研究者業績

初谷 和行

ハツガイ カズユキ  (Hatsugai Kazuyuki)

基本情報

所属
武蔵野大学 教育学部 教育学科 教授
学位
教育学学士(埼玉大学)
修士(教育学)(筑波大学)

連絡先
k_hatsumusashino-u.ac.jp
研究者番号
00724478
J-GLOBAL ID
201701016065038611
researchmap会員ID
B000269667

研究キーワード

 1

論文

 21

MISC

 20

書籍等出版物

 13

講演・口頭発表等

 17
  • 初谷 和行
    日本特別活動学会 第27回東京大会 2018年8月26日
    教育学部児童教育学科で実施されている2年次科目「教育プレ実習」のうち、八丈島で行われている実習(通称「海の学校」)について、その取り組みの概要と学生の書いた報告書の分析(テキストマイニング)について報告した。
  • 第55回 人文科教育学会 2013年9月7日 人文科教育学会
    話し合い活動に関する研究成果を整理・概観した上で、本分野の研究に関する今後の課題について述べた。具体的には、これまでの話し合い活動に関する研究を目標研究、カリキュラム研究、能力研究、方法論研究にわけて概観した上で、本研究分野における今後の課題として、話し合いのスキルの検討とその体系的整理を指摘した。そして、そのような課題に対して、知能論の研究成果を援用することが有効なのではないかと問題提起を行った。
  • 第74回国語教育全国大会 2012年8月9日 日本国語教育学会
    日本国語教育学会、第74回国語教育全国大会校種別分科会高等学校分科会「話すこと・聞くこと」において実践発表を行った。発表した実践内容は上記、南部国語の会と同様であるが、話し合いの事前学習、直前の学習、話し合い途中での学習での指導によって、話し合いの内容がどのように変化していったかということに関する考察を中心に発表を行った。
  • 第14回国語教育研究会 2012年6月17日 南部国語の会
    日本国語教育学会、南部国語の会主催 第14回国語教育研究会において実践発表を行った。具体的には、充実した話し合い活動とはどのような活動かについて述べた上で、そのための指導法を提起し、その指導法に沿った実践「話し合って工夫して表現しよう」の報告をした。その上で、実践上の今後の課題として、話し合いへの介入の仕方、メモの取り方指導などを挙げた。
  • 筑波大学教育学会 第10回研究大会 2012年3月10日 筑波大学教育学会
    高等学校国語科授業での実践の考察をもとに、話し合い活動の指導が、話し合い活動の内実にどのような影響を与えているのかについて発表した。具体的には、話し合いにおいてその構成員の個々に求められる発話について整理した上で、話し合いの事前学習や話し合い途中における形成的評価が、話し合いの質にどのような影響を及ぼすのかについて、実践例をもとに考察を行った。
  • 日本LD学会 第20回大会 2011年9月18日 日本LD学会  招待有り
    日本LD学会 第20回大会 大会企画シンポジウム「次のステージにつなぐ高校教育」において、シンポジストとして提案発表を行った。筑波大学附属坂戸高等学校で行っている特別支援教育のうち、3次的支援に焦点をあて、筑波大学と連携したソーシャルスキル・トレーニング(SST)およびランチタイムセッションの取り組みについて紹介し、そのような取り組みを卒業後にどのように引き継いでいくかについての提案をした。
  • 第12回総合学科研究大会 2009年2月19日 筑波大学附属坂戸高等学校
    筑波大学附属坂戸高等学校が主催する、第12回総合学科研究大会(副題:「連携」成果発表会)にて、「高等学校における発達障害支援モデル事業」の成果報告を「連携」をキーワードにして行った。具体的には、筑波大学の発達障害を専門とする教員との連携により効果的な支援が可能になったことを報告するとともに、例えば進路先の大学など、卒業後の移行支援においては課題が残っていることを述べた。
  • 日本特別ニーズ教育学会 第14回研究大会 2008年10月19日 日本特別ニーズ教育学会
    文部科学省による調査結果をもとに小・中・高等学校における特別支援教育の現状について示した上で、高等学校全般や筑波大学附属坂戸高等学校における特別支援教育に関する意識や整備状況の現状について述べた。その上で、高等学校において支援教育を充実させるためにはどのような視点や課題があるのかについて述べた。
