研究者業績

岩田 弘三

イワタ コウゾウ  (Kozo Iwata)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 (教養教育) 教授
学位
学士(名古屋大学)
修士(名古屋大学大学院)
博士(東北大学)

J-GLOBAL ID
200901018270692740
researchmap会員ID
1000144380

論文

 85
  • 岩田 弘三
    大学評価研究 (22) 21-30 2023年10月  招待有り筆頭著者
    2023年の大学設置基準改正によって、大学教員組織における教育実施体制は、戦前期以来のそれまでの専任教員ではなく、基幹教員で規定されることになった。これによって、大学教員のあり方がいかに変わる可能性があるのかといった点が、今回の企画の全体的テーマである。そのテーマもとで、その点を歴史的に考察した。ただし、戦前期に存在したのは、専任教員と非常勤講師だけであるので、どのような人材を専任教員としてリクルートしていたのかを明かにした。また、かりに当時、基幹教員制度が存在したら、どの程度の人がそれに該当したかを確かめるためにも、大学教員の授業間の実態を検討した。
  • 岩田 弘三
    高校生の高等教育進学動向に関する調査研究 第二次報告書、国立教育政策研究所 127-147 2023年3月  筆頭著者
    国立教育生政策研究所が2021年に実施した『高校生の進路に関する保護者調査』の個票データを用い、高等教育進学にかかる費用に関する親の意識について分析した。 そこでは、以下の点などを明かにした。(1)①「高等教育費の本人(子ども)負担志向」については、家計所得階層が低いほど、また親の学歴が低いほどその意識が強い。そして、この意識が強いほど高等教育学費負担方法として、奨学金や子どものアルバイトへの依存度が高い傾向がみられた。逆に、②「子どもの将来への投資としての高等教育費の親負担志向」については、家計所得階層が高いほど、また、親の学歴が高いほどその意識が強い。して、この意識が強いほど高等教育学費負担方法として、奨学金や子どものアルバイトへの依存度が低い傾向がみられた。しかし、③「高等教育費負担の軽減要望」については、家計所得階層や親の学歴によって、その意識は影響を受けない。さらに、この意識の高低によって、奨学金や子どものアルバイト依存度には」、差はみられなかった。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (13) 19-33 2023年3月  筆頭著者
    コロナ禍2年目(2021年)には、コロナ禍1年目(2020年)に比べて、①大学生の学生生活はどう変化したのか、また、②それにともない経済生活(学生生活費収入・支出)はどう変化したのかを、全国大学生活協同組合連合会『学生の消費生活に関する実態調査』データを利用して、コロナ禍前(2019年)、コロナ禍1年目(2020年)、コロナ禍2年目(2021年)の3時点のデータを比較することによって明らかにした。そこでは、コロナ禍前(2019年)の水準にはまだ及ばないものの、コロナ禍1年目(2020年)に比べれば、コロナ対策が確立してきたことにより、対面授業が増え、アルバイト従事率も増加するなど、コロナ禍2年目(2021年)には、学生生活はかなり「正常化」し、それにともない学生生活費収入・支出も、コロナ禍前(2019年)の水準に近づいたことなどを明かにした。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (12) 15-28 2022年3月  筆頭著者
    コロナ禍の直撃を受けた2020年の学生の経済生活について、全国大学生活協同組合連合会『学生の消費生活に関する実態調査』データを用いて、検討した。
  • 岩田 弘三
    高校生の高等教育進学動向に関する調査研究 第一次報告書、国立教育政策研究所 101-127 2021年12月  筆頭著者
    国立教育生政策研究所が2020年に実施した『高校生の進路に関する保護者調査』の個票データを用い、両親の学歴が子どもの高校卒業後進路や高校生活などに及ぼす影響を分析した。そこでは、両親の学歴が子どもの高校卒業後進路にきわめて需要な影響を与えていることを明らかにした。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (11) 13-27 2021年3月  筆頭著者
    日本学生支援機構(JASSO)①奨学金の受給率および②奨学金受給者1人当たりの貸与額は2012年度までは拡大の一途をを辿っていた。しかし、2010年代に入り、JASSO奨学金の長期滞納者が,JASSOの回収スキームのもとで,いかなる苦境に陥る可能性があるのかといった問題が広く社会問題化するにいたり、14年度からは①・②とも一転して減少に転じ,16年度にいたっている。それでは所得階層別にみた場合に、どの学生層で、①・②のどちらの形での「(JASSO貸与)奨学金離れ」が起こているのだろうか。その点を確かめるため、JASSO『学生生活調査』ぼ個票を用い、12年度と16年度を比較分析した。そこでは、以下の点などを明らかにした。(1)どの所得階層でも共通して、①・②の「奨学金離れ」はともに進行している。(2)しかし、家庭年間総収入500万円以下の低所得層階層で、「奨学金離れ」が顕著に起こっていた。(3)将来の負担増を恐れるがゆえに,貸与奨学金に応募しない可能性が高いという,「ローン回避」傾向は、低所得層ほど強いとされる。その傾向が、奨学金離れの時代に顕著に現れ、家計状態が苦しいにもかかわらず,奨学金に頼らず自前で大学教育費を捻出しようとする,「無理をする家計」化が低所得層で著しく進行していた。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (10) 25-43 2020年3月  筆頭著者
    全国大学生活協同組合連合会『学生の消費生活に関する実態調査』データを中心にし、日本学生支援『学生生活調査』データも援用しながら、2011年以降の学生生活費支出・収入、およびキャンパス文化の動向を検討した。そこではとくに、2012年以降の家計状況の好転を受け、1992年以降の不況期に縮小していた、「遊び文化」志向に復活傾向がみられる点などを明らかにした。
  • 岩田 弘三
    大学総合教育研究センター ものぐらふ (14) 85-101 2019年3月  筆頭著者
