研究者業績

坂本 薫

サカモト カオル  (Kaoru Sakamoto)

基本情報

所属
兵庫県立大学 環境人間学部 教授
学位
学術博士(神戸大学)
master of home economics(Nara Women's University)

J-GLOBAL ID
200901005049713797
researchmap会員ID
1000135387

研究キーワード

 4

主要な委員歴

 19

論文

 108
  • 作田 はるみ, 坂本 薫, 片寄 眞木子, 田中 紀子, 富永 しのぶ, 中谷 梢, 原 知子, 本多 佐知子
    日本調理科学会誌 57(2) 113-125 2024年4月  査読有り責任著者
  • 福井涼太, 河村春香, 河村春華, 北川奈実, 星野萌, 八谷彩音, 坂本薫, 中出麻紀子
    日本健康教育学会誌 32(1) 3-14 2024年2月  査読有り
  • Naoko Suga, Eri Tsumura, Yuzuka Naito, Ikue Hamaguchi, Satoru Matsuda, Kyuichi Kawabata, Kaoru Sakamoto
    LWT 186 115267-115267 2023年8月  査読有り最終著者
  • 坂本 薫
    日本調理科学会誌 = Journal of cookery science of Japan / 日本調理科学会 編 56(2) 31-37 2023年4月  
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 加藤 舞子, 山本 絢子, 由井 可奈子, 柴 美佐紀
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 126 2023年  
    【目的】グラニュ糖は,スクロース結晶でありその純度は高いにもかかわらず,加熱熔融特性の異なるものが存在する。また,粉砕によってもその加熱熔融特性は変化する。これまで,加熱熔融特性の異なるグラニュ糖や双目糖およびそれらを粉砕したものを用いてカラメルソースやキャンディを調製し,味や色などに差異が認められることを明らかにした。これらの特性はクッキーなどの焼き菓子にも影響を及ぼしていることが推察される。そこで粉糖が使用されることの多いクッキーを調製し,グラニュ糖の粉砕がクッキーの品質にどのような影響を及ぼすかについて実験を行った。 【方法】市販グラニュ糖W(粒度0.50±0.06 mm)を用い,ボールミルにより粉砕糖WP(平均粒度40 µm)を調製した。示差走査熱量分析計(DSC, Thermo plus EVO2, (株)Rigaku)によりそれぞれの砂糖の熔融状況を観察した。これらの砂糖を用いてクッキーを調製し,偏光顕微鏡観察,走査電子顕微鏡観察,色差測定,破断強度測定,官能評価を行った。 【結果】W糖とWP糖ではDSCの吸熱カーブが異なり,加熱熔融特性が異なった。官能評価の結果,WクッキーとWPクッキーは色や外観,苦味,硬さなどで有意差が認められ,色差測定においても感知できる程度に異なることがわかった。これらの差異は,グラニュ糖を単独で焼成してキャンディを調製して行った実験結果とは異なる差異であった。顕微鏡観察では,焼成前のクッキードウにはグラニュ糖の溶け残りが認められたが,焼成後には溶けたグラニュ糖が小麦粉澱粉の粒構造を包み込むように固まっている様子が観察された。これらのことから,クッキーでは,温度の上昇とともに融け残っていた砂糖が砂糖の融点に達する前に少量の水分に溶解したことが推察された。
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 148 2023年  
    【目的】新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により,私たちの生活は大きく影響を受けた。子どもたちの生活習慣も変化していると考えられるが,それらの調査報告は多くない。そこで,A市が実施した小・中学生の生活習慣や食意識を調査したアンケート調査を解析し,COVID-19流行中の児童・生徒の食事摂取状況の実態を流行前と比較することとした。 【方法】対象者はA市の公立小・中学校に在籍する小学3, 5年生,中学2年生とした。COVID-19流行以前(2015年)の調査は質問紙法,COVID-19流行中(2021年)の調査は,インターネットを利用して実施した。 【結果】中学生で朝食を「必ず毎日食べる」と答えた者は2021年調査において有意に減少し,「食べないこともある」,「ほとんど食べない」の回答割合が増加した(p<0.001)。これは,特に中学生で起床・就寝時間が遅くなったことと関係していることが推察された。また昼食から夕食までの間におやつを食べる頻度は,小学3年生で多くなり(p<0.001),さらに小学生では夜食を「ほとんど毎日食べる」と回答した者が増加した(p<0.001)。共食状況は,いずれの校種においても朝食を「家族そろって食べる」が増加し(p<0.01),小学生では夕食の共食も増加していた(p<0.001)。これらの児童・生徒における食事摂取状況の変化は,COVID-19の流行により登校日が不規則になり,在宅時間が長くなったことが影響している可能性があると考えられ,家族との共食頻度が増えたことも,コロナ禍により保護者の在宅勤務が増加したことと関連しているのではないかと推察された。
  • 中出 麻紀子, 坂本 薫, 内田 勇人
    学校保健研究 64(2) 127-134 2022年7月20日  査読有り
  • Yasuji Muramatsu, Kae Hiramatsu, Kyoka Maee, Kaoru Sakamoto
    Analytical sciences : the international journal of the Japan Society for Analytical Chemistry 38(4) 717-723 2022年4月  査読有り
    A heating system for in situ XANES measurements in the soft X-ray region of bulk samples is newly developed and installed in BL10 at NewSUBARU. The system employs Joule heating, which can heat various bulk samples up to 250 ℃. For demonstration, the C K- and O K-XANES spectra of sugar (sucrose) whose melting point is approximately 150 ℃ are measured while heating from 27 to 180 ℃ under a vacuum pressure of 10-5 Pa. The in situ XANES spectra of heated sugars can successfully observe the thermal transformation of sucrose molecules and their hydrogen bonds.