  • 日本重複障害教育研究会 公開研修会 2008年5月17日 日本重複障害教育研究会  招待有り
    日本重複障害教育研究会主催の公開研修会にて講演を行った。高等学校における特別支援教育の取り組みとおいう位置づけで、高等学校尾における特別支援教育の難しさの指摘や、特別支援教育の取り組み内容をPDCAサイクルや5W1Hの視点から整理し、成果と今後の課題について述べた。
  • 筑波大学教育学会 第7回研究大会 2008年3月22日 筑波大学教育学会
    まずこれまでの自身の研究成果から、話し合いの力の内実を、応答領域、質問領域の発話内容を話し合いの流れをふまえながら使い分けることと、肯定的な反応を見せることの二つに焦点化した。その上で、話し合い活動の持つ音声言語的な側面、物的環境の側面、人的環境の側面、評価の観点そのものの提示といった側面が、話し合いの評価を難しくしていることについて指摘した。
  • 東京学芸大学附属高等学校「高等学校における発達障害支援モデル事業」中間報告会 2008年3月10日 東京学芸大学附属高等学校  招待有り
    同時期に文部科学省より「高等学校における発達障害支援モデル事業」の委嘱を受けた東京学芸大学附属高等学校の事業成果中間報告会において、筑波大学附属坂戸高等学校の事業成果の報告を行った。坂戸高等学校におけるモデル事業の基本的な取り組みスタンス、具体的な取り組み内容、成果と課題の報告を行った。また、参加者との意見交換を行った。
  • 日本国語教育学会 高等学校部会研究会 2007年12月1日 日本国語教育学会
    筑波大学附属坂戸高等学校国語科の学校設定科目「日本語表現」において実践した「話す・聞く」力を高めるための授業作りについて実践報告を行った。具体的には、「話すこと・聞くこと」に関する倉澤栄吉氏の論考や社会心理学の研究成果をもとにしながら、学習活動を体系化し、その体系をふまえながら年間の指導計画を作成したことを報告した。そして、実践した単元の中から「自己紹介をしよう」、「フリーペーパーを作ろう」の実践報告を行った。
  • 日本特別ニーズ教育学会研究大会 2007年10月21日 日本特別ニーズ教育学会
    筑波大学附属坂戸高等学校で取り組まれた「高等学校における発達障害支援モデル事業」について、特別支援教育の体制作りとその内容に関する紹介および今後の課題について報告した。今後の課題として、(1)校内体制の整備、(2)特別支援を要する生徒のとりあげ方、(3)筑波大学との連携の組織化、(4)教職員の理解のさらなる推進、(5)外部機関との連携、(6)校内体制の確立を挙げた。
  • 筑波大学教育学会 第6回研究大会 2007年3月17日 筑波大学教育学会
    話し合い活動において、構成員のコミュニケーション能力が、そのグループの話し合い活動においてどのような影響をもたらすのかについての考察を行った。具体的には、話し合い活動が苦手と思われる人により構成されたグループと、得意と思われる人により構成されたグループの2つで話し合い活動を行い、発話の種類及び各人の発話量の分析を行った。発話量の差の他、発話の種類において両者には違いがあることがわかった。
  • 筑波大学教育学会 第5回研究大会 2006年3月18日 筑波大学教育学会
    学習者のコミュニケーション能力をいかに高めるかという視点で、他教科との教科間連携を図りながら実践した単元「広告表現に学ぼう」について紹介し、実践の検証を行った。育てたいコミュニケーション能力の諸相を明らかにすることと、設定した授業の場においてどのような能力が育つのかについて、コミュニケーション能力の諸相と比較しながら単元を組む必要があることを指摘した。
  • 筑波大学教育学会定例研究会 2005年2月5日 人文科教育学会
    読者反応理論を適用することで、教室での文学作品の「読み」における「確かで深い『読み』」と「多様な『読み』」を両立させることができるという仮説のもとで行われた授業実践を紹介し、検証を行った。授業中の生徒の反応や初読と単元最後の感想から成果と課題を検討すると、作品の「深い『読み』」の指向は見られたが、「多様な『読み』」を展開するまでにはいたらないということがうかがえた。

担当経験のある科目(授業)

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Works(作品等)

