研究者業績

本多 勇

ホンダ イサム  (HONDA ISAMU)

基本情報

所属
武蔵野大学 通信教育部 人間科学部 教授 (通信教育部長)
医療法人社団充会 介護老人保健施設太郎 非常勤 支援相談員
東洋大学 社会学部社会福祉学科 非常勤講師
NPO全国抑制廃止研究会 事務局
学位
学士(文学)(専修大学)
修士(社会福祉学)(東洋大学)

J-GLOBAL ID
201001069017297162
researchmap会員ID
6000025669

外部リンク

社会福祉士、保育士、公認心理師。保護司。/(東京)国分寺社会福祉士会理事。/
ドラマー、ミュージシャン、バンドマン(Rock、Pop)/美味しいもの好き、会食好き/子育て中。
(2024/10/15)

論文

 21
  • 社会福祉研究 (138) 32-43 2020年8月  招待有り
    社会福祉におけるクライエントの「自立」(自助的自立、依存的自立)を整理したうえで、ソーシャルワーカーとしての「自立」について試論を述べた。クライエントの自立とソーシャルワーカーの自立の共通性と連続性を検討し、そのうえで「ソーシャルワーカーであり続ける」こと、「自立したソーシャルワーカー」の条件などについて議論を展開した。
  • 矢澤美香子, 野口普子, 前廣美保, 本多 勇
    武蔵野大学しあわせ研究所紀要 1 94-110 2018年3月  査読有り
  • 本多 勇
    高齢者虐待防止研究 13(13-1) 25-35 2017年3月  招待有り
    近年の高齢者介護政策における身体拘束廃止の流れを確認する。そのうえで、NPO全国抑制廃止研究会が行った二度の全国調査(2010年調査および2015年調査)の結果の抜粋から、身体拘束廃止の現状と、施設管理者や現場リーダーの理念の浸透の意識の状況をみる。そのうえで、組織が「身体拘束を廃止する」方針を掲げることの重要性について触れる。組織として「身体拘束廃止」の理念を掲げることで、管理者や現場リーダーの身体拘束廃止への取り組みが促進されるからである。最後に、身体拘束廃止を取り組むにあたっての課題を整理する。
  • 本多 勇
    社会福祉研究 (127) 46-54 2016年10月  招待有り
    社会福祉の現場における倫理的ジレンマを乗り越えることについて、ソーシャルワーカーとしての立ち位置(視点)から考察した。ソーシャルワーカー自身が感じるジレンマについて(「内側」のジレンマ)、そしてソーシャルワーカーが所属する組織におけるジレンマ(「外側」のジレンマ)について整理する。そのうえで、われわれソーシャルワーカーに問われることが何かをまとめた。
  • 吉岡充, 細井充裕, 松岡理, 本多勇
    2015年3月  
    厚生労働省平成26年度老人保健健康増進等調査「介護保険関連施設等の身体拘束廃止の追跡調査及び身体拘束廃止の取組や意識等に関する調査研究事業」報告書執筆。全国調査の概要をまとめた。

