研究者業績

坂本 薫

サカモト カオル  (Kaoru Sakamoto)

基本情報

所属
兵庫県立大学 環境人間学部 教授
学位
学術博士(神戸大学)
master of home economics(Nara Women's University)

J-GLOBAL ID
200901005049713797
researchmap会員ID
1000135387

研究キーワード

 4

主要な論文

 109
  • Naoko Suga, Eri Tsumura, Yuzuka Naito, Ikue Hamaguchi, Satoru Matsuda, Kyuichi Kawabata, Kaoru Sakamoto
    LWT 186 115267-115267 2023年8月  査読有り
  • 坂本 薫
    日本調理科学会誌 = Journal of cookery science of Japan / 日本調理科学会 編 56(2) 31-37 2023年4月  
  • Yasuji Muramatsu, Kae Hiramatsu, Kyoka Maee, Kaoru Sakamoto
    Analytical sciences : the international journal of the Japan Society for Analytical Chemistry 38(4) 717-723 2022年4月  査読有り
    A heating system for in situ XANES measurements in the soft X-ray region of bulk samples is newly developed and installed in BL10 at NewSUBARU. The system employs Joule heating, which can heat various bulk samples up to 250 ℃. For demonstration, the C K- and O K-XANES spectra of sugar (sucrose) whose melting point is approximately 150 ℃ are measured while heating from 27 to 180 ℃ under a vacuum pressure of 10-5 Pa. The in situ XANES spectra of heated sugars can successfully observe the thermal transformation of sucrose molecules and their hydrogen bonds.
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫, 白杉(片岡) 直子
    日本調理科学会誌 52(3) 159-168 2019年6月  査読有り
    <p> 3品種のジャポニカ米(キヌヒカリ,ササニシキ,ハツシモ)を用いて,前報で改良した吸水率算出法により,米の吸水率に与える浸漬温度の影響について検討した。搗精度は,それぞれ93%搗精米(7分つき米)および91%搗精米(精白米)とした。米の浸漬温度は5℃,20℃,40℃とし,浸漬時間は10分から吸水率が平衡になるまでの最長24時間までとした。吸水曲線を比較したところ,3品種のすべての精白米と7分つき米において,平衡状態に達するまでに,5℃,20℃浸漬の吸水曲線が40℃浸漬の吸水曲線を超える現象が観察された。この「逆転現象」は米が粒状であることに起因することがわかった。本研究で用いた系の異なる3品種に起こった吸水率の逆転は従来の通説に反する現象と言える。ジャポニカ米の多くの品種で,この現象が起こる可能性が示唆された。</p>
  • SAKAMOTO Kaoru, KISHIHARA Shiro, KATAOKA‐SHIRASUGI Naoko
    Food Science and Technology Research 24(1) 111‐118-118 2018年1月  査読有り
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 上田 眞理子
    日本調理科学会誌 48(3) 193-199 2015年  査読有り筆頭著者
    温水浸漬と低温浸漬が米の吸水率に与える影響について,浸漬水中の固形分を考慮して経時的に検討した。5~50&deg;Cの温度で5~240分間米を浸漬し,米の吸水率を測定したところ,温水浸漬と低温浸漬では,吸水曲線が交差する現象が観察され,平衡状態まで吸水させた場合では,温水浸漬よりも低温浸漬の米の吸水率が高かった。浸漬水中の固形分の量を経時的に測定したところ,40&deg;C,50&deg;Cの温水浸漬では固形分は多く浸漬液中に懸濁していた。そこで固形分を加えた補正吸水率を算出したが,吸水曲線が交差する現象が同様に観察され,平衡状態では温水浸漬よりも低温浸漬の米の吸水率が高かった。
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 作田 はるみ
    精糖技術研究会誌 59 1-5 2013年6月  査読有り筆頭著者
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 作田 はるみ, 岸原 士郎
    日本味と匂学会誌 = The Japanese journal of taste and smell research 18(3) 413-416 2011年12月1日  

