研究者業績

永野 咲

ナガノ サキ  (Saki Nagano)

基本情報

所属
武蔵野大学 人間科学部 社会福祉学科 准教授
学位
博士(東洋大学大学院)

連絡先
s-naganomusashino-u.ac.jp
J-GLOBAL ID
201801014149840833
researchmap会員ID
7000024196

論文

 33
  • 永野咲
    医療と社会 34(1) 27-35 2024年6月20日  
    本稿では,若者の中でも特に社会的養護を必要とする若者の生活状況に焦点を当てる。社会的養護を経験した若者の「その後」は,2020年度の全国調査までほとんど把握されてこなかった。明らかになりつつある社会的養護の「その後」の状況は「ライフチャンス」の格差が指摘されるものである。ライフチャンスは,政治社会学者ラルフ・ダーレンドルフによって定義された概念で,オプションとリガチュアの相互関係によって決定される。本稿では,社会的養護を経験した若者のオプションとリガチュアの状況について詳述する。例えば,オプションの格差では,社会的養護を経験した若者の生活保護受給率は同年代の約18倍であり,大学等進学率にも格差がある。大学卒業の割合は2%にとどまる。さらに,コロナ禍でも食料の確保や医療へのアクセスに大きな影響を受けたことが明らかとなっている。 こうした重大な危機に直面しても,社会的養護のもとで育った若者たちが原家族や元の養育者を頼ることは難しく,こうしたつながりの状況は,ライフチャンスにおけるリガチュアの側面から捉えることができる。社会的養護のもとでは,今後リレーショナル・パーマネンシーを保障する取り組みが重要である。さらには,社会的養護のもとで暮らした若者たちは,「自分が何者か」というアイデンティティが大きく揺るがされ,他者や社会とリガチュアを築いていくことが難しくなり,このことが「孤独」につながっていく可能性もある。自分の人生の主体者として,意見が聴かれること,参画することを保障することが極めて重要である。
  • 永野 咲
    ソーシャルワーク実践研究 : ソーシャルワークの実践と理論の総合誌 : journal of social work practice and theory / ソーシャルワーク研究所 編 (20) 72-75 2024年  
  • 永野咲
    人間福祉学研究 16(1) 2023年12月  招待有り
  • 永野咲
    季刊児童養護 53(3) 24-27 2023年1月  招待有り筆頭著者

MISC

 46

書籍等出版物

 22

講演・口頭発表等

 34

共同研究・競争的資金等の研究課題

 11

メディア報道

 9