MISC

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  • 本多 勇
    高齢者虐待防止研究 20(1) 6-8 2024年3月  
    2024年度初頭の能登半島地震、羽田空港での飛行機事故、認知症基本法の施行と介護報酬改定に触れ、「高齢者虐待防止研究」第20号の巻頭言とした。
  • 本多 勇
    純心高齢者福祉研究 (14) 1-22 2024年2月  招待有り
    2023/8/28に長崎純心大学・純心高齢者福祉研究センターでの研修における講演逐語録。恵の丘長崎原爆ホーム等長崎純心大学関連施設で勤務する実践スタッフの方々を対象に、個人ワークを挟みながら、「尊厳」「権利」「支援」等のキーワードについて、学びを深めていただいた。
  • 本多勇
    人間学研究論集 12 155-165 2023年3月  査読有り
    「Society5.0」の「サイバー空間とフィジカル空間」と、「社会人の学び直し」と「リカレント教育」に注目するとき、そのプラットフォームのひとつとして大学通信教育課程を挙げることが可能であり、その道程への親和性や繋がりを検討することが可能である。本稿では、「Society5.0」で構想される未来社会を射程に起きながら、日本における大学通信教育課程の現状と動向、その発展過程、今後の可能性等について研究ノート的に整理してみた。
  • 本多勇
    高齢者虐待防止研究 18(1) 119-121 2022年3月31日  招待有り
    本書は、医学書院「ケアをひらく」シリーズの一つである。2020年度「第9回日本医学ジャーナリスト協会賞」を受賞しており、多くのところで話題に上がっているので目を通された方も多いと思われる。私たちの高齢者支援、高齢者虐待防止の実践においても多くの示唆を与えられると考え、本学会誌の書評に取り上げることとした。
  • 加藤歩, 本多勇
    人間学研究論集 11 41-46(~56) 2022年3月  査読有り
    2020年度の通信教育部シンポジウム「価値観の転換、暮らし方の転換 ~ソーシャルワークの実践と学びから~」(2021/3/13開催)での議論を踏まえ、2020年に始まる「コロナ禍」社会の経験と「価値観や暮らし方の転換」に対する、社会的支援やソーシャルワークの実践についてまとめる。前半(第1項~第3項)は、本多が2020年からの日本におけるコロナ対応の流れと社会的支援、要請されたライフスタイル・価値観の変化、ソーシャルワーカーの姿勢と役割について整理する。後半(第4項~第8項)は加藤が、コロナ禍が貧困に与えた影響と、貧困支援の実践から見えてきた課題について明らかにする。

書籍等出版物

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  • 荒井浩道, 長沼葉月,後藤広史,木村淳也,木下大生,本多勇 (担当:共著, 範囲:CHAPTER5:ソーシャルワーカーをやめない 「幸せ」な社会になるように)
    生活書院 2024年8月31日 (ISBN: 4865001743)