  • 湯浅 正洋, 竹内 昌平, 山下 絵美, 澤村 弘美, 島田 良子, 坂本 薫, 冨永 美穂子
    日本家政学会誌 73(11) 665-673 2022年  
    本研究では, 岩牡蠣を地域ブランド食品としてPRするための基礎資料を得ることを目的に, 牡蠣生産地の若年者における牡蠣類とその特徴の認知度や, 一般的な牡蠣類とその特徴の認知度について, 質問紙調査により明らかにした. 調査はわが国における主要な牡蠣類の生産地である長崎県, 兵庫県, 宮城県および広島県において, 将来的な岩牡蠣の購買層になり得る学生 (若年者) を対象に実施した. 岩牡蠣の認知度は, 若年回答者の約4割で, その食経験がある者の割合は2割未満であり, 岩牡蠣を知らない, あるいは食べたことがない者が多いことが明らかとなった. また, 真牡蠣と比べると岩牡蠣の旬は正しく認識されておらず, その生産地もほとんど認知されていなかった. 一般に牡蠣類の栄養素等はミネラル, 牡蠣料理はフライと焼きのイメージが強いことが示された. これらの情報は, 岩牡蠣を地域ブランド食品としてPRするための方法を提案する上で, 有用な基礎資料になり得ると考える.
  • 菅 尚子, 焼本千里, 岡野やや子, 坂本 薫, 加藤陽二
    日本調理科学会誌 54(4) 186-192 2021年8月5日  
    マヌカハニーを用いて,高温加熱時における特有成分の熱安定性および,抗菌成分であるメチルグリオキサール(MGO)の減少を抑える調理法について検討した。飴の加工を想定した150℃加熱では,わずか10分間でMGOが約12%まで減少した。また,ニュージーランド第一次産業省が定める指標の一つである2’-メトキシアセトフェノンも10分間の加熱で有意に減少した。温度別に10分間加熱した試験では,90℃まではMGOの減少が認められなかったものの,120℃および150℃では顕著な減少が認められた。本研究より,120℃以上の高温で加熱されたマヌカハニーを含む加工品は,加えたもとのMGO量に比べて,最終製品では大きく損失していること予想されたことから,有効成分の減少を抑制するには,加工温度を下げ,加熱時間を短縮することが有効であることが示唆された。
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫, Saeko MORII, Kaoru SAKAMOTO
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 (23) 107-113 2021年  
  • 小野 くに子, 坂本 薫, 内田 勇人
    日本食育学会誌 = Journal of Japanese Society of Shokuiku 14(4) 227-236 2020年10月  
  • 奥谷 香, 坂本 薫
    日本調理科学会誌 53(5) 335-343 2020年  
    <p> 近年,行事食や伝統料理,郷土料理などを若年層へ受け継ぎにくいことが報告されている。若い世代へこれらを伝えていくためには,世代や居住地域による嗜好の違い等を把握し,地域の食を伝承していく課題を見出す必要があると考えられる。そこで,行事食や伝統料理,郷土料理として日本人に受け継がれてきた寿司(早ズシ)の摂取状況調査とすし飯の官能評価を行い,寿司の摂取状況やすし飯の味付けの評価に世代や居住地域の違いがどのように関連するかについて検討した。その結果,食べることが最も多い寿司の種類は,どの世代も「にぎり寿司」であり,入手方法は若い世代は「回転寿司」が最も多かった。さらに,若い世代は普段の食事として寿司を食べており,すし飯の嗜好は世代や居住地域の違いで異なっていることが明らかとなった。地域の食を伝承していくためには,特徴をいかしつつ,文化的背景を知らせたり,味付けの一部をアレンジしたりし,興味を持ち,食べてみたいと思う取組を行うなどの工夫が必要であると考えられた。</p>
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫
    日本家政学会誌 71(2) 93-104 2020年  査読有り
    <p> 老人福祉施設, 医療施設, 児童福祉施設における高齢者や乳幼児, 疾病者等の多様な対象者に応じた炊飯方法の実態を知り, その問題点を明らかにするために, 兵庫県南西部の給食施設を調査した。また, スチームコンベクションオーブン (スチコン) を使用した炊飯についても尋ねた。給食施設では, 軟飯, 粥等の食形態の異なる米飯を数種類提供しており, 炊飯器以外の加熱機器も併用して調理されていた。老人福祉施設において炊飯時に困ることは, 鍋とコンロでの調理の場合, 米飯のかたさが調理者により異なることであった。スチコンは半数以上の給食施設に設置されており, 多様な加熱調理に活用されていた。炊飯にスチコンを使用したことがある施設は少なかったが, 30%前後から40%前後の施設が炊飯に利用してみたいと回答した。今回のアンケート調査により, 給食施設において様々な炊飯を行っている現状が明らかとなり, スチコンで複数種類の米飯を同時に炊くことに関心を示す施設も少なくないことがわかった。</p>
  • 三浦 加代子, 堀内 美和, 片平 理子, 白杉(片岡) 直子, 井奥 加奈, 横溝 佐衣子, 岸田 恵津, 坂本 薫, 中谷 梢, 作田 はるみ, 橘 ゆかり, 岩城 啓子, 升井 洋至, 森井 沙衣子, 川西 正子
    日本調理科学会誌 53(1) 44-52 2020年  査読有り
    <p> 小学校家庭科での炊飯学習のあり方を検討することを目的に,近畿および関東の公立小学校の家庭科担当教員を対象に,教育現場での炊飯実習の実態を調査した。平成25年に近畿630校,平成26年に関東700校を無作為に抽出し,炊飯実習に関する調査票を郵送した。近畿306校,関東234校より回答が得られた。炊飯実習は約97%が5年生を対象に実施されていた。90%以上が鍋を用い,材質はガラスが85%を占めていた。炊飯実習の米の量,洗米,水加減,浸水時間,加熱の仕方などの指導は教科書の方法に従って行われていた。教員が実習で困っていることは,「火加減の調節の指導」,「焦げること」が多くあげられた。教員は,児童が自分でご飯が炊けた達成感を感じ,ご飯が炊けるまでの変化に興味をもっていたととらえていた。教員は炊飯実習を有意義な実習であると考えていた。「火加減の調節の指導」や「加熱時間の調整の指導」,「焦げることへの対応」は今後の検討課題である。</p>
