柳澤 幸江, 鈴木 敏和, 藤澤 由美子, 金子 健彦, 後藤 政幸, 櫻井 洋一, 中島 肇, 古畑 公, 湊 久美子, 大河原 悦子, 杉浦 令子, 多賀 昌樹, 高橋 佳子, 登坂 三紀夫, 松井 幾子, 本 三保子, 難波 秀行
和洋女子大学紀要 56 143-150 2016年3月 招待有り
本報告は、平成26年度和洋女子大学教育振興支援助成を受けて実施したものであり、健康栄養学類での管理栄養士育成に関わる教育において、「クリッカーシステム」を用いて教育効果を向上させ、学生の自己学習意欲を高めることを目的とした。クリッカーシステムは現在、本学「ワヨラ」で運用が行われているが、学生の講義への参加状況や理解度をリアルタイムで知ることができる。さらに学生参加型の双方向型授業によって授業においての集中力が高まること、自身の理解度を学友たちと相対比較することにより学習意欲向上が期待できる等の効果が言われている。 本取り組みでは、健康栄養学類の4年生に開講している国家試験対策関連講義で、クリッカーシステムを使用した授業を実施した。クリッカー使用スクリーンを可動式の第2スクリーンで適用することによって、授業運営をスムースにすることができた。学生アンケートの結果、授業の理解度を高める効果は確認できなかったが、クリッカーを用いた回答によって即座に学生の理解状況を確認できることで、学生の理解にあわせた授業を実施することができたとの評価を得た。クリッカーを通常授業で活用することに関しては、学生からはまだ積極的利用の要望が挙げられていないが、今後も引き続き、学習効果を高めるクリッカーの利用方法の検討をしていく必要があると考える。