    2004~12年度は、学生生活費収入総額が減少するなかで、次の2つの面で、日本学生支援機構奨学金(JASSO奨学金)依存が拡大した時期であった。つまり、①その利用者の比率(受給率)が上昇したのみならず、②その奨学金収入額(貸与額)も増加した時期であった。そこで、この時期において、どの家計所得階層で、いかなる形でJASSO奨学金依存の拡大が行ったのかを、(1)日本学生支援機構『学生生活調査』の公表版集計の時系列データおよび、(2)『学生生活調査』の2006年度と12年度の個票データの比較分析をとおして、明らかにした。そこでは、家庭年間総収入500万円を境にして、それ以下の低所得階層と、それより上の高所得層とでつまり、JASSO奨学金利用の仕方が、家計所得階層で異なっていたことなどを明らかにした。具体的にいえば、高所得層では、JASSO奨学金受給率(利用率)の拡大幅が、相対的に大きかった。それとは逆に、低所得階層では、有額平均でみた場合(つまり、貸与を受けた学生に限ってみた場合)のJASSO奨学金貸与額の増額幅が、相対的に拡大していた。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (9) 61-75 2019年3月  筆頭著者
    最新(2016年度)の日本学生支援機構『学生生活調査』をもとにすれば、2014年度から16年度にかけて、大学生のアルバイト従事率には急増がみられる。それが起こった要因について考察した。その重要な要因としては、とくに貸与奨学金(JASSO奨学金)離れの影響を受け、学生生活費の収入源を奨学金からアルバイトに転換する傾向が進んだことを明らかにした。
  • 岩田 弘三
    1-266 2018年3月  
    本報告書は、平成29 年度文部科学省委託事業として、平成26年度からの高校等学校入学者を対象とする、高等学校等就学支援金ならびに高校生等奨学給付金といった、高校生等への修学支援制度の効果及び影響、さらにはその制度が有する課題を、さまざまな始点から検討したものである。<br /> この委託事業の研究代表者として、本報告書のなかでの執筆担当章・共著者・執筆ページは、以下のとおりである。<br /> ①岩田弘三 序章「調査研究の概要」PP.1-4。<br /> ②岩田弘三・小林雅之・濱中義隆・末冨芳・吉田香奈・白川優治 第1章「全国高校アンケート調査からみた就学支援金・奨学給付金制度の効果と課題」、PP.5-32。<br /> ③岩田弘三・小林雅之 終章「本調査研究をもとにしたインプリケーション」PP.159-180。<br /> (総頁数:266頁)
  • 岩田 弘三
    学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究、国立教育政策研究所 129-159 2018年3月  筆頭著者
    日本学生支援機構・国立教育政策研究所「平成26年度 学生生活調査」の個票を利用して、とくにアルバイト時間とサークル時間を中心にして、学習などを含めた、大学生生活時間の長さが、大学成績にいかなる影響を及ぼしているのかを解析した。そこでは、以下の点を明らかにした。(1)アルバイト時間やサークル時間が長くなるほど、大学成績は低下する傾向がある。(2)授業改善への取り組みが強い大学ほど、学生がアルバイト時間やサークル時間に費やす時間は短くなり、その分、学習時間が長くなる傾向がみられる。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (8) 66-87 2018年3月  筆頭著者
    本稿は、『』経済的理由による学生等の途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究(平成 27年度 文部科学省大学改革委託推進事業)報告書』(2016年)を大幅に加筆修正したものである。<br /> そこでは、全国の大学を対象として行ったヒアリング調査の結果をもとに、中退状況、中退対策への取り組み、学生に対する経済的支援などに関する検討を行った。
  • 岩田 弘三
    平成28年度文部科学省先導的大学改革委託推進事業 「家庭の経済状況・社会状況に関する実態把握・分析及び学生等への経済的支援の在り方に関する調査研究 」報告書 30-52 2017年3月  筆頭著者
    ㈱JAICの協力をえて、そこの研修に参加した大学中退者を対象に、中退理由、大学時代の生活状況、中退後の生活状況などについての、ヒアリングを行った結果を分析し、学生に対する経済的支援の問題点を検討した。<br /> 本報告書は、昨年度の研究の延長として、その成果を踏まえ、とくに経済的理由を中心とした、大学中退の実態を明らかにするための調査・分析を行った結果をまとめたものである。そのなかで、「第1部第4章「JAIC研修参加者へのインタビュー調査をもとにした大学中退者の事例分析」を担当した。<br /> (総頁数305頁中、P30-52を担当)。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (7) 63-78 2017年3月  筆頭著者
    日本学生支援機構『平成26年度 学生生活調査』の個票データをもとに、修士課程・博士課程・専門職学位課程といった大学院課程別に、2014年度におけるパートタイム職(アルバイトおよびTA・RA)労働の状況を分析した。
  • 岩田 弘三
    経済的理由による学生等の途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究(平成 27年度 文部科学省大学改革委託推進事業)報告書 17-174 2016年3月  筆頭著者
    本報告書は、とくに経済的理由を中心とした、大学中退の実態を明らかにするための基礎調査を行った結果をまとめたものである。そのなかで、「第3章 大学訪問調査」を担当した。この章の大部分は、この研究の調査研究委員会のメンバ<br /> ーが分担して実施した、全国の大学の中退状況、中退対策の取り組み、学生に対する経済的支援などに関するヒアリング結果の報告となっている。その取りまとめを行うとともに、P17-21で、そのヒアリング結果の概要を総括した。<br /> (総頁数302頁中、P17-174を担当)。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (6) 39-63 2016年3月  筆頭著者