    【本書「はじめに」(荒井浩道)】より ーーーー CHAPTER 5「ソーシャルワーカーをやめない──『幸せ』な社会になるように」(本多勇)では、「私は、ソーシャルワーカーですか?」という自問自答から出発し、社会福祉とソーシャルワークの整理を行い、「幸せ」とは何かという本質的な問いを立てます。そのうえで、ソーシャルワーカーとしての「自分」がクライエントである「他者」の生活への介入を行うことの難しさに言及したうえで、誰もがソーシャルワーカーのように優しい社会となることが希求されています。 ーーーー 自分の経験とあわせながら、考察を深めました。
  • 木村, 淳也, 小口,将典 編集, 本多勇, 酒井美和, 竹下徹, 牛島豊広, 金子優希, 竹田直樹, 掛川直之, 松久宗丙, 木下大生, 佐藤佳子, 宮地さつき, 速水亜矢子, 島﨑剛, 杉本敏夫 監修 (担当:共著, 範囲:第8章 ミクロ・メゾ・マクロレベルでのソーシャルワーク)
    ミネルヴァ書房 2024年4月15日 (ISBN: 4623096890)
    ミクロ・メゾ・マクロの各レベルでのソーシャルワークが、どのように展開され、各レベルがどのように関わり合っているか、具体的な事例・エピソードからイメージし、整理を試みた。
  • 髙玉和子, 和田上貴昭, 小口恵巳子, 大村海太, 豊田宗裕, 稲垣美加子, 吉田直哉, 添田正揮, 五十嵐裕子, 末松恵, 本多勇, 千葉弘明, 野澤純子, 南野奈津子 (担当:共著, 範囲:第12章 社会福祉と高齢者)
    一藝社 2023年3月3日 (ISBN: 486359268X)
    高齢者の特性(社会的、身体的、精神的理解)を踏まえ、高齢者に対する福祉サービスの必要性と支援の方法(介護保険やケアマネジメント等)について言及した。
  • 古川孝順, 武川正吾, 秋元美世, 岩崎晋也, 菅沼隆, 稲沢公一, 伊藤新一郎, 金子光一, 野口友紀子, 鳥羽美香, 金子充, 湯澤直美, 圷洋一, 岡本多喜子, 熊田博喜, 小松理佐子, 後藤広史, 松原康雄, 西田恵子, 本多勇, 浦野耕司, 三本松政之 (担当:共著, 範囲:第19章 抑制の論理~保護と人権の相克~)
    中央法規出版 2022年9月20日 (ISBN: 4805887729)
    本稿では、援助する側(人)が援助される人を抑制することについて、歴史的な文脈を整理した。高齢者介護領域を基点に、精神科医療やハンセン氏病等の歴史についてふりかえり、援助する側が患者を拘束して「治療」していた歴史を確認し、そのうえで、対人援助者による被援助者への「抑制の論理」について検討した。
  • 金子 光一, 圷, 洋一, 後藤, 広史, 山本, 真実, 本多, 勇, 相馬, 大祐, 小櫃, 俊介, 高山, 恵理子, 岡田, 哲郎, 門, 美由紀, 小倉, 常明, 菅野, 道生 (担当:共著, 範囲:第5章 高齢者のための福祉制度・施設)
    建帛社 2021年10月5日 (ISBN: 476790708X)
    全172ページ中、「第5章 高齢者のための福祉制度・施設」(pp.59-75)を執筆した。構成は、1.高齢者の理念、2.高齢者福祉の歴史・流れ、3.高齢者福祉と介護の制度、4.介護保険制度の導入、5.高齢者のための施設、6.今後の課題と展望、である。高齢者福祉領域全般について、概説した。(初版は2014年12月発行、第2版は2018年2月発行)