  • 矢野 真理, 作田 はるみ, 坂本 薫, 内田 勇人
    日本食生活学会誌 30(3) 123-131 2020年  査読有り
    <p> This study was to clarify how the program in which elderly people donated food at local events to high school students was affected by mental and physical health, images of the elderly, frequency of meeting the elderly and their interest in the local event foods of the high school students.</p><p> The participants were 80 high school students who attended a senior high school in Hyogo Prefecture. They were divided into the experimental group of 24 people who took part in the cooking program and the control group of 56 people who did not take part in the cooking program. The experimental group of high school students took part in the cooking program twice and they worked with the elderly in each program. Questionnaire surveys were conducted with the experimental group and the control group before and after the cooking programs.</p><p> The questionnaire included the following items: unidentified complaints, self-rated health, images of the elderly (Semantic Differential Scale: SD), considered age of the elderly, frequency of meeting the elderly people and their interest in local event foods.</p><p> Variations in each item of the questionnaire surveys before and after the cooking programs were compared between the experimental group and the control group using a two-way repeated measures analysis of variance.</p><p> The results showed that the scores of the images of the elderly such as "warm-hearted", "right", "easy to talk to", "fast", "big", "kind", "gentle" and "reliable" significantly increased in the experimental group.</p><p> After the cooking programs in which the elderly people donated food at local events to the high school students, the high school students' mental and physical health was not significantly improved, but the program improved their images of the elderly people. It is suggested that the intergenerational cooking program in which local event foods are donated to the younger generation improves the high school students' images of elderly people even if it takes place over a short period of time.</p>
  • 白杉(片岡) 直子, 中谷 梢, 三浦 加代子, 片平 理子, 作田 はるみ, 橘 ゆかり, 岸田 恵津, 坂本 薫, 井奥 加奈, 森井 沙衣子, 升井 洋至, 堀内 美和
    日本調理科学会誌 53(2) 114-126 2020年  査読有り
    <p> 小学校教員志望学生を対象に,家庭科教科書における鍋による炊飯(鍋炊飯)の加熱過程の表現に対する理解の程度や難易の感じ方を調査した。「火加減の調節」では強火と比べ中火と弱火の調整を難しく感じていた。「加熱時間の調整」では,幅のある加熱時間の表記に難しさを感じていた。学生の大半は教科書に示された「炊飯の状態」の表現を参考に火加減の調節をするとよいと答えたが,最も判断に困ったのも「炊飯の状態」であった。「水が引く」の馴染みのない表現や,「吹きこぼれない程度」のように経験しないと分からない事象,音やにおいに頼った判断に不安を感じていた。ガラス鍋と文化鍋の使用目的や特性,「炊飯の状態」の判断の仕方の違いを区別して示す必要があると考えられた。児童に鍋炊飯を実習指導することは,「学生の鍋炊飯に対する経験不足」,「児童が判断することの難しさ」,「授業運営の難しさ」の3要因が重なり,約90%の学生が難しいと考えていた。</p>
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫, 白杉(片岡) 直子
    日本調理科学会誌 52(3) 159-168 2019年6月  査読有り
