Curriculum Vitaes

OHYAMA MICHIKO

  (大山 みち子)

Profile Information

Affiliation
Faculty of Human Sciences Department of Human Sciences, Musashino University
Degree
学士(横浜国立大学)
修士(横浜国立大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901022540422526
researchmap Member ID
1000306249

Papers

 1

Misc.

 29
  • 心理学ワールド, (67), 2014  
    武蔵野大学において、心理学がどのように位置づけられているかを、人間科学科を中心に解説した。その際、認定心理士資格に必要な科目を学生に伝えることで、学生が心理学の基本的な科目を系統的に履修できることを紹介した。この他、2カ所あるキャンパスに特徴があることと、卒業後、心理学の素養を生かして一般企業などに就職する例、進学し専門職となる例なども述べた。
  • 更生保護, 64(11) 6-12, Nov, 2013  
    犯罪被害者は、大きなできごとを経験しているため、周囲に心を開いて自分の気持ちを説明することが困難であり、また疑念や恐怖を感じやすい。保護司は、加害者側の者であるととられやすいことから、これらの点に一層配慮し、段階を踏んで誠実に手続きを行うことが重要である。
  • 武蔵野大学心理臨床センター紀要, (第9号), Dec, 2009  
    臨床心理士養成の訓練の一環として、環境のメンテナンスを行うことが、どのような効果を持つかを指摘した。たとえば記録の管理業務に携わることは、通常はだれがどのように行っているかを知ることでもあり、守秘の管理ともつながるだけでなく、他の職種と連携するための目配りをする姿勢を育てる。
  • 武蔵野大学心理臨床センター紀要, (第8号), Dec, 2008  
    臨床心理士養成大学院において、実際の心理療法を行っている場面に、陪席者として訓練生を入れることの重要性を、訓練としての視点と、心理療法における治療者-患者関係の取り扱いの視点から指摘した。
  • 『トラウマティック・ストレス』, Feb, 2008  
    標記の事例発表に関連して、事例の解釈とその関与観察についてコメントした。発表者の思いも重要な観察対象であることを述べ、発表の形式として無理のない方法を提案した。また、救命救急の場ではおろそかにされがちな、家族への対応について、今後の課題として議論した。さらに、家族による危害たとえば虐待や家族間暴力のおそれと、安易な保証の危険について、それにかかわる医療関係者の立場についても議論した。このほか担当者は川名典子・田中晶子。共同執筆につき本人担当部分抽出不可能。司会と発言担当。(総頁数124頁中、P79~P83を担当)

Books and Other Publications

 26
  • (Role: Joint author)
    丸善出版, Aug, 2011
    被害者支援・当事者関連団体の項目担当。
  • (Role: Joint author)
    丸善出版, Jan, 2011
    司法・矯正カウンセリングの理論と実際~犯罪被害者の心の傷
  • 日本心理臨床学会監修 (Role: Joint author)
    遠見書房, Jun, 2010
    第8章の1 グリーフカウンセリングを担当。
  • 小西聖子, 中島聡美, 辰野文理, 橋爪きょう子, 山下俊幸, 大山みち子, 白井明美, 吉田博美, 白川美也子, 堀越勝, 山下由紀子, 竹之内直人, 柑本美和, 有園博子 (Role: Joint author)
    誠信書房, Nov, 2008
    担当部分「犯罪被害者の実践的心理カウンセリング」。犯罪被害者の相談を受ける際に必要な注意を、電話相談と面接に分けて記述した。見立ての重要さ、安全の確認や、あいづちの仕方など具体的に示した。またその流れをフローチャートで示した。
  • 生島浩, 村松励編, 著者このほか桑原尚佐, 金子陽子, 吉川由香, 菊池生之, 村尾博司, 小栗正幸, 西田達朗, 西野務正, 戸川江美, 西岡純子, 阿部真紀子, 南元英夫, 安藤久美子, 近藤日出夫, 市村彰英 (Role: Joint author)
    金剛出版, Sep, 2007
    第2部8章「犯罪被害者への心理的援助」担当。はじめに・歴史的背景・犯罪被害者が取り戻せていないもの・心理臨床家としての援助・被害者相談で特に留意すべきこと、おわりにの順。近年犯罪被害者の権利が当然のこととして語られるようになった一方で、その援助には制約が多いことを指摘し、特に保安や援助の構造、過度の退行を防ぐくふうなどについて具体的に言及した。(総頁数255頁中、P236~P250を担当)