講演・口頭発表等

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  • 2011年度 群馬県老人福祉施設協議会 生活相談員研修 2011年11月
    群馬県老人福祉施設協議会の生活相談員研修。特別養護老人ホームの生活相談員対象。施設ソーシャルワーカーとしての「ジレンマ」を認識する・ふり返る、ソーシャルワーカーとして「人とつながる」こと、ソーシャルワーカーとして「施設や地域で自分が動いてみる」ことで何かがかわることを知る・考える、という内容で講義を行った。
  • 日本社会事業大学 「相談援助の基盤と専門職」ゲストスピーカー 2011年7月
    日本社会事業大学1年生対象の講義「相談援助の基盤と専門職」において、社会福祉士(高齢者施設のソーシャルワーカー)の仕事の実際について講義を行った。
  • 本多勇, 今野優美子
    富士市 平成22年度 第2回富士市高齢者虐待防止 講演会 2011年2月
    富士市主催の高齢者虐待防止研修(講演)。1.身体拘束について知る、2.高齢者虐待について知る、3.「高齢者虐待防止法」を知る、4.縛られる高齢者・認知症高齢者の世界を考える、5.よりよいケアに向けて:ともに考える、という内容で講義を行った。
  • (社)福岡県社会福祉士会 共通基盤研修 2010年12月  招待有り
    福岡県社会福祉士会主催の研修。ソーシャルワーカー(社会福祉士)としての「ジレンマ」を認識する・ふり返る、ソーシャルワーカーとして「人とつながる」こと、ソーシャルワーカーとして「施設や地域で自分が動いてみる」ことで何かがかわることを知る・考える、という内容で講義を行った。
  • 第21回全国介護老人保健施設大会岡山「全般的なケア10」 2010年11月12日
    平成21年度に行った身体拘束廃止に関する全国調査結果から、老健施設における身体拘束の状況、拘束廃止の取組みとその姿勢、および日常的実践への示唆を整理して報告した。
  • 日本社会福祉学会 第58回全国大会 特定課題セッション「ソーシャルワーク実践における倫理的ジレンマ」 2010年10月10日
    ソーシャルワーカーが感じるジレンマを素材にした専門職研修のあり方を模索すること、それを受講しジレンマについて理解を深めたソーシャルワーカー自身が専門職としての自己のジレンマ対処のスキルを深め成長することについて検討すること、等について「ジレンマ」そのものをテーマとした職員現任研修の取り組みから課題を提起した。そのうえで、他のシンポジスト(報告者)および参加者との議論をおこなった。
  • 本多勇, 井口昭子
    千葉県高齢者福祉施設協会 高齢者権利擁護・身体拘束廃止研修 2010年6月
    千葉県高齢者福祉施設協議会主催の高齢者権利擁護・身体拘束廃止研修。0.はじめに:高齢者施設における虐待事件、身体拘束 1.高齢者虐待防止法とは 2.施設および管理者に課せられる責任 3.施設における虐待防止 4.身体拘束廃止 5.これからの高齢者施設ケア 6.おわりに の内容で講義を行った。
  • 埼玉県社会福祉士会ユース継続研修 ソーシャルワーカーのジレンマ 2010年1月
    埼玉県社会福祉士会主催の若手ソーシャルワーカー対象の研修。ソーシャルワーカーとしての「ジレンマ」を認識する・ふり返る、ソーシャルワーカーとして「人とつながる」こと、ソーシャルワーカーとして「施設や地域で自分が動いてみる」ことで何かがかわることを知る・考える、という内容で講義を行った。
  • 末原知子, 山口光治
    日本社会福祉学会 第57回全国大会 自由研究発表 高齢者保健福祉5 2009年10月10日
    (社)日本社会福祉士会において施設従事者虐待防止委員会を構成・設置し、2006~8年度の3年間にわたり「施設虐待防止研修プログラム」開発を行った。本報告は、このうちの高齢者施設班による3年間にわたる研修プログラムの構築および研修の実施の取り組みについての報告である。
  • 全国老人福祉施設協議会 平成21年度 生活相談員研修 2009年10月  招待有り