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  • 初谷和行
    2022年11月 Web Service
    高等学校国語科において論理とはどのように扱われているのかについて、必修科目「現代の国語」や選択科目「論露国語」の学習指導要領指導事項を挙げながら解説を行った。
  • 初谷和行
    2022年11月 Web Service
    国語科という教科において「論理」という概念がどのようなものとして捉えられているかについて、国語科学習指導要領「知識及び技能」およびトゥールミン・モデルを元に解説をした。
  • 2022年4月
    高等学校国語科「現代の国語」教科書『新編 現代の国語』(大修館書店)の指導資料を執筆した。担当した単元・教材は以下の通り。「レポートを書こう」「新聞投書を比べて読む」「何のために「働く」のか」「自分の考えを作るために」「読書の窓(「北極へ」「ももこのいきもの図鑑」「宇宙人はいますか?」「鉄を削る」)」
  • 初谷 和行
    2019年4月 教材
    高等学校「国語科」における知財創造教育の授業案例として単元「SDGs説明文・意見文を書こう」を提案した。
  • 初谷 和行
    2018年4月 教材
    高等学校国語科「国語表現」教科書『国語表現 改訂版』(大修館書店)の指導資料を執筆した。改訂版にあたり内容を変更した、第Ⅰ部/6会話・議論・発表/レッスン2「建設的な議論の進め方」及び第Ⅰ部/6会話・議論・発表/レッスン3「プレゼンテーションの工夫」に関する指導資料を執筆した。

社会貢献活動

 24

教育内容・方法の工夫

 2
  • 件名
    動画撮影・視聴によるふりかえり学習1
    年月日(From)
    2014/04
    年月日(To)
    2016/03
    概要
    貞静学園短期大学保育学科の担当科目「国語表現法」において、スピーチや絵本の読み聞かせの様子を個別にビデオ撮影し、絵本の読み聞かせ方について学生自身がふり返りを行う際の学習材とした。
  • 件名
    動画撮影・視聴によるふりかえり学習2
    年月日(From)
    2015/04
    年月日(To)
    2015/04
    概要
    筑波大学の担当科目「国語」において、プレゼンテーションの様子をビデオ撮影し、発表の仕方(発表内容や準言語、非言語的な要素)に関してふり返りを行う際の材料とした。また、話し合い活動に関する学習の際、話し合い活動をビデオ撮影し、ふりかえりの際の学習材とした。

実務経験を有する者についての特記事項(教育上の能力)

 3
  • 件名
    教育実習生の指導
    年月日(From)
    2003/04
    年月日(To)
    2013/03
    概要
    筑波大学附属坂戸高等学校において、筑波大学からの教育実習生指導を行った。年間2名の学生の教科指導を行うとともに、担任・副担任の際には、クラス運営の指導にも携わった。
  • 件名
    教員免許状更新講習講師(筑波大学)
    年月日(From)
    2009
    年月日(To)
    2016
    概要
    筑波大学で行われている教員免許状更新講習を同大の熊谷恵子教授、小島道夫准教授と行っている。学校に苦戦する子どもたちへの支援に関する講座で、私は校内においてどのように特別支援教育の体制作りをするのかという内容の講義を行うとともに、講習全体のコーディネートを行っている。
  • 件名
    公開講座講師
    年月日(From)
    2009/12
    年月日(To)
    2014/12
    概要
    筑波大学で実施されている公開講座において、講師を行った。特別支援教育に関する講座で、校内の特別支援教育体制作りおよび、発達障害のある生徒への支援方法に関する講義を行った。(平成21年,22年,26年の3回)

資格・免許

 4
  • 件名
    司書教諭免許
    年月日
    1998/03
  • 件名
    教員免許状小学校第1種
    年月日
    1998/03
  • 件名
    教員免許状高等学校国語科専修
    年月日
    2000/03
  • 件名
    教員免許状中学校国語科専修
    年月日
    2000/03

実務経験を有する者についての特記事項(職務上の実績)

 1
  • 件名
    高等学校における発達障害支援モデル事業(研究代表者)
    年月日(From)
    2007/04
    年月日(To)
    2009/03
    概要
    筑波大学附属坂戸高等学校で平成19年度(2007年度)、平成20年度(2008年度)の二年間、文部科学省から委嘱された左記事業について、研究代表者としてその計画と事業の実施の中心的役割を担った。