研究者業績

保井 俊之

ヤスイ トシユキ  (Toshiyuki YASUI)

基本情報

所属
武蔵野大学 ウェルビーイング学部 教授
叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 教授

研究者番号
50567758
J-GLOBAL ID
202301015103565796
researchmap会員ID
R000056298

受賞

 6

論文

 82

MISC

 6

書籍等出版物

 68

担当経験のある科目(授業)

 16

所属学協会

 26

共同研究・競争的資金等の研究課題

 12

教育内容やその他の工夫

 5
  • 年月日(From)
    2015/12/01
    件名
    オンライン講義及びハイブリット講義形式での能動学習授業の実践
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の講義科目「社会システムのシステムズ・アプローチ」、叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部の講義科目「ソーシャルシステムデザイン入門」、並びに中央大学大学院戦略経営研究科戦略経営専攻の講義科目「対行政のビジネス法務」において、オンライン講義及び対面とオンラインのハイブリッド講義を実施し、履修学生の遠隔受講のニーズに応える講義資料作成・配布を行い、ワークショップや対話の形式による能動型の授業実施を行った。
  • 年月日(From)
    2012/04/01
    件名
    双方向授業の実践
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の講義科目「社会システムのシステムズ・アプローチ」、並びに叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部の講義科目「ソーシャルシステムデザイン入門」「公共経営論」「社会経済システム論」において、毎回の講義冒頭の5分間を学生と教員がともに教え合うという意味の「半学半教タイム」と名付け、学生からの自発的なプレゼンテーションを実施した。これにより、学生たちの講義に取り組む自発性が向上するとともに、教員と学生が双方向で討議することにより学生たちが参加型で課題解決スキルの向上させることに資することになった。
  • 年月日(From)
    2008/04/01
    件名
    視聴覚教材を利用した講義
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の講義科目「社会中枢システム論」「コンペティティブ・インテリジェンス「System Architecture and Integration」「Verification and validation」「社会システムのシステムズ・アプローチ」、並びに叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部の講義科目「ソーシャルシステムデザイン入門」「公共経営論」「社会経済システム論」において、必ずパワーポイントの講義資料、そしてしばしばビデオを用い、わかりやすい講義の展開に努めた。これにより、学生たちの講義の理解度が相当程度向上した。
  • 年月日(From)
    2008/04/01
    件名
    システム思考及びデザイン思考教育におけるPBLの実施
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の旗艦科目ともいわれる「デザインプロジェクト」及び叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部の入学時全員必修科目「ソーシャルシステムデザイン入門」において、システム思考及びデザイン思考教育について、協創理論をベースにグループでイノベーションを起こすプロジェクト・ベースト・ラーニングを、企業等と連携した現実の社会問題解決型のプロジェクト実践として行う取り組みを主要担当者として推進した。このPBLの実施により、学生たちは社会にある現実の社会課題に対して、企業等と連携し、緊張感と集中力を以て取り組むようになり、システム思考及びデザイン思考の様々なツールを速やかに身につけ、実践できるようになった。
  • 年月日(From)
    2012/05/01
    年月日(To)
    2016/06/30
    件名
    ワークショップによる地域イノベーション教育のグループラーニングの実施
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の講義科目「社会システムのシステムズ・アプローチ」の大学院外へのスピンアウト・プロジェクトとして、地域イノベーションのために、デザイン思考及びシステム思考を身につけさせ、ソリューション創発を発生させるワークショップの方法論を開発し、全国を回り59回ワークショップを実施し、延べ4千人以上の参加者にフラットな場で自ら学習できる技法を提供した。これにより、同大学院が日本各地のイノベーション人材とネットワークを結ぶ効果をもたらしたとともに、システム思考及びデザイン思考が地域活性化及び地域イノベーションに適用されやすいツール創成が行われた。

その他教育活動上特記すべき事項

 2
  • 年月日(From)
    2016/06/01
    年月日(To)
    2016/06/01
    件名
    金融機関職員の融資先企業に対する事業性評価力要請のための教材作成
    概要
    地域経済活性化支援機構及び全国地方銀行協会と協力し、金融機関職員の融資先企業に対する事業性評価力要請のための教材『営業店のための事業性評価力養成コース』「第一分冊 事業性評価の基本」「第二分冊 事業性評価の実践(実例集)」全国地方銀行協会の作成について、主要執筆者及び監修者となった。
  • 年月日(From)
    2014/03/12
    年月日(To)
    2014/03/12
    件名
    システム×デザイン思考の教科書作成
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の講義科目「デザインプロジェクト」において、システム思考及びデサイン思考の教科書として、システム×デザイン思考で世界を変える: 慶應SDM「イノベーションのつくり方」(日経BP)を主要執筆者のひとりとして完成させた。