    特別養護老人ホームの生活相談員を対象とした研修。施設ソーシャルワーカーとしての「ジレンマ」を認識する・ふり返る、ソーシャルワーカーとして「人とつながる」こと、ソーシャルワーカーとして「施設や地域で自分が動いてみる」ことで何かがかわることを知る・考える、という内容で講義を行った。
  • 第5回東洋大学社会福祉学会・シンポジウム 2009年8月2日
    ソーシャルワーカーのジレンマ(試論)および高齢者施設ケア領域のジレンマの事例を報告した。その上で、社会福祉学研究における課題としての「ジレンマ」について議論をおこなった。
  • 第17回日本社会福祉士会全国大会・学会(熊本) G分科会「自主企画シンポジウム」 2009年5月31日
    社会福祉の実践領域において、社会福祉士が直面しているジレンマの状況を明らかにし、ジレンマに対するスタンスおよび対処法を問い直す。シンポジストおよびコーディネーターは、高齢者、知的障害者、児童、医療、ソーシャルワーカー養成の領域において実践を行っている(いた)。各領域におけるジレンマの実際について報告と、それらの共通点・異なっている点についての共有を図り、社会福祉士の直面するジレンマへの対処についてその課題と解決方法を探った。コーディネーターおよび高齢領域のジレンマの事例を報告した。シンポジストは、佐野英二氏、疋田友子氏、國分正巳氏、木下大生氏。
  • 石川県 施設従事者虐待防止研修 2009年3月  招待有り
    石川県主催の「平成20年度 養介護施設従事者等による高齢者虐待防止研修会」講師。 高齢者虐待・身体抑制の「芽」について、、施設虐待防止のための研修の視点とポイント、事例を使ってグループワーク(2題:予定)、まとめ、の内容で講義を行った。
  • 宮崎市・宮崎市社協・宮崎県社会福祉士会 施設従事者虐待防止研修 2009年2月  招待有り
    宮崎市、宮崎市社会福祉協議会、宮崎県社会福祉士会共催による「平成20年高齢者虐待防止研修会」講師。 高齢者虐待・身体抑制の「芽」について、、施設虐待防止のための研修の視点とポイント、事例を使ってグループワーク(2題:予定)、まとめ、の内容で講義を行った。
  • 西島善久, 本多勇, 末原知子, 土居正志, 國分正巳, 直木慎吾, 山口光治
    日本社会福祉士会 2008年度 施設従事者虐待防止研修 2009年1月
    社団法人 日本社会福祉士会 施設従事者虐待防止委員会 高齢者施設班による「施設従事者虐待防止研修」。各都道府県社会福祉士会において伝達研修を行う場合の「全体のねらい」「対象」「研修を行う場合の視点」等についての講師・ファシリテーターを担当した。
  • 西島善久, 本多勇, 末原知子, 土居正志, 國分正巳, 直木慎吾, 山口光治
    日本社会福祉士会 専門分野別研修 2007年12月 社団法人日本社会福祉士会
    社団法人 日本社会福祉士会 養介護施設における虐待防止に関する実証的研究委員会 高齢者施設班による「養介護施設従事者虐待防止研修」。事例検討「同僚の仕事から」の講師・ファシリテーターを担当した。
  • 日本社会事業大学・日本社会福祉士会 社会福祉従事者スキルアップ講座 2007年11月
    「施設における虐待/虐待防止」について講義を担当した。
  • 介護支援専門員実務研修受験対策講座 2007年9月 東京都立中央・城北職業能力開発センター板橋校
    東京都立中央・城北職業能力開発センター板橋校主催の介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修受験対策講座の講師。 ① 9:30~11:00 試験について、制度概要、居宅介護支援、居宅サービス、②11:10~12:30 居宅サービス、介護保険施設 ③13:30~15:00 問題演習(45分)・解答チェック(45分) ④15:10~16:45 問題演習(45分)・解答チェック(45分) の流れで講義を行った。
  • 第1回東京介護老人保健施設大会(研究発表) 2007年3月27日
