加藤理, 川勝泰介, 浅岡靖央 (担当:共著, 範囲:情報局「児童文化の新出発☆日本児童文化協会成立について☆」、佐伯郁郎「日本少国民文化協会の設立まで」、上田俊次「日本少国民文化協会の設立について」、小野俊一「日本少国民文化協会の使命」)
港の人 2012年6月 (ISBN: 9784896292473)
本叢書は、大正時代の児童文化の誕生から、昭和戦前、戦中、戦後、そして現代へと、各時代の児童文化を特徴づける重要文献を掘り起こし、児童文化研究者による解題を付して、各時代の児童文化を浮き彫りにし、その歴史と変遷を明らかする。児童文化とは何か
を考える上で必読文献である。
第2巻「児童文化と学校外教育の戦中戦後」は、児童文化が大きく変質することを余儀なくされた昭和初期から太平洋戦争中、そして戦後の民主主義的な社会の到来の中での「児童文化」に関する重要文献を35編収録し、昭和の戦中戦後の激しく揺れ動いた児童文化のあり方を抽出する。「児童文化」が衰退と混乱の渦に巻き込まれていく過程、戦後にも残存する影響を明らかにしたい。
昭和16年、17年に現れる「少国民文化協会」設立にまつわる重要文献4編を担当。