研究者業績

松川 利広

マツカワ トシヒロ  (TOSHIHIRO MATSUKAWA)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 児童教育学部児童教育学科 教授
学位
修士(教育学)(1986年3月 愛知教育大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901088101891618
researchmap会員ID
5000010742

委員歴

 5

論文

 27

書籍等出版物

 21
  • 松川利広, 横山真貴子 (担当:監修)
    保育出版社 2020年10月
    「言葉」「ことばの力が育つ保育」に続く,保育者養成のためのテキストである。
  • 甲斐睦朗監修, 松川利広 (担当:共編者(共編著者))
    光村図書 2015年2月
    小学校国語科教科書(光村図書)の語彙分析を行い,語彙表を作成し,それに基づく,多様な言語活動(語彙指導)例を提案した。
  • (担当:共著)
    清文堂出版(表現学会編) 2013年6月
    本叢書は,表現学会創立50周年記念事業として編まれた。言語表現学叢書は,全3巻(第1巻言語表現学の基礎と応用,第2巻言語表現学の諸相,第3巻文学の言語表現学)からなり,松川は第1巻第2部「国語教育」を担当し,表現学の視座から解説を行った。
  • (担当:共著)
    学文社(科学的『読み』の授業研究会編) 2012年8月
    「言語活動の守破離」を執筆した。守破離の「守」に着目した言語活動の意義に触れ,特に教師自作による「型(モデル文)」は,一人一人の子どもの能力に応じた学習指導を展開するうえで有効であることを国内外の具体例を挙げながら考察した。また,児童生徒の「言語活動の充実」は,現代社会における教育課題であり,カリキュラム・マネジメントを構想,展開,評価するうえでも,重要な観点になりうることを述べた。
  • 甲斐睦朗監修, 松川利広, 横山真貴子編著 (担当:共編者(共編著者))
    保育出版 2005年3月
    「言葉」の全面改訂版である。
  • (担当:共著)
    2002年9月
    話し言葉,童話,伝記,垣内松三の項目を解説。
  • (担当:共著)
    朝倉書店(日本国語教育学会編) 2002年8月
    「垣内松三」ついて,国語科教育思潮に位置付けながら今日的意義を中心に解説した。
  • (担当:共著)
    明治図書(全国大学国語教育学会編) 2002年6月
    言語事項研究の成果と展望について,最近20年の動向をふまえながらまとめた。特に,語彙指導の取り立て指導と取り上げ指導に着目し,今後の国語科教育の在り方を語彙指導の視座から展望した。
  • (担当:共著)
    『国語の力』の会編 2001年9月
    石井庄司先生の講義録。会の主宰は倉澤栄吉先生,湊吉正先生と松川による編集。本書は,垣内松三『国語の力』の研究を行うための基礎資料として位置付けられている。
  • (担当:共著)
    国語科教育研究会編 2001年9月
    「ごんぎつね」のあらすじの捉え方と発達段階(小学校4年生~大学生)との関係を明らかにした調査である。考察に際しては,語彙論,文章論の手法を援用した。(今回の調査で,「ごんぎつね」のあらすじを文章化する力は,中学2年生を境に安定することが検証された。松川は,本研究会の代表として,4年間にわたる研究推進に努めた。
  • (担当:共著)
    ぎょうせい(日本カリキュラム学会編) 2001年2月
    「国語とコミュニケーション能力の指導」「国語と情報活用能力の指導」「国語問題と国語教育」「垣内松三」の項目について解説。
  • (担当:共著)
    ニチブン 2000年7月
    「個を生かす指導と評価の工夫」について執筆。特に,形成的評価としてのポートフォリオ評価は,継続的な学習指導をよりよいものにする上で,効果的であることを述べた。
  • 増田信一編 (担当:共著)
    学芸図書 2000年4月
    読書と豊かな人間性との関係について,学校図書館司書教諭の視点から論じた。「読書」「と」「豊かな人間性」をつなぐ「と」の機能に着目して,論を展開した。
  • 松川利広, 櫻本明美 (担当:共編者(共編著者))
    現代教育社 1999年4月
    新しい学力観に基づく国語科教育の在り方について,理論と実践の両面から考察した。
  • 甲斐睦朗監修, 松川利広, 加藤久雄編著 (担当:共編者(共編著者))
    保育出版社 1995年10月
    幼児の言葉の指導のあり方について,他の4領域との関係を視野に入れながら示した。これは,幼児の言葉の発達を支援する立場にある保育者には,総合的な指導力が何よりも求められているという視座に基づいている。編者自らが,編集方針に基づいて,各執筆者が考察の対象とする資料(映像を含めて)を現場に出かけて作成したところに本書の特色がある。
  • 吉田新一, 関口安義, 原昌編 (担当:共著)
    中教出版 1993年11月
    坪田譲治作「ねずみのいびき」を担当。「生きた子ども」を表現することを通して,子どもたちに人間の真実の姿を語ろうとした譲治の童話観を軸に,「鑑賞の窓」「研究へのアプローチ」をまとめた。
  • (担当:共著)
    1993年4月
    話しことば,童話,音読,伝記,読本の5項目について解説。
  • (担当:共著)
    表現学会編 1993年1月
    「南吉童話の類義語考-『赤い鳥』作品の場合-」を執筆。本稿では,新美南吉の赤い鳥作品(「正坊とクロ」「張紅倫」「ごん狐」「のら犬」の語彙分析を行い,類義語の観点から表現上の特徴を明らかにした。
  • (担当:共著)
    明治図書 1989年10月
    「ひらけていく海」の教材研究。文章全体(文章構成)を俯瞰しながら,段落相互の関係を把握する方法について述べた。
  • (担当:共著)
    明治図書 1988年6月
    国語教育と印刷との関係を解説。特に,情報機器の発達を見通した準備教育が必要であることを述べた。
  • 中西一弘編 (担当:共著)
    明治図書 1984年9月
    文学的文章教材「やまなし」と説明的文章教材「自然を守る」の表現上の特徴を述べ,それに応じた言語活動(作業を伴う学習活動)のあり方を提案した。pp.56~72,pp104~120