教育上の能力に関する大学等の評価

 2
  • 件名
    叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部学生による授業評価アンケート結果による評価
    年月日(From)
    2021/05/01
    年月日(To)
    2022/08/31
    概要
    叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部において、毎期実施している学生による授業評価アンケートで、本人が担当する講義科目「ソーシャルシステムデザイン入門」「公共経営論」「社会経済システム論」は、授業満足及びコンピテンシー向上を実感した学生割合がいずれも8割を超えた。
  • 件名
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科学生による授業評価アンケート結果による評価
    年月日(From)
    2012/04/01
    年月日(To)
    2015/06/30
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科において、毎期実施している学生による授業評価アンケートで、本人が担当する「社会システムのシステムズ・アプローチ」は、良好な評価を履修生から得た。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 23
  • 件名
    広島県生涯学習審議会委員 兼 同社会教育分科会 委員
    年月日(From)
    2023/10/01
    概要
    広島県生涯学習審議会委員兼同社会教育分科会委員として、広島県の生涯学習政策に関する諮問事項を審議し、助言を行った。
  • 件名
    広島市教育委員会広島市立美鈴が丘高校運営指導委員会 委員
    年月日(From)
    2023/06/01
    概要
    広島市立美鈴が丘高校運営指導委員会委員として、同校の新しい専攻科の設置及び地域課題解決型の探究学習に関する新しい教育モデルの構築について、助言を行った。
  • 件名
    (公財)中国地域創造研究センター「「新しい資本主義」を見据えたWEB3.0・ブロックチェーンによる地域課題解決 事例調査」調査委員会 委員長
    年月日(From)
    2023/04/01
    年月日(To)
    2024/03/31
    概要
    (公財)中国地域創造研究センター「「新しい資本主義」を見据えたWEB3.0・ブロックチェーンによる地域課題解決 事例調査」調査委員会委員長として、Web3.0を活用して地域の課題解決を行う地方自治体等のユースケースに関する調査を委員長として主導し、政策提言を含む報告書をとりまとめた。
  • 件名
    文部科学省 科学技術・学術総合政策研究所 科学技術予測・政策基盤調査研究センター(NISTAP) 専門調査員
    年月日(From)
    2023/04/01
    概要
    文部科学省科学技術・学術総合政策研究所科学技術予測・政策基盤調査研究センター(NISTAP) 専門調査員として、科学技術に関する研究動向の助言を行った。
  • 件名
    東京理科大学公開講座 講師
    年月日(From)
    2022/10/27
    年月日(To)
    2022/10/27
    概要
    東京理科大学主催の公開講座の講座「複雑化した時代をシステムデサインで考える」において、ウェルビーイングを中心概念とした地域活性化の手法について教授する社会人向け公開講座の講師を務めた。
  • 件名
    叡啓大学公開講座 講師
    年月日(From)
    2022/10/12
    年月日(To)
    2024/09/18
    概要
    叡啓大学主催の公開講座「幸せ×学び直し: ウェルビーイング(心の幸せ)中心デザインで、実現したい未来を自ら創り出す」(2022年10月~11月、2023年6月~7月、2024年9月)において、計4回(2024年は計3回)にわたり、デザイン思考、システム思考、エフェクチュエーション理論、対話理論などを用いたウェルビーイング中心デザインの技法を、リスキリングを学修希望の社会人向け公開講座の講師を務めた。
  • 件名
    国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術推進委員会 委員
    年月日(From)
    2022/04/01
    年月日(To)
    2024/03/31
    概要
    NEDO「次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発」プロジェクトにかかる技術推進委員会委員に就任し、人工知能・ロボットプロジェクトの事業化に関する評価及び助言を行った。
  • 件名
    広島県福山市教育委員会「福山ティーチャーズ・アカデミー」 講師
    年月日(From)
    2021/10/01
    年月日(To)
    2022/09/30
