土屋忍〔編, 黒井千次, 並木宏衛, 川村裕子, 岩城賢太郎, 漆原徹, 今浜通隆, 羽田, 廣瀬裕之, 藤井淑禎, 五井信, 山路敦史, 宮川健郎, 三田誠広, 佐藤公, 清水絢子, 大部真梨恵, 加賀美悠太 (担当:共著, 範囲:124~153)
世界思想社 2014年7月 (ISBN: 9784790716341)
本著に廣瀬の論文(単著)「武蔵野の碑と書・西東京市田無ー養老畑碑・養老田碑考」を所収
①青梅街道の宿場町「田無」について②代官と名主の役割について③養老畑碑・養老田碑建立の背景について④養老田碑本文全文の訓読と解釈について⑤安井息軒起草「養老田碑」稿が存在したことについてのべ、碑文との相違点を校合することによってその推敲課程を明らかにし、これまで建碑年の記載がなかったため、「安政年間」とされてきたが、詳細に碑文を読み解いた結果、「安政七年(万延元ねん)頃」と特定することができた。