    専門学校(専修学校専門課程)在学者に対する学生生活の状況についてアンケート調査実施結果をもとに、専門学校学生の出身家庭の経済状状態別の分析を中心に、学生生活費の収入・支出状況、学習・アルバイト等の生活時間などに関する学生生活の実態を明らかにし、それを踏まえた上での専門学校学生に対する経済的支援策に関する考察を行った。
  • 岩田 弘三
    私学高等教育データブック2015(私学高等教育研究叢書) 23-39 2015年10月  筆頭著者
    日本学生支援機構「平成24年度 学生生活調査」の公表データに、その個票データの解析結果を交えて、過去のデータとの連続で、近年における学生生活費収入・支出、およびその収入源としての学生アルバイトの状況を、時系列的文脈のなかで分析した。また、とくに近年の学生アルバイト状況については、雇用・賃金統計なども援用し、雇用情勢とに関連などに関しても考察を加えた。
  • 岩田 弘三
    日本学生支援機構(編) イギリスにおける奨 学制度に関する調査報告書 72-85 2015年3月  筆頭著者
    ビジネス革新技能省(Department for Business, Innovation and Skills; BIS)による『イギリス人学生の収入・支出調査 2011/12年度』Student Income and Expenditure Survey 2011/12 English-domiciled Students)をもとに、イギリスの大学における学生の経済的状況を紹介した。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (5) 65-87 2015年3月  筆頭著者
    2013年に15大学の学生を対象に実施したアンケート調査をもとに、大学の「学校化」と大学生の「生徒化」現象について分析を行なった。自分を学生ではなく生徒と意識し、高校時代までと同じ感覚で行動する傾向は、大学生の「生徒化」と呼ばれる。このような「生徒化」した学生は、いかなる属性をもち、どのような志向性をもっているのかを考察した。とくに、学生のあいだで2000年代半ばから急増傾向がみられる勉強志向と、「生徒化」の関連性について議論した。
  • 岩田 弘三
    大総センター ものぐらふ(『教育費負担と学生に対する経済的支援のあり方に関する実証研究』) (13) 13-33 2015年3月  筆頭著者
    第2章「専門学校における奨学金による学費充足者の特性」を担当した。JASSO奨学金の使い道として、それを主に学費に充当している学生の多さは、専門学校の一大特徴となっている。そこで、平成25年度文部科学省委託事業「専修学校における生徒・学生支援等に対する基礎調査」の一貫として、2013年12月中旬~2014年1月下旬に実施した、専門学校学生を対象にしたアンケート調査をもとに、JASSO奨学金を主に学費に充当している専門学校学生の特性を分析した。<br /> 編者:小林雅之
  • 岩田 弘三
    小林雅之(編) 高等教育機関への進学時の家計負担に関する調査研究報告書 7-19 2014年3月  筆頭著者
    日本学生支援機構「平成24年度 学生生活調査」の公表データに、その個票データの解析結果を交えて、過去のデータとの連続で、近年における学生アルバイトの状況を、時系列的文脈のなかで分析した。また、とくに近年の状況については、雇用・賃金統計なども援用し、雇用情勢とに関連などに関しても考察を加えた。<br /> 本報告書は、平成25年度文部科学省先導的大学改革推進委託事業調査研究報告書となるものである(総頁数207頁)。
  • 岩田 弘三
    小林雅之(編) 専修学校における生徒・学生支援等に対する基礎調査 (平成25年度 文部科学省委託事業「生涯学習施策に関する調査研究」)調査研究報告書 2014年3月  筆頭著者
    専門学校(専修学校専門課程)在学者に対する学生生活の状況についてアンケート調査実施結果をもとに、専門学校学生の出身家庭の経済状状態別の分析を中心に、学生生活の実態を明らかにし、専門学校学生に対する経済的支援策に関する考察を行った。<br /> 掲載場所は、以下のとおりである。<br /> 東京大学政策ビジョン研究センターホームページ:http://pari.u-okyo.ac.jp/unit/fsu_h25.pdf<br /> (総頁数240頁中、P90-123を担当)
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (4) 51-74 2014年3月  筆頭著者
    全国大学生活協同組合連合会『大学院生の生活実態調査報告書』記載のデータをもとに、日本における1994年以降における日本の大学院生の学生生活費支出・収入の動向を分析し、1991年の大学院重点化政策にともなう大学院拡大による大学院生の質的変化を踏まえて、生活状況の変化を、明らかにした。
  • 岩田弘三, 北條英勝
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (3) 21-42 2013年3月  筆頭著者
    2011年に武蔵野大学全学基礎教育課程を構成する全科目について実施した、授業評価アンケートの分析を行った。とくに今回は、「読書習慣」、「新聞を読む習慣」、「高校までの授業との相違」意識、「大学生活満足度」といった、学生生活意識と、授業評価の関係を中心に分析を行った。また、その過程で、2010年度に行った、ほぼ同じ質問項目からなる調査と比較して、授業改善が進んだのかどうか、さらにまだどのような課題が解決していないのか、といった点についても検討した。
  • 岩田 弘三
    全国大学生活協同組合連合会 バブル崩壊後の学生の変容と現代学生像-「学生生活実態調査をはじめとした調査分析」報告書- 2012年12月  筆頭著者
    全国大学生活協同連合会『CAMPUS LIFE DATA 学生の消費生活に関する実態調査』1963~2011年に記載されている、学生生活費を中心とする学生生活のデータを集計し、戦後日本、とくにバブル経済崩壊後の最近の学生生活、キャンパス文化の動向を分析・検討した。
  • 岩田弘三, 北條英勝, 黒河内利臣
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (2) 13-71 2012年3月  筆頭著者
    2010年に武蔵野大学全学基礎教育課程を構成する全科目について実施した、授業評価アンケートの分析を行った。この論文では、第1章「本論の目的と調査の概要」、第2章「各科目の特性と授業評価」を担当した。第1章では、本論文全体をとおしての研究目的と、アンケート調査の概要を記述した。第2章では、1年生時の総合成績(GPA)との関係を含めて、いかなる学生が、基礎教育課程科目の授業をどのように評価しているのかについて解析結果をまとめた。(総頁数59頁中、P13-33)