Presentations

 55
  • 講師は舘盛宣行, 曹洞宗梅宗寺副住職
    「東洋思想と心理療法」研究会第15回研究会, Jun 7, 2014
    医療少年院で宗教教誨師をつとめる僧侶として非行少年の実際のようす、発達障害や知的障害への配慮などを講師が語った。この講演について司会をした。
  • 上田鼓, 小西聖子, 斉藤梓, 中島聡美, 山下由紀子
    日本心理臨床学会大32回大会自主シンポジウム, Aug 25, 2013, 日本心理臨床学会
    外傷的体験をした者への心理的介入は、専門家による長期的な方法と予後について必ずしも共有されていない。そこで、演者は、中長期的ケアの実際について、場の設定や他の訴えの場合との臨床感覚の比較を通じて考えを述べた。10年以上を心理療法の経過を持つ事例について複数あげ、その中での外傷体験の意味あいと回復への手掛かりについて述べた。なお、事例の匿名性を保つため、できるだけ限定したエピソードのみの提示とした。
  • 座長。シンポジストは羽昶, 賀陽濟, 佐藤憲昭, 指定討論者西園昌久, 座長はほかに本橋弘子
    「東洋思想と心理療法」研究会, May 26, 2012
    能やシャーマニズム、神道ともの狂いについて討論した。
  • 症例提供は丸岡隆之, ほかに司会および指定討論者は, 広常秀人
    日本トラウマティック・ストレス学会第9回大会プレコングレス, Mar, 2010
    司会および指定討論者。長期間にわたって治療を行った事例に対して、症状の悪化や行動の変化のきっかけをどう予測し、その力動的に見合いをどう読み取るかについてコメントした。
  • 司会はほかに本橋弘子, シンポジスト 高橋徹, 石山一舟, 西田正法, 指定討論, 西園昌久
    東洋思想と心理療法研究会第12回研究会, Mar, 2010
    シンポジウム司会。 曹洞宗での禅堂生活、わが国と、アメリカおよびカナダの対人恐怖心性の研究から、集団と個のあり方を討論した。

Works

 27
  • Apr, 2005 Others
    酒井肇・酒井智恵・池埜聡・倉石哲也著「犯罪被害者支援とは何か」の書評を行った。犯罪被害の当事者・遺族と支援者との協同による稀有な書物であることや、当事者としての表現と専門家の解説を組み合わせた点を評価したうえで、最後に掲載されている解説「なんの落ち度もない」といったことばは援助する側が安易に用いるべきではなく、被害者の自責や孤立感を高めやすく、偏見を生みやすいことを指摘した。(総頁数96頁中、P87~P88を担当)
  • 穴田富美子, 木村弓子, 白井明美, 大山みち子
    Mar, 1999 Others
    平成11年 3月 1日。心理的援助の専門家による被害者への働きかけについて、心理援助活動および調査活動を構造的に論じた。心理療法の経過に特有の治療者-患者関係についての留意が必要であること、その一方で危機介入はどのように行われるのがよいかを考察した。(総頁数183頁中、P97~P103を担当)
  • Mar, 1998 Others
    平成10年 3月 1日。現在の自分自身に不満を抱きつつも、心理療法の経過の中では、自分が変化することに恐れや抵抗がある場合がしばしばあることを指摘した。疾病利得を手放し、成長することは苦しみを伴うが、喜びも大きいことを論じた。(総頁数96頁中、P58~P59を担当)
  • Feb, 1998 Others
    平成10年 2月 1日。自分の悩みをことばにすることで意識化し、乗り越えることができる仕組みについて解説した。また、自分自身のプライバシーを打ち明けることの功罪や、それにまつわる迷いについて、カウンセリングの場合を例にとって解説するとともに、勢いに乗って行動化することの危険性について論じた。(総頁数96頁中、P58~P59を担当)
  • 小西聖子, 大山みち子, 穴田富美
    1998 Others
    犯罪被害者相談における被害者の現況について概観し、心的外傷や適応の有様について述べた。強姦被害者の急性解離症状についての対応や、症状の経過について述べ、性的な被害者は、他の被害者と比較してPTSDの発症がより多く見られることが臨床的な印象であることも論じた。(総頁数168頁中、P126~P141を担当)

