研究者業績

中島 ともみ

ナカジマ トモミ  (NAKAJIMA TOMOMI)

基本情報

所属
藤田医科大学
学位
修士(リハビリテーション科学)(聖隷クリストファー大学大学院)
博士(聖隷クリストファー大学大学院)

連絡先
tomomi.nakajimafujita-hu.ac.jp
研究者番号
40624333
J-GLOBAL ID
201801011309002709
researchmap会員ID
B000298269

論文

 19
  • 中島ともみ
    NOVA 20(4) 39-45 2023年4月  招待有り筆頭著者最終著者責任著者
  • 伊藤 竜司, 中島 ともみ
    作業療法ジャーナル 57(1) 39-43 2023年1月  
  • 小林 佑衣, 中島 ともみ
    愛知作業療法 30 55-59 2022年3月  
    先行研究では,脳血管疾患患者の清拭動作獲得の難易度は高いとの報告がある.今回,回復期リハビリテーション病棟に入院した脳出血重度右片麻痺患者に対して,作業療法士による機能訓練に加えて,家族に同意をいただいた上で家族参加型の自主訓練を導入した.その結果,退院時の洗体動作が監視に至った症例を経験した.セラピストが運動学,生理学的エビデンスを踏まえた機能訓練を積極的に進め,さらには患者教育,家族教育と職種間連携により十分な自主トレーニングが確保できたことが機能回復につながり,退院時の洗体動作の改善につながったのではないかと考える.(著者抄録)
  • 鈴木章仁, 内山恵介, 大内敬太, 中島ともみ
    愛知県理学療法学会誌 32(1) 41-46 2020年6月  査読有り
    ウェルウォークWW-1000(以下、ウェルウォーク)は脳卒中片麻痺患者の歩行練習支援を目的に開発されたロボットである。今回は体幹機能障害・pusher現象を呈した脳卒中片麻痺者に対して、通常の理学療法に加えてウェルウォークによる歩行練習を実施し、移乗動作の介助量軽減に至った症例を経験したため報告する。症例は左被殻出血により右片麻痺を呈した60代男性である。重度運動麻痺に加えて、体幹機能障害とpusher現象を認めた。移動動作はFunctional Independence Measure(以下、FIM)1点で、2人介助を要した。ウェルウォークによる介入期間は10週間。ウェルウォークによる歩行練習開始後より体幹機能の向上やpusher現象の軽減を認めた。また移乗動作はFIM3点と介助量の軽減を認めた。ウェルウォークによる歩行練習はアシスト機能を用いることで低歩行能力の状態から一定の練習量が確保できたことにより、体幹機能の向上やpusher現象の軽減に寄与したと考える。ウェルウォークによる歩行練習は移乗動作の介助量軽減に対して有効な練習方法となる可能性が示唆された。(著者抄録)
  • 佐藤 祐樹, 中島 ともみ
    作業療法ジャーナル 54(5) 499-504 2020年5月  査読有り
    <文献概要>高齢者にとって自動車は,通院や買い物等,社会生活の維持に重要な移動手段である.リハ分野では,医療機関を中心に,脳血管障害者への自動車運転(以下,運転)再開支援が広がっているが,地域での実践は乏しく,訪問リハで生活行為向上マネジメント(Management Tool for Daily Life Performance:MTDLP)を活用した運転再開支援の報告はみられない.今回,右慢性硬膜下血腫を発症後,生活不活発状態に陥っていた80代前半の男性は,移動手段としての運転再開を希望した.訪問リハで担当する機会を得て,MTDLPを活用して約2ヵ月間介入した.専門職の慎重な判断と責任に基づいて多職種で支援した結果,運転を再開して通院が可能となり,趣味活動の再開へ向けた生活拡大のきっかけをつくることができた.
  • 中島 ともみ, 宮前 珠子, 萩田 邦彦, 山下 拓郎, 馬場 博規
    作業療法 = Japanese occupational therapy research 37(3) 265-275 2018年6月  査読有り
    作業環境に変化のある客体操作(open task)の学習を,誤りなし学習errorless learning(以下EL)と誤りありの学習errorful learnin(以下EF)で行い,注意機能関連脳領域の活動の差異を検討した.健常成人(右利き),EL群7名(平均27.7±4.7歳),EF群6名(平均25.9±6.0歳)に,描画課題におけるペンタッチ入力操作(非利き手)を学習させ,遂行時の前頭葉の脳血流動態を,機能的近赤外線分光法にて測定し比較した.その結果,EF群で左前頭極と左背外側前頭前野の脳血流内の酸素化ヘモグロビンの濃度が有意に上昇した.本研究の結果,open taskのEは,注意機能関連脳領域を賦活する可能があることが示唆された.<br /> <br /> (掲載証明あり)
  • 中島 ともみ, 伊藤 信寿, 藤田 さより, 建木 健, 鈴木 達也
    リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences 13(13) 21-32 2018年3月31日  査読有り
    研究論文臨床実習における学びのプロセスを,探索的に明らかにすることを目的に,実習後に行われた振り返りの記述の分析を行った. その結果,学生は自己内省が行えるようになり,基本的知識の習得だけでなく,エビデンスを求める思考,問題解決のために分析する思考が必要であると考えられるようになっていることが確認できた.この思考は,Dreyfus model では,熟練者レベルの思考である.初心者のレベルである学生が,熟練者レベルの思考に気付くことが出来たことは教員が振り返りシートの作成に関わっていることも要因であると考えられた. また,コミュニケーションに課題を感じている学生は,物事の優先順位を付けた行動化も同様に課題と考えていることが分かった.優先順位を付けた行動化は,実習中に学ぶことが難しく,臨床実習前からの学内での指導が重要であることも示唆された.
  • 鈴木 達也, 建木 健, 中島 ともみ, 田島 明子
    作業療法教育研究 17(1) 57-58 2017年7月  
  • 佐野 哲也, 宮前 珠子, 中島 ともみ
    リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences 12(12) 41-52 2017年3月31日  査読有り
    研究報告背景:作業療法では,脳血管疾患後,利き手が麻痺した際に箸動作利き手交換を行う.これまで経験的に,つまみやすい箸から日常の箸に,つまみ易い物から難しい物へと段階づけて練習を行ってきた. 目的:箸動作利き手交換の方法について,実験的検討を行い,効果的方法を提案する.方法:右利き健常男性11 名に,非利き手で3 種の箸(箸ぞう,割り箸,塗り箸),物体(スポンジ,木片,大豆)について計9 課題のデータ収集を行った.測定項目: 1.主観的難易度(難易度),2.つかみ離しが出来た個数(パフォーマンス)3.前頭前野領域脳血流動態とした. 結果:①脳血流量は難易度が高いと判断された課題は多く増加した.②注意・集中ができパフォーマンスにおいてミスが少ない場合に増加した.③課題の難易度は対象者の主観(課題の特性・傾向)より4 段階に分類された.その結果,箸動作の利き手交換練習の効果的方法の順番は,箸ぞう−木片 ,箸ぞう−スポンジ,割り箸−スポンジ,割り箸−木片, 塗り箸−スポンジ,箸ぞう−大豆 ,塗り箸−木片,割り箸−大豆,塗り箸−大豆が良いことが示唆された.[Introduction] Chopsticks are traditionally used at meals in Japan. In case of dominant hand paralysis after stroke, exchange of dominant hand for chopstick manipulation is performed in occupational therapy. Practices are performed conventionally in a phased manner using easyto-manipulate chopsticks first and those of ordinary types later and easy-to-pickup objects first and hard-to-pickup ones later. [Objective] Propose effective methods for exchanging dominant hand of chopstick manipulation after experimental review. [Method] Collect data of nine types of tasks making 11 healthy right-handed males manipulate objects (2cm3 of sponge and wood chip soybeans) using three types of chopsticks (Hashizo, throwaway chopsticks, lacquered chopsticks) by non-dominant hand. Measurement items: ① Cerebral blood flow kinetics in prefrontal area, ② Difficulty level, ③ Number of objects picked up and released successfully (performance) Each task performed within 30 seconds [Results] Difficulty level was higher and performance was better in orders of Hashizo, throwaway chopsticks and lacquered chopsticks, and wood chip, sponge and soybeans respectively. With larger difference in cerebral blood flow between individuals, its rate tended to be higher in tasks with low difficulty level and high performance (Hashizo-wood chip) and with high difficulty level and low performance (lacquered chopstickssoybeans) and lower in a task with moderate difficulty level and performance (lacquered chopsticks-wood chip) as a result of consideration in order. [Discussion] Such tendency was observed that cerebral blood flow increased in tasks achieved steadily and earlier and those with significant difficulty and decreased in tasks required for concentration and carefulness. It was suggested effective to provide tasks by considering their characteristics.
  • 中島ともみ
    日本作業療法学会抄録集 50回 SS2-1 2016年3月  査読有り
    作業療法の臨床において、直接刺激法は注意機能を直接的に改善することで、学習すべき活動や作業、誤りのない活動の遂行と学習を促進する役割があることを明らかにできた。また、open taskの即時効果が認められたことから、リハビリテーションへの応用として、open taskを用いて、注意機能の促通を図ったうえで、その汎化効果を用い、様々な作業を学習するような手法により効果が期待できるのではないかといった、注意障害のリハビリテーションの手法について提言できる可能性が示唆された。(博士論文)
  • 鈴木 達也, 建木 健, 中島 ともみ, 田島 明子
