研究者検索結果一覧 小田 宏信 小田 宏信オダ ヒロノブ (Hironobu Oda) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属成蹊大学 国際共創学部 国際共創学科 教授学位理学修士(筑波大学)博士(理学)(筑波大学)J-GLOBAL ID200901043112878873researchmap会員ID1000180226 研究キーワード 6 経済地理学 中小企業 地域産業 地域経済 産業集積 地域政策 研究分野 3 人文・社会 / 人文地理学 / 人文・社会 / 地理学 / 人文・社会 / 経済政策 / 経歴 10 2026年4月 - 現在 成蹊大学 国際共創学部 教授 2024年4月 - 現在 成蹊大学 副学長 2006年4月 - 2026年3月 成蹊大学 経済学部 教授 2020年4月 - 2024年3月 成蹊大学 経済学部 学部長 2016年4月 - 2019年3月 成蹊大学 学長補佐 もっとみる 学歴 2 1989年4月 - 1995年3月 筑波大学 大学院地球科学研究科 地理学・水文学専攻 1985年4月 - 1989年3月 立命館大学 文学部 地理学科地理学専攻 委員歴 25 2025年2月 - 現在 武蔵野市緑化推進審議会 委員(会長) 2024年8月 - 現在 武蔵野市 旧赤星邸保存活用計画策定委員会委員 2023年12月 - 現在 市原市産業活性化会議 委員 2022年7月 - 現在 武蔵野市産業振興審議会 委員(副会長) 2020年4月 - 現在 公益社団法人日本地理学会 代議員 もっとみる 受賞 1 2007年5月 第3回経済地理学会賞 経済地理学会 小田 宏信 論文 47 サテライトオフィス誘致による地方創生を考える ―「徳島モデル」の意義― 小田宏信 季刊個人金融 21(1) 72-82 2026年4月 招待有り 本稿は、2010年代以降に全国へ波及したサテライトオフィス誘致の先行事例として、徳島県で展開された「徳島モデル」を再検討するものである。とくに、本稿ではサテライトオフィスという概念の多義性を整理したうえで、地方創生型の実践として成立した徳島県の経験を、政策形成の経緯と地域ごとの差異に着目して考察した。徳島県では、震災後のBCP需要、県全域に整備された通信基盤、情報産業の働き方の変化という外部要因が重なり、市町村・NPO・民間企業が協働して誘致施策を構築した点に特徴がある。なかでも神山町・美波町・にし阿波地域は、各地域の制度的基盤や主体構造に応じて異なるモデルを形成しつつ、外部企業との日常的接触を通じて新たな価値創出を実現した。本稿は、こうした多元的な展開が地域の関係人口の増加や小規模な集積形成をもたらし、地方における新しい働き方と地域経済再編の可能性を提示していることを明らかにした。 東北地方における工業化と工業再編の軌跡 小田 宏信 経済地理学年報 70(4) 368-387 2024年12月31日 東北地方は,電気・電子機器工業を中心とする加工組立型工業,また,衣服縫製業の工場を数多く受け入れて,農村地域の余剰労働力を吸引しつつ,これらの産業の分業構造を支える重要な場となった.しかしながら,1993年前後から2000年代の初頭にかけて大きな転機を迎え,著しい規模での雇用削減を経験し,分工場経済の破綻を目の当たりにすることになった.ただしその後の過程に着目すると,一方向的に工業衰退が進んでいるわけもなく,新しい成長を伴った再編の道筋でもあった.これらの分析を通じて,(1) 一部の地域で一定の「集積の厚み」が地域経済の安定性をもたらしてきたが,こうした地域で醸成された起業家的風土を次世代にいかに繋げていくべきかという点,(2) もはや国内における企業内地域分業という枠組みでは捉えらない状況であるが,グローバル生産ネットワークのごく一部を担う工場に地域経済を委ねるリスクは引き続き大きいと言わざるを得ない点,(3) 企業に選ばれる地域とそうではない地域のコントラストが従来以上に顕在化している点,(4) 地域資源を活用し,資金や諸資源の地域循環をもたらしていくようなビジネスの導入が地域経済の持続的な発展に資するという点,以上4 点を論点として提示した. 都留市織物業における共同廃棄事業の再考 栗林 慶, 小田 宏信, 小金澤 孝昭, 青野 壽彦 経済地理学年報 70(3) 178-202 2024年9月30日 本稿は,山梨県都留市における織物業の衰退過程の分析から,そのような地域経済の転換が図られたプロセスについて明らかにすることを目的とし,特に,都留市織物業の衰退を決定づけた二度の織機共同廃棄事業の詳細を検討することによって分析を試みた.その結果,機業場の全体分布図では,周辺山間部の小集積が解消されて,谷村地区を中心とする市街地に収斂し,やがて中心部でも集積が解消されていく様子がみてとれた.さらに生産構造を詳細に分析すると,まずは市内周辺の末端の階層のウール着尺地の賃機で淘汰が始まり,伝統織物の狭域的な生産体系が形成された市内中心部で相対的に根強さをみせたものの,やがて縮小を余儀なくされたというプロセスが鮮明になった.伝統織物の場合,縮小のプロセスは末端から淘汰されるという単純なものではなく,親機や自機,もしくは上位階層の賃機が自らの織機を削減するか生産自体を取りやめて,賃機への依存を強めていったという側面も看取できた.すなわち,共同廃棄事業にあたって政府が当初方向づけたような有力な経営体への生産の集中による競争力の強化には至らず,都留市の場合には,「しなやかに」全体的な生産を縮小するプロセスであったのではないかと理解できる. IT系企業のサテライトオフィス誘致を通じた地域活性化―「徳島美波モデル」の意義― 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 藤田 和史 経済地理学年報 70(3) 245-264 2024年9月30日 2010年代以降の日本では,IT企業のサテライトオフィスを誘致して,地域経済社会を活性化しようという動きが広がってきた.その先駆的な役割を果たしてきたのが,徳島県の神山町や美波町である.本稿では,とくに美波町を事例にして,どのような要因がサテライトオフィスの集積を導き,またその集積の経済の形成を通じていかなる影響が地域経済社会にもたされているのか,事例企業に対するインタビュー調査を通じて明らかにすることを課題とした.美波町のサテライトオフィス事業は,パブリックベンチャーである「株式会社あわえ」と町役場の官民協働によって強力に推進されてきた.サテライトオフィスを設置する企業の事業主もしくは従業者は大都市におけるビジネスや生活に閉塞感を感じ,美波町へ新しい可能性を求めた.進出した先においては,施設等の共有,ある種の価値観の共有という点で古典的な集積の経済が発揮されている.そこで働く人々には,アウトドアスポーツを楽しむことを当初の動因とした人々も少なくないが,ローカル・コミュニティにおいて何らかの「つとめ」を果たすことに満足感を見出している.また,進出した企業は,新たな企業価値の訴求を人材獲得や受注につなげるともに,本地域に横たわる地域課題を積極的に「シーズ」と捉えて新たな製品やサービスを開拓して行こうという姿勢を有している. 地方小都市の分工場経済からの脱却と産業の多様化―山形県長井市を事例として― 遠藤 貴美子, 山本 匡毅, 鹿嶋 洋, 藤田 和史, 小田 宏信 経済地理学年報 70(3) 203-227 2024年9月30日 本稿では山形県長井市を事例として,分工場撤退後における製造業の存立形態を明らかにするとともに,地方小都市における自立的・安定的発展のあり方について検討した.その際,産業の多様化の視点から,機械工業の事業および生産品目の変遷だけでなく,酒造・木工玩具・織物といったクラフト的な産業の動向や,アントレプレナー養成の地域的基盤についても分析した. <BR> 事例企業らは,例えば,主要事業が創業時の電子カバー組立から電子部品組立に転換し,さらには自動車用部品加工に至るなど,技術の高度化や多様な分野への進出を遂げてきた.なお,クラフト的な産業については,海外への販路構築などの新たな戦略実施や,循環型地域づくりや観光事業への参与なども活発に行っていることが明らかとなった.さらに,インキュベーション施設であるイノベーションLab.長井i-bayでは,機械設計やモデリングなど多様な分野での新規創業が実現している. もっとみる MISC 48 テレコミューティングとサテライトオフィスの経済地理学 小田宏信 経科研レポート(日本大学経済学部経済科学研究所) (48) 91-101 2023年3月31日 招待有り 千葉県における産業立地環境と事業創造に関する経済地理学的研究 遠藤, 貴美子, 小田, 宏信 敬愛大学総合地域研究 : 敬愛大学総合地域研究所紀要 (10) 159-164 2020年3月 地図から見る吉祥寺発展史 小田宏信 成蹊学園史料館年報 (13) 52-76 2020年2月21日 Meteorological observations taken at Seikei Gakuen in Tokyo, Japan since 1926 財城真寿美, 宮下敦, 田中博春, 小田宏信, 池上敦子, 藤原均 The 11th Annual ACRE (Atmospheric Circulation Reconstruction over the Earth) Meeting 2018年11月 研究機関紹介 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター 池上敦子, 小田宏信 科学・技術研究 7(1) 23-26 2018年6月 招待有り 東京の町工場世界 小田 宏信 2017年度成蹊大学公開講座講演録 15-22 2018年3月 持続発展教育(ESD)の理念と成蹊教育の伝統 小田 宏信 成蹊学園史料館年報 (11) 145-174 2018年2月 武蔵野の地と知を学ぶ─「ESD成蹊フォーラム2017」開催記録─ 小田宏信, 小森次郎, 財城真寿美, 池上敦子 成蹊大学理工学研究報告 54(1) 29-36 2017年2月 サテライトオフィス誘致による集落再生事業の実際 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 藤田 和史 日本地理学会発表要旨集 2017 100145-100145 2017年 「とくしま集落再生プロジェクト」の一つの柱をなすサテライトオフィス・プロジェクトは,CATV整備に基づく恵まれた高速ブロードバンド環境を活用して2011年度より本格的に着手されたものである。