    老健施設入所による「トランスファーショック」について施設スタッフがどう情報共有し、その改善への援助方法が共有できるかについて発表した。
  • 第17回全国介護老人保健施設大会 熊本「ケア環境」 2006年11月10日
    老健施設入所による「トランスファーショック」について施設スタッフがどう情報共有し、その改善への援助方法が共有できるかについて発表した。
  • 第14回日本社会福祉士会全国大会・学会 B分科会(生活構造)「様々な生活問題の理解と社会福祉の質」 2006年6月5日
    施設入所による「トランスファーショック」をどう改善し、生活を再構築できるように援助できるかについて発表した。
  • 第13回日本社会福祉士会全国大会・学会 自主シンポジウム(G分科会)「実践研究としての質的研究のあり方:社会福祉士の調査研究力向上のために」 2005年6月4日
    社会福祉士の調査研究力向上のために、実践研究としての質的研究のあり方を検討する自主企画シンポジウム。シンポジストとして参加、発表した。基調報告は田垣正晋(大阪府立大学)、他シンポジストは、福冨昌城氏(花園大学)、今泉佳代子氏(いまいずみ社会福祉士事務所オフィスぷらんぷらん)。 配布資料から=「出発点は、社会福祉施設は本当に「生活」の場なのか、ということである。 要介護高齢者は、自宅での生活が継続できなくなると、特養ないし老健、療養型医療施設、グループホームなどに入所する。施設入所に「(在宅からの)生活の継続性」はあるのか、今何を思って暮らしているのか、施設入所の思いや施設の住み心地はどうか、これからどうしたいのか、そんなことを直接高齢者自身にインタビューし、聴いた。紡ぎ出される「語り」に現れる「今・ここ」「これから」という主観的事実(高齢者自身の生活世界)は、インタビュアーのわれわれが確認したい客観的事実とずれることがある(認知症のある高齢者は、特に)。われわれの提供しようとしている「(施設における)生活」と、高齢者の感じている「(主観的な)生活」とはズレが生じていることがある。このズレを、われわれはどう理解し、さらに高齢者自身にこのズレをある程度修正し再構築してもらい、施設生活の安定を図れるような援助とはどのようなものか、を考えたい。」
  • 第12回日本社会福祉士会全国大会・学会 B分科会「様々な生活問題の理解と地域生活支援」(生活構造) 2004年6月5日
    上記発表の続報。ライフヒストリー聞き取りから、特養入居による生活の再構築についての援助の方法について検討を試みた。
  • 日本介護福祉学会・第9分科会「介護福祉と関連領域」 2002年9月29日
    特養入居者から聴き取ったライフヒストリーから、入居者(利用者)自身の「生活世界」をどう理解し、援助に反映させるかについて発表した。
  • 日本社会福祉士会 2002年度統一研修 選択講座 2002年9月
    日本社会福祉士会主催の統一研修。鹿児島県会場および大阪府会場において、「生活とは何か」をテーマに、講義を行った。
  • 高橋紘一
    第10回日本社会福祉士会全国大会・学会 B分科会「生活問題の理解と社会福祉実践」 2002年6月1日
    特養入居者から聴き取ったライフヒストリーから、入居者(利用者)自身の「生きていること=生活の拠り所」は何かを探り、援助へどう生かすかについて発表した。
  • 西口守, 三浦虎彦
    日本社会福祉学会 第47回全国大会 高齢者保健福祉C3 1999年10月10日
    特養における入居者の生活の展開とインフォーマルグループの形成と会話(相互作用)、それがもたらす生活の安定について発表した。
  • 福島道子, 秋山純和
    日本社会福祉学会 第46回全国大会 自由研究発表 医療福祉A 1998年10月18日
    国際医療福祉大学と大田原赤十字病院の退院計画に関する共同研究の成果について発表した。
  • 西口守, 相原和子
    栃木県ホームヘルパー2級課程養成講座 1998年
    ホームヘルパー研修の講義「共感的理解と基本的態度」を担当した。