    概要
    福山市教育委員会主催の「福山ティーチャーズ・アカデミー」において、システム思考とデザイン思考の技法普及のための教員向け研修の講師を務めた。
  • 件名
    熊本県玉名市「たまな未来創造塾」 講師
    年月日(From)
    2021/10/28
    年月日(To)
    2022/09/22
    概要
    玉名市役所主催の「たまな未来創造塾」において、地域活性化及びシステム思考とデザイン思考の技法普及のための研修の講師を務めた。
    第1期:2021年10月28日
    第2期:2022年9月22日
  • 件名
    金融庁検査官等夏季研修 講師
    年月日(From)
    2021/08/01
    年月日(To)
    2021/08/31
    概要
    金融庁主催の金融庁及び財務省財務局の検査官等を対象とした、対話理論及び実践をテーマとした研修の講師を務めた。
  • 件名
    ノートルダム清心学園 清心女子高等学校(岡山) 文部科学省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業「グローバルセミナー」 講師
    年月日(From)
    2021/05/14
    年月日(To)
    2021/05/14
    概要
    ノートルダム清心学園 清心女子高等学校(岡山)において、システム思考、デザイン思考及びクリティカル思考について講義した。
  • 件名
    地方銀行協会地銀経済研究機関連絡協議会研究部会 講師
    年月日(From)
    2016/08/01
    年月日(To)
    2016/08/31
    概要
    地方銀行協会において、「人口減少下の地域イノベーションの起こし方: 地域活性化-方法論の近年のパラダイムシフト」をテーマに講師を務めた。
  • 件名
    防衛省防衛研究所 第62期一般課程研修 講師
    年月日(From)
    2015/05/01
    年月日(To)
    2015/05/31
    概要
    金融制裁及びマネーロンダリング規制の実務経験者として、「経済制裁の実際」をテーマに講義した。
  • 件名
    (独)国際協力機構「NIS地域金融システム安定化政策及び中小企業育成支援策研修」 講師
    年月日(From)
    2015/03/01
    年月日(To)
    2015/03/31
    概要
    「地域経済活性化支援機構(REVIC)の機能と役割」をテーマに海外研修生に政府系ファンドの役割、事業再生ファイナンス並びに国際金融実務について講義した。
  • 件名
    経済同友会金融問題調査会 講師
    年月日(From)
    2014/11/01
    年月日(To)
    2014/11/30
    概要
    「地域企業の事業再生と成長支援の業務における現状と課題」をテーマに経済同友会金融問題調査会第3回会合において、地域イノベーションとファイナンスの実務について講演した。
  • 件名
    防衛省防衛研究所 第61期一般課程研修 講師
    年月日(From)
    2014/05/01
    年月日(To)
    2014/05/31
    概要
    金融制裁及びマネーロンダリング規制の実務経験者として、「経済制裁の実際」をテーマに講義した。
  • 件名
    内閣府経済社会総合研究所、財務省財務総合政策研究所、独立行政法人経済産業研究所『日本経済再生に関する3研究所共同公開セミナー』 講演講師
    年月日(From)
    2013/10/17
    年月日(To)
    2013/10/17
    概要
    「リスクマネー供給によるオープン・イノベーションの加速」をテーマに、イノベーション加速とそのためのファイナンスの仕組みについて講演した。
  • 件名
    福島県立福島高等学校・安積霞高等学校平成25年度難関大セミナー 講師
    年月日(From)
    2013/08/18
    年月日(To)
    2013/08/18
    概要
    システム思考及びデザイン思考を高校生に実践させる高大連携授業及びワークショップを実施した。
  • 件名
    財務省 財務総合政策研究所「第22回財政経済セミナー」 講師
    年月日(From)
    2013/06/06
    年月日(To)
    2013/06/06
    概要
    財務省 財務総合政策研究所「第22回財政経済セミナー」において、「Policy Finance of Japan: Rationale, Experience and Future」(日本の政策金融: 根拠、経験及び未来)をテーマに研修講師を務めた。
  • 件名
    防衛省防衛研究所 第60期一般課程研修 講師
    年月日(From)
    2013/05/01
    年月日(To)
    2013/05/31
    概要
    金融制裁及びマネーロンダリング規制の実務経験者として、「経済制裁の実際」をテーマに講義した。