先行して事業が進行された神山町では2013年までに12社の事業所を誘致し,58世帯105名の若年移住者を迎えている。2016年12月末現在では,42社のサテライトオフィス誘致が実現し,うち16社が神山町への進出,15社が美波町への進出である(業務休止中を含む)。本報告では,徳島県下でも神山町と並ぶ実績をあげている美波町を事例にして,誘致政策の仕組み,サテライトオフィス展開の実際,集落再生への含意について,現地調査を踏まえて検討した。<br><br> イタリアとフィリピンの比較経済地誌:1人当たりGDPの地域間格差を手がかりに 小田 宏信 地理月報 (547) 8-11 2016年10月 招待有り 経済地理学から地理教育への貢献 小田 宏信, 卜部 勝彦, 竹内 裕一, 宮地 忠幸 経済地理学年報 62(3) 257-266 2016年9月 <p> 本稿は,2015年7月11日に日本大学経済学部において開催された関東支部例会「経済地理学から地理教育への貢献」での報告,コメント,討論の内容を取りまとめたものである.地理教育を取り巻く環境が大きく変化し,新たな転換期を迎えつつある現在,経済地理学は地理教育にいかに向き合い,これに貢献できるのか,ということが同例会のテーマとなり,非常に活発な議論が交わされた.その結果,地理教育の新ステージに向けて,経済地理学会での組織的対応の必要性が確認された.なお,当日は,中学校,高等学校の教員を含む34名の参加者を得た.</p> 成蹊学園におけるESD(持続可能な開発のための教育)の可能性:「ESD成蹊フォーラム2016武蔵野の自然と成蹊の学び」開催記録 小田宏信, 財城真寿美, 宮下 敦, 倉茂好匡, 三上岳彦, 池上敦子 成蹊大学理工学研究報告 53(1) 55-68 2016年6月 (書評)青野壽彦・合田昭二編著『工業の地方分散と地域経済社会─奥能登織布業の展開─』 小田 宏信 人文地理 68(1) 94-95 2016年4月 建設の進む韓国の新行政都市:世宗 小田 宏信 都市地理学 10 123-129 2015年3月 査読有り 台東・墨田のものづくり産業集積の現在 小田 宏信 地理月報 (541) 7-10 2015年1月 招待有り 台東・墨田産業集積の伝統と革新 : 第60回大会エクスカーション総括 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 山本 俊一郎, 山本 匡毅 経済地理学年報 60(3) 204-214 2014年9月 1960年代,70年代を通じてわが国の経済地理学の重要な研究フィールドであった東京城東地域の'昔と今'を探る大会エクスカーションを2013年6月3日に表記のメンバーで企画・開催した.台東区・墨田区では,人口の都心回帰とジェントリフィケーションが進行するなか,従来からの地域産業集積がいかなる変容を経験しているのか,また,いかなる地域産業政策が講じられてきたのか,といったことがエクスカーションの開催趣旨であった.本稿は,エクスカーションの実施前に数次にわたって行った事前調査と,開催当日の現地討議によって得た内容を総括するものである. 글로벌경제위기시대의 자율적 지역 경제구축을 위하여(グローバル経済危機下における自律的地域経済の構築に向けて) 中村剛治郎, 小田宏信, 構成:イ・ミンジョン 충남발전연구원 정책동향분석(忠南発展研究院 政策動向分析) 40(5) 1-13 2014年5月 招待有り 添付ファイル 분공장경제로부터 자율적 지역산업진흥으로(分工場経済から自律的地域産業振興へ) 小田 宏信 한일공동심포지엄'글로벌경제위기의 시대, 자율적 지역경제의 가능성을 묻다'(日韓共同シンポジウム「グローバル経済危機の時代、自律的地域経済の可能性を問う) 41-59 2014年3月 日本の産業地理学的研究の源流を求めて([ラウンドテーブル1]日本の経済地理学研究:その源流を探る,経済地理学会第60回(2013年度)記念大会) 小田 宏信 経済地理学年報 59(4) 503-504 2013年12月30日 大学地理教育の質保証に関する教育課程編成上の参照基準の在り方 戸所 隆, 碓井 照子, 岡本 耕平, 小田 宏信, 吉田 容子, 山下 博樹, 石丸 哲史 日本地理学会発表要旨集 2012 100068-100068 2012年 1. 地理学分野における参照基準の検討経過2008 年12 月に公表された中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」では、大学卒業までに身につけるべき能力として、「学士力」という考え方が打ち出された。これは、大学は学士学位授与の方針を具体化・明確化し、かつ社会に公開することによって、大学卒業者の能力を社会に対して保証すべきとの提言である。学士力には、論理的思考、コミュニケーション能力、倫理観など、分野横断的に共通した学修目標とともに、専門分野別の到達目標がある。後者をどう構築するかについては、文部科学省から日本学術会議へ審議が依頼され、「大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会」を中心に検討がなされた。日本学術会議は検討の結果、2010年8月の文部科学省への「回答」において、学士課程教育の質を保証するためには、各分野の教育課程編成上の参照基準を策定することが望ましいという方針を打ち出している。それを踏まえ、順次各分野に参照基準を検討する組織が設置され、参照基準案の作成に取り組んできている。地理学の分野では、第21期日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会に大学地理教育小委員会(岡本耕平委員長)が設置され、参照基準作成準備を始めた。また、大学地理教育の現場は国公私立で異なる上、地理専門教育、教職教育、地域政策系教育など多様である。そこで、2010 年10月の日本地理学会大会(名古屋大)で、参照基準作成の参考にすべく広島大学文学部、奈良大学文学部、国士舘大学文学部、福岡教育大学、岐阜大学地域科学部、青山学院大学経済学部の地理教育の実態報告を中心とした公開シンポジウムを開催した。このシンポジウムの総合討論では、①学生にとって地理学の学修がどのような意義を持つのか、②複合領域的学問の地理学に最低限必要な参照基準は何か、③学生の就職と地理学の質保証との係わり、④教養課程、教職課程、地理学の専門課程、経済学や地域政策などの地理学以外の専門課程の地理教育においてどのような質の保証がなされるべきかについて討議している。2. 公開シンポジウムの目的 2011年秋に発足した第22期日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会にも大学地理教育小委員会(戸所隆委員長)が設置され、2013年春までに地理学分野における参照基準の原案を作成することが求められた。そこで、これまでの準備を踏まえ、日本学術会議で示された「各分野における参照基準の作成のためのサンプル」を参考に作業を進めることにし、下記の「参照基準案の発表」6項目の検討を行ってきた。「地理学」参照基準は、どの大学においても活用可能な参照基準となることを目標に作成作業をしている。また、大学地理教育の現状を検討し、今後の日本の大学地理教育のあるべき姿とそれへの道筋を見出すことを目指してきた。そのためには、作成中の原案を多くの大学地理教育関係者に公表し、忌憚のない意見を頂く機会が不可欠となる。そこで本シンポジウムは、最終まとめに入る前に日本地理学会理事会と日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会の共催により広汎な意見を聴取し、参考基準作成に資することを目的としている。3. 公開シンポジウムの進め方 1)趣旨説明(岡本耕平・5分) 2)学術会議の立場から参照基準作成についての背景・経緯等を説明(碓井照子・15分) 3)参照基準案の発表(約60分 ※発表者) ①「地理学」の定義(岡本※・松本) ②「地理学」に固有の特性(小田※・高橋・村山) ③「地理学」を学ぶすべての学生が身につけることを目指すべき基本的な素養(戸所※・小口) ④ 学習方法および学習成果の評価方法に関する基本的な考え方(吉田※・高阪) ⑤広範な関連分野をもつ地理学専門教育と教養教育とのかかわり(山下※・山川) ⑥「地理学」と教員養成(石丸※) 4)総合討論・約80分(司会進行・戸所 隆) THE JAPAN ASSOCIATION OF ECONOMIC GEOGRAPHERS ODA Hironobu Information bulletin of the Union of National Economic Associations in Japan 32(32) 15-21 2012年 大学地理教育における標準カリキュラムと学士力:現状とあるべき姿 岡本 耕平, 海津 正倫, 小田 宏信, 高橋 眞一, 戸所 隆, 山下 博樹, 友澤 和夫, 高橋 春成, 長谷川 均, 石丸 哲史, 富樫 幸一, 高橋 重雄, 志村 喬 E-journal GEO 6(2) 203-211 2012年 日本的生産システムとグローバル分業がもたらす災害リスク : その地理的側面 小田 宏信 地理 57(1) 