監修者, 北原保雄, 編者, 江端義夫, 分担執筆, 江端義夫, 斉藤孝滋, 木部暢子, 日高水穂, 町博光, 久木田恵, 大西拓一郎, 彦坂佳宣, 狩俣繁久, 友定賢治, 田原広史, 小林隆, 沢木幹栄 (担当:共著)
朝倉書店 2002年10月
本シリーズは21世紀初頭の日本語研究の成果を総括し、最新の切り口で、日本語の全領域にわたり、日本語の諸相について解明する講座である。第10巻は方言における諸問題と今後の課題が扱われている。 全265頁
担当部分:「第11章 方言のデータベースとコンピュータ言語地図」(単著) p.199~217,19頁
本章では、コンピュータを用いた方言地図の作成方法について述べた。まず、方言データベースを取り巻く環境に触れ、これまでの、そしてこれからのデータベースのあり方について述べた後、実際の調査データをどのようにパソコンで地図化していくかについて、具体的な操作を含めて解説をおこなっている。データとしては、筆者も執筆に関わった『全国方言一覧辞典』(学研)を用いた。さらに作成したデータベースを公開するにあたっての問題点についても触れている。