その他(教育上の能力)

 8
  • 件名
    博士学位論文指導実績
    年月日(From)
    2016/09/01
    年月日(To)
    2023/09/30
    概要
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科において、「社会課題解決のための協働の場の研究─先導的市民大学とフューチャーセンターに基づく統合モデルの提案─」「楽観性の要因分析と向上法提案
    ー困難を乗り越える力の観点からー」「工場密集地域の再活性化プロジェクトとその波及効果―工場主の連携・幸福度の向上及びイノベーションの促進―」「Ideation Workshop Enhancing Acceptance to Encourage Team Creativity」をそれぞれテーマに、博士論文審査の副査として後期博士課程学生4名を主担教員とともに指導した。
  • 件名
    叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部における科目担当実績
    年月日(From)
    2021/04/01
    概要
    「ソーシャルシステムデザイン入門」「公共経営論」「社会経済システム論」の日本語及び英語の講義を担当した。

    「ソーシャルシステムデザイン入門」は、ソーシャルシステムデザイン学部に入学した全学生の必修科目であり、システム思考、デザイン思考及びプロジェクト・マネジメントの基礎を日本語及び英語で、全体俯瞰かつ体系的に、ワークショップ形式による双方向の学びで能動学習するコア科目である。

    「公共経営論」は、公共経営について行政学、公共政策学並びに国際関係論の基礎的理論及び概念に触れつつ、公共経営のガバナンス並びにステークホルダーに関する基礎的理解を得ることを目的とした、日本語及び英語で行う、能動学習の科目である。

    「社会経済システム論」は、社会経済技術システムの概念を学び、能動学習により、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、ビッグデータ、フィンテック等の概念を学習し、これらのテクノロジーが社会経済技術システムとしてどのように現代社会を変容しているのか学習する、日本語及び英語で行う科目である。
  • 件名
    中央大学大学院戦略経営研究科戦略経営専攻における科目担当実績
    年月日(From)
    2015/12/01
    概要
    「対行政のビジネス法務」の講義を担当した。

    本科目は、戦略法務という考え方が近年浸透し、行政と企業活動の間に、制度改正や政策変化を目指し、能動的な相互の働きかけの関係が生まれている現状を踏まえ、地方創生、国際金融、通貨、国際協力等の領域に重点を置き、ビジネスを取り巻く法制度並びに規制に関するカレントな動きを理解し、それらとの調和・対抗策を図るツールに関する知識等を体得させる科目である。
  • 件名
    九州工業大学イノベーション推進機構における科目担当実績
    年月日(From)
    2015/04/01
    年月日(To)
    2017/03/31
    概要
    「システム×デサイン思考」の講義を担当した。

    「デザインプロジェクト」は、システム思考とデザイン思考を適切に用いながら、社会に新しい価値や価値の変化をもたらすプロダクトやサービスなどをシステムとしてデザインし、提案する事を目指した学生及び民間企業参加者によるチーム編成による課題解決型学習によるPBL科目である。民間企業が直面している現実の社会課題をシステム思考及びデザイン思考のツールを用いて探求並びに分析し、ソリューション提案をグループワークで導き、リーダーシップも学びつつ、適切にプレゼンテーションできる能力を涵養するものである。
  • 件名
    政策研究大学院大学政策研究科政策研究専攻における科目担当実績
    年月日(From)
    2010/10/01
    年月日(To)
    2012/09/30
    概要
    「Fiscal and Monetary Policies」の講義を担当した。

    国家並びに地方自治体の財政システム並びに金融通貨システムについて、基礎的な財政及び金融・通貨理論を講義するとともに、主要先進国の財政政策及び金融通貨政策の現状、ファイナンス、外国為替市場、並びに金融システムの危機とそれに対するグローバルな政策対応、暗号通貨、マネーロンダリング等について、英語で講義する科目である。
  • 件名
    国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科公共政策・社会研究専攻における科目担当実績
    年月日(From)
    2009/12/01
    年月日(To)
    2015/03/31
    概要
    「Public Administration」の講義を担当した(2009年12月~2011年3月、2012年4月~6月、2013年4月~2015年3月)。

    本科目は、行政学及び公共政策学の基礎的概念について、政策形成のサイクル、アジェンダ設定、政策形成と意志決定、政策評価、アドボカシー・コアリション・フレームワーク、ニュー・パブリック・マネジメント、参加型公共マネジメント等の諸概念に重点を置きつつ、英語で講義する科目である。基本的な英語文献講読やクラスでのゼミ形式での議論を通じて、公共政策を学ぶための概念的・分析的な知識を習得するものである。
  • 件名
    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科システムデザイン・マネジメント専攻における科目担当実績
    年月日(From)
    2008/04/01
    概要
    「社会中枢システム論」「金融通貨システム論」「デザインプロジェクト」「コンペティティブ・インテリジェンス」「System Architecture and Integration」「Verification and Validation」「政策デサイン論」「社会システムのシステムズ・アプローチ」「公共政策のイノベーティブデザイン」の講義を担当した。