46-53 2012年1月 招待有り 地図で読む’武蔵野’ 小田 宏信 2010(平成22)年度 成蹊大学公開講座講演録 81-99 2011年3月 中小製造業の世界の地域アイデンティティ (特集 地域アイデンティティの再構築に向けて--地域再生と地域主権への地理学からの接近) 小田 宏信 学術の動向 16(3) 70-74 2011年 招待有り From the Balanced Development of National Territory to the Competitiveness of National Economy: A Turnaround in the Japanese Industrial Location Policy 小田 宏信 Sustainable strategies for Improvement of Asian Urban Competitiveness: Proceedings of geographical sessions in the Asia Economic Community Forum 19-30 2010年11月 大学地理教育における標準カリキュラムと学士力:現状とあるべき姿 岡本 耕平, 海津 正倫, 小田 宏信, 高橋 眞一, 戸所 隆, 山下 博樹 日本地理学会発表要旨集 2010 133-133 2010年 1. シンポジウムの目的<BR> 今日、地域再生、環境共生、地域情報発信などを主導的に担う人材の育成がますます重要になっており、大学地理教育が果たしうる役割は大きい。しかし、日本の大学地理教育は、1大学当たりの地理学担当教員の数が少ないことや、標準的なカリキュラム・教科書の整備が不十分であるなどの問題を抱えている。本シンポジウムは、大学地理教育の現状を検討し、今後の日本の大学地理教育のあるべき姿とそれへの道筋を見出すことをめざす。<BR> なお、本シンポジウムは、日本地理学会と日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会の共同で開催する。<BR><BR>2. 背景<BR> 2008年12月に公表された中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」では、大学卒業までに身につけるべき能力として、「学士力」という考え方が打ち出された。これは、大学は、学士学位授与の方針を具体化・明確化し、かつ社会に公開することによって、大学卒業者の能力を社会に対して保証すべきだという提言である。<BR> 学士力には、論理的思考、コミュニケーション能力、倫理観など、分野横断的に共通した学修目標とともに、専門分野別の到達目標がある。後者をどう構築するかについては、文部科学省から日本学術会議へ審議が依頼され、「大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会」を中心に検討がなされている(『学術の動向』2010年6号の特集記事参照)。<BR> 検討に当たって参考にされたのは、イギリスの「高等教育質保証機構」(The Quality Assurance Agency for Higher Education: QAA)の「分野別参照基準」(Subject Benchmark Statement)である。2010年現在、地理学を含む57の分野の参照基準が公表されている。地理学の場合は、2000年に約20名の地理学者の協力で初版が策定され、2007年に改訂版が出されている(http://www.qaa.ac.uk/academicinfrastructure/benchmark/statements/geography.pdf)<BR> 本シンポジウムでは、日本の大学地理教育のおかれた状況にそくして、地理学学修者の質を保証する参照基準と、その具体的な実践例としてのカリキュラムについて考える。<BR> ここで注意しなければならないのは、本シンポジウムは、標準的なカリキュラムについて議論するが、それは何か特定のカリキュラムの構築をめざしてなされるのではない。日本学術会議が、QAAに倣って「参照基準」という言葉を使っているのも、個々の教育プログラムや学位の授与に対して根本的な定義を与える規制的なものをつくるのではなく、各大学やコースの取り組みの自主性と多様性を尊重したうえで、学士学位の質を保証するために参照されるべき基準の策定をめざすためである。本シンポジウムで「標準的カリキュラム」という語は、そうした基準に則ったカリキュラムという意味で用いている。<BR><BR> 3. シンポジウムの構成と検討課題<BR> シンポジウムでは、多様な大学地理教育の現場(地理専門教育、教職教育、地域政策系教育×国立・私立)での実践例について、次の方々にご報告いただき、総合討論で議論する。<BR><BR>友澤和夫(広島大学)「広島大学文学部の地理教育」<BR>高橋春成(奈良大学)「奈良大学文学部の地理教育」<BR>長谷川均(国士舘大学)「国士舘大学文学部の地理教育」<BR>石丸哲史(福岡教育大学)「福岡教育大学の地理教育」<BR>富樫幸一(岐阜大学)「岐阜大学地域科学部の地理教育」<BR>高橋重雄(青山学院大学)「青山学院大学経済学部の地理教育」<BR>コメント: 志村喬(上越教育大学)<BR><BR> 総合討論での検討課題としては、次のような事項が考えられる。<BR>・そもそも学生にとって、地理学の学修がどのような意義を持つのか。<BR>・地理学のように、複合領域的な学問において、地理学として最低限の共通な参照基準は何か。<BR>・学生が大学を卒業して就く様々な職業と、地理学の提供する質保証がどのように関わるのか。<BR>・現在、地理学の授業は、教養課程、教職課程、地理学の専門課程、経済学や地域政策などの地理学以外の専門課程に置かれている。それぞれの課程において、どのような質の保証がなされるべきか。<BR> 工場見学から何がわかるか 小田 宏信 地理 53(3) 21-34 2008年3月 招待有り 北陸の路面電車 (特集 路面電車と地図) 小田 宏信 地図情報 23(4) 13-15 2004年2月 話題 「工場まち」を保全する--東京都大田区の取組み 小田 宏信 地理 48(4) 54-61 2003年4月 EU統合下におけるトゥールーズ大都市圏の構造変容 高橋 伸夫, 手塚 章, 村山 祐司[他] 筑波大学人文地理学研究 26(26) 45-80 2002年 これまで同様なタイトルのもとで、われわれの研究グループはリール大都市圏とリヨン大都市圏の構造変容について、それぞれの特徴を指摘してきた(高橋・手塚、2000;高橋伸夫ほか、2001).トゥールズ大都市圏は、リール大都市圏やリヨン大都市圏とともに、フランスの周辺部に位置するという共通性を ... Geographical Transformation of the Lyon Metropolitan Area under the EU Integration(co-authored) Tsukuba Studies in Human Geography (25) 201-248 2001年 Redevelopment of Declined Industrial Area in France : A Case Study of the Nord Pas-de-Calais Region Tsukuba Studies in Human Geography (25) 273-301 2001年 The East ASEAN Growth Area Project and Regional Development Strategy : A Case Study of the Southern Mindanao Region, Philippines Tsukuba Studies in Human Geography (24) 1-28 2000年 The Spatial Agglomeration System of Industrial Activities in Japan : A Brief Review of Recent Studies Annals of the Japan Association of Economic Geographers 45(4) 27-42 1999年 Transformation of the Metropolitan Machinery Production System during the ME Technological Innovation : A Case Study of the Plastic-Mold Manufacturing Industry in Southern Tokyo. Science Reports of the Institute of Geoscience, University of Tsukuba, Section A 19 39-55 1998年 東京大田区の零細機械工業 小田 宏信 歴史地理教育 (561) 100-105 1997年3月 Agglomeration of the machinery industries in the southern Tokyo area Bulletin of Toyota Junior College (7) 147-169 1997年 Transformation of the Metropolitan Machinery Production System during the Microelectronics Innovation : A Case Study of the Plastic-Mold Manufacturing Industry in the Keihin Area, Japan Geographical Review of Japan Ser. A 70 555-576 1997年 The Locational Dynamics of the