講演・口頭発表等

 4

Works(作品等)

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  • 2017年9月 その他
    新学習指導要領では,全学年において語彙指導の充実が求められていることを受けて,教科書の語彙表を効果的に活用するなど,具体的なアイデアを提案した。
  • 2017年6月 その他
    「語彙を豊かにする」という表現には,二つのベクトルが内包されている。一つは,「はりねずみ」の個体数(語彙数)を増やすこと,多種多様な「語彙」を獲得し,それらの体系化に努めること。もう一つは,イメージとして,一匹の「はりねずみ」の体を大きくするとともに「はり」の数を増やすこと。一つの語彙の要素である語(語句)の量と質の充実化に努めること。このように捉えると,語彙と語(語句)とは,相補,双方向の関係にあるといえる。この両者の関係性を明示するために「語彙・語句」のように「・(中黒)を用いて表記されることが多い。「語彙・語句」は,「言葉の力」そのものであり,「生きる力」のエンジンにもなり燃料にもなることを述べた。
  • 2017年3月 その他
    現代社会における教育課題の一つである「発達障害」に着目し,幼小中連携のもとでの発達障害アセスメントと適応・学習支援,発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期・継続支援事業の内容をまとめたものである。
  • 2016年10月 その他
    子どもは,具体例をとおして,物事の認識を深め,一般化していくところがある。ゆえに,子どもには,書くことの初期段階においては,複数の範例を用意したい。子どもは,複数の範例の中から自分に合うものを「主体的」に選択するのである。この「選択」という行為自体が「主体的であること」を下支えする。また,範例があることにより,それを基にしながら,具体的かつ対話的(協働的)に学び合うことができる。そのことを踏まえると「書くこと」の系統的な能力表とそれに対応した範例(具体例)を複数用意することは,一人一人の能力に寄り添った学習環境づくりにつながるといえる。
  • 2016年3月 その他
    現代社会における教育課題と位置付けられている「インクルーシブ教育」に着目し,奈良教育大学附属学校園(附属幼稚園,附属小学校,附属中学校)における実施内容をまとめたものである。

共同研究・競争的資金等の研究課題

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