國學院大學日本文化研究所報 (176号) 1994年1月
人は何を同じ"グループ"として認識するのか、またことばにおいても、同義語、類義語の類を何を基準として区別しているのか。その基礎研究として、認識の発達的差異を明らかにしたのが本研究である。ここでは、色相の異なる三角形と顔図形を用い、それが全体的に認識されるのか部分的に認識されるのかを、幼児と大人(大学生)で比較、検討した。その結果、先行研究とは異なり、幼児の方がより部分に着目する傾向がある一方、大人は全体的に認識する傾向があることが示唆された。<br />
※修士論文<br />
指導教官:桐谷滋(東京大学医学部)<br />
学会発表:日本心理学会第57回大会