    「社会中枢システム論」は、社会システムの中にあって社会の基幹システムを構成している「社会中枢システム」(Socio-Critical System)について学び、工学的なシステム理解にとどまらない、文理融合型かつソフト・ハード両面を総合的に把握する思考方法の涵養を促す科目である。

    「金融通貨システム論」は、社会システムの基幹のひとつである金融システムと国際通貨システムについて、基礎的な金融・通貨理論を講義するとともに、ファイナンスや外国為替市場の現状、並びに金融システムの危機とそれに対するグローバルな政策対応、暗号通貨、マネーロンダリング等のテーマについて、外部講師も招き、金融通貨市場の現況を学ぶ科目である。

    「デザインプロジェクト」は、システム思考とデザイン思考を適切に用いながら、社会に新しい価値や価値の変化をもたらすプロダクトやサービスなどをシステムとしてデザインし、提案する事を目指した学生主導のチーム編成による課題解決型学習によるPBL科目である。海外連携大学院教員の講義も交え、民間企業・自治体等から与えられた現実の社会課題をシステム思考及びデザイン思考のツールを用いて探求並びに分析し、ソリューション提案をグループワークで導き、リーダーシップも学びつつ、適切にプレゼンテーションできる能力を涵養するものである。

    「コンペティティブ・インテリジェンス」は、国家安全保障分野におけるインテリジェンスの方法論を学び、さらにその手法を民間の企業競争の分野に応用したコンペティティブ・インテリジェンスの方法論及びツールを体系的に学ぶ科目である。特に、金融インテリジェンス並びにスポーツインテリジェンス等、萌芽しているインテリジェンスの領域に重点を置くとともに、シナリオ分析にも触れ、アクティブ・ラーニングの実施により学生の自発的学習能力を涵養するものである。

    「System Architecture and Integration」は、最新のシステムエンジニアリングに基づくシステムアーキテクティングとインテグレーションについて、英語で講義する科目である。システム開発のベーシックな手法として、要求仕様作成、分析、設計、動作検証並びに要求仕様の妥当性検証に至るいわゆるV字開発プロセスを、実例を交えて解説するとともに、これを技術システムのみならず、社会システムにも広げて応用する方法を解説するものである。

    「Verification and Validation」は、システムのデザインとマネジメントに必要な検証および妥当性確認(Verification and Validation: V&V)について、これら2つの用語の違いとお互いの関係、V&Vを実施するにあたって、どのように考え、計画を立て、実施するべきか等について学び、さらに技術システムや社会システムをはじめ異なるシステムを対象にしたケーススタディを行う、英語での講義科目である。

    「政策デザイン論」は、社会システムデザインの重要領域である政策デザインの方法論を理解するともに、習得した政策デザイン方法論の下で諸手法を戦略的に応用し、政策立案できる能力を涵養する科目であり、政策の基本的な概念、政策形成プロセスを理解した上で、実践的なテーマを下にグループワークによる政策デザインワークショップ(PDW)を実施し、中央省庁や国際機関等の政策実務家を外部講師として招聘し、多様な領域での実際の政策課題を受講者に講義形式で共有し、グループワークにより外部講師から与えられた政策課題へのソリューション提案を実践するものである。

    「社会システムのシステムズ・アプローチ」は、システムズエンジニアリング及びイノベーション理論で、近年大きな脚光を浴びている社会システム及び社会イノベーションについて、対話(dialogue)と協創(co-creation)をキーワードに学ぶものであり、その主要な理論領域である社会イノベーション、協創、対話、社会起業、ファイナンス、パターンランゲージ、 グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)、ソフトシステムズ・メソドロジー(SSM)、マインドフルネス、レジリエンス、 並びに地域活性化論等に重点を置き、現実世界の問題解決に役立つソリューション提案の方法を体系的かつ双方向で、課題解決型学習も取り入れて学ぶ科目である。

    「公共政策のイノベーティブデザイン」は、公共政策の基本的な概念、政策形成プロセスを理解した上で、実践的なテーマの下、公共政策のイノベーティブなソリューションを自ら提案できるようにする科目で、市民参加型政策形成、官民協働、政策ファイナンス、地方創生、社会イノベーションなどの多様な政策領域での実際の政策課題を受講者に講義形式で共有するとともに、ワークショップ及び政策提言の立案・プレゼンテーションにより、マルチステークホルダー協働時代の政策デザインを実践する能力を涵養するものである。
  • 件名
    中央大学総合政策学部総合政策学科における科目担当実績
    年月日(From)
    2007/10/01
    年月日(To)
    2008/03/31
    概要
    「金融政策論」の講義を担当した。

