東京学芸大学教育学部江川教授
日本教育心理学会第37回総会発表, Sep, 1995
・「分数のわり算」の単元は、多くの教科書の例題で「かべとペンキの問題」を採用している。しかし、これは不適当であり、「ひもの問題」のほうが適当である、という主張が本研究の主題である。
・調査は成人に前記の2題を解いてもらい、解法を分析した。その結果、かべ問題を分数のわり算で解いた割合は約18%、ひも問題を分数のわり算で解いたのは約70%であった。このことからも分数のわり算として認識しやすい問題は、かべ問題よりもひも問題であることが明らかになった。当時の東京学芸大学教育学部江川教授との共同研究。上岡・江川の順であり、上岡が責任発表者である。