    <p> 3品種のジャポニカ米(キヌヒカリ,ササニシキ,ハツシモ)を用いて,前報で改良した吸水率算出法により,米の吸水率に与える浸漬温度の影響について検討した。搗精度は,それぞれ93%搗精米(7分つき米)および91%搗精米(精白米)とした。米の浸漬温度は5℃,20℃,40℃とし,浸漬時間は10分から吸水率が平衡になるまでの最長24時間までとした。吸水曲線を比較したところ,3品種のすべての精白米と7分つき米において,平衡状態に達するまでに,5℃,20℃浸漬の吸水曲線が40℃浸漬の吸水曲線を超える現象が観察された。この「逆転現象」は米が粒状であることに起因することがわかった。本研究で用いた系の異なる3品種に起こった吸水率の逆転は従来の通説に反する現象と言える。ジャポニカ米の多くの品種で,この現象が起こる可能性が示唆された。</p>
  • 小野 くに子, 坂本 薫, 内田 勇人
    日本食育学会誌 13(4) 283-296 2019年  査読有り
    <p>A questionnaire survey on food (rice, milk, grilled chicken, miso soup, and stewed radish) waste during lunchtime, lifestyle habits, food education at home, and early childhood experience with school lunches/daycare meals was conducted on 418 third- and sixth-grade students (218 boys and 200 girls) of an elementary school and 567 students (281 boys and 286 girls) of a junior high school in Osaka City in December, 2017. The association of food waste during lunchtime with lifestyle habits, food education at home, and early childhood experience with school lunches/daycare meals was then examined.</p><p>Differences in food waste across all lunch menus were observed between elementary and junior high school students. Exercise habits showed a significant positive correlation with food waste for all lunch menus. There was a significant correlation of bedtimes with not finishing milk, grilled chicken, and stewed radish. Food education at home was high in those who finished their milk, and early childhood experience with daily school lunches/daycare meals was high in those who finished their rice. These results suggest that factors affecting waste differ depending on the ingredients used for school lunches, in addition to the factors affecting overall food waste at lunch.</p>
  • 矢野 真理, 作田 はるみ, 坂本 薫, 内田 勇人
    日本食生活学会誌 30(1) 21-28 2019年  査読有り
    <p> This study was made to clarify how the program, in which elderly women donated the local event foods to high school students, affected the psychosocial functions of elderly women.</p><p> The participants were 58 elderly women who lived in Hyogo Prefecture. They were divided into the experimental group of 19 people who took part in the cooking program and the control group of 39 people who did not take part in the cooking program. The experimental group of the elderly women took part in the cooking program twice and they worked with the high school students in each program. Questionnaire surveys were conducted with the experimental group and the control group before and after the cooking programs.</p><p> The questionnaire included the following items: Instrumental ADL; IADL, self-assessment for their health, short version of Geriatric Depression Scale (GDS), Type A behavior, participation in social activities, the frequency of meeting their friends, grandchildren or great-grandchildren, awareness of coexistence with local communities, frequency of going out, short version of Generativity scale, and their interest in local event foods and their spread.</p><p> Variations in each item of the questionnaire surveys before and after the cooking programs were compared between the experimental group and the control group using a two-way repeated measures analysis of variance.