骨淑子、斎藤惇夫、天沢退二郎らの作品の分析を通して考えた。 エッセイ(4)一九八二年に出版された気になる本三冊〈アンケート〉 今江祥智他編『児童文学アニュアル1982』 143 1983年6月 アンケートにこたえるかたちでの1982年の児童文学の回顧。 書評(6)『夜の鳥』〈今、わたしが子どもにすすめたい一冊の本〉 親子読書 (136号) 20 1982年12月 トールモー・ハウゲン作『夜の鳥』(旺文社、1982年)書評。 論文(5)宮沢賢治童話論 (上)(下) 季刊児童文学批評 2巻(1・2号) 1982年3月 (pp.8~26)(上)は副題は「しかけられたわな-『どんぐりと山猫』」<br /> (pp.32~38)(下)副題は「分裂する作品像-『注文の多い料理店』-」小学4年生~中学2年生の子ども読者7人への面接調査と、そこから導き出された仮説を立証するために行った約300人の児童・生徒へのアンケートをふまえた、賢治童話の読者論的研究。 エッセイ(2)大阪の二日間-日本児童文学学会に参加して-〈ジャーナル〉 日本児童文学(日本児童文学者協会編集) 28巻(3号) 84 1982年3月 日本児童文学学会大会の回顧と児童文学研究の状況についての展望。 書評(4)遠くまで行くための覚書 季刊児童文学批評 1巻(2号) 82-84 1981年12月 恩田逸夫著『宮沢賢治論』全3巻(東京書籍、1981年)書評。 論文(4)箱舟物語再説-"生きられた空間"としての児童文学- 季刊児童文学批評 1巻(1号) 25-40 1981年9月 いぬいとみこ『木かげの家の小人たち』、大石真『教室二〇五号』、那須正幹『ぼくらは海へ』などいくつかの児童文学作品をとりあげ、それらを作中人物たちによって「生きられた空間」と考え、論じた。結果的に浮かびあがってきたのは、日本の児童文学が直面している問題だった。 «123» 書籍等出版物 89 詩の絵本 教科書にでてくる詩人たち 岩崎書店 2017年 監修。全5巻。1『かん字のうた』(川崎洋・詩、久住卓也・絵)、2『わかれのことば』(阪田寛夫・詩、田中六大・絵)、3『竹とんぼ』(金子みすゞ・詩、松成真理子・絵)、4『朝の歌』(小泉周二・詩、市居みか・絵)、5『だいち』(谷川俊太郎・詩、山口マオ・絵)。各巻末に、4~6ページの解説「この絵本の詩について」を執筆した。 ハンドブック 日本近代文学研究の方法 (担当:共著, 範囲:第Ⅴ章「視角の多様性」のうち「児童文学」、237~243pp) ひつじ書房 2016年11月 日本児童文学の研究の歴史と現在について略述し、今後の可能性について提言した。 はじめてよむ日本の名作絵どうわ 岩崎書店 2016年 編著。全6巻。1『野ばら・月夜とめがね』(小川未明・作、中川貴雄・絵)、2『くもの糸』(芥川龍之介・作、深見春夫・絵)、3『あめ玉・でんでんむしのかなしみ』(新美南吉・作、後藤範行・絵)、4『きつねの窓』(安房直子・作、あおきひろえ・絵)、5『わらぐつのなかの神様』(杉みき子・作、加藤美紀・絵)、6『名前を見てちょうだい・白いぼうし』(あまんきみこ・作、阪口笑子・絵)。本文を小学生の読者に十分に理解させるために、わかりやすい脚注をほどこし、各巻末には、4ページの解説を執筆した。 (著書80)近代童話作家資料選集(全7巻) クレス出版 2015年4月 日本の代表的な童話作家である巌谷小波、小川未明、宮沢賢治、新美南吉らに関する資料(作家の自叙伝や基本的な研究書)を複製し、全7巻に編集したシリーズ。各巻に1~2冊を収録した。編集および各巻末の解説の執筆を担当した。 (著書79)「場所」から読み解く世界児童文学事典 藤田のぼる, 宮川健郎, 目黒強, 川端有子, 水間千恵 (担当:共著) 原書房 2014年6月 物語に描かれた「場所」、物語の背景になっている「場所」に着目して編んだ世界児童文学事典。200項目のうち、「駅」など40項目を分担執筆した。全454pp. もっとみる 講演・口頭発表等 22 その他(136)シンポジウム 絵本を語る「ことば」をもとめて 報告者は, 石井直人, 村中李衣, 灰島かり, 宮川は司会 子ども学論集(日本児童教育専門学校)第2号 2009年3月 (pp.18~35)2008年12月7日に行われたシンポジウムの記録。 