    本科目は、マクロ並びにミクロの金融理論特にファイナンス理論の基礎を学ぶとともに、中央銀行及び金融当局の政策手段に焦点を当て、金融政策の理論を習得するものである。

資格・免許

 2
  • 件名
    Project Management Professional
    年月日
    2011/05/01
    概要
    米国Project Management Institute認定(登録番号1410565)
  • 件名
    博士 (学術)
    年月日
    2011/03/01
    概要
    国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科
    学位論文題名「保険規制監督行政の転換とシステムズ・アプローチ: 保険不適切不払い・支払い漏れ問題の発生を契機として」

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 7
  • 件名
    地方創生のためのファイナンススキームを巡る法制度整備への貢献
    年月日(From)
    2014/10/01
    年月日(To)
    2016/06/30
    概要
    内閣府地方創生推進室 「ふるさと投資」連絡会議 アドバイザーに就任し、内閣府及び金融庁が進めるマイクロファイナンス等の金融スキームによる地方創生への枠組み作り並びに関連法制度整備への貢献を行った。
  • 件名
    地方金融機関との連携による政府系ファンドによる地方における事業再生及びファンド創生の推進
    年月日(From)
    2014/06/01
    年月日(To)
    2016/06/30
    概要
    地方創生政策に資するため、日本全国の地銀、信金・信組などと連携し、内閣府及び金融庁等の主管官庁の指導の下、政府系官民ファンドである地域経済活性化支援機構(REVIC)による地方における事業再生及びファンド創生の推進に、政策担当執行役員及び取締役として邁進した。
  • 件名
    途上国の金融監督制度改革への協力
    年月日(From)
    2012/05/01
    年月日(To)
    2012/05/31
    概要
    (独)国際協力機構の「日越戦略的パートナーシップの強化にかかるセミナーの開催: マクロ経済管理(日本のバブル経済と銀行監督の経緯) 」調査団団員としてベトナムを訪問し、ベトナムの銀行監督検査制度の改革並びに銀行不良債権の早期処理システムの構築に協力した。
  • 件名
    保険金不適切不払い・支払い漏れに対する政策対応及び保険規制監督の改革
    年月日(From)
    2006/07/01
    年月日(To)
    2009/07/31
    概要
    2000年代後半に1千億円以上の不適切不払い・支払い漏れが発覚し社会的事件となった日本の生損保業界及び簡易保険の保険金支払い態勢の立て直しを、金融庁監督局保険課長、さらに郵便貯金・保険監督総括参事官として、透明性及び消費者保護を重点に置く新たな行政アプローチで政策として主導することに貢献した。
  • 件名
    日本の貸し渋り及びアジア通貨危機への政策対応への貢献
    年月日(From)
    1997/09/01
    年月日(To)
    2000/01/31
    概要
    1997年末より発生した日本のバブルの崩壊及びタイに始まった通貨危機は、大きな信用収縮をもたらしたが、日本における金融機関の貸し渋り、アジアの通貨危機を招来した。この時期、財務省理財局にあって、日本の貸し渋り及びアジア通貨危機に対応する危機対応のファイナンスについての政策の企画立案及びその実施に貢献した。
  • 件名
    郵便貯金及び財政投融資改革制度改革への参画
    年月日(From)
    1997/09/01
    年月日(To)
    2001/07/31
    概要
    日本政府が大きな政策改革として1990年代に進めた郵便貯金及び財政投融資制度の改革において、財務省理財局の制度改革の企画立案の中核チームの一人として、制度改革の企画立案に参画し、制度改革の完遂に貢献した。
  • 件名
    国際協力及び国際開発金融に関する日本の貢献に参画
    年月日(From)
    1987/06/01
    年月日(To)
    2020/08/31
    概要
    経済開発協力機構(OECD) トレーニーコンサルタント(1987年6月~1999年7月まで)、外務省在インド日本大使館一等書記官(1992年5月~1995年5月まで)、国際協力銀行開発金融研究所主任研究員兼(財)国際金融情報センター(JCIF)ワシントン事務所長(2001年7月~2005年7月まで)、並びに米州開発銀行(Inter-American Development Bank) 理事(Executive Director) (クロアチア、日本、韓国、ポルトガル、スロベニア並びに英国を代表)(2016年7月~2020年8月まで)として、国際協力及び国際開発金融の実務に携わり、国際金融及び開発協力の分野における日本のグローバルな貢献に参画し、日本の国益を代表した。