</p><p> The results showed that the score of the experimental group of their desire to take care of elderly persons who live alone on the item of awareness of coexistence with, local communities and the score of their desire to serve as a role model for a young person on the short version of the generativity scale significantly increased.</p><p> After the elderly women participated in the cooking programs, their awareness of coexistence with the local communities and consciousness of generativity increased. It suggests that the cooking programs to donate the local event foods is expected to raise the consciousness of the elderly women on generativity and awareness of the coexistence with local communities even if the program is over a short period of time.</p>
  • 坂本 薫, 山﨑 真利子, 森井 沙衣子, 作田 はるみ, Kaoru SAKAMOTO, Mariko YAMASAKI, Saeko MORII, Harumi SAKUDA
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 (21) 81-94 2019年  
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 中谷 梢, Kaoru SAKAMOTO, Saeko MORII, Kozue NAKATANI
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 (20) 89-99 2018年  査読有り筆頭著者
  • 矢野 真理, 作田 はるみ, 内田 勇人, 坂本 薫
    日本食生活学会誌 29(1) 53-63 2018年  査読有り
    <p> This study was to clarify awareness and interest in the local event foods between young people and older people in order to get basic ideas for creating programs in which the elderly can pass down the local event foods to the younger generations.</p><p> The participants were 399 elderly people living in Hyogo Prefecture and 270 first-year high school students in the same city.</p><p> Both of them were asked about their awareness of 51 local event foods, experiences of eating them, and their interest in the local event foods. Answers to the questions were compared between the elderly people and the high school students. The elderly people were divided into three groups in order to clarify the effect of their age. Group Ⅰ consisted of people aged 60 to 64. Group Ⅱ consisted of people aged 65 to 69. Group Ⅲ consisted of people aged over 70.</p><p> The high school students had significantly lower awareness and fewer experiences of many local event foods than the elderly people. The people aged 70 or over had significantly higher awareness of event foods such as Urabon, Tanabata and Otsukimi and more experiences of event foods such as higandango, somen, botamochi and konoshirosushi than the people who were in their sixties. While the elderly people named New Year's foods as local event foods which they wanted to pass down to the younger generations, the high school students did not name them. The results of a cluster analysis identified foods such as kinton, nanakusagayu and ohagi were the ones both the elderly people and the high school students were interested in as the local event foods which they wanted to pass down to younger generations.