研究発表(15) 『小学生全集』の世界観 宮川(代表, 久米依子, 藤本恵, 和田敦彦 日本近代文学会秋季大会 2007年10月 パネル発表。児童文学・児童文化史のなかでとりあげられることの少なかった『小学生全集』(1927年~30年)に関する共同研究の成果発表。宮川は、「『小学生全集』と二十世紀の思想-博覧会と戦争-」と題して発表した。 研究発表(14) The Imagination of kenji Miyazawa-゛The dual sight゛-reality and dream IBBY(国際児童図書評議会)世界大会 2006年9月 英語によるスピーチ。宮沢賢治の想像力の独自性を童話「風の又三郎」における現実と空想の重なり合いについて論じることをとおして明らかにした。 研究発表(13) 「南吉地名」考-「語りの場」 と地域共同体- 日本児童文学学会例会 2004年4月 新美南吉の童話には、愛知県半田地方に実在する細かい地名が数多く使われている。これらの地名が、作品の背後に地域共同体が存在することを暗示し、物語の内容に独特のリアリティをあたえることに成功している。 研究発表(12)1960年代児童文学を読み直す-現代日本児童文学史の再構想- 日本児童文学学会例会 1999年7月 1960年代の児童文学作品を読み直すことをとおして、現代日本児童文学史を再構想した。 もっとみる 所属学協会 9 絵本学会 昭和文学会 日本国語教育学会 宮沢賢治学会イーハトーブセンター 日本子ども社会学会 もっとみる Works(作品等) 156 物語さらにもっと深読み教室 2016年7月 その他 広島大学大学院国語文化教育学講座主催の「国語教育カフェ夏―前期学内研究発表会―」(2015年7月11日)での講演の内容をあらためて原稿化したもの。 その他(138) 「びわ」の甘さ、「びわ」の苦さ 2009年11月 その他 まど・みちおの童謡「びわ」をめぐるエッセイ。 その他(137) 「声の文化」としての「伝統的な言語文化」 2009年10月 その他 新学習指導要領に新たに設けられた項目「伝統的な言語文化」を「声の文化」ととらえ、考察した小論。 書評(58) 子供の心の中を映す木 2009年3月 その他 平成21年3月31日。椎名誠文、及川賢治絵『めしもり山のまねっこ木』(国書刊行会、2009年)書評。 その他(135) 宮沢賢治ビブリオグラフィー(二〇〇八年一月~一二月) 秋枝美保 2009年3月 その他 共編。宮沢賢治研究文献目録の2008年分。 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 1 児童文学作品の教材化に関する研究 文科省 奨励研究 1989年4月 - 1990年3月 社会貢献活動 21 国会図書館国際子ども図書館「児童書ギャラリー」監修 2016年2月 - 現在 小川未明文学賞最終選考委員 2011年 - 現在 森三郎記念童話賞(愛知県刈谷市立図書館主催)選考委員 2005年6月 - 現在 全国学習塾協会「読書作文コンクール」最終審査員 2004年9月 - 現在 産経児童出版文化賞選考委員 2000年2月 - 現在 もっとみる 教育上の能力に関する大学等の評価 1 件名 大学の評価 1 その他(教育上の能力) 2 件名 「キャリアデザイン」模擬授業 年月日(From) 2008/03/21 概要 現代GP採択事業「専任教員によるキャリア教育の実践」の報告として、「キャリアデザイン」の模擬授業を公開で行った。(於:武蔵野大学) 件名 研究発表「「専門」とつなぐキャリア教育―大学における専任教員によるキャリア基礎科目の実践―」 年月日(From) 2009/09/26 概要 日本キャリアデザイン学会第6回研究大会主催校企画部会「学校教育におけるキャリア教育推進の根源的な取組〜自立的キャリアを高めるために〜」で、武蔵野大学のキャリア基礎科目における飛び込み授業の実践をもとに報告した。(於:千葉商科大学) 1 資格・免許 2 件名 教員免許状 中学校教諭1級国語 概要 (昭和58中1普第276775) 件名 教員免許状 高等学校教諭1級国語 年月日 1983/03 概要 (昭和58高1普第1762) 1