Japanese Plastic-Mold Manufacturing Industry durning the Microelectronics Innovation Geographical Review of Japan, Ser. B 70 10-31 1997年 竹内淳彦著, 『工業地域の変動』, 大明堂, 1996年, 222頁, 3,399円 小田 宏信 経済地理学年報 42(4) 316-317 1996年12月31日 La technop(]J1152[)lisation au Japon. Projet et r(]J1117[)alit(]J1117[)s Revue Belge de G(]J1117[)ographie 120(1-3) 93-98 1996年 The Sakaki model of regional development : thinking of the flexible specialization hypothesis in Japan (6) 160-172 1996年 Agglomeration of Private Research Institutions in Tsukuba Science City Science Reports of the Institute of Geoscience, University of Tsukuba, A 15 107-122 1994年 電機 電子工業の生産分業体制 小田宏信 企業空間とネットワーク 166-182 1993年 Agglomeration of Private Research Institutions in Tsukuba Science City (co-authored) The Human Geography 44 643-662 1992年 Locational Dynamics of Machinery Industries in Hamamatsu Area Geographical Review of Japan (ser. A) 65 824-846 1992年 Allen J.Scott : Metropolis : From the Division of Labor to Urban Form, University of California Press, Berkeley and Los Angeles, 1988, 260p., スコット:メトロポリス : 分業から都市形態まで 小田 宏信 経済地理学年報 37(4) 407-411 1991年12月 1 主要な書籍等出版物 51 日本経済地理読本(第10版) 小田, 宏信 (担当:編者(編著者)) 東洋経済新報社 2024年3月6日 (ISBN: 9784492100394) 経済地理学への招待 伊藤達也, 小田宏信, 加藤幸治 (担当:共編者(共編著者)) ミネルヴァ書房 2020年6月1日 グローバリゼーション:縮小する世界 矢ケ崎典隆, 山下清海, 加賀美雅弘編 (担当:分担執筆, 範囲:越境する資本と企業) 朝倉書店 2018年2月 (ISBN: 9784254168815) 教職課程向けの人文地理学および地誌学の教科書として企画されたシリーズのうちの1館である。「第6章 越境する資本と企業(pp.54-66)」を担当。担当部分では、現代の経済的グローバル化に至ったプロセスを概観した上で、多国籍企業の立地論、グローバル価値連鎖の途上国経済への影響等を概説した。 編者:矢ケ﨑典隆、山下清海、加賀美雅弘 共著者:矢ケ﨑典隆、山下清海、加賀美雅弘、兼子純、箸本健二、小田宏信、高柳長直、岩間信之、呉羽正昭、松井圭介 世界地誌シリーズ7 東南アジア・オセアニア 菊地 俊夫, 小田 宏信編 (担当:共編者(共編著者)) 朝倉書店 2014年7月 (ISBN: 9784254169270) 本書は教職課程向けの世界地誌教科書のうちの1冊であり、動態地誌および比較地誌の立場から東南アジアとオセアニアの地誌をまとめたものである。全体は13章より構成されるが、そのうち「第3章 多くの資源と大きな市場の魅力:世界経済のなかでの東南アジアとオセアニア(pp.33-52)」および「第13章 東南アジアとオセアニアの比較地誌」のうち4〜6節(pp.155-159)を分担し、また全体を編集した。 編者:菊地俊夫・小田宏信 共著者:有馬貴之、生田真人、井田仁康、宇根義己、大石太郎、小田宏信、貝沼恵美、菊地俊夫、堤純、内藤暁子、沼田真也、松山洋、森島済、山下清海、横山智 経済地理学キーコンセプト 青山 裕子, Murphy James T, Hanson Susan, 小田 宏信, 加藤 秋人, 遠藤 貴美子, 小室 譲 (担当:共訳) 古今書院 2014年2月 (ISBN: 9784772231572) 現代日本の機械工業集積 : ME技術革新期・グローバル化期における空間動態 小田 宏信 古今書院 2005年3月 (ISBN: 4772230475) 空間の経済地理 杉浦芳夫編 (担当:分担執筆, 範囲:産業地域論—マーシャルから現代ヘ) 朝倉書店 2004年6月28日 (ISBN: 9784254167160) もっとみる 講演・口頭発表等 54 東北地方における工業化と工業再編の軌跡 小田宏信 経済地理学会総会第71回大会共通論題シンポジウム「日本経済の現局面と地域経済の再編」 2024年5月25日 大学地理教育を通じたSDGs・ESDの推進 小田宏信, 財城真寿美 日本学術会議 学術フォーラム「SDGsの達成に資するESDカリキュラムの開発」 2023年8月20日 都留市織物業の構造変化と産地集落の再編成 ~都留市地域経済の衰退に関する研究(2) 栗林慶, 小金澤孝昭, 青野壽彦, 小田宏信 2021年度 東北地理学会 秋季学術大会 2021年11月6日 都留市織物業の共同廃棄事業の意義 -都留地域経済の衰退に関する研究(1)- 栗林慶, 小金澤孝昭, 青野壽彦, 小田宏信 東北地理学会 2021年度 春季学術大会 2021年5月16日 小中高大の一貫教育におけるESDの位置付けと実践 小田宏信 日本学術会議主催学術フォーラム「Future Earthと学校教育:持続可能な社会と海洋の実現を目指して」 2019年9月8日 もっとみる 担当経験のある科目(授業) 17 2024年4月 - 現在 経済地理学A (成蹊大学経済学部) 2022年4月 - 2022年7月 地域づくり論 (成蹊大学全学教育科目) 2021年4月 - 2022年3月 人文地理学演習 (法政大学文学部) 2020年9月 - 2022年3月 社会経済地理学 (成蹊大学経済学部現代経済学科) 2010年4月 - 2020年9月 現代日本の地理 (成蹊大学全学教育科目) もっとみる 所属学協会 7 2005年4月 - 現在 日本都市地理学会 1989年4月 - 現在 日本地理学会 1989年 - 現在 人文地理学会 1985年4月 - 現在 経済地理学会 地域地理科学会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 9 SDGs実現に向けた主体間ネットワークの構築と地域経済社会の創造的発展 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2024年3月 小田 宏信, 小金澤 孝昭, 藤田 和史, 遠藤 貴美子 地域経済社会の自立・安定に資するスモールビジネスの起業・成長を支える地域的基盤 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2016年4月 - 2019年3月 小田 宏信, 鹿嶋 洋, 山本 匡毅, 藤田 和史, 遠藤 貴美子 首都圏整備計画史に関わる経済地理学的研究 一般社団法人成蹊会 学術・教育研究助成金 2015年4月 - 2016年3月 小田 宏信 ヨーロッパ流動軸(ユーロコリダー)の形成にともなうライン地域の空間再編 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2008年 - 2010年 手塚 章, 呉羽 正昭, 伊藤 貴啓, 小田 宏信, 伊藤 徹哉, 兼子 純 ヨーロッパ中軸地帯におけるトランスボーダー都市の空間動態 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2005年 - 2007年 手塚 章, 呉羽 正昭, 伊藤 貴啓, 小田 宏信, 三木 一彦, 伊藤 徹哉 もっとみる 社会貢献活動 6 まちづくりシンポジウム「変わらないもの/変えていくもの」 コメンテーター 武蔵野市総合政策部 令和6年度 吉祥寺パークエリアシンポジウム 2025年2月8日 古地図から見る吉祥寺発展史 講師 武蔵野市総合政策部 令和6年度 吉祥寺パークエリア市民講座 2024年8月18日 地方再生/地方創生の現在:持続可能な将来のために 講師 武蔵野地域学長懇談会 武蔵野地域五大学共同講演会2021 2021年10月23日 古地図から見る吉祥寺発展史 講師 成蹊学園 成蹊学園史料館×吉祥寺今昔写真館委員会公開シンポジウム「地図と写真から見る吉祥寺の移り変わり」 2019年3月16日 東京の町工場世界 講師 成蹊大学 2017年度前期公開講座「東京」 2017年6月17日 もっとみる メディア報道 1 古地図で読む吉祥寺。 都市出版 『東京人』2012年6月増刊号(no.311) 2012年 新聞・雑誌