</p><p> This study found that the local event foods had not been passed down to the high school students while the elderly people knew a lot of about them. On the other hand, more than half of the high school students were interested in learning about local event foods. It suggests that we can create effective programs in which the elderly people can pass down the local event foods to younger generations based on the local events foods both the elderly people and the high school students were interested in. </p>
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫
    日本給食経営管理学会誌 12(1) 5-14 2018年  査読有り
  • SAKAMOTO Kaoru, KISHIHARA Shiro, KATAOKA‐SHIRASUGI Naoko
    Food Science and Technology Research 24(1) 111‐118-118 2018年1月  査読有り
  • 石谷翠里, 石谷翠里, 石谷翠里, 河村弘美, 谷真理子, 田中更沙, 田中更沙, 福井充, 坂本薫, 坂本薫, 伊達ちぐさ, 伊達ちぐさ, 伊藤美紀子, 伊藤美紀子
    栄養学雑誌 75(5 Supplement) 194 2017年9月13日  
  • 坂本薫, 坂本薫, 井上友見, 一宮悠香, 森井沙衣子, 森井沙衣子
    栄養学雑誌 75(5 Supplement) 304 2017年9月13日  
  • 坂本 薫, 田畑 尚子, 森井 沙衣子, 田中 更沙, 北元 憲利, Kaoru SAKAMOTO, Naoko TABATA, Saeko MORII, Sarasa TANAKA, Noritoshi KITAMOTO
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 (19) 63-72 2017年  
  • 田中 紀子, 片寄 眞木子, 坂本 薫, 升井 洋至, 原 知子, 本多 佐知子, 富永 しのぶ
    日本調理科学会誌 50(5) 189-197 2017年  査読有り
    日本調理科学会の特別研究の全国調査(平成21~23年)において実施した17の年中行事の調査から兵庫県のデータを抽出し,行事の認知と経験に有効回答した対象者が一致するようデータを整備した。行事の認知・経験及び行事食の喫食経験について学生・親・祖父母の3世代の比較を通して伝承の様子を調べた。その結果,3世代とも100%に近い人が認知し経験しているのは雑煮やそば,ケーキ,巻きずしなど決まった行事食がある正月,大晦日,クリスマス,節分の4行事であり,行事食の喫食経験が高い場合,行事の経験は高いことがわかった。一方,認知されても経験が低くなる行事のうち学生世代で差が大きくなるのは,お月見,人日,端午,春分,冬至,秋分であり,特に仏事の春分,秋分は今後学生に伝承されなくなる可能性がある。認知も経験も低いのは秋祭り,春祭り,重陽である。重陽はすでに学生世代に伝承されていないが,秋祭り,春祭りの経験は学生でも1割程度であり廃れるのも時間の問題かもしれない。
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫, 白杉(片岡) 直子
    日本給食経営管理学会誌 10(1) 5-14 2016年  査読有り
  • 坂本 薫, 奥谷 香, 作田 はるみ, SAKAMOTO Kaoru, OKUTANI1 Kaori, SAKUDA Harumi
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 18(18) 35-41 2016年  
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 澤村 弘美, SAKAMOTO Kaoru, MORII Saeko, SAWAMURA Hiromi
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 18(18) 57-66 2016年  
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 上田 眞理子
    日本調理科学会誌 48(3) 193-199 2015年  査読有り筆頭著者
    温水浸漬と低温浸漬が米の吸水率に与える影響について,浸漬水中の固形分を考慮して経時的に検討した。5~50&deg;Cの温度で5~240分間米を浸漬し,米の吸水率を測定したところ,温水浸漬と低温浸漬では,吸水曲線が交差する現象が観察され,平衡状態まで吸水させた場合では,温水浸漬よりも低温浸漬の米の吸水率が高かった。浸漬水中の固形分の量を経時的に測定したところ,40&deg;C,50&deg;Cの温水浸漬では固形分は多く浸漬液中に懸濁していた。そこで固形分を加えた補正吸水率を算出したが,吸水曲線が交差する現象が同様に観察され,平衡状態では温水浸漬よりも低温浸漬の米の吸水率が高かった。
  • 冨田 晴雄, 坂本 薫, Henderson John, 竹森 利和
    日本調理科学会誌 48(1) 18-25 2015年  査読有り
    充分に糊化された米飯の構造とテクスチャーとの関係を明らかにするため,4種類の浸漬時間の異なる浸漬米(10℃ 0分,20分,60分,120分)を調製し,同一条件で炊飯した米飯の構造や物性を評価した。SEMでの米飯の割断面構造観察から,割断面表層付近には多孔質構造があり,最表面には緻密な層が確認できた。浸漬時間が長くなるにつれ,多孔質構造が徐々に拡大し,緻密層は120分で急激に厚くなることが分かった。また,テクスチャー試験から,浸漬時間が長くなるほど弾性率が小さくなり,破断エネルギーや粘性率も60分まで減少後,120分で増加に転じた。多孔質構造とテクスチャーとの相関を定量評価するため,画像解析により多孔質構造の孔の平均面積を求めたところ,浸漬米の水分率や弾性率と高い相関を示すことが分かった。<br>以上の結果より,従来の糊化度評価では差がない炊飯米において,構造と破断エネルギーや弾性率といったテクスチャーとの関係を示すことに成功し,構造観察から食感を推察できる可能性を示した。