    日本作業療法学会抄録集 49回 P2703g-P2703g 2015年6月  
  • 中島 ともみ, 宮前 珠子, 萩田 邦彦, 山下 拓朗, 馬場 博規
    リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences 10(10) 23-36 2015年3月31日  査読有り
    研究報告本研究は,注意機能の評価として広く一般的に行われているTrail Making Test(TMT)の評価結果と,日常における行動の特徴との関連性を明らかにすることを目的とした探索的研究である.対象は,日本における医学論文情報のインターネット検索サービスである医中誌WEB に1999 年~2012 年までの13 年間に登録された文献のうち," 作業療法" と," 注意障害" をキーワードとして検索した(2013 年5 月検索).その結果31 例の作業療法士が報告する症例を得たが,それらの内でTMT を評価として用いていた17 症例を対象とした.17 症例の報告から,34 組の行動の観察記録とTMT の評価結果を抽出し,行動の観察記録をテキストマイニング手法により分析した後,TMT の結果と照らし合わせて比較検討した.検討の結果,4 段階に分かれたTMT の遂行レベルについて,各々の段階の行動の特徴が明らかとなった.
  • 鈴木 達也, 建木 健, 藤田 さより, 中島 ともみ
    日本作業療法学会抄録集 47回 P619-Lc 2013年6月  
  • 中島 ともみ
    リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences Seirei Christopher University 8(8) 83-95 2013年3月31日  査読有り
    研究報告本研究では、注意障害のリハビリテーションの一つである直接刺激法において効果的とされている課題の一つを取り上げ、その有効性について検証し考察を加え報告する。 直接刺激法とは、注意機能にかかわる脳領域を反復刺激によって直接的に刺激する方法であるとされており、注意機能そのものの回復を目的としている。そこで、現在直接刺激法の課題の一つとされるパソコンを用いた文字入力課題について、注意に関わる脳領域が活性化されているか否かを、脳の活動を間接的に示すとされる脳血流動態の変化を、近赤外線分光法(functional near infrared spectroscopy:以下fNIRS)によって測定し、検証した。また、入力操作の繰り返しを行うことで、入力操作はスキルとして学習されていると捉え、学習方法の違いによっても注意にかかわる脳領域の活性化に違いが生じるか否かを比較検討した。 結果、パソコンの文字入力課題では、学習が進むに従い注意機能を担う脳領域のOxy-Hbの変化を示す波形は下降した。またその傾向は、学習の方法に差異はなく、パソコンを用いた文字入力課題は、直接刺激法として効果的ではない可能性が示された。
  • 中島ともみ
    2010年3月  査読有り筆頭著者
    作業環境に変化のある客体操作(open task)の学習を,誤りなし学習errorless learning(以下EL)と誤りありの学習errorful learnin(以下EF)で行い,注意機能関連脳領域の活動の差異を検討した.健常成人に,描画課題におけるペンタッチ入力操作(非利き手)を学習させ,遂行時の前頭葉の脳血流動態を,機能的近赤外線分光法にて測定し比較した.その結果,EF群で左前頭極と左背外側前頭前野の脳血流内の酸素化ヘモグロビンの濃度が有意に上昇した.本研究の結果,open taskのEFは,注意機能関連脳領域を賦活する可能があることが示唆された.(修士論文)
  • 宮前珠子, 山田美代子, 鈴木達也, 中村径雄, 中島ともみ
    作業療法研究 9(1) 13-19-19 2009年7月  査読有り
    内容:理学療法士・作業療法士法指定規則に規定された作業療法教育の「遊び・余暇活動」に関する内容が、作業療法士の臨床活動の内容と一致するかどうかを確認したところ、必ずしも一致していなかった。また、指定規則指導要領で規定されている設備備品とも一致していなかった。今後更に、臨床での利用のされ方の調査すること、結果を反映したカリキュラムの検討と、指導要領の改訂を働きかけること等の提案を行った。<br /> 担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能
  • 中島 ともみ, 田中 真司
    リハビリテーション教育研究 13(13) 73-75 2008年3月20日  査読有り
    入学から,長期臨床実習前までの2年間,ストレスコーピング(ストレス対応)の変化をラザルス式ストレスコーピングインベントリー(SCI)を用いて評価した.また,実習の情意面での評価との相関性を検討した.SCIのパターンと実習時のストレス対応行動に一定のパターンが見られた.しかし,実習評定(情意面)との相関性はなかった.
  • 中島 ともみ, 田中 真司
    リハビリテーション教育研究 12(12) 112-114 2007年3月20日  査読有り
    学生の実習前後のストレスコーピング(ストレス対応)の変化をラザルス式ストレスコーピングインベントリー(SCI)とストレス対応に影響を及ぼすと推測した自己統制感をLocus of Control(LOC)で同時に評価した.SCIとLOCに相関性は見られなかったが,SCIの結果から,実習前にストレスコーピングの多様性に低い学生は,高いストレスかでも多様なコーピングを用いることができない傾向にあることがわかった.

MISC

 21

講演・口頭発表等

 25

Works(作品等)

 1

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

その他

 1
  • 2021年4月 - 現在
    1) アニマルセラピーに参加できる訓練士と補助犬 アニマルセラピー実施を希望する老健施設 2)療法士教育の為の模擬電子カルテシステムアプリ作成のシステムエンジニア技術 *本研究シーズに関する産学共同研究の問い合わせは藤田医科大学産学連携推進セン ター(fuji-san@fujita-hu.ac.jp)まで.