担当経験のある科目(授業)

 15

Works(作品等)

 5
  • 本多 勇
    2022年3月10日 その他
    「第6回しあわせ研究所シンポジウム報告」として、2022/2/26土、有明キャンパスからオンライン(Zoomウェビナー)配信した通信教育部との共催シンポジウムについての報告を記しました。 全体テーマ「持続可能性 2030年の未来に向けて ~「しあわせ学」の前進~」、第1部は特別基調講演「幅広い視点から改めて持続可能性とは何かを考える」一方井誠治教授(しあわせ研究所研究員、大学院通信教育部環境学研究科研究科長)、第2部は講演「『病災害の中のしあわせ』をめぐって」西本照真教授先生(学長、しあわせ研究所所長、大学院通信教育部仏教学研究科仏教学専攻)・一ノ瀬正樹教授(しあわせ研究所主任、大学院通信教育部人間社会研究科兼担)、第3部:シンポジウム「しあわせとSDGs」野口扶美子氏(工学部/通信教育部非常勤講師、国連サステイナビリティ高等研究所リサーチ・フェロー)・一方井誠治教授・西本照真教授・一ノ瀬正樹教授、コーディネーター:本多勇、として行いました。終了後、「分かち合いの会」もZoomにて開催しました。
  • 熊田博喜, 所貞之, 川村岳人, 後藤広史, 相馬大祐, 本多勇
    2020年3月 その他
    科研費研究基盤研究(C)「「制度の狭間」を支援する社会的企業の福祉供給体制下における意義と役割に関する研究」(科研費研究課題番号17K04259、研究期間2017年4月~2020年3月)の報告書。研究代表者は社会福祉学科・熊田博喜教授。 第2部「ヒアリング報告」のうち、「社会福祉法人福祉楽団(千葉県)」の項目の執筆、第3部で「社会福祉「経営」のイノベーション(覚書)」を担当。全66ページ、うち15-20ページ、55-65ページ担当。
  • 2020年3月 その他
    国分寺市の同施策の計画推進協議会委員として、①2018(平成30)年度の重点施策評価、②重点施策以外の施策評価、③施策の分野の進捗評価、④最終報告に向けた提言、について報告書にまとめた。 11の領域に分かれた施策のうち、施策4「健康に過ごすことができるまちをつくる」、施策9「健康で文化的な生活が保障されるまちをつくる」、施策10「市民の共助による子育ち・子育て支援を進める」、施策11「市民と市の協働で子育ち・子育て支援を進める」についての記述を中心的に行った。
  • 本多 勇
    2019年1月 その他
    国分寺市の同施策の計画推進協議会委員として、①2017(平成29)年度の施策評価、②2015(平成27)~2017(平成29)年度の3年間の中間評価、③提言を行い、報告書にまとめた。 11の領域に分かれた施策のうち、施策4「健康に過ごすことができるまちをつくる」、施策9「健康で文化的な生活が保障されるまちをつくる」、施策10「市民の共助による子育ち・子育て支援を進める」、施策11「市民と市の協働で子育ち・子育て支援を進める」についての記述を中心的に行った。
  • 熊田博喜, 小松理佐子, 本多勇, 川村岳人, 後藤広史, 相馬大祐, 孫彰良
    2017年3月 その他
    科研費研究基盤研究(C)「地域福祉推進を行う社会的企業の問題解決手法のモデリングとイノベーションの研究」(科研費研究課題番号26380782、研究期間2014年4月~2017年3月)の報告書。研究代表者は社会福祉学科・熊田博喜教授。 第3部「社会的企業のヒアリング報告」のうち、「NPO釜ヶ崎支援機構(大阪府)」「有限会社ビッグイシュー日本(大阪府)」「社会福祉法人よさのうみ福祉会(京都府)」の項目の執筆を担当。全76ページ、うち38-48ページ、55-61ページ担当。

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

社会貢献活動

 108

メディア報道

 10

資格・免許

 6
  • 件名
    社会福祉士
    年月日
    1997/05
    概要
    登録番号9475番
  • 件名
    社会福祉士実習指導者研修受講
    年月日
    2009/01
    概要
    (社)日本社会福祉士会主催専門研修
    受講番号200813137(東京)
  • 件名
    介護支援専門員
    年月日
    2010/04
    概要
    東京都 登録13100786
  • 件名
    保育士
    年月日
    2016/01
    概要
    東京都-110789
  • 件名
    甲種防火管理者
    年月日
    2004/03/19
    概要
    2020/9/23再交付。東京消防庁。
  • 件名
    公認心理師
    年月日
    2021/03/31
    概要
    第41248号

その他(職務上の実績)