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫, MORII Saeko, SAKAMOTO Kaoru
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 17(17) 39-49 2015年  
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 作田 はるみ
    精糖技術研究会誌 59 1-5 2013年6月  査読有り筆頭著者
  • 作田はるみ, 東根裕子, 奥田豊子, 坂本 薫, 橘 ゆかり, 北元憲利, 内田勇人
    肥満研究 19(3) 186-194 2013年  査読有り
    目的:本研究は、在宅で生活する知的障害者の「食べ方」や「食事内容」、「食生活の規則性」といった食行動に着目し、知的障害者の食行動の特徴と肥満の関係を明らかにすることを目的とした。方法:研究参加者は、在宅で生活している知的障害のある男性30名(31±5歳)と女性20名(33±7歳)であり、対照群として一般成人男性57名(33±4歳)と女性16名(31±3歳)を選んだ。食行動の評価指標としては、坂田らの「食行動質問表」から、「食べ方」、「食事内容」、「食生活の規則性」に関する質問項目を選んだ。食行動質問表の各得点を年齢群間、知的障害者と一般成人との間で比較検討した。食行動と体格、障害レベルとの関連についても検討した。結果:知的障害者におけるBMI25以上の者の割合は、男性では20歳群、30・40歳群ともに40.0%、女性では、20歳群が28.6%、30・40歳群は53.8%であった。一般成人におけるBMI25以上の者の割合は、男性では20歳群が25.0%、30歳群が51.1%であった。女性では、BMI25以上の者は認められなかった。食行動をみると男女とも一般成人より知的障害者のほうが「食行動質問表」の得点は有意に低く、知的障害者の食行動は、一般成人よりも良好であることが明らかになった。考察とまとめ:一般成人よりも在宅で生活する知的障害者のほうが食行動は良好である一方で、肥満者の割合は高いことがわかった。本研究で評価できなかった食行動の実態把握とともに、食事量や身体活動量についても総合的に検討していくことの必要性が示唆された。(著者抄録)
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 澤村 弘美, SAKAMOTO Kaoru, MORII Saeko, SAWAMURA Hiromi
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 15(15) 61-71 2013年  
    As one method of preventing unbalanced diet and vitamin deficiency caused by not eating enough fruits and vegetables in temporary shelters at the time of disaster, the effectiveness of vacuum cooking method was studied. Since preparing food on site under sanitary environment is difficult with limited water and food resources, food preparation procedure in emergency was also re-examined and effectiveness of adding food cooked by vacuum cooking method was discussed.It was observed that, in food cooked under vacuum cooking method, no bacteria propagated for 15 days and the loss of vitamin C was controlled. This suggested that food cooked under vacuum cooking method could be preserved for a longer period of time and thus transported to the disaster site where lifeline is destroyed. In addition, almost all panels who participated in the sensory test preferred the vacuum-packed cabbages and apples due to maintaining their original texture.The result suggested that, in the disaster-stricken area where lifeline is destroyed, the use of vacuum cooking method was effective in preventing unbalanced diet and lack of intaking vegetables, fruits and vitamin C.
  • 坂本 薫, 森井 沙衣子, 作田 はるみ, 岸原 士郎
    日本味と匂学会誌 = The Japanese journal of taste and smell research 18(3) 413-416 2011年12月1日  
  • 坂本 薫, Kaoru SAKAMOTO
    兵庫県立大学環境人間学部研究報告 13(13) 55-60 2011年  
  • 作田 はるみ, 坂本 薫, 小泉 弥栄, 橘 ゆかり, 奥田 豊子, 北元 寛利, 内田 勇人
    肥満研究 : 日本肥満学会誌 = Journal of Japan Society for the Study of Obesity 15(1) 53-58 2009年4月25日  
  • 坂本 薫, 岸原 士郎, 作田 はるみ
    精糖技術研究会誌 56 7-12 2008年12月  
  • 作田 はるみ, 岸原 士郎, 坂本 薫
    精糖技術研究会誌 56 13-22 2008年12月  
  • 坂本 薫, 岸原 士郎, 作田 はるみ
    精糖技術研究会誌 55 9-16 2007年12月  
  • 坂本 薫, 白杉(片岡) 直子, 伊藤 篤
    神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要 1(1) 111-116 2007年9月  