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 182
  • Subject
    国立肥前療養所特別講演第44回肥前セミナー講師
    Date(From)
    1999/02/03
    Summary
    「犯罪被害者支援の現場より」医療職・研究職などを対象に講演を行った。
  • Subject
    法務省・矯正研修所研修講師
    Date(From)
    1999/05/13
    Summary
    「被害者のメンタルケア」として、被害者のメンタルケアに関する基礎知識及び被害者相談の現状について講義した。
  • Subject
    被害者カウンセリング担当者会議事例研究講師
    Date(From)
    1999/06/11
    Summary
    都道府県警察において被害者カウンセリング業務に専従している者の事例についてコメントした。
  • Subject
    日本ブリーフサイコセラピー学会ワークショップ講師
    Date(From)
    1999/07/23
    Summary
    臨床心理士を対象に、被害者相談のワークショップを行った。
  • Subject
    法務省・法務総合研究所第68回副検事第1次研修(後期)講師
    Date(From)
    1999/09/21
    Summary
    「犯罪被害者の援助」副検事研修性に対して犯罪被害者の心理と援助について講演した。
  • Subject
    コミュニティ・ハートボランティア育成プログラム1998年秋季講座カウンセリング講座講師
    Date(From)
    1999/10/12
    Date(To)
    1999/10/19
    Summary
    10月12日「犯罪被害者相談における危機介入の最前線」、10月19日「家族のカウンセリング−夫婦の危機を考える−」 主催(財)聖マリアンナ会聖マリアンナ医学研究所 会場同じ
  • Subject
    秋田県被害者支援連絡協議会総会講演講師
    Date(From)
    1999/11/09
    Summary
    「犯罪被害者に対する心の援助」として講演を行った。
  • Subject
    関東管区警察学校平成11年度カウンセリング技術専科教養教科課程講師
    Date(From)
    1999/11/26
    Summary
    「被害少年とカウンセリング4ケースカンファレンス」として、被害体験を持つ少年に対する援助のあり方についてコメントした。
  • Subject
    新潟県臨床心理会研修会講師
    Date(From)
    1999/11/28
    Summary
    「トラウマについて」臨床心理士を対象に講義し、事例検討を行った。
  • Subject
    日立市教育研究所教育相談員研修会講師
    Date(From)
    1999/12/13
    Summary
    指導法検討会実務教養研修として、心理相談の実際について講演および事例検討を行った。
  • Subject
    法務省・矯正研修所高等科第31回研修講師
    Date(From)
    2000/02/08
    Summary
    犯罪被害者の実状とメンタルケア
  • Subject
    法務省・久里浜少年院研修講師
    Date(From)
    2000/03/02
    Summary
    被害者の心理と援助のあり方について講義を行った。
  • Subject
    法務省矯正研修所中級管理科研修講師
    Date(From)
    2000/06/06
    Summary
    「心理相談活動について」法務技官(心理)を対象に、心理相談活動の実際について解説し、実施する際の注意点について述べた。
  • Subject
    岐阜県トラウマカウンセリング研究会講師
    Date(From)
    2000/06/10
    Summary
    事例の提供をもとに、様々な枠組みのもとでどのように心理診断を行い、どのように援助するのがよいか具体的に助言した。
  • Subject
    関東管区警察学校研修講師
    Date(From)
    2000/06/20
    Summary
    被害少年の継続支援について、ケーススーパービジョンを行った。
  • Subject
    公安審査委員会講師
    Date(From)
    2000/07/10
    Summary
    被害者の心理と援助のあり方について講義を行った。
  • Subject
    東京都公立教育相談所連盟平成12年度夏季研修会講師
    Date(From)
    2000/08/08
    Summary
    不登校と非行が問題となった女子少年の事例についてコメントし、単に少年自身だけではなく家族関係の力動を推し量ることの重要性について講義を行った。
  • Subject
    厚生省・(財)パブリックヘルスリサーチセンター平成12年度こころの健康づくり対策事業研修会・災害及び犯罪の被害者に関するこころのケア(基礎編)
    Date(From)
    2000/09/19
    Summary
    「災害・犯罪被害者の精神的ケア」強いストレスを受けた後の心理的な影響やその援助の仕方について論じた。また援助者の傷つきについても言及した。
  • Subject
    法務省・法務総合研究所第69回副検事第1次研修(後期)講師
    Date(From)
    2000/09/21
    Summary
    「犯罪被害者の援助」副検事研修生に対して犯罪被害者の心理と援助について講演した。
  • Subject
    新潟県福祉保健部健康対策課精神保健福祉相談
    Date(From)
    2001/05
    Date(To)
    2001/12
    Summary
    平成13年5.7.8.10.12月

その他(教育上の能力)

 1
  • Subject
    厚生労働省厚生労働科学研究 分担研究
    Date(From)
    2005/04
    Date(To)
    2008/03
    Summary
    平成17〜19年度。「犯罪被害者の精神健康の状況とその回復に関する研究」  分担研究「犯罪被害者支援の現状とその回復〜臨床心理士による犯罪被害者への心理相談活動の実態に関する研究〜」」 主任研究者:小西聖子、分担研究者:大山みち子・堀越勝、研究協力者:吉川麻衣子、中島聡美、道家木綿子、磯辺花映、木下留美子、星崎裕子、福森崇貴、樫村正美、丹羽まどか、片岡玲子、冨永良喜 助成金1500,000円

資格・免許

 3
  • Subject
    小学校教諭1級普通免許取得
    Date
    1980/03
  • Subject
    臨床心理士
    Date
    1991/03
  • Subject
    教育学修士
    Date
    1982/03