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学教養教育リサーチセンター紀要 The Basis (1) 51-66 2011年3月  筆頭著者
    本稿は、平成21年度文部科学省先導的大学改革研究委託事業「高等教育段階における学生の経済的支援の在り方に関する調査研究」(研究代表者:小林雅之、2009年)に掲載した論文を、大幅に加筆・修正したものである。<br /> 学生支援機構による2006年度『学生生活調査』の個票データを用い、学生アルバイトの時給格差について検討するとともに、奨学金や授業料免除などの学生支援策が、アルバイト時間の縮小などを含めて、学生生活時間にどのような効果をもつのかを考察した。
  • 岩田弘三, 黒河内利臣
    私学高等教育データブック2010(私学高等教育研究叢書 No.3) 2010年12月  筆頭著者
    全国大学生活協同組合連合会『学生の消費生活に関する実態調査』の学生生活費支出・収入、サークル加入状況、学生生活で重点を置いている活動に関する意識、などのデータをもとに、2008年までの戦後学生文化の動向を、とくに平成の大不況期およびその後の経済的好況期を中心に検討した。(総頁数36頁中、P9-14, P29-32)
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学人間関係学部紀要 (第7号) 67-82-15 2010年3月  筆頭著者
    文部科学省『学生生活調査』、全国大学生活協同組合連合会『学生の消費生活に関する実態調査』データをもとに、平成の大不況が終焉を迎えた2002年までの、戦後学生文化の動向については、既に明らかにしてきた。そこで、それ以降にもデータを拡張して、2003~08年までの、経済的好況期について、学生文化がどのように変化したのかを考察するとともに、平成の大不況が学生文化に与えた影響を考察した。
  • 岩田 弘三
    平成21年度文部科学省先導的大学改革研究委託事業「高等教育段階における学生の経済的支援の在り方に関する調査研究」(研究代表者:小林雅之) 251-266 2009年12月  査読有り
    学生支援機構による2006年度『学生生活調査』の個票データを用い、学生アルバイトの時給格差について検討するとともに、奨学金や授業料免除などの学生支援策が、アルバイト時間の縮小などを含めて、学生生活時間にどのような効果をもつのかを考察した。<br /> 掲載場所は、以下のとおりである。http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1296724.htm
  • 岩田 弘三
    東北大学博士学位請求論文 -224 2009年5月  査読有り
    戦前期日本において、教授、助教授、助手といった大学教授職のキャリア・パスを分析することによって、アカデミック・プロフェッションが、どのように養成されてきたのかを、総合的に検討した。さらに、そこでの議論を踏まえて、若手大学教員の経歴の問題を中心にして、近年の大学教授職養成が抱える課題についても考察した。(総頁数224頁)
  • 中土純子, 北絛英勝, 岩田弘三
    武蔵野大学人間関係学部紀要 (6) 17-72 2009年3月  
    第1章「本論の目的と調査の概要」と、第2章「卒業後の職歴および社会福祉士国家試験の受験状況」を担当した。本論文は、卒業生支援の可能性を模索する基礎資料とすべく、武蔵野大学社会福祉学科の第1期(2002年)~第5期(2007年)卒業生を対象として行った、職歴・社会福祉士国家試験の受験・合格状況に関するアンケート調査を解析したものである。そこでは、(1)初職の就職状況、転職動向といった職歴と、(2)社会福祉士国家試験の受験・合格状況、および(1)と(2)の関係などを、総合的に分析し、卒業生支援の可能性を検討した。(総頁数56頁中、P17~P39)
  • 岩田 弘三
    大総センター ものぐらふ(『奨学金の社会・経済的効果に関する実証研究』) (9) 67-82 2008年8月  筆頭著者
    小林雅之(東京大学・大学総合教育研究センター・教授)の要請にもとづき、武蔵野大学現代社会学部紀要第9号に発表した論文を、再録したものである。<br /> 編者:小林雅之
  • 岩田 弘三
    教育社会学研究 第82集 143-163-163 2008年6月  査読有り筆頭著者
    東京帝大の法、工、文、理、農、医の6学部から、それぞれを代表する学科として、イギリス法学科,政治学科,土木工学科,国文学科,化学科,農学科,医学科の7学科を取り出し、明治19~大正6年までの期間の、各学科の首席・次席卒業生の経歴を調査し、戦前期において大学成績がエリート選抜にどのような影響を与えたのかを考察した。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学現代社会学部紀要 (9) 11-26 2008年3月  筆頭著者
    学生支援機構による2004年度『学生生活調査』の個票データを用い、家計的には相当無理をしながら、子弟の大学教育費を負担している家庭の経済状況の実態、およびそのような家庭出身の大学進学者の学生生活費支出・収入動向を実証的に明らかにした。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学現代社会学部紀要 (8) 15-28-28 2007年3月  筆頭著者
    戦前期における慶応・明治・法政の3大学を対象として、それら大学の教授のアカデミック・キャリアを分析することによって、どのような経歴をもった人物が私立大学教員となっていたのかといった観点から、戦前期における私立大学教員市場の特徴を明らかにした。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学現代社会学部紀要 (7) 37-50-50 2006年3月  筆頭著者
    全国21大学を対象として2003・2004年度に実施した、学生文化に関する調査をもとにして、第1志望の大学入学生と、第1志望以外の大学入学生とを比較することによって、後者の大学生活の過ごし方、および大学満足度の学年変化の特徴を分析した。