MISC

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  • 中谷 梢, 坂本 薫, 吉村 美紀
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 35 74 2024年  
    【目的】前報の明石焼きのレシピ調査から、明石焼きはレシピによって粉と卵、だし汁の配合割合が異なり、粉では小麦粉のみのレシピと、小麦粉と小麦澱粉(浮き粉,じん粉)を混合したレシピがみられた。小麦澱粉は粒子径の異なる種類があることから、小麦粉と粒子径の異なる4種類の小麦澱粉を用いて明石焼きを調製し、粉の種類が明石焼きの性状に及ぼす影響を比較した。【方法】粉は小麦粉と粒子径の異なる4種類の小麦澱粉を用いた。配合割合は粉:卵:だし汁=0.8:1:3とし、たこ焼き器で焼成した。測定温度20℃で、高さ、質量、破断荷重、破断ひずみ、ひずみ10%時と20%時の応力、色差、塩分を測定し、官能評価を行った。【結果】小麦粉の方が小麦澱粉より、明石焼きの高さがやや高く、質量が軽く、破断ひずみ、破断荷重が高く、色差のa*値とb*値が高く、官能評価では、黄色が濃く、最もかたく、噛み切りやすいと評価された。小麦澱粉間では粒子径が大きい方が、明石焼きの高さがやや高く、b*値が低く、官能評価では、黄色がやや薄く、かたく、粘りが強く感じられる傾向が見られた。これらの結果は、小麦粉ではグルテンを含むこと、小麦澱粉では粒子径が大きい方が、粘性が高いことが影響していると考えられた。明石焼きの塩分は粉の種類による差が見られなかったが、官能評価では、小麦粉より小麦澱粉の方がだし汁の味が強く感じられた。これは、小麦粉に比べ小麦澱粉は、たんぱく質量が少なく、小麦澱粉で調製した明石焼きの方が軟らかいと感じられることが影響していると推察した。粉の特徴が、明石焼きの美味しさに影響した。
  • 坂本 薫, 坂本 朋香, 内田 はるか, 森井 沙衣子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 35 68 2024年  
    【目的】胚芽米は、精白米のおいしさと玄米の栄養的価値の両立を目指したものであると考える。胚芽精米はその栄養的価値が担保された米として胚芽を80%以上含むものが流通しているが、その消費量が米の消費量全体に占める割合は決して多くはない。そこで、胚芽米の利用拡大を目指し、これまでの胚芽精米とは異なる食べやすい胚芽米の米飯特性について検討を行った。 【方法】胚芽保有率の異なる2種類の胚芽米および精白米の搗精は、兵庫県産コシヒカリを用いて㈱トウバンにおいて行った。これらについて、吸水率、色差、テクスチャー、還元糖量、GABA量の測定および官能評価を行い、胚芽米の評価を行った。 【結果・考察】2種の胚芽米の胚芽保有率はそれぞれ52.8%、43.5%であった。これらを胚芽米A、胚芽米Bとして実験に供した。5℃と40℃での吸水率を測定すると、いずれの温度においても胚芽米のほうが吸水率が高かった。また、5℃のほうが40℃よりも吸水率が高い結果となった。胚芽米のほうが吸水率が高い結果となったのは、搗精方法の違いに起因していると考えられた。胚芽米A、Bの色差ΔEは1.41と目視で違いが認められる程度であることがわかり、L*値、a*値に有意差があった。テクスチャー測定では、精白米との比較においても硬さには差は認められなかった。還元糖量測定では、長時間浸漬により胚芽米は甘みが増すことが示唆された。GABA含有量は、胚芽米飯は玄米飯より少ないが精白米飯より多く、炊き方によってその量は変化した。官能評価では、胚芽米2種間において白さ、つや、香り、総合評価に有意な差が認められ、胚芽保有率の差が9.3%程度であっても評価が大きく左右されることがわかった。
  • 森井 沙衣子, 坂本 薫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 35 70 2024年  
    【目的】スチームコンベクションオーブン(以下、スチコン)は、炊飯条件の異なる米飯を同時に炊飯することができることから、炊飯機器としても有用である。しかし、炊飯を行う場合、同時に挿入するホテルパンの位置や枚数が容器内温度に影響することが考えられる。そこで本研究では、スチコン炊飯への影響を検討するために、スチコン庫内条件を変えた場合の容器内の水の温度変化を調査し、考察することとした。【方法】スチコンは1/1エナメルパン(325×530×65 mm)が10枚挿入可能である機種(フジマック㈱,FSCC101G)を用いた。1/2ホテルパン(325×265×65 mm)を炊飯容器と想定し、水750gを入れ、温度センサー熱電対(Kタイプ,㈱スリーハイ)をホテルパンの中央、底から0.5 cmの位置になるように蓋に設置した。スチコン庫内の1/1エナメルパンの枚数(0,1,4,5,9枚)や挿入段(6通り)を変え、ホテルパン内部の水の温度変化を測定した。スチコンの加熱条件はコンビスチーミングモード、加熱温度150℃、水蒸気量100%とした。【結果・考察】1/2ホテルパン1枚のみを加熱したところ、容器内の水の温度が95℃に到達する時間は5.0±0.6分であったが、同時に1/1エナメルパンを9枚挿入すると8.1±0.7分となり、エナメルパンの庫内枚数が増えると、容器内の温度上昇は緩慢になった。また回帰分析の結果から、炊飯容器である1/2ホテルパンを1枚から2枚に増やすと95℃到達時間が1.56分遅くなることが示された。これらのことから、スチコンでの炊飯においては、庫内条件を加味した炊飯方法を設定する必要があると考えられた。
  • 中谷梢, 中谷梢, 吉村美紀, 吉村美紀, 坂本薫, 坂本薫
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 2023 2023年  
  • 坂本薫
    日本調理科学会誌 56(2) 2023年  

書籍等出版物

 8

主要な講演・口頭発表等

 51

共同研究・競争的資金等の研究課題

 15

産業財産権

 2

主要な学術貢献活動

 6

社会貢献活動

 6