MISC

 110
  • 中谷 梢, 坂本 薫, 吉村 美紀
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 35 74 2024年  
    【目的】前報の明石焼きのレシピ調査から、明石焼きはレシピによって粉と卵、だし汁の配合割合が異なり、粉では小麦粉のみのレシピと、小麦粉と小麦澱粉(浮き粉,じん粉)を混合したレシピがみられた。小麦澱粉は粒子径の異なる種類があることから、小麦粉と粒子径の異なる4種類の小麦澱粉を用いて明石焼きを調製し、粉の種類が明石焼きの性状に及ぼす影響を比較した。【方法】粉は小麦粉と粒子径の異なる4種類の小麦澱粉を用いた。配合割合は粉:卵:だし汁=0.8:1:3とし、たこ焼き器で焼成した。測定温度20℃で、高さ、質量、破断荷重、破断ひずみ、ひずみ10%時と20%時の応力、色差、塩分を測定し、官能評価を行った。【結果】小麦粉の方が小麦澱粉より、明石焼きの高さがやや高く、質量が軽く、破断ひずみ、破断荷重が高く、色差のa*値とb*値が高く、官能評価では、黄色が濃く、最もかたく、噛み切りやすいと評価された。小麦澱粉間では粒子径が大きい方が、明石焼きの高さがやや高く、b*値が低く、官能評価では、黄色がやや薄く、かたく、粘りが強く感じられる傾向が見られた。これらの結果は、小麦粉ではグルテンを含むこと、小麦澱粉では粒子径が大きい方が、粘性が高いことが影響していると考えられた。明石焼きの塩分は粉の種類による差が見られなかったが、官能評価では、小麦粉より小麦澱粉の方がだし汁の味が強く感じられた。これは、小麦粉に比べ小麦澱粉は、たんぱく質量が少なく、小麦澱粉で調製した明石焼きの方が軟らかいと感じられることが影響していると推察した。粉の特徴が、明石焼きの美味しさに影響した。
  • 坂本 薫, 坂本 朋香, 内田 はるか, 森井 沙衣子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 35 68 2024年  
    【目的】胚芽米は、精白米のおいしさと玄米の栄養的価値の両立を目指したものであると考える。胚芽精米はその栄養的価値が担保された米として胚芽を80%以上含むものが流通しているが、その消費量が米の消費量全体に占める割合は決して多くはない。そこで、胚芽米の利用拡大を目指し、これまでの胚芽精米とは異なる食べやすい胚芽米の米飯特性について検討を行った。 【方法】胚芽保有率の異なる2種類の胚芽米および精白米の搗精は、兵庫県産コシヒカリを用いて㈱トウバンにおいて行った。これらについて、吸水率、色差、テクスチャー、還元糖量、GABA量の測定および官能評価を行い、胚芽米の評価を行った。 【結果・考察】2種の胚芽米の胚芽保有率はそれぞれ52.8%、43.5%であった。これらを胚芽米A、胚芽米Bとして実験に供した。5℃と40℃での吸水率を測定すると、いずれの温度においても胚芽米のほうが吸水率が高かった。また、5℃のほうが40℃よりも吸水率が高い結果となった。胚芽米のほうが吸水率が高い結果となったのは、搗精方法の違いに起因していると考えられた。胚芽米A、Bの色差ΔEは1.41と目視で違いが認められる程度であることがわかり、L*値、a*値に有意差があった。テクスチャー測定では、精白米との比較においても硬さには差は認められなかった。還元糖量測定では、長時間浸漬により胚芽米は甘みが増すことが示唆された。GABA含有量は、胚芽米飯は玄米飯より少ないが精白米飯より多く、炊き方によってその量は変化した。官能評価では、胚芽米2種間において白さ、つや、香り、総合評価に有意な差が認められ、胚芽保有率の差が9.3%程度であっても評価が大きく左右されることがわかった。
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 35 70 2024年  
    【目的】スチームコンベクションオーブン(以下、スチコン)は、炊飯条件の異なる米飯を同時に炊飯することができることから、炊飯機器としても有用である。しかし、炊飯を行う場合、同時に挿入するホテルパンの位置や枚数が容器内温度に影響することが考えられる。そこで本研究では、スチコン炊飯への影響を検討するために、スチコン庫内条件を変えた場合の容器内の水の温度変化を調査し、考察することとした。【方法】スチコンは1/1エナメルパン(325×530×65 mm)が10枚挿入可能である機種(フジマック㈱,FSCC101G)を用いた。1/2ホテルパン(325×265×65 mm)を炊飯容器と想定し、水750gを入れ、温度センサー熱電対(Kタイプ,㈱スリーハイ)をホテルパンの中央、底から0.5 cmの位置になるように蓋に設置した。スチコン庫内の1/1エナメルパンの枚数(0,1,4,5,9枚)や挿入段(6通り)を変え、ホテルパン内部の水の温度変化を測定した。スチコンの加熱条件はコンビスチーミングモード、加熱温度150℃、水蒸気量100%とした。【結果・考察】1/2ホテルパン1枚のみを加熱したところ、容器内の水の温度が95℃に到達する時間は5.0±0.6分であったが、同時に1/1エナメルパンを9枚挿入すると8.1±0.7分となり、エナメルパンの庫内枚数が増えると、容器内の温度上昇は緩慢になった。また回帰分析の結果から、炊飯容器である1/2ホテルパンを1枚から2枚に増やすと95℃到達時間が1.56分遅くなることが示された。これらのことから、スチコンでの炊飯においては、庫内条件を加味した炊飯方法を設定する必要があると考えられた。
  • 中谷梢, 中谷梢, 吉村美紀, 吉村美紀, 坂本薫, 坂本薫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 2023 2023年  
  • 坂本薫
    日本調理科学会誌 56(2) 2023年  

書籍等出版物

 8

主要な講演・口頭発表等

 53

共同研究・競争的資金等の研究課題

 15

産業財産権

 2

主要な学術貢献活動

 6

社会貢献活動

 6