  • 岩田弘三, 佐野秀行
    私学高等教育データブック(私学高等教育研究叢書) 51-69 2005年3月  筆頭著者
    文部科学省『学生生活調査』記載の学生生活費支出・収入について、1968~2000年の経年データを、データベース化するとともに、その時系列変化を解析し、日本の大学生の経済生活の動向を明らかにした。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学現代社会学部紀要 (第6号) 11-22-22 2005年3月  筆頭著者
    全国12大学を対象として2003年度に実施した、学生文化に関する調査をもとにして、そのなかでもとくにアルバイト文化に焦点を当て、現在の学生アルバイト事情を、学業などとの関連で解析した。
  • 岩田 弘三
    武蔵野大学現代社会学部紀要 (5) 57-71-71 2004年3月  筆頭著者
    文部省『学生生活調査』データでは欠けている1950年代半ば~60年代半ばの学生生活に関する動向を補うために、全国大学生活共同組合連合会『学生の消費生活に関する実態調査報告書』記載のデータを用い、戦後から今日にいたる学生文化の推移の全体像を総合的に明らかにした。
  • 岩田 弘三
    荒井克弘(編)高校と大学の接続―選抜接続から教育接続へ(平成11~14年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(A)(1))研究成果報告書) 44-61 2003年9月  筆頭著者
    とくに理科教科目に焦点をあて、その学習指導要領の変遷と、大学入試上の位置づけを中心に検討し、それらの変遷をもとに、戦後日本における中等教育と高等教育の教育接続の問題を、エリート段階から、マス段階、ユニバーサル段階への移行という、教育の発展段階を視座に据え、歴史的に考察した。<br /> (総ページ数337頁中、P44~P61を担当)
  • 岩田 弘三
    平成14年度日本学術振興会科学研究費補助金(基礎研究( C))研究成果報告書 -101 2003年3月  筆頭著者
    平成11~14年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(C):研究代表者 岩田弘三)の最終報告書として、これまでに行ってきた卒業生・在校生調査の結果をまとめ、カレッジインパクトや学生文化研究の観点をまじえて、大学評価のあり方を総合的に検討した。
  • 岩田 弘三
    武蔵野女子大学現代社会学部紀要 (4) 15-28-28 2003年3月  筆頭著者
    現在では、アルバイトは主要な学生文化の一つとして繁栄を極めている。はたして、いつ頃から、このような状態が出現することになったのだろうか。この点について、今回はその取っかかりとして、とくにまず戦前期から1950年代の戦後混乱期に焦点を当てて、さまざまな公式統計や歴史的資料などを用い、社会史風に検討した。
  • 分担執筆, 岩田弘三, 佐野秀行
    大学教育研究 (10) 1-26 2002年3月  筆頭著者
    1980年代後半から、政府の大学院拡張政策の影響もあり、日本の大学院は大きな拡大を遂げてきた。それにともない、大学院院生の就職構造が、どのように変化したのかを『学校基本調査』のデータをもとに、実証的・時系列的に解析・検討した。 執筆担当分はは、第1章「はじめに」、第2章「学問分野別にみた大学院生の卒業後進路」である。(総ページ数26頁中、P1-15を担当)
  • 岩田 弘三
    武蔵野女子大学現代社会学部紀要 (3) 197-198 2002年3月  筆頭著者
    これまで、複数の大学をサンプルとした、学生文化、大学評価に関する調査を行ってきた。そこで得られた知見を発展させ、T女子大学を事例に取り、この大学に通う女子学生たちが、いかなる学生文化を発展させ、母校をどう評価しているのかを、他大学などのと比較をとおして、ケース・スタディ的に明らかにした。
  • 岩田 弘三
    大学論集 第32集 87-101-101 2002年3月  筆頭著者
    これまで、アメリカにおける学生文化の歴史的発展・展開過程は、男子学生を中心にした検討・紹介しか、ほとんどなされてこなかった。そこで、その空隙をうめることを目的として、セブン・シスターズと呼ばれる名門私立女子大学の事例を中心に、アメリカにおける女子学生文化の発展・展開過程を歴史的に紹介・検討した。
  • 潮木守一
    平成11~12年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(2))研究成果報告書(研究代表者:潮木守一) -91 2001年3月  
    現在の学生ボランティアの現状や、それを促進するための諸条件について、いくつかの観点から実証的な分析を加え、今後の学生ボランティアを推進していくための課題を提言した。<br /> (総ページ数91頁中、p23-29,p31-32、p41-51を担当)
  • 岩田弘三, 北條英勝, 浜島幸司
    大学教育研究 (9) 1-29 2001年3月  筆頭著者
    3四年制大学の在校生について、アンケート調査を行ない、学生たちがどのような一日を過ごしているのかを、学生文化研究の視点から実証的に分析・検討した。<br /> 担当部分は、第1章「はじめに」、第3章「学生たちが現在重視している活動と自由時間の配分」である。(総ページ数29頁中、P1-3,11-20を担当)
  • 岩田弘三, 北條英勝, 黒河内利臣
    武蔵野女子大学現代社会学部紀要 (2) 2001年2月  筆頭著者
    武蔵野女子大学の在校生について、アンケート調査を行い、学生たちがどのような一日を過ごしているのかを、学生文化研究の視点から実証的に分析・検討した。<br /> 担当部分は、第1章「はじめに」 、第3章「学生たちが現在重視している活動と自由時間の配分」である。(総ページ数26頁中、P197-198,P206-216)
  • 分担執筆, 浜野隆, 北條英勝, 岩田弘三
    武蔵野女子大学現代社会学部紀要 (1) 2000年3月  
    第4章「過去ボランティア活動体験の有無と今後のボランティア活動への取り組み意欲」を担当した。そこでは、M女子大学の二年生を対象としたアンケート調査の結果をもとに過去のボランティア体験の有無が、現在のボランティア意欲に、どのような形で影響を及ぼしているのかを、さまざまな観点から考察した。(総ページ数23頁中、P185-191を担当)