小田 宏信オダ ヒロノブ (Hironobu Oda) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属成蹊大学 国際共創学部 国際共創学科 教授学位理学修士(筑波大学)博士(理学)(筑波大学)J-GLOBAL ID200901043112878873researchmap会員ID1000180226 研究キーワード 6 経済地理学 中小企業 地域産業 地域経済 産業集積 地域政策 研究分野 3 人文・社会 / 人文地理学 / 人文・社会 / 地理学 / 人文・社会 / 経済政策 / 経歴 10 2026年4月 - 現在 成蹊大学 国際共創学部 教授 2024年4月 - 現在 成蹊大学 副学長 2006年4月 - 2026年3月 成蹊大学 経済学部 教授 2020年4月 - 2024年3月 成蹊大学 経済学部 学部長 2016年4月 - 2019年3月 成蹊大学 学長補佐 もっとみる 学歴 2 1989年4月 - 1995年3月 筑波大学 大学院地球科学研究科 地理学・水文学専攻 1985年4月 - 1989年3月 立命館大学 文学部 地理学科地理学専攻 委員歴 25 2025年2月 - 現在 武蔵野市緑化推進審議会 委員(会長) 2024年8月 - 現在 武蔵野市 旧赤星邸保存活用計画策定委員会委員 2023年12月 - 現在 市原市産業活性化会議 委員 2022年7月 - 現在 武蔵野市産業振興審議会 委員(副会長) 2020年4月 - 現在 公益社団法人日本地理学会 代議員 もっとみる 受賞 1 2007年5月 第3回経済地理学会賞 経済地理学会 小田 宏信 論文 47 サテライトオフィス誘致による地方創生を考える ―「徳島モデル」の意義― 小田宏信 季刊個人金融 21(1) 72-82 2026年4月 招待有り 本稿は、2010年代以降に全国へ波及したサテライトオフィス誘致の先行事例として、徳島県で展開された「徳島モデル」を再検討するものである。とくに、本稿ではサテライトオフィスという概念の多義性を整理したうえで、地方創生型の実践として成立した徳島県の経験を、政策形成の経緯と地域ごとの差異に着目して考察した。徳島県では、震災後のBCP需要、県全域に整備された通信基盤、情報産業の働き方の変化という外部要因が重なり、市町村・NPO・民間企業が協働して誘致施策を構築した点に特徴がある。なかでも神山町・美波町・にし阿波地域は、各地域の制度的基盤や主体構造に応じて異なるモデルを形成しつつ、外部企業との日常的接触を通じて新たな価値創出を実現した。本稿は、こうした多元的な展開が地域の関係人口の増加や小規模な集積形成をもたらし、地方における新しい働き方と地域経済再編の可能性を提示していることを明らかにした。 東北地方における工業化と工業再編の軌跡 小田 宏信 経済地理学年報 70(4) 368-387 2024年12月31日 東北地方は,電気・電子機器工業を中心とする加工組立型工業,また,衣服縫製業の工場を数多く受け入れて,農村地域の余剰労働力を吸引しつつ,これらの産業の分業構造を支える重要な場となった.しかしながら,1993年前後から2000年代の初頭にかけて大きな転機を迎え,著しい規模での雇用削減を経験し,分工場経済の破綻を目の当たりにすることになった.ただしその後の過程に着目すると,一方向的に工業衰退が進んでいるわけもなく,新しい成長を伴った再編の道筋でもあった.これらの分析を通じて,(1) 一部の地域で一定の「集積の厚み」が地域経済の安定性をもたらしてきたが,こうした地域で醸成された起業家的風土を次世代にいかに繋げていくべきかという点,(2) もはや国内における企業内地域分業という枠組みでは捉えらない状況であるが,グローバル生産ネットワークのごく一部を担う工場に地域経済を委ねるリスクは引き続き大きいと言わざるを得ない点,(3) 企業に選ばれる地域とそうではない地域のコントラストが従来以上に顕在化している点,(4) 地域資源を活用し,資金や諸資源の地域循環をもたらしていくようなビジネスの導入が地域経済の持続的な発展に資するという点,以上4 点を論点として提示した. 都留市織物業における共同廃棄事業の再考 栗林 慶, 小田 宏信, 小金澤 孝昭, 青野 壽彦 経済地理学年報 70(3) 178-202 2024年9月30日 本稿は,山梨県都留市における織物業の衰退過程の分析から,そのような地域経済の転換が図られたプロセスについて明らかにすることを目的とし,特に,都留市織物業の衰退を決定づけた二度の織機共同廃棄事業の詳細を検討することによって分析を試みた.その結果,機業場の全体分布図では,周辺山間部の小集積が解消されて,谷村地区を中心とする市街地に収斂し,やがて中心部でも集積が解消されていく様子がみてとれた.さらに生産構造を詳細に分析すると,まずは市内周辺の末端の階層のウール着尺地の賃機で淘汰が始まり,伝統織物の狭域的な生産体系が形成された市内中心部で相対的に根強さをみせたものの,やがて縮小を余儀なくされたというプロセスが鮮明になった.伝統織物の場合,縮小のプロセスは末端から淘汰されるという単純なものではなく,親機や自機,もしくは上位階層の賃機が自らの織機を削減するか生産自体を取りやめて,賃機への依存を強めていったという側面も看取できた.すなわち,共同廃棄事業にあたって政府が当初方向づけたような有力な経営体への生産の集中による競争力の強化には至らず,都留市の場合には,「しなやかに」全体的な生産を縮小するプロセスであったのではないかと理解できる. IT系企業のサテライトオフィス誘致を通じた地域活性化―「徳島美波モデル」の意義― 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 藤田 和史 経済地理学年報 70(3) 245-264 2024年9月30日 2010年代以降の日本では,IT企業のサテライトオフィスを誘致して,地域経済社会を活性化しようという動きが広がってきた.その先駆的な役割を果たしてきたのが,徳島県の神山町や美波町である.本稿では,とくに美波町を事例にして,どのような要因がサテライトオフィスの集積を導き,またその集積の経済の形成を通じていかなる影響が地域経済社会にもたされているのか,事例企業に対するインタビュー調査を通じて明らかにすることを課題とした.美波町のサテライトオフィス事業は,パブリックベンチャーである「株式会社あわえ」と町役場の官民協働によって強力に推進されてきた.サテライトオフィスを設置する企業の事業主もしくは従業者は大都市におけるビジネスや生活に閉塞感を感じ,美波町へ新しい可能性を求めた.進出した先においては,施設等の共有,ある種の価値観の共有という点で古典的な集積の経済が発揮されている.そこで働く人々には,アウトドアスポーツを楽しむことを当初の動因とした人々も少なくないが,ローカル・コミュニティにおいて何らかの「つとめ」を果たすことに満足感を見出している.また,進出した企業は,新たな企業価値の訴求を人材獲得や受注につなげるともに,本地域に横たわる地域課題を積極的に「シーズ」と捉えて新たな製品やサービスを開拓して行こうという姿勢を有している. 地方小都市の分工場経済からの脱却と産業の多様化―山形県長井市を事例として― 遠藤 貴美子, 山本 匡毅, 鹿嶋 洋, 藤田 和史, 小田 宏信 経済地理学年報 70(3) 203-227 2024年9月30日 本稿では山形県長井市を事例として,分工場撤退後における製造業の存立形態を明らかにするとともに,地方小都市における自立的・安定的発展のあり方について検討した.その際,産業の多様化の視点から,機械工業の事業および生産品目の変遷だけでなく,酒造・木工玩具・織物といったクラフト的な産業の動向や,アントレプレナー養成の地域的基盤についても分析した. <BR> 事例企業らは,例えば,主要事業が創業時の電子カバー組立から電子部品組立に転換し,さらには自動車用部品加工に至るなど,技術の高度化や多様な分野への進出を遂げてきた.なお,クラフト的な産業については,海外への販路構築などの新たな戦略実施や,循環型地域づくりや観光事業への参与なども活発に行っていることが明らかとなった.さらに,インキュベーション施設であるイノベーションLab.長井i-bayでは,機械設計やモデリングなど多様な分野での新規創業が実現している. もっとみる MISC 48 テレコミューティングとサテライトオフィスの経済地理学 小田宏信 経科研レポート(日本大学経済学部経済科学研究所) (48) 91-101 2023年3月31日 招待有り 千葉県における産業立地環境と事業創造に関する経済地理学的研究 遠藤, 貴美子, 小田, 宏信 敬愛大学総合地域研究 : 敬愛大学総合地域研究所紀要 (10) 159-164 2020年3月 地図から見る吉祥寺発展史 小田宏信 成蹊学園史料館年報 (13) 52-76 2020年2月21日 Meteorological observations taken at Seikei Gakuen in Tokyo, Japan since 1926 財城真寿美, 宮下敦, 田中博春, 小田宏信, 池上敦子, 藤原均 The 11th Annual ACRE (Atmospheric Circulation Reconstruction over the Earth) Meeting 2018年11月 研究機関紹介 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター 池上敦子, 小田宏信 科学・技術研究 7(1) 23-26 2018年6月 招待有り 東京の町工場世界 小田 宏信 2017年度成蹊大学公開講座講演録 15-22 2018年3月 持続発展教育(ESD)の理念と成蹊教育の伝統 小田 宏信 成蹊学園史料館年報 (11) 145-174 2018年2月 武蔵野の地と知を学ぶ─「ESD成蹊フォーラム2017」開催記録─ 小田宏信, 小森次郎, 財城真寿美, 池上敦子 成蹊大学理工学研究報告 54(1) 29-36 2017年2月 サテライトオフィス誘致による集落再生事業の実際 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 藤田 和史 日本地理学会発表要旨集 2017 100145-100145 2017年 「とくしま集落再生プロジェクト」の一つの柱をなすサテライトオフィス・プロジェクトは,CATV整備に基づく恵まれた高速ブロードバンド環境を活用して2011年度より本格的に着手されたものである。