経済学部 教員紹介

小田 宏信

オダ ヒロノブ  (Hironobu Oda)

基本情報

所属
成蹊大学 経済学部 現代経済学科 教授
学位
理学修士(筑波大学)
博士(理学)(筑波大学)

J-GLOBAL ID
200901043112878873
researchmap会員ID
1000180226

経歴

 9

受賞

 1

論文

 44
  • 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 藤田 和史
    経済地理学年報 70(3) 245-264 2024年9月30日  
    2010年代以降の日本では,IT企業のサテライトオフィスを誘致して,地域経済社会を活性化しようという動きが広がってきた.その先駆的な役割を果たしてきたのが,徳島県の神山町や美波町である.本稿では,とくに美波町を事例にして,どのような要因がサテライトオフィスの集積を導き,またその集積の経済の形成を通じていかなる影響が地域経済社会にもたされているのか,事例企業に対するインタビュー調査を通じて明らかにすることを課題とした.美波町のサテライトオフィス事業は,パブリックベンチャーである「株式会社あわえ」と町役場の官民協働によって強力に推進されてきた.サテライトオフィスを設置する企業の事業主もしくは従業者は大都市におけるビジネスや生活に閉塞感を感じ,美波町へ新しい可能性を求めた.進出した先においては,施設等の共有,ある種の価値観の共有という点で古典的な集積の経済が発揮されている.そこで働く人々には,アウトドアスポーツを楽しむことを当初の動因とした人々も少なくないが,ローカル・コミュニティにおいて何らかの「つとめ」を果たすことに満足感を見出している.また,進出した企業は,新たな企業価値の訴求を人材獲得や受注につなげるともに,本地域に横たわる地域課題を積極的に「シーズ」と捉えて新たな製品やサービスを開拓して行こうという姿勢を有している.
  • 遠藤 貴美子, 山本 匡毅, 鹿嶋 洋, 藤田 和史, 小田 宏信
    経済地理学年報 70(3) 203-227 2024年9月30日  
    本稿では山形県長井市を事例として,分工場撤退後における製造業の存立形態を明らかにするとともに,地方小都市における自立的・安定的発展のあり方について検討した.その際,産業の多様化の視点から,機械工業の事業および生産品目の変遷だけでなく,酒造・木工玩具・織物といったクラフト的な産業の動向や,アントレプレナー養成の地域的基盤についても分析した. <BR>    事例企業らは,例えば,主要事業が創業時の電子カバー組立から電子部品組立に転換し,さらには自動車用部品加工に至るなど,技術の高度化や多様な分野への進出を遂げてきた.なお,クラフト的な産業については,海外への販路構築などの新たな戦略実施や,循環型地域づくりや観光事業への参与なども活発に行っていることが明らかとなった.さらに,インキュベーション施設であるイノベーションLab.長井i-bayでは,機械設計やモデリングなど多様な分野での新規創業が実現している.
  • 小田 宏信
    サステナビリティ教育研究 3 11-38 2021年11月1日  
    type:Article 本稿は,概ね2005年以降の日本の地域政策の歩みとそこでの具体的な諸施策について,包括的にレビューすることを目的としたものである.三位一体の改革および立地関係諸法の撤廃以降の地方政策として新たな施策体系が模索されてきたが,この間の日本の地域政策の特徴は,第1に,各地域が自らの地域の特性を踏まえて,それに見合った計画を作り上げることに迫られたということ,第2に,地域内で諸資源の活用,主体と主体の連鎖,人材や資金を含めた地域内循環といったものが強調されるようになったこと,第3には人口の縮小,財政規模の圧縮,環境負荷軽減に対応して市街地の集約化に舵を切ったということ,第4に,「新たな公」「新しい公共」という考え方が定着し,民間企業やNPO,市民に地域づくりの担い手として参画することを求めるようになったということが指摘できる.そして,地方創生という語が使われるようになってからは,人口の長期ビジョンと結びついて,雇用機会や人口の地方分散が重要な目標として掲げられるようになった.東京圏一極集中の是正が見えてきたとは到底言えない状況だが,持続可能な地域づくりのために,地域に内在する資源を見つめた上で,地域内外のさまざまなアクターが連携して自発的かつ創意に満ちた取り組みを進めるということがますます重要になっている.そのための人材育成ということは地理教育や持続可能な開発のための教育(ESD)に求めらている一つの使命である. identifier:http://repository.seikei.ac.jp/dspace/handle/10928/1480
  • 小田宏信
    サステナビリティ教育研究 (1) 37-52 2019年11月  
  • 小田 宏信, 遠藤 貴美子, 藤田 和史
    成蹊大学経済学部論集 50(1) 29-53 2019年7月  

MISC

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主要な書籍等出版物

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  • 小田, 宏信 (担当:編者(編著者))
    東洋経済新報社 2024年3月6日 (ISBN: 9784492100394)
  • 伊藤達也, 小田宏信, 加藤幸治 (担当:共編者(共編著者))
    ミネルヴァ書房 2020年6月1日
  • 矢ケ崎典隆, 山下清海, 加賀美雅弘編 (担当:分担執筆, 範囲:越境する資本と企業)
    朝倉書店 2018年2月 (ISBN: 9784254168815)
    教職課程向けの人文地理学および地誌学の教科書として企画されたシリーズのうちの1館である。「第6章 越境する資本と企業(pp.54-66)」を担当。担当部分では、現代の経済的グローバル化に至ったプロセスを概観した上で、多国籍企業の立地論、グローバル価値連鎖の途上国経済への影響等を概説した。 編者:矢ケ﨑典隆、山下清海、加賀美雅弘 共著者:矢ケ﨑典隆、山下清海、加賀美雅弘、兼子純、箸本健二、小田宏信、高柳長直、岩間信之、呉羽正昭、松井圭介
  • 菊地 俊夫, 小田 宏信編 (担当:共編者(共編著者))
    朝倉書店 2014年7月 (ISBN: 9784254169270)
    本書は教職課程向けの世界地誌教科書のうちの1冊であり、動態地誌および比較地誌の立場から東南アジアとオセアニアの地誌をまとめたものである。全体は13章より構成されるが、そのうち「第3章 多くの資源と大きな市場の魅力:世界経済のなかでの東南アジアとオセアニア(pp.33-52)」および「第13章 東南アジアとオセアニアの比較地誌」のうち4〜6節(pp.155-159)を分担し、また全体を編集した。 編者:菊地俊夫・小田宏信 共著者:有馬貴之、生田真人、井田仁康、宇根義己、大石太郎、小田宏信、貝沼恵美、菊地俊夫、堤純、内藤暁子、沼田真也、松山洋、森島済、山下清海、横山智
  • 青山 裕子, Murphy James T, Hanson Susan, 小田 宏信, 加藤 秋人, 遠藤 貴美子, 小室 譲 (担当:共訳)
    古今書院 2014年2月 (ISBN: 9784772231572)
  • 杉浦芳夫編 (担当:分担執筆, 範囲:産業地域論—マーシャルから現代ヘ)
    朝倉書店 2004年6月28日 (ISBN: 9784254167160)

講演・口頭発表等

 53

担当経験のある科目(授業)

 17

所属学協会

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 9

社会貢献活動

 6

メディア報道

 1