MISC

 48
  • 岩田 弘三
    令和4年度 学生生活調査結果(独立行政法人 日本学生支援機構) 33-40 2024年3月  招待有り筆頭著者
    2022年度は、学生生活費に影響を及ぼす3つの事態が進行した。第1に、コロナ禍も3年目となり、多くの活動に対する自粛緩和が進んだ。第2に、深刻な物価高に見舞われた。第3に、低所得者層への経済的支援を目的とした、高等教育修学支援新制度が拡充された。以上3つの状況が同時進行したことが、学生生活費収入にどのような影響を与えたのかを検討した。そこでは、(1)自粛緩和の影響で、アルバイト収入は増加したものの、インフレ率を考慮すれば、むしろその収入は現しぃうしていたこと、(2)高等教育修学支援新制度の効果として、家庭からの給付の大幅な減少がみられることい、などを明らかにした。
  • 岩田 弘三
    『教育学術新聞』2023年7月5日、第2面 2023年7月  招待有り筆頭著者
    コロナ禍前(2020年)比べてコロナ禍初年(2020年)には、またコロナ禍初年に比べてコロナ禍2年目(2021年)には学生生活費支出・収入が、いかに変化したかを開設した。
  • 岩田弘三
    IDE 現代の高等教育 (643) 38-42 2022年7月  招待有り
    『学生生活調査』の公表版集計などをもとに、コロナ禍の直撃を受けた2020年度の学生生活費収入・支出状況を、コロナ禍前の2018年度の収入・支出状況をと比較して、コロナ禍が学生の経済生活費与えた影響を紹介したた。そこでは、以下の点などを論じた。(1)アルバイト収入や家計からの給付などの収入の減少はみられるものの、支出も大幅に減少しており、収入源が家計を直撃したわけではないこと。(2)「高等教育無償化」と呼ばれる高等教育修学支援新制度の導入によって、低所得者の家計負担がかなり減少したこと。
  • 岩田 弘三
    北日本新聞 2022年4月17日 第7面 2022年4月17日  招待有り
    コロナ禍が学生にどのような経済的影響を与えたのかを解説した。
  • 岩田 弘三
    令和2年度 学生生活調査結果(独立行政法人 日本学生支援機構) 31-37 2022年3月  招待有り
    コロナ禍の直撃を受けた2020年度のアルバイト状況を、『令和2年度 学生生活調査』の公表版集計、個票による独自集計をもとに、学生生活費収入・支出の変化などもまじえて明らかにした内容を解説した。

書籍等出版物

 18
  • 岩田 弘三
    平凡社新書 2021年10月 (ISBN: 9784582859881)
    戦前期からコロナ禍の時代までの、日本における学生アルバイトの歴史を、歴史史資料・統計資料をもとに論じた。
  • 岩田 弘三 (担当:共著)
    平凡社 2018年6月
    以下の①・②中項目、および③~⑦の小項目を執筆した(括弧内は掲載ページ)。 ①「学問の自由と法制度」(PP.294-295)、②「学部自治」(PP.291-292)、 ③「学者グループ事件」(P.272)、 ④「三大学教授追放事件」(PP.459-460)、 ⑤「大学の自治と教育公務員特例法」(P.611)、 ⑥「滝川事件」(P.628)、 ⑦「平賀粛清」(P.753)。
  • (担当:共編者(共編著者))
    放送大学教育振興会 2017年3月
    第10章「近年キャンパス文化事情-まじめ化する大学生と学生の『生徒化』・大学の『学校化』-」、第11章「アメリカの大学におけるキャンパス文化の歴史①:カレッジの時代」、第12章「アメリカの大学におけるキャンパス文化の歴史②:ユニバーシティの登場以降の時代」、第15章「子ども・青年の文化・教育をめぐる問題と支援」を執筆した。第10章では、近年の日本における学生のまじめ化現象を、就職状況の変動のみならず、学生の「生徒化」・大学の「学校化」との関連で考察した。第11章・第12章では、アメリカの大学において、遊びキャンパス文化が勃興し、全盛期にいたる要因と過程、およびそれが一転して第2次世界大戦後に、まじめ・勉強キャンパス文化に取って代わられるようになった要因について、歴史的観点をもとに考察した。第15章では、子ども・青年・若者の文化・教育をめぐる問題を、教育社会学の視点から総合的に検討した。 編者:岩田弘三・谷田川ルミ
  • 編者, 小林雅之 (担当:共著)
    東信堂 2012年10月
    第10章「奨学金の社会・経済効果」第1節「学生生活費負担において『無理をする家計』の問題」を執筆した。そこでは、苦しい家計のもとで、大学教育費(学生生活費)を支出している家庭(家計)を、「無理をする家計」と名づけ、現在の日本において、(1)「無理をする家計」が、どの程度存在するのか、(2)奨学金を受給することで、何とか最低限の家計を維持している家庭が、どの程度存在するのか、(3)「無理をする家計」出身の学生が、学生生活費からみた場合に、どのような大学生活を送っているのか、といった点などを明らかにし、それらの点から奨学金の効果を検討した。(総頁数486頁中、P381-386を担当)
  • 編者, 稲垣恭子 (担当:共著)
    世界思想社 2011年4月
    第Ⅰ部第2章「キャンパス文化の変容」を執筆した。そこでは、とくに平成の大不況以降の動向を中心にして、戦後日本における大学生文化の変遷を考察するとともに、最近の学生気質についても論じた。(総頁数288頁中、P26-53を担当)