先行して事業が進行された神山町では2013年までに12社の事業所を誘致し,58世帯105名の若年移住者を迎えている。2016年12月末現在では,42社のサテライトオフィス誘致が実現し,うち16社が神山町への進出,15社が美波町への進出である(業務休止中を含む)。本報告では,徳島県下でも神山町と並ぶ実績をあげている美波町を事例にして,誘致政策の仕組み,サテライトオフィス展開の実際,集落再生への含意について,現地調査を踏まえて検討した。<br><br> イタリアとフィリピンの比較経済地誌:1人当たりGDPの地域間格差を手がかりに 小田 宏信 地理月報 (547) 8-11 2016年10月 招待有り 経済地理学から地理教育への貢献 小田 宏信, 卜部 勝彦, 竹内 裕一, 宮地 忠幸 経済地理学年報 62(3) 257-266 2016年9月 <p> 本稿は,2015年7月11日に日本大学経済学部において開催された関東支部例会「経済地理学から地理教育への貢献」での報告,コメント,討論の内容を取りまとめたものである.地理教育を取り巻く環境が大きく変化し,新たな転換期を迎えつつある現在,経済地理学は地理教育にいかに向き合い,これに貢献できるのか,ということが同例会のテーマとなり,非常に活発な議論が交わされた.その結果,地理教育の新ステージに向けて,経済地理学会での組織的対応の必要性が確認された.なお,当日は,中学校,高等学校の教員を含む34名の参加者を得た.</p> 成蹊学園におけるESD(持続可能な開発のための教育)の可能性:「ESD成蹊フォーラム2016武蔵野の自然と成蹊の学び」開催記録 小田宏信, 財城真寿美, 宮下 敦, 倉茂好匡, 三上岳彦, 池上敦子 成蹊大学理工学研究報告 53(1) 55-68 2016年6月 (書評)青野壽彦・合田昭二編著『工業の地方分散と地域経済社会─奥能登織布業の展開─』 小田 宏信 人文地理 68(1) 94-95 2016年4月 建設の進む韓国の新行政都市:世宗 小田 宏信 都市地理学 10 123-129 2015年3月 査読有り 台東・墨田のものづくり産業集積の現在 小田 宏信 地理月報 (541) 7-10 2015年1月 招待有り 台東・墨田産業集積の伝統と革新 : 第60回大会エクスカーション総括 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 山本 俊一郎, 山本 匡毅 経済地理学年報 60(3) 204-214 2014年9月 1960年代,70年代を通じてわが国の経済地理学の重要な研究フィールドであった東京城東地域の'昔と今'を探る大会エクスカーションを2013年6月3日に表記のメンバーで企画・開催した.台東区・墨田区では,人口の都心回帰とジェントリフィケーションが進行するなか,従来からの地域産業集積がいかなる変容を経験しているのか,また,いかなる地域産業政策が講じられてきたのか,といったことがエクスカーションの開催趣旨であった.本稿は,エクスカーションの実施前に数次にわたって行った事前調査と,開催当日の現地討議によって得た内容を総括するものである. 글로벌경제위기시대의 자율적 지역 경제구축을 위하여(グローバル経済危機下における自律的地域経済の構築に向けて) 中村剛治郎, 小田宏信, 構成:イ・ミンジョン 충남발전연구원 정책동향분석(忠南発展研究院 政策動向分析) 40(5) 1-13 2014年5月 招待有り 添付ファイル 분공장경제로부터 자율적 지역산업진흥으로(分工場経済から自律的地域産業振興へ) 小田 宏信 한일공동심포지엄'글로벌경제위기의 시대, 자율적 지역경제의 가능성을 묻다'(日韓共同シンポジウム「グローバル経済危機の時代、自律的地域経済の可能性を問う) 41-59 2014年3月 日本の産業地理学的研究の源流を求めて([ラウンドテーブル1]日本の経済地理学研究:その源流を探る,経済地理学会第60回(2013年度)記念大会) 小田 宏信 経済地理学年報 59(4) 503-504 2013年12月30日 大学地理教育の質保証に関する教育課程編成上の参照基準の在り方 戸所 隆, 碓井 照子, 岡本 耕平, 小田 宏信, 吉田 容子, 山下 博樹, 石丸 哲史 日本地理学会発表要旨集 2012 100068-100068 2012年 1. 地理学分野における参照基準の検討経過2008 年12 月に公表された中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」では、大学卒業までに身につけるべき能力として、「学士力」という考え方が打ち出された。これは、大学は学士学位授与の方針を具体化・明確化し、かつ社会に公開することによって、大学卒業者の能力を社会に対して保証すべきとの提言である。学士力には、論理的思考、コミュニケーション能力、倫理観など、分野横断的に共通した学修目標とともに、専門分野別の到達目標がある。後者をどう構築するかについては、文部科学省から日本学術会議へ審議が依頼され、「大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会」を中心に検討がなされた。日本学術会議は検討の結果、2010年8月の文部科学省への「回答」において、学士課程教育の質を保証するためには、各分野の教育課程編成上の参照基準を策定することが望ましいという方針を打ち出している。それを踏まえ、順次各分野に参照基準を検討する組織が設置され、参照基準案の作成に取り組んできている。地理学の分野では、第21期日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会に大学地理教育小委員会(岡本耕平委員長)が設置され、参照基準作成準備を始めた。また、大学地理教育の現場は国公私立で異なる上、地理専門教育、教職教育、地域政策系教育など多様である。そこで、2010 年10月の日本地理学会大会(名古屋大)で、参照基準作成の参考にすべく広島大学文学部、奈良大学文学部、国士舘大学文学部、福岡教育大学、岐阜大学地域科学部、青山学院大学経済学部の地理教育の実態報告を中心とした公開シンポジウムを開催した。このシンポジウムの総合討論では、①学生にとって地理学の学修がどのような意義を持つのか、②複合領域的学問の地理学に最低限必要な参照基準は何か、③学生の就職と地理学の質保証との係わり、④教養課程、教職課程、地理学の専門課程、経済学や地域政策などの地理学以外の専門課程の地理教育においてどのような質の保証がなされるべきかについて討議している。2. 公開シンポジウムの目的 2011年秋に発足した第22期日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会にも大学地理教育小委員会(戸所隆委員長)が設置され、2013年春までに地理学分野における参照基準の原案を作成することが求められた。そこで、これまでの準備を踏まえ、日本学術会議で示された「各分野における参照基準の作成のためのサンプル」を参考に作業を進めることにし、下記の「参照基準案の発表」6項目の検討を行ってきた。「地理学」参照基準は、どの大学においても活用可能な参照基準となることを目標に作成作業をしている。また、大学地理教育の現状を検討し、今後の日本の大学地理教育のあるべき姿とそれへの道筋を見出すことを目指してきた。そのためには、作成中の原案を多くの大学地理教育関係者に公表し、忌憚のない意見を頂く機会が不可欠となる。そこで本シンポジウムは、最終まとめに入る前に日本地理学会理事会と日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会の共催により広汎な意見を聴取し、参考基準作成に資することを目的としている。3. 公開シンポジウムの進め方 1)趣旨説明(岡本耕平・5分) 2)学術会議の立場から参照基準作成についての背景・経緯等を説明(碓井照子・15分) 3)参照基準案の発表(約60分 ※発表者) ①「地理学」の定義(岡本※・松本) ②「地理学」に固有の特性(小田※・高橋・村山) ③「地理学」を学ぶすべての学生が身につけることを目指すべき基本的な素養(戸所※・小口) ④ 学習方法および学習成果の評価方法に関する基本的な考え方(吉田※・高阪) ⑤広範な関連分野をもつ地理学専門教育と教養教育とのかかわり(山下※・山川) ⑥「地理学」と教員養成(石丸※) 4)総合討論・約80分(司会進行・戸所 隆) THE JAPAN ASSOCIATION OF ECONOMIC GEOGRAPHERS ODA Hironobu Information bulletin of the Union of National Economic Associations in Japan 32(32) 15-21 2012年 大学地理教育における標準カリキュラムと学士力:現状とあるべき姿 岡本 耕平, 海津 正倫, 小田 宏信, 高橋 眞一, 戸所 隆, 山下 博樹, 友澤 和夫, 高橋 春成, 長谷川 均, 石丸 哲史, 富樫 幸一, 高橋 重雄, 志村 喬 E-journal GEO 6(2) 203-211 2012年 日本的生産システムとグローバル分業がもたらす災害リスク : その地理的側面 小田 宏信 地理 57(1) 46-53 2012年1月 招待有り 地図で読む’武蔵野’ 小田 宏信 2010(平成22)年度 成蹊大学公開講座講演録 81-99 2011年3月 中小製造業の世界の地域アイデンティティ (特集 地域アイデンティティの再構築に向けて--地域再生と地域主権への地理学からの接近) 小田 宏信 学術の動向 16(3) 70-74 2011年 招待有り From the Balanced Development of National Territory to the Competitiveness of National Economy: A Turnaround in the Japanese Industrial Location Policy 小田 宏信 Sustainable strategies for Improvement of Asian Urban Competitiveness: Proceedings of geographical sessions in the Asia Economic Community Forum 19-30 2010年11月 大学地理教育における標準カリキュラムと学士力:現状とあるべき姿 岡本 耕平, 海津 正倫, 小田 宏信, 高橋 眞一, 戸所 隆, 山下 博樹 日本地理学会発表要旨集 2010 133-133 2010年 1. シンポジウムの目的<BR> 今日、地域再生、環境共生、地域情報発信などを主導的に担う人材の育成がますます重要になっており、大学地理教育が果たしうる役割は大きい。