 19
  • 件名
    響学開発センター センター員
    年月日(From)
    2023/08/28
    概要
    令和5年度 響学開発センター センター員
  • 件名
    通信教育部シンポジウム2011 コーディネーター
    年月日(From)
    2011/10/15
    概要
    2011年度通信教育部シンポジウム 「対人援助職としての生き方」コーディネーター
  • 件名
    通信教育部 学科主任
    年月日(From)
    2014/04
  • 件名
    武蔵野大学ブランド構築プロジェクト委員
    年月日(From)
    2014/05/21
    年月日(To)
    2015/06/30
  • 件名
    Musashino University Creating Happiness Incubation(武蔵野大学しあわせ研究所) 研究員
    年月日(From)
    2016/10
  • 件名
    Musashino University Creating Happiness Incubation(武蔵野大学しあわせ研究所) 運営委員
    年月日(From)
    2016/11
  • 件名
    通信教育部シンポジウム2016 コーディネーター
    年月日(From)
    2017/01/29
    概要
    2016年度通信教育部シンポジウム「地域への架け橋 ~武蔵野大学通信教育部の学びから地域社会を考える~」コーディネーター
  • 件名
    通信教育部 市民公開講演 講師
    年月日(From)
    2017/06/11
    概要
    2017通信教育部 市民公開講演(シンポジウム)「虐待の発見とケア―虐待は個人や社会にどのような影響を及ぼすか― 【ソーシャルワーカーの立場から】」講師
  • 件名
    通信教育部長
    年月日(From)
    2018/04
  • 件名
    通信教育部シンポジウム2020 コーディネーター
    年月日(From)
    2021/03/13
    概要
    2020年度通信教育部シンポジウム「価値観の転換、暮らし方の転換 ~ソーシャルワークの実践と学びから~」コーディネーター(オンラインZoomウェビナーにて開催)
  • 件名
    通信教育部紀要「人間学研究論集」編集委員会 委員長
    年月日(From)
    2014/04
  • 件名
    InfiniteーLinking計画推進委員会 委員
    年月日(From)
    2021/04/23
  • 件名
    教育改革推進会議 委員
    年月日(From)
    2021/08
  • 件名
    通信教育部戦略検討小委員会 委員
    年月日(From)
    2022/03
    年月日(To)
    2023/09
    概要
    現状の通信教育部の課題の洗い出しをしつつ、未来志向の新通信教育の検討を行っ
    てきた。
  • 件名
    エクステンションセンター設立検討小委員会
    年月日(From)
    2022/03
  • 件名
    しあわせ研究所第6回・通信教育部2021年度共催シンポジウム コーディネーター・総合司会
    年月日(From)
    2022/02/26
    概要
    2022/2/26土、有明キャンパスからオンライン(Zoomウェビナー)配信。
    全体テーマ「持続可能性  2030年の未来に向けて ~「しあわせ学」の前進~」
    第1部:特別基調講演「幅広い視点から改めて持続可能性とは何かを考える」一方井誠治先生(しあわせ研究所研究員、大学院通信教育部環境学研究科研究科長)
    第2部:講演「『病災害の中のしあわせ』をめぐって」西本照真先生(学長、しあわせ研究所所長、大学院通信教育部仏教学研究科仏教学専攻教授)・一ノ瀬正樹先生(しあわせ研究所主任、大学院通信教育部人間社会研究科兼担教授)
    第3部:シンポジウム「しあわせとSDGs」野口扶美子先生(工学部/通信教育部非常勤講師、国連サステイナビリティ高等研究所リサーチ・フェロー)・一方井誠治先生・西本照真先生・一ノ瀬正樹先生、コーディネーター:本多
  • 件名
    大学・大学院DX(SIC)専門委員会
    年月日(From)
    2022/11
    概要
    大学の教育DXは、SICプロジェクトをテーマの軸に据え、SIC・MUSIC合同会議にて検討が行われている。そこで、この会議を発展させ、DX推進基本計画に基づく大学・大学院(通学・通信)DX専門委員会として設置された。
  • 件名
    通信教育部改革推進小委員会 委員
    年月日(From)
    2023/11
    概要
    通信教育部戦略検討小委員会で検討された具体的内容について、教育改革推進会議の下に設置された本委員会で、内容に具体化を図るとともに、大学・大学院DX(SIC)専門委員会で進めているSIC構築の施策と同期して検討を進める。
  • 件名
    第二期中期計画推進小委員会(チャレンジE) 委員
    年月日(From)
    2024/06/24
    概要
    ※武蔵野大学第二期中期計画策定の方向性
    「⑤ チャレンジE 新たな教育市場と価値創出
    グローバル市場における価値の創出、時代、社会のニーズを先取りした新たな学びの提供、キャンパス空間の整備と充実等を推進する。」
    ・グローバル市場における価値の創出
    ・時代、社会のニーズを先取りした新たな学びの提供
    ・キャンパス空間の整備と充実
    ・通信教育部の新たな教育システムの構築