講演・口頭発表等

 32
  • 共同発表者, 武内清, 浜島幸司, 岩田弘三
    第66回日本教育社会学会 2014年9月13日
    2013年に15大学の学生を対象に、キャンパス文化についてアンケート調査を実施した。これは、1997年、2003年、2007年、2013年の4時点を計測点として、16 年間にわたる継続的な調査の一貫である。今回は、大学の「学校化」と大学生の「生徒化」をテーマとして、その動向が16年間にわたってどのように変化してきたのかを、データをもとに分析した。このような全体の報告のなかで、2番目の報告者として、2013年データを用い、とくに最近の大学の「学校化」と大学生の「生徒化」の様相を分析した。
  • 広島大学・高等教育研究開発センター第40回研究員集会 2012年11月23日
    戦前期の大学教授職の形成過程を報告するとともに、その延長で、現在のアカデミック・プロフェッションがかかえる問題を検討した。そして、それらとの関連で、高等教育に関する歴史研究が現在もつ課題を指摘した。(シンポジウム発表:30分)
  • 全国大学生活協同連合会シンポジウム「バブル崩壊後の学生の変容と現代学生像~学生生活実態調査をはじめとした調査分析より~」 2012年11月5日
    全国大学生活協同連合会『CAMPUS LIFE DATA 学生の消費生活に関する実態調査』1963~2011年に記載されている、学生生活費を中心とする学生生活のデータを集計し、戦後日本、とくにバブル経済崩壊後の最近の学生生活、キャンパス文化の動向を報告した。(シンポジウム発表:20分) (シンポジウム発表:15分)
  • 日本私立大学協会附置・私学高等教育研究所第47回公開研究会「高等教育の変化をとらえる-『私学高等教育データブック』の試み-」 2011年2月18日
    全国大学生協連合会『学生の消費生活に関する調査』のデータをもとに、近年の学生文化の変容について、報告した。 (シンポジウム発表:20分)
  • 関西私大助成シンポジウム2009 2009年12月
    学生支援の観点から、戦後日本における学生文化の推移・現状、および現在の学生の経済状況を、データを用いて検討し、今後の学生支援のあり方を考察した。(シンポジウム発表:60分)

Works(作品等)

 45
  • 2017年3月 その他
    本報告書は、昨年度の研究の延長として、その成果を踏まえ、とくに経済的理由を中心とした、大学中退の実態を明らかにするための調査・分析を行った結果をまとめたものである。そのなかで、「第1部第4章「JAIC研修参加者へのインタビュー調査をもとにした大学中退者の事例分析」を担当した。この章では、㈱JAICの協力をえて、そこの研修に参加した大学中退者を対象に、中退理由、大学時代の生活状況、中退後の生活状況などについての、ヒアリングを「行った結果を分析し、学生に対する経済的支援の問題点を検討した。 (総頁数305頁中、P30-52を担当)。
  • 2016年3月 その他
    本報告書は、とくに経済的理由を中心とした、大学中退の実態を明らかにするための基礎調査を行った結果をまとめたものである。そのなかで、「第3章 大学訪問調査」を担当した。この章の大部分は、この研究の調査研究委員会のメンバーが分担して実施した、全国の大学の中退状況、中退対策の取り組み、学生に対する経済的支援などに関するヒアリング結果の報告となっている。その取りまとめを行うとともに、P17-21で、そのヒアリング結果の概要を総括した。 (総頁数302頁中、P17-174を担当)。
  • 2016年3月 その他
    本報告は、『「平成26年度学生生活調査」結果の概要』のなかの、「12 有識者による各種分析」」(P13-56)の一部として収録されたものである。『「平成26年度学生生活調査」結果の概要』は、日本学生支援機構『平成26年度 学生生活調査』の集計表、個票データの解析をもとに、2014年度における学生生活の状況について解説したものである。その一部として、「(3)アルバイト従事状況を執筆した。そこでは、第1に、学部生については2014年度における学生アルバイトの状況に関して、1990年度以降の動向を踏まえて解説を加えた。第2に、大学院生については、修士課程・博士課程・専門職学位課程の比較をとおして、アルバイトおよびTA・RAの勤務状況に関して解説した。 なお、『「平成26年度学生生活調査結果」の概要』は、日本学生支援機構のホームページに掲載されたものである(URLは以下のとおり)。http://www.jasso.go.jp/about/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2016/03/18/data14_ou
  • 2015年9月 その他
    ポストドクター(ポスドク)とは、博士課程を卒業した後に、有給の任期付研究員の職に就いている、非常勤の若手研究者のことである。1990年代以降の大学院拡大にともない、ポスドクが大量に出現することになり、ポスドク問題がと呼ばれる現象が発生することになった。本書は、そのポスドクの実態および問題に焦点を当てた著作である。その著作について批判的な書評を行った。
  • 編者, 日本学生支援機構
    2015年3月 その他
    ビジネス革新技能省(Department for Business, Innovation and Skills; BIS)による『イギリス人学生の収入・支出調査 2011/12年度』(Student Income and Expenditure Survey 2011/12 English-domiciled Students)をもとに、イギリスの大学における学生の経済的状況を紹介した。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 32