しかし、日本の大学地理教育は、1大学当たりの地理学担当教員の数が少ないことや、標準的なカリキュラム・教科書の整備が不十分であるなどの問題を抱えている。本シンポジウムは、大学地理教育の現状を検討し、今後の日本の大学地理教育のあるべき姿とそれへの道筋を見出すことをめざす。<BR> なお、本シンポジウムは、日本地理学会と日本学術会議地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同地理教育分科会の共同で開催する。<BR><BR>2. 背景<BR> 2008年12月に公表された中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」では、大学卒業までに身につけるべき能力として、「学士力」という考え方が打ち出された。これは、大学は、学士学位授与の方針を具体化・明確化し、かつ社会に公開することによって、大学卒業者の能力を社会に対して保証すべきだという提言である。<BR> 学士力には、論理的思考、コミュニケーション能力、倫理観など、分野横断的に共通した学修目標とともに、専門分野別の到達目標がある。後者をどう構築するかについては、文部科学省から日本学術会議へ審議が依頼され、「大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会」を中心に検討がなされている(『学術の動向』2010年6号の特集記事参照)。<BR> 検討に当たって参考にされたのは、イギリスの「高等教育質保証機構」(The Quality Assurance Agency for Higher Education: QAA)の「分野別参照基準」(Subject Benchmark Statement)である。2010年現在、地理学を含む57の分野の参照基準が公表されている。地理学の場合は、2000年に約20名の地理学者の協力で初版が策定され、2007年に改訂版が出されている(http://www.qaa.ac.uk/academicinfrastructure/benchmark/statements/geography.pdf)<BR> 本シンポジウムでは、日本の大学地理教育のおかれた状況にそくして、地理学学修者の質を保証する参照基準と、その具体的な実践例としてのカリキュラムについて考える。<BR> ここで注意しなければならないのは、本シンポジウムは、標準的なカリキュラムについて議論するが、それは何か特定のカリキュラムの構築をめざしてなされるのではない。日本学術会議が、QAAに倣って「参照基準」という言葉を使っているのも、個々の教育プログラムや学位の授与に対して根本的な定義を与える規制的なものをつくるのではなく、各大学やコースの取り組みの自主性と多様性を尊重したうえで、学士学位の質を保証するために参照されるべき基準の策定をめざすためである。本シンポジウムで「標準的カリキュラム」という語は、そうした基準に則ったカリキュラムという意味で用いている。<BR><BR> 3. シンポジウムの構成と検討課題<BR> シンポジウムでは、多様な大学地理教育の現場(地理専門教育、教職教育、地域政策系教育×国立・私立)での実践例について、次の方々にご報告いただき、総合討論で議論する。<BR><BR>友澤和夫(広島大学)「広島大学文学部の地理教育」<BR>高橋春成(奈良大学)「奈良大学文学部の地理教育」<BR>長谷川均(国士舘大学)「国士舘大学文学部の地理教育」<BR>石丸哲史(福岡教育大学)「福岡教育大学の地理教育」<BR>富樫幸一(岐阜大学)「岐阜大学地域科学部の地理教育」<BR>高橋重雄(青山学院大学)「青山学院大学経済学部の地理教育」<BR>コメント: 志村喬(上越教育大学)<BR><BR> 総合討論での検討課題としては、次のような事項が考えられる。<BR>・そもそも学生にとって、地理学の学修がどのような意義を持つのか。<BR>・地理学のように、複合領域的な学問において、地理学として最低限の共通な参照基準は何か。<BR>・学生が大学を卒業して就く様々な職業と、地理学の提供する質保証がどのように関わるのか。<BR>・現在、地理学の授業は、教養課程、教職課程、地理学の専門課程、経済学や地域政策などの地理学以外の専門課程に置かれている。それぞれの課程において、どのような質の保証がなされるべきか。<BR> 工場見学から何がわかるか 小田 宏信 地理 53(3) 21-34 2008年3月 招待有り 北陸の路面電車 (特集 路面電車と地図) 小田 宏信 地図情報 23(4) 13-15 2004年2月 話題 「工場まち」を保全する--東京都大田区の取組み 小田 宏信 地理 48(4) 54-61 2003年4月 EU統合下におけるトゥールーズ大都市圏の構造変容 高橋 伸夫, 手塚 章, 村山 祐司[他] 筑波大学人文地理学研究 26(26) 45-80 2002年 これまで同様なタイトルのもとで、われわれの研究グループはリール大都市圏とリヨン大都市圏の構造変容について、それぞれの特徴を指摘してきた(高橋・手塚、2000;高橋伸夫ほか、2001).トゥールズ大都市圏は、リール大都市圏やリヨン大都市圏とともに、フランスの周辺部に位置するという共通性を ... Geographical Transformation of the Lyon Metropolitan Area under the EU Integration(co-authored) Tsukuba Studies in Human Geography (25) 201-248 2001年 Redevelopment of Declined Industrial Area in France : A Case Study of the Nord Pas-de-Calais Region Tsukuba Studies in Human Geography (25) 273-301 2001年 The East ASEAN Growth Area Project and Regional Development Strategy : A Case Study of the Southern Mindanao Region, Philippines Tsukuba Studies in Human Geography (24) 1-28 2000年 The Spatial Agglomeration System of Industrial Activities in Japan : A Brief Review of Recent Studies Annals of the Japan Association of Economic Geographers 45(4) 27-42 1999年 Transformation of the Metropolitan Machinery Production System during the ME Technological Innovation : A Case Study of the Plastic-Mold Manufacturing Industry in Southern Tokyo. Science Reports of the Institute of Geoscience, University of Tsukuba, Section A 19 39-55 1998年 東京大田区の零細機械工業 小田 宏信 歴史地理教育 (561) 100-105 1997年3月 Agglomeration of the machinery industries in the southern Tokyo area Bulletin of Toyota Junior College (7) 147-169 1997年 Transformation of the Metropolitan Machinery Production System during the Microelectronics Innovation : A Case Study of the Plastic-Mold Manufacturing Industry in the Keihin Area, Japan Geographical Review of Japan Ser. A 70 555-576 1997年 The Locational Dynamics of the Japanese Plastic-Mold Manufacturing Industry durning the Microelectronics Innovation Geographical Review of Japan, Ser. B 70 10-31 1997年 竹内淳彦著, 『工業地域の変動』, 大明堂, 1996年, 222頁, 3,399円 小田 宏信 経済地理学年報 42(4) 316-317 1996年12月31日 La technop(]J1152[)lisation au Japon. Projet et r(]J1117[)alit(]J1117[)s Revue Belge de G(]J1117[)ographie 120(1-3) 93-98 1996年 The Sakaki model of regional development : thinking of the flexible specialization hypothesis in Japan (6) 160-172 1996年 Agglomeration of Private Research Institutions in Tsukuba Science City Science Reports of the Institute of Geoscience, University of Tsukuba, A 15 107-122 1994年 電機 電子工業の生産分業体制 小田宏信 企業空間とネットワーク 166-182 1993年 Agglomeration of Private Research Institutions in Tsukuba Science City (co-authored) The Human Geography 44 643-662 1992年 Locational Dynamics of Machinery Industries in Hamamatsu Area Geographical Review of Japan (ser. A) 65 824-846 1992年 Allen J.Scott : Metropolis : From the Division of Labor to Urban Form, University of California Press, Berkeley and Los Angeles, 1988, 260p., スコット:メトロポリス : 分業から都市形態まで 小田 宏信 経済地理学年報 37(4) 407-411 1991年12月 1 主要な書籍等出版物 51 日本経済地理読本(第10版) 小田, 宏信 (担当:編者(編著者)) 東洋経済新報社 2024年3月6日 (ISBN: 9784492100394) 経済地理学への招待 伊藤達也, 小田宏信, 加藤幸治 (担当:共編者(共編著者)) ミネルヴァ書房 2020年6月1日 グローバリゼーション:縮小する世界 矢ケ崎典隆, 山下清海, 加賀美雅弘編 (担当:分担執筆, 範囲:越境する資本と企業) 朝倉書店 2018年2月 (ISBN: 9784254168815) 教職課程向けの人文地理学および地誌学の教科書として企画されたシリーズのうちの1館である。「第6章 越境する資本と企業(pp.54-66)」を担当。担当部分では、現代の経済的グローバル化に至ったプロセスを概観した上で、多国籍企業の立地論、グローバル価値連鎖の途上国経済への影響等を概説した。 編者:矢ケ﨑典隆、山下清海、加賀美雅弘 共著者:矢ケ﨑典隆、山下清海、加賀美雅弘、兼子純、箸本健二、小田宏信、高柳長直、岩間信之、呉羽正昭、松井圭介 世界地誌シリーズ7 東南アジア・オセアニア 菊地 俊夫, 小田 宏信編 (担当:共編者(共編著者)) 朝倉書店 2014年7月 (ISBN: 9784254169270) 本書は教職課程向けの世界地誌教科書のうちの1冊であり、動態地誌および比較地誌の立場から東南アジアとオセアニアの地誌をまとめたものである。全体は13章より構成されるが、そのうち「第3章 多くの資源と大きな市場の魅力:世界経済のなかでの東南アジアとオセアニア(pp.33-52)」および「第13章 東南アジアとオセアニアの比較地誌」のうち4〜6節(pp.155-159)を分担し、また全体を編集した。 編者:菊地俊夫・小田宏信 共著者:有馬貴之、生田真人、井田仁康、宇根義己、大石太郎、小田宏信、貝沼恵美、菊地俊夫、堤純、内藤暁子、沼田真也、松山洋、森島済、山下清海、横山智 経済地理学キーコンセプト 青山 裕子, Murphy James T, Hanson Susan, 小田 宏信, 加藤 秋人, 遠藤 貴美子, 小室 譲 (担当:共訳) 古今書院 2014年2月 (ISBN: 9784772231572) 現代日本の機械工業集積 : ME技術革新期・グローバル化期における空間動態 小田 宏信 古今書院 2005年3月 (ISBN: 4772230475) 空間の経済地理 杉浦芳夫編 (担当:分担執筆, 範囲:産業地域論—マーシャルから現代ヘ) 朝倉書店 2004年6月28日 (ISBN: 9784254167160) もっとみる 講演・口頭発表等 54 東北地方における工業化と工業再編の軌跡 小田宏信 経済地理学会総会第71回大会共通論題シンポジウム「日本経済の現局面と地域経済の再編」 2024年5月25日 大学地理教育を通じたSDGs・ESDの推進 小田宏信, 財城真寿美 日本学術会議 学術フォーラム「SDGsの達成に資するESDカリキュラムの開発」 2023年8月20日 都留市織物業の構造変化と産地集落の再編成 ~都留市地域経済の衰退に関する研究(2) 栗林慶, 小金澤孝昭, 青野壽彦, 小田宏信 2021年度 東北地理学会 秋季学術大会 2021年11月6日 都留市織物業の共同廃棄事業の意義 -都留地域経済の衰退に関する研究(1)- 栗林慶, 小金澤孝昭, 青野壽彦, 小田宏信 東北地理学会 2021年度 春季学術大会 2021年5月16日 小中高大の一貫教育におけるESDの位置付けと実践 小田宏信 日本学術会議主催学術フォーラム「Future Earthと学校教育:持続可能な社会と海洋の実現を目指して」 2019年9月8日 もっとみる 担当経験のある科目(授業) 17 2024年4月 - 現在 経済地理学A (成蹊大学経済学部) 2022年4月 - 2022年7月 地域づくり論 (成蹊大学全学教育科目) 2021年4月 - 2022年3月 人文地理学演習 (法政大学文学部) 2020年9月 - 2022年3月 社会経済地理学 (成蹊大学経済学部現代経済学科) 2010年4月 - 2020年9月 現代日本の地理 (成蹊大学全学教育科目) もっとみる 所属学協会 7 2005年4月 - 現在 日本都市地理学会 1989年4月 - 現在 日本地理学会 1989年 - 現在 人文地理学会 1985年4月 - 現在 経済地理学会 地域地理科学会 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 9 SDGs実現に向けた主体間ネットワークの構築と地域経済社会の創造的発展 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2024年3月 小田 宏信, 小金澤 孝昭, 藤田 和史, 遠藤 貴美子 地域経済社会の自立・安定に資するスモールビジネスの起業・成長を支える地域的基盤 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2016年4月 - 2019年3月 小田 宏信, 鹿嶋 洋, 山本 匡毅, 藤田 和史, 遠藤 貴美子 首都圏整備計画史に関わる経済地理学的研究 一般社団法人成蹊会 学術・教育研究助成金 2015年4月 - 2016年3月 小田 宏信 ヨーロッパ流動軸(ユーロコリダー)の形成にともなうライン地域の空間再編 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2008年 - 2010年 手塚 章, 呉羽 正昭, 伊藤 貴啓, 小田 宏信, 伊藤 徹哉, 兼子 純 ヨーロッパ中軸地帯におけるトランスボーダー都市の空間動態 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2005年 - 2007年 手塚 章, 呉羽 正昭, 伊藤 貴啓, 小田 宏信, 三木 一彦, 伊藤 徹哉 もっとみる 社会貢献活動 6 まちづくりシンポジウム「変わらないもの/変えていくもの」 コメンテーター 武蔵野市総合政策部 令和6年度 吉祥寺パークエリアシンポジウム 2025年2月8日 古地図から見る吉祥寺発展史 講師 武蔵野市総合政策部 令和6年度 吉祥寺パークエリア市民講座 2024年8月18日 地方再生/地方創生の現在:持続可能な将来のために 講師 武蔵野地域学長懇談会 武蔵野地域五大学共同講演会2021 2021年10月23日 古地図から見る吉祥寺発展史 講師 成蹊学園 成蹊学園史料館×吉祥寺今昔写真館委員会公開シンポジウム「地図と写真から見る吉祥寺の移り変わり」 2019年3月16日 東京の町工場世界 講師 成蹊大学 2017年度前期公開講座「東京」 2017年6月17日 もっとみる メディア報道 1 古地図で読む吉祥寺。 都市出版 『東京人』2012年6月増刊号(no.311) 2012年 新聞・雑誌
成蹊大学教員各位 【お知らせ】 下記のとおり、システムメンテナンスを実施いたします。 ■日時 2026年9月24日(木)22:00 ~ 9月25日(金)1:00 ■内容 システムの安定運用および品質向上を目的とした定期メンテナンス ■影響範囲 メンテナンス時間帯は、一時的にサービスへ接続できない場合や、画面表示・検索等の処理に遅延またはエラーが発生する場合があります。 ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 【連絡事項】 ①ログインの際には「他の機関Idpによるログイン」からログインをお願いいたします。右側の「ログイン」からはログインいただけません。 ②Ufinityにログイン後、「編集」ボタンを押した際に「権限が不正」というエラーメッセージが生じた際は、総合企画課までご連絡ください。 総合企画課:kikaku@jim.seikei.ac.jp