教育内容・方法の工夫

 1
  • 件名
    子育て支援・地域貢献に資するための公園の実態調査
    年月日(From)
    2001/04
    年月日(To)
    2003/03
    概要
    「社会教育演習」の授業を利用して、その履修学生に、東久留米市の全公園を調査してもらい、それら公園の所在地、広さ、遊具の配置、使い勝手などを、「西東京市における全公園の情報ガイド」、「東久留米市における全公園の情報ガイド」と題する一冊の冊子にまとめた。なお、これらの取り組みは、朝日新聞など主要各新聞等で大きく取り上げられた。

その他(教育上の能力)

 27
  • 件名
    文部省科学研究費補助金・奨励研究(A)
    年月日(From)
    1990/04
    年月日(To)
    1991/03
    概要
    「ポスト学歴社会における大学と高校の接続関係に関する研究-大学評価と入学者選抜方法の多様化の視点から-」 (単独) 助成金額:800,000円
  • 件名
    文部省科学研究費補助金・奨励研究(A)
    年月日(From)
    1991/04
    年月日(To)
    1992/03
    概要
    「多様な大学選択をもたらす大学評価に関する研究」(単独) 助成金額:1,100,000円
  • 件名
    文部省科学研究費補助金・奨励研究(A)
    年月日(From)
    1992/04
    年月日(To)
    1993/03
    概要
    「多様化・個性化を促進するための大学教育と入試のあり方に関する研究」 (単独) 助成金額:900,000円
  • 件名
    文部省科学研究費補助金・奨励研究(A)
    年月日(From)
    1993/04
    年月日(To)
    1994/03
    概要
    「大学教育の個性化とそれを促す入試の多様化を視点にした大学評価に関する研究」(単独) 助成金額:900,000円
  • 件名
    文部省科学研究費補助金・奨励研究(A)
    年月日(From)
    1994/04
    年月日(To)
    1995/03
    概要
    「18歳入ロ減少期における入試戦略に関する研究-受験生の大学選択と大学入試多様化のあり方-」(単独) 助成金額:900,000円
  • 件名
    文部省科学研究費補助金・一般研究(C)
    年月日(From)
    1995/04
    年月日(To)
    1998/03
    概要
    平成7〜9年度。「18歳入ロ減少期における入試多様化、大学改革と受験生の大学選択のあり方に関する研究」(単独) 助成金額: 平成7年度800,000円 平成8年度600,000円 平成9年度500,000円
  • 件名
    教育暦 教育課程論、教育方法とコンピューター
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2003/03
    概要
    平成11〜14年度
  • 件名
    教育暦 教育原理、社会教育演習
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2003/03
    概要
    平成11〜14年度
  • 件名
    教育暦 教育社会学
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    平成11〜15年度
  • 件名
    教育暦 社会調査
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成11〜22年度
  • 件名
    教育暦 社会調査実習
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成11〜22年度
  • 件名
    日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究(C)(2)
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2003/03
    概要
    平成11〜14年度。「卒業生の視点からみたカレッジインパクトと大学評価に関する研究」(単独) 助成金額: 平成11年度900,000円 平成12年度800,000円 平成13年度800,000円 平成14年度800,000円
  • 件名
    日本学術振興会科学研研究補助金基盤研究(A)採択研究分担者
    年月日(From)
    1999/04
    年月日(To)
    2003/03
    概要
    平成11〜14年度。マス高等教育段階における新しい教育接続の研究スタンダードと大学入試の国際比較分析−分担研究(代表:東北大学 荒井克弘) 助成金額:平成11年度4,600,000円
    平成12年度5,700,000円 平成13年度7,410,000円 平成14年度3,770,000円
  • 件名
    教育暦 社会福祉調査実習
    年月日(From)
    2002/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成14〜22年度
  • 件名
    教育暦 統計調査法
    年月日(From)
    2002/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成14〜22年度
  • 件名
    教育暦 社会福祉学科課題演習
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成15〜22年度
  • 件名
    教育暦 社会福祉学科基礎演習
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2010/03
    概要
    平成15〜21年度
  • 件名
    教育暦 社会福祉学科専門演習
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2011/03
    概要
    平成15〜22年度
  • 件名
    日本私立大学協会付置私学高等教育研究所助成金採択
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    私立大学の教育条件・財務データベースの整備(代表:国立学校財務センター 丸山文裕) 助成金額:1,500,000円
  • 件名
    武蔵野女子学院 学院特別研究費 採択
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2004/03
    概要
    大学生の生活費支出・収入に関する時系列的研究(単独) 助成金額:350,000円

資格・免許

 3
  • 件名
    高等学校教諭二級免許状(国語科)
    年月日
    1980/03
  • 件名
    専門社会調査士
    年月日
    2005/10
  • 件名
    中学校教諭一